WISEで海外送金や外貨管理をする際、「アプリとPC版、どちらを使えばいいの？」と迷っていませんか。
私も初めてWISEを使い始めた時、アプリをダウンロードすべきか、PC版だけで十分なのか判断に困りました。
実際に両方を使い込んでみると、それぞれに便利な機能があり、状況に応じて使い分けることで格段に効率が上がることが分かったんです。
この記事では、WISEアプリとPC版の機能の違いを実際の画面を交えながら詳しく解説します。
さらに、私が実際に使って感じた「こんな時はアプリ」「こんな時はPC版」という具体的な使い分け方法もお伝えしますので、あなたのWISE活用がより便利になるはずです。
なぜWISEアプリとPC版の使い分けが重要なのか
WISEは世界中で1600万人以上が利用する国際送金サービスですが、多くのユーザーがアプリとPC版の使い分けで悩んでいます。その理由は主に3つあります。
1. 機能の違いが明確でない
WISEの公式サイトを見ても、アプリとPC版の機能差について詳しく説明されていません。そのため、「とりあえずPC版を使っているけど、アプリの方が便利な機能があるのかも」という不安を抱えながら使っている方が多いのです。
2. セキュリティへの不安
金融アプリということもあり、「スマホにインストールして大丈夫？」「PC版の方が安全では？」といったセキュリティ面での心配も使い分けを迷わせる要因となっています。実際、私の友人も「大きな金額を送金する時はなんとなくPCの方が安心」と話していました。
3. 操作性の違いによる戸惑い
アプリとPC版では画面構成や操作方法が異なるため、両方を使いこなすのに時間がかかると感じる方も少なくありません。特に初めてWISEの個人口座を開設したばかりの方は、どちらから始めればいいのか迷ってしまいます。
しかし、実はこの使い分けこそがWISEを最大限活用する鍵なのです。私自身、両方を使い分けるようになってから、送金手続きの時間が半分以下になり、為替レートのチェックも習慣化できるようになりました。
WISEアプリの便利機能を徹底解説
それでは、WISEアプリならではの便利機能を具体的に見ていきましょう。私が特に重宝している機能を中心に紹介します。
1. プッシュ通知による即時情報取得
アプリ最大の利点は、プッシュ通知機能です。以下のような情報をリアルタイムで受け取れます：
- 送金の進捗状況（送金開始、両替完了、着金完了など）
- 為替レートの大幅な変動アラート
- デビットカードの利用通知
- 口座への入金通知
特に海外送金は処理に数日かかることもあるため、進捗をリアルタイムで把握できるのは非常に安心です。私は先月、日本からアメリカへ10万円を送金した際、アプリの通知で「両替が完了しました」「受取人の口座に着金しました」という情報をすぐに確認でき、相手にも迅速に連絡できました。
2. 生体認証によるスピーディーなログイン
Face IDやTouch ID、指紋認証に対応しているため、パスワード入力の手間がありません。急いで為替レートを確認したい時や、外出先でサッと残高を確認したい時に非常に便利です。
セキュリティ面でも、生体認証は従来のパスワード認証より安全性が高いとされています。WISEは2段階認証も標準装備しているため、アプリでも十分なセキュリティが確保されています。
3. カメラを使った本人確認書類のアップロード
新規登録時や追加の本人確認が必要な際、スマホのカメラで書類を撮影してそのままアップロードできます。PC版ではスキャナーを使ったり、スマホで撮影した画像をPCに転送したりする手間がかかりますが、アプリなら数分で完了します。
4. デビットカードの即時管理機能
WISEデビットカードを利用している方には、アプリの管理機能が特に便利です：
- カードの有効化・無効化をワンタップで切り替え
- PIN番号の確認と変更
- ATM引き出し限度額の設定
- オンライン決済の有効・無効設定
海外旅行中、一時的にカードを無効化したい時など、アプリからすぐに操作できるのは大きな安心材料です。
5. 外出先での送金手続き
アプリ版の送金機能は、PC版と比べて簡略化されており、必要最小限の情報入力で送金できます。頻繁に送金する相手は「受取人リスト」に保存されるため、2回目以降はさらにスピーディーです。
ただし、法人口座への送金や、初めての受取人への大口送金など、詳細な情報入力が必要な場合はPC版の方が操作しやすいこともあります。
PC版WISEの強みと独自機能
一方、PC版にはアプリにはない強力な機能があります。特に以下の場面ではPC版の利用をおすすめします。
1. 詳細な取引履歴の確認とダウンロード
PC版では、過去の取引履歴を細かくフィルタリングして確認できます：
- 期間指定（特定の月や年度での絞り込み）
- 通貨別の取引履歴表示
- 送金・受取・両替など取引種別での分類
- CSV形式でのダウンロード機能
確定申告や経理処理が必要な個人事業主の方には、このCSVダウンロード機能が特に重宝します。私も年度末には必ずPC版から取引履歴をダウンロードして、税務申告の資料として活用しています。
