個人事業主や法人経営者の皆様にとって、納税は避けて通れない義務です。
しかし、その高額な支払いを前に「この支払いで少しでもポイントが貯まれば…」と考えたことはありませんか。
クレジットカードでの国税支払いは可能ですが、多くの場合、手数料が還元ポイントを上回り、実質的に損をしてしまうのが現実です。
ですが、諦めるのはまだ早いかもしれません。
実は、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(以下、セゾンプラチナビジネス)と特定のサービスを組み合わせることで、その常識を覆すことができます。
本記事では、2025年12月時点の情報に基づき、au PAYとAmazon Payを活用して国税のポイント還元率を劇的にアップさせる、知る人ぞ知る納税テクニックを徹底的に解説します。
この方法を実践すれば、納税という義務を果たしながら、賢くマイルやポイントを獲得し、ビジネスの経費削減に繋げることが可能です。
国税のクレジットカード払いは本当に得なのか?基本と落とし穴
毎年やってくる確定申告や法人税の支払いシーズン。納税額の大きさに頭を悩ませる経営者の方も多いでしょう。現在、国税は「国税クレジットカードお支払サイト」を通じて、各種クレジットカードでの支払いが可能です。これにより、現金を用意する手間が省け、支払いを一本化できるというメリットがあります。
しかし、ここで注意しなければならないのが「決済手数料」の存在です。国税をクレジットカードで支払う際には、納税額に応じて一律の決済手数料がかかります。この手数料は、おおよそ納税額の0.8%〜0.9%程度(2025年12月時点)となっており、ポイント還元率が1.0%に満たない多くのカードでは、獲得できるポイントよりも支払う手数料の方が高くなってしまいます。
セゾンプラチナビジネスの直接納税ではメリットは薄い
例えば、セゾンプラチナビジネスも例外ではありません。2024年から2025年にかけてのサービス改定により、税金の支払いに対するポイント還元率は以前の半分になりました。通常のショッピングでは1,000円ごとに1ポイント(約5円相当)貯まる永久不滅ポイントが、納税では2,000円ごとに1ポイント(還元率0.25%)となります。
仮に100万円の税金をセゾンプラチナビジネスで直接支払った場合を考えてみましょう。
- 決済手数料:約8,360円(税込)
- 獲得ポイント:2,500円相当
結果として、約5,860円分の赤字となってしまい、せっかくのプラチナカードの恩恵を活かせません。このように、何も考えずにクレジットカードで納税すると、 오히려損をしてしまう可能性が高いのです。だからこそ、これからご紹介する「一手間加える」方法が重要になります。
還元率を最大化する鍵!セゾンプラチナビジネス×au PAY×Amazon Payルート解説
直接のカード払いが得策でないなら、どうすれば良いのでしょうか。その答えが、「セゾンプラチナビジネス → au PAY → Amazon Pay」という黄金ルートです。このルートを活用することで、クレジットカードの決済手数料を完全に回避し、かつカードのポイント(またはマイル)を最大限に獲得することが可能になります。少し手順は複雑に感じられるかもしれませんが、一度覚えてしまえば高額な納税のたびに大きなメリットを享受できます。
具体的なステップを3つに分けて、分かりやすく解説します。
ステップ1:セゾンプラチナビジネスからau PAYへチャージする
このテクニックの出発点は、セゾンプラチナビジネスから電子マネー「au PAY」の残高へチャージすることです。多くのクレジットカードが電子マネーへのチャージをポイント付与の対象外、あるいは減額対象としている中、セゾンプラチナビジネスはau PAYへのチャージでも満額のポイント(またはマイル)が付与される、非常に貴重なカードです。(2025年12月時点)
特にJALマイルを貯めたい方にとって、このカードは絶大な威力を発揮します。有料オプションの「SAISON MILE CLUB」(年会費5,500円/税込)に登録すれば、ショッピング利用1,000円につき10マイルが貯まり、さらに優遇ポイントとして2,000円につき永久不滅ポイントが1ポイント貯まります。これを合算すると、JALマイル還元率は最大1.125%という高水準に達します。高額な納税額を、この高還元率でマイルに交換できるのが最大の魅力です。
ステップ2:au PAY残高でAmazonギフトカードを購入する
次に、セゾンプラチナビジネスからチャージしたau PAYの残高を使って、Amazonの公式サイトで「Amazonギフトカード(チャージタイプ)」を購入します。au PAYはAmazonでの支払いに対応しているため、このプロセスは非常にスムーズです。
この段階のメリットは、au PAY側でのキャンペーン(Pontaポイント還元など)が開催されていれば、さらなるポイントの二重取り、三重取りを狙える可能性がある点です。キャンペーン情報をチェックする習慣をつけておくと、よりお得に活用できるでしょう。
ステップ3:Amazon Payを利用して国税を支払う
最終ステップです。国税庁の「国税スマートフォン決済専用サイト」にアクセスし、支払い方法として「Amazon Pay」を選択します。Amazon Payで支払いを進めると、Amazonアカウントにチャージされているギフトカード残高が自動的に使用されます。
この方法の最大のポイントは、クレジットカード決済手数料が一切かからないことです。あくまでAmazon Pay(ギフトカード残高)での支払いという扱いになるため、直接カードで支払う際の約0.8%〜0.9%の手数料を支払う必要がありません。これにより、ステップ1で獲得したポイントやマイルが、手数料で目減りすることなく、まるまる手元に残るのです。
