「海外送金って、いったいどれくらい時間がかかるの?」
「急ぎで送金したいけど、即日で届くサービスってあるの?」
「銀行で送金したら1週間もかかると言われて困った…」
海外送金を検討している方なら、誰もが一度は抱く疑問ですよね。
私も初めて海外送金をした時は、着金までの時間がわからず不安でいっぱいでした。
結論から言うと、海外送金にかかる時間はサービスによって大きく異なり、最短で数分〜数時間で着金するものから、1週間以上かかるものまで様々です。
この記事では、海外送金にかかる時間の実態と、即日送金が可能なサービスを徹底比較していきます。
時間だけでなく、手数料や使いやすさも含めて、あなたに最適な送金方法が見つかるはずです。
海外送金にかかる時間の実態|なぜこんなに差があるの?
海外送金にかかる時間は、主に以下の要因によって決まります:
1. 送金方法による違い
- 従来の銀行送金(SWIFT):3〜5営業日(場合によっては1週間以上)
- オンライン送金サービス:数分〜2営業日
- 仮想通貨を使った送金:数分〜1時間程度
2. 中継銀行の有無
従来の銀行送金では、送金元の銀行と受取銀行の間に「中継銀行(コルレス銀行)」が入ることが多く、これが時間がかかる大きな要因です。
例えば、日本からアメリカに送金する場合:
- 日本の銀行 → 日本の中継銀行(1日)
- 日本の中継銀行 → アメリカの中継銀行(2〜3日)
- アメリカの中継銀行 → 受取銀行(1日)
このように、各銀行での処理時間が積み重なって、トータルで1週間近くかかってしまうのです。
3. 営業日と時差の影響
銀行送金は基本的に営業日のみの処理となるため、週末や祝日を挟むとさらに時間がかかります。また、送金先の国との時差も影響します。
即日送金は本当に可能?各サービスを徹底比較
「今すぐ送金したい!」という方のために、主要な海外送金サービスの送金時間を比較してみました。
主要サービスの送金時間比較表
サービス名 | 送金時間 | 対応通貨数 | 手数料の特徴 |
---|---|---|---|
WISE | 数分〜2営業日 | 50以上 | 実際の為替レート+少額の手数料 |
PayPal | 即時〜数分 | 25通貨 | 為替手数料が高め(3-4%) |
楽天銀行 | 1〜5営業日 | 主要通貨 | 送金手数料+為替手数料 |
三菱UFJ銀行 | 3〜7営業日 | 主要通貨 | 送金手数料(3,000円〜)+為替手数料 |
Western Union | 数分〜1営業日 | 130通貨以上 | 送金額により変動 |
即日送金が可能なケース
実は、多くのオンライン送金サービスでは、以下の条件を満たせば即日送金(数分〜数時間)が可能です:
- 送金先の国・通貨がサービスの「高速送金」に対応している
- 本人確認が完了している
- 送金額が一定額以下(サービスにより異なる)
- 営業時間内に送金手続きを行う
なぜオンライン送金サービスは速いのか?
従来の銀行送金とオンライン送金サービスの最大の違いは、送金の仕組みにあります。
従来の銀行送金(SWIFT)の仕組み
実際にお金が国境を越えて移動するため、複数の銀行を経由する必要があり、時間がかかります。
オンライン送金サービスの仕組み
多くのオンライン送金サービスは、各国に自社の口座を持っており、実際には国内送金の組み合わせで処理されます。
例えば、日本からアメリカに送金する場合:
- 送金者が日本のサービス口座に入金
- サービスがアメリカの自社口座から受取人に送金
この仕組みにより、実質的に国内送金のスピードで処理できるのです。
手数料も含めて考える|本当にお得な送金方法は?
送金時間だけでなく、手数料も重要な検討ポイントです。特に注意したいのが「隠れコスト」である為替手数料です。
為替手数料の落とし穴
多くの銀行やサービスは、独自の為替レートを設定しており、実際の為替レート(ミッドマーケットレート)との差額が「隠れた手数料」となっています。
例:10万円をドルに送金する場合
- 実際の為替レート:1ドル=145円 → 689.66ドル
- 銀行の為替レート:1ドル=148円 → 675.68ドル
- 差額:約14ドル(約2,000円)の損失
初心者におすすめ|WISEという選択肢
海外送金サービスを比較検討している中で、特に注目したいのがWISE(ワイズ)です。
WISEは、元PayPalの従業員が「もっと安く、速く、透明性の高い海外送金を実現したい」という思いから立ち上げたサービスで、現在では世界中で1,600万人以上が利用しています。
WISEの特徴
- 実際の為替レートを使用:隠れた手数料なし
- 送金時間が速い:多くの通貨で即日〜2営業日以内
- 手数料が明確:送金前に正確な手数料と受取額がわかる
- 日本語対応:サポートも日本語で受けられる
特に、「実際の為替レート」を使用している点は、他のサービスとの大きな違いです。これにより、為替手数料による損失を避けることができます。
WISEの送金時間の目安
WISEでの送金時間は、送金先の国や通貨によって異なりますが、主要な送金先の目安は以下の通りです:
- アメリカ(USD):数分〜数時間
- ヨーロッパ(EUR):数分〜1営業日
- イギリス(GBP):数分〜数時間
- オーストラリア(AUD):数分〜1営業日
- カナダ(CAD):1〜2営業日
実際に私も何度かWISEを利用していますが、アメリカへの送金は本当に数時間で完了して驚きました。
海外送金を始める前に知っておきたいこと
初めて海外送金をする方は、以下の点を事前に確認しておくことをおすすめします:
1. 本人確認書類の準備
どのサービスを利用する場合も、マネーロンダリング防止のため本人確認が必要です。一般的に必要な書類:
- 運転免許証またはパスポート
- マイナンバーカード(サービスによる)
- 住所確認書類(公共料金の請求書など)
2. 受取人の情報
正確な送金のために、以下の情報を事前に確認しておきましょう:
- 受取人の正確な氏名(パスポートと同じ表記)
- 受取銀行名と支店名
- 口座番号またはIBAN
- SWIFTコードまたはルーティングナンバー
- 受取人の住所
3. 送金限度額の確認
サービスによって、1回あたりの送金限度額や年間送金限度額が設定されています。大きな金額を送金する場合は、事前に確認が必要です。
まとめ|あなたに最適な海外送金方法を選ぼう
海外送金にかかる時間は、利用するサービスによって数分から1週間以上まで大きく異なります。
急ぎの送金が必要な場合は、オンライン送金サービスの利用がおすすめです。特にWISEは、速さだけでなく、透明性の高い手数料体系で多くのユーザーから支持されています。
もしWISEを使った海外送金についてもっと詳しく知りたい方は、【完全ガイド】WISE個人口座の登録から初めての海外送金まで徹底解説!手数料を抑えるコツも紹介をご覧ください。アカウント作成から実際の送金手順まで、画像付きでわかりやすく解説しています。
海外送金は一見複雑に見えますが、適切なサービスを選べば、思っているよりもずっと簡単です。この記事が、あなたの海外送金の不安を解消し、最適なサービス選びの参考になれば幸いです。
時間と手数料、使いやすさのバランスを考えて、あなたのニーズに合った送金方法を選んでくださいね。