2. 複数通貨の一覧表示と管理
PC版の大画面では、保有している全通貨の残高と為替レートを一覧で確認できます。アプリでは画面サイズの制約上、スクロールが必要ですが、PC版なら一目で資産状況を把握できます。
また、複数通貨間での両替を計画する際も、PC版の方が比較検討しやすいです。例えば、USD、EUR、GBPを保有している場合、それぞれの為替レートを見ながら最適な両替タイミングを判断できます。
3. 大口送金時の詳細設定
100万円を超えるような大口送金では、PC版の利用を強く推奨します。理由は以下の通りです：
- 送金理由の詳細記入欄が見やすい
- 必要書類のアップロードが複数ファイル対応
- 送金限度額の確認が分かりやすい
- 手数料シミュレーションが詳細に表示される
4. バッチ送金機能（複数送金の一括処理）
PC版限定の機能として、複数の受取人への送金を一括で処理できる「バッチ送金」があります。例えば、海外の取引先10社に一斉に支払いをする場合、CSVファイルをアップロードすることで効率的に処理できます。
5. APIとの連携設定
ビジネスでWISEを活用している方向けですが、PC版からはAPIキーの発行や管理ができます。会計ソフトとの自動連携や、自社システムとの統合を検討している場合は、PC版での設定が必須です。
アプリとPC版の機能比較表
ここまでの内容を整理して、主要機能の対応状況を表にまとめました：
| 機能 | アプリ | PC版 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 基本的な送金 | ◎ | ◎ | どちらでもOK |
| プッシュ通知 | ◎ | × | アプリ推奨 |
| 生体認証ログイン | ◎ | × | アプリ推奨 |
| 取引履歴CSV出力 | △ | ◎ | PC版推奨 |
| バッチ送金 | × | ◎ | PC版のみ |
| カード管理 | ◎ | ○ | アプリ推奨 |
| 詳細な手数料計算 | ○ | ◎ | PC版推奨 |
| API設定 | × | ◎ | PC版のみ |
状況別の使い分けガイド
実際の利用シーンに応じた使い分け方法を、私の経験を基に提案します。
日常的な利用はアプリがメイン
- 為替レートの定期チェック
- 少額送金（10万円以下）
- デビットカードの利用管理
- 残高確認
これらの用途では、アプリの手軽さが圧倒的に有利です。私は毎朝の通勤時間に為替レートをチェックする習慣がありますが、アプリなら10秒で確認完了です。
重要な取引や管理業務はPC版
- 初めての受取人への送金
- 大口送金（100万円以上）
- 確定申告用の取引履歴取得
- 複数通貨の資産管理
これらの場面では、PC版の詳細な機能と大画面での確認が安心です。特に初めての海外送金では、WISE公式サイトのPC版で手数料や着金予定日をしっかり確認することをおすすめします。
両方を組み合わせる最強パターン
私が実践している効率的な使い方は、「計画はPC版、実行はアプリ」というパターンです。例えば：
- PC版で送金シミュレーションを行い、最適なタイミングを検討
- 受取人情報をPC版で正確に登録
- 実際の送金はアプリから実行
- 送金完了の通知をアプリで受け取る
この方法なら、PC版の詳細機能とアプリの利便性を両方活かせます。
セキュリティ面での注意点
アプリとPC版、どちらを使う場合でも以下のセキュリティ対策は必須です：
アプリ利用時の注意
- 必ず公式ストア（App Store/Google Play）からダウンロード
- OSは常に最新版にアップデート
- 公共Wi-Fiでの利用は避ける
- 画面ロックと生体認証を必ず設定
PC版利用時の注意
- URLが「wise.com」であることを確認
- ブラウザは最新版を使用
- 共用PCでの利用後は必ずログアウト
- ブラウザの自動入力機能は使わない
WISEは金融庁の認可を受けた資金移動業者として、高度なセキュリティ対策を実施していますが、ユーザー側の基本的な対策も重要です。
まとめ：あなたに最適な使い方を見つけよう
WISEアプリとPC版にはそれぞれ独自の強みがあり、状況に応じて使い分けることで、より便利で効率的な国際送金が可能になります。
まずは両方を試してみて、自分の利用パターンに合った使い方を見つけることが大切です。アプリの通知機能で送金状況を把握しながら、PC版で詳細な管理を行うという組み合わせが、多くの方にとって最適解となるでしょう。
WISEをこれから始める方は、まず個人口座の開設ガイドを参考に登録を完了させ、その後アプリもダウンロードして両方の使い心地を確かめてみてください。
最後に、私の経験から言えることは、「完璧に使いこなそう」と気負う必要はないということです。最初は基本的な送金機能だけでも十分。使っているうちに、自然と自分に必要な機能が分かってきます。大切なのは、安全に、確実に、そして手数料を抑えて海外送金ができることです。
この記事があなたのWISE活用の一助となれば幸いです。アプリとPC版、それぞれの良さを活かして、スマートな国際送金ライフを送ってください。