【実践】納税額100万円で比較!どれだけお得になるかシミュレーション
理論は分かっても、実際にどれほどの差が生まれるのか気になりますよね。そこで、納税額100万円を支払うケースを想定し、「直接カード払い」と「au PAY・Amazon Payルート」のどちらがどれだけお得になるのかを具体的にシミュレーションしてみましょう。ここでは、セゾンプラチナビジネスで「SAISON MILE CLUB」に登録している(マイル還元率1.125%)と仮定します。
ケース1:セゾンプラチナビジネスで国税を「直接」支払った場合
- 支払う手数料:1,000,000円 × 0.836%(概算) = 8,360円
- 獲得マイル/ポイント:納税時の還元率は0.25%相当のため、約2,500円相当
- 最終的な損益:2,500円 – 8,360円 = -5,860円(損)
ご覧の通り、直接支払うと手数料が還元額を大きく上回り、結果的に損をしてしまいます。
ケース2:本記事で解説した「au PAY・Amazon Payルート」を利用した場合
- 支払う手数料:0円
- 獲得マイル/ポイント:1,000,000円のチャージに対し還元率1.125%が適用されるため、11,250円相当のマイル+ポイント
- 最終的な損益:+11,250円(得)
その差は歴然です。直接支払った場合と比較すると、合計で17,110円分もお得になる計算です。納税額が大きくなればなるほど、この差はさらに拡大します。このテクニックを知っているか知らないかで、手元に残る資産が大きく変わってくるのです。
このテクニックを利用する上での注意点
非常に強力な方法ですが、いくつか注意点も存在します。
- 各種サービスの上限額:au PAYへのチャージ上限額(月間)、Amazonギフトカードの購入上限、Amazon Payでの国税支払上限額(1回あたり30万円)など、各サービスには利用上限が設定されています。高額な納税の場合は、複数回に分けて手続きを行う必要があります。
- 制度変更のリスク:本記事は2025年12月時点の情報です。クレジットカード会社や各種決済サービスの規約は随時変更される可能性があります。特に、電子マネーチャージに対するポイント付与条件は変更されやすいため、実践する前には必ず最新の公式情報を確認してください。
なぜ「セゾンプラチナビジネス」がこの納税方法に最適なのか?
この納税テクニックは他のカードでも応用可能ですが、なぜ特にセゾンプラチナビジネスが最適なのでしょうか。その理由は、単にau PAYへのチャージでポイントが貯まるからだけではありません。ビジネスオーナーにとって嬉しい、複合的なメリットが存在するのです。
理由1:業界最高水準のJALマイル還元率
最大の理由は、やはり「SAISON MILE CLUB」登録時の最大1.125%というJALマイル還元率です。納税という巨額の経費支払いを、効率よく特典航空券に繋げられるマイルに変換できるのは、出張が多い経営者にとって計り知れない価値があります。貯まったマイルでビジネスクラスに搭乗し、次のビジネスへの活力を養う、といった好循環も生まれます。
理由2:高額決済にも対応しやすい柔軟な利用限度額
セゾンプラチナビジネスは、個人の与信に応じて最大1,000万円という高い利用限度額が設定される可能性があります。これは、高額になりがちな法人税や消費税の支払いにも柔軟に対応できることを意味します。納税のために複数のカードを使い分ける必要がなく、経理処理をシンプルに保てる点も大きなメリットです。
理由3:納税以外でもビジネスを強力にサポートする豊富な特典
納税テクニックはあくまでこのカードの魅力の一つに過ぎません。本来の価値は、ビジネスを円滑に進めるための数々の特典にあります。
- プライオリティ・パス無料付帯:世界中の空港ラウンジが使い放題になるプレステージ会員(通常年会費469ドル)に無料で登録できます。
- コンシェルジュサービス:24時間365日、出張の手配から会食の予約まで、専任のスタッフがサポートしてくれます。
- ビジネス・アドバンテージ:事務用品やレンタカー、宅配サービスなどを優待価格で利用でき、経費削減に直結します。
- サイバー保険・ゴルファー保険:万が一の事業リスクや、接待ゴルフでのトラブルにも備えられます。
このように、納税だけでなく、日々の業務効率化から経費削減、リスク管理まで、あらゆるビジネスシーンで経営者を支えてくれるのがセゾンプラチナビジネスです。
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まとめ:納税は「支払う」から「活用する」時代へ
今回は、セゾンプラチナビジネスカードを使って国税の支払いを劇的にお得にするテクニックをご紹介しました。要点をまとめると以下の通りです。
- 国税の直接クレジットカード払いは、決済手数料により損をする可能性が高い。
- 「セゾンプラチナビジネス → au PAY → Amazon Pay」のルートを使えば、手数料無料で最大1.125%のJALマイル還元が実現できる。
- この方法は、高いマイル還元率と柔軟な与信枠を持つセゾンプラチナビジネスだからこそ、その真価を最大限に発揮する。
納税は国民の義務ですが、その支払い方法を工夫することで、単なる支出を未来への投資(マイルやポイント)に変えることができます。今回ご紹介した方法は、知っているだけで年間数万円、あるいはそれ以上の差を生む可能性を秘めています。
この機会にセゾンプラチナビジネスアメックスの導入を検討し、納税をお得にするだけでなく、プライオリティ・パスやコンシェルジュサービスといった、ビジネスと人生を豊かにする特典を体験してみてはいかがでしょうか。
カードの申し込みや、より詳しい特典内容については、12,000円分のAmazonギフト券が手に入るお得な申し込み方法も解説している完全ガイド記事をぜひご活用ください。
