「年会費49,500円って高すぎない?」
マリオットアメックスプレミアムカードを検討している方なら、誰もが最初に感じる疑問ではないでしょうか。
私も同じように悩みました。
しかし、実際に1年間使ってみて分かったのは、使い方次第で年会費の2倍以上の価値を得られるということでした。
本記事では、私の実体験をもとに、年会費49,500円を支払う価値があるのか、どうすれば元を取れるのか、そして通常カード(年会費23,100円)とどちらを選ぶべきかを、具体的な数字とともに詳しく解説します。
なぜマリオットアメックスの年会費は高額なのか?その理由と背景
マリオットアメックスプレミアムカードの年会費49,500円は、確かに一般的なクレジットカードと比較すると高額です。年会費無料のカードも多い中、なぜこれほどの金額を設定しているのでしょうか。
プレミアムカードの年会費構成を分析
まず理解すべきは、この年会費が単なる「カード利用料」ではないということです。年会費49,500円には以下の価値が含まれています:
- マリオットボンヴォイゴールドエリート会員資格(通常は年間25泊以上の宿泊が必要)
- 年間150万円利用で無料宿泊特典(50,000ポイントまでのホテルに宿泊可能)
- 15泊分の宿泊実績プレゼント(プラチナエリート資格取得に向けて)
- 400万円利用でプラチナエリート資格獲得
- 各種保険やプロテクション(海外旅行保険最高1億円など)
特にゴールドエリート会員資格は、通常であれば年間25泊(1泊15,000円として375,000円相当)の宿泊が必要です。この資格だけでも相当な価値があることが分かります。
通常カードとプレミアムカードの違い
マリオットアメックスには、年会費23,100円の通常カードもあります。両者の主な違いを整理すると:
- エリート会員資格:通常カードはシルバーエリート、プレミアムはゴールドエリート
- 無料宿泊特典の条件:通常カードは年間150万円利用で35,000ポイントまで、プレミアムは50,000ポイントまで
- ポイント還元率:マリオット系列ホテルでの利用時、通常カードは4ポイント/100円、プレミアムは6ポイント/100円
- 年間宿泊実績:通常カードは付与なし、プレミアムは15泊分付与
この差額26,400円(49,500円-23,100円)に見合う価値があるかどうかが、選択のポイントになります。
高額年会費を正当化する付加価値
私が実際に1年間使って感じた最大の価値は、「時間とお金の節約」でした。例えば:
- ゴールドエリート特典の14時までのレイトチェックアウトにより、出張時の移動が楽になった
- 客室アップグレードにより、スタンダードルーム料金でスイートルームに宿泊できた(年3回経験)
- ウェルカムギフトのポイント(1滞在あたり250-500ポイント)が年間で約5,000ポイント貯まった
これらの特典を金額換算すると、レイトチェックアウトだけでも1回3,000円相当、客室アップグレードは1回あたり10,000円以上の価値があります。
実際に年会費の元を取る具体的な方法と活用例
「年会費49,500円の元を取る」と聞くと難しそうに感じますが、実は意外とハードルは高くありません。私が実践している方法を、具体的な数字とともに紹介します。
無料宿泊特典を最大限活用する方法
年間150万円利用で獲得できる無料宿泊特典(50,000ポイントまで)は、年会費回収の最も確実な方法です。50,000ポイントで宿泊できるホテルの例:
- ザ・プリンス さくらタワー東京(品川):通常料金35,000円〜60,000円
- ウェスティンホテル東京(恵比寿):通常料金40,000円〜70,000円
- シェラトン・グランデ・トーキョーベイ(舞浜):通常料金30,000円〜50,000円
- JWマリオット・ホテル奈良:通常料金35,000円〜55,000円
これらのホテルに無料で宿泊できれば、それだけで年会費の大部分を回収できます。私は昨年、ウェスティンホテル東京に宿泊し、通常料金52,000円の部屋に無料で泊まることができました。
日常の支払いでポイントを効率的に貯める
マリオットアメックスプレミアムは、通常の買い物で100円につき3ポイント、マリオット系列ホテルでは100円につき6ポイント貯まります。私の1年間の利用実績:
- 日常の買い物(月10万円×12ヶ月):36,000ポイント
- マリオット系列ホテル宿泊(年6泊、計30万円):18,000ポイント
- 公共料金・通信費(月3万円×12ヶ月):10,800ポイント
- その他の支出(年60万円):18,000ポイント
合計:82,800ポイント(1ポイント=0.8円換算で66,240円相当)
さらに詳しい活用方法については、マリオットアメックス完全ガイド記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ゴールドエリート特典の金銭的価値
ゴールドエリート会員として受けられる特典を金額換算すると:
- 25%のボーナスポイント:年間宿泊で10,000ポイント相当
- 客室アップグレード:年3回で30,000円相当
- レイトチェックアウト:年6回で18,000円相当
- ウェルカムギフト:年間5,000ポイント相当
これらを合計すると、約63,000円相当の価値になります。
プラチナエリート達成による追加メリット
年間400万円利用でプラチナエリート資格を獲得できますが、これは相当ハードルが高いと思われがちです。しかし、プレミアムカードの15泊分の宿泊実績があるため、実際には年間35泊で達成可能です。
私は出張が多いため、昨年は無事プラチナエリートを達成しました。追加で得られた特典:
- 50%のボーナスポイント(ゴールドの25%から倍増)
- 朝食無料(2名分、1回3,000円×20回=60,000円相当)
- スイートルームへのアップグレード(より高確率で)
- 年間チョイス特典(5泊分の無料宿泊など)
通常カードとプレミアムカード、どちらを選ぶべきか
年会費23,100円の通常カードと49,500円のプレミアムカード、どちらを選ぶべきでしょうか。1年間両方の特典を比較検討した結果、以下のような基準で選ぶことをおすすめします。
通常カードがおすすめな人
- 年間のマリオット系列ホテル宿泊が5泊未満の方
- 年間カード利用額が150万円未満の方
- とりあえずマリオットアメックスを試してみたい方
- シルバーエリート特典で十分と感じる方
通常カードでも、年間150万円利用すれば35,000ポイントまでの無料宿泊特典がもらえます。カテゴリー5までのホテルなら十分選択肢があり、年会費も回収可能です。
プレミアムカードがおすすめな人
- 年間10泊以上マリオット系列ホテルを利用する方
- 年間カード利用額が200万円以上の方
- ゴールドエリート特典を活用したい方
- 将来的にプラチナエリートを目指したい方
私の場合、年間15泊程度の宿泊と、カード利用額が300万円を超えていたため、プレミアムカードの方が圧倒的にお得でした。
年会費差額26,400円の価値判断
両カードの年会費差額26,400円に対して、以下の追加価値が得られます:
- ゴールドエリート資格(シルバーとの差)
- 無料宿泊特典の差(15,000ポイント分=約12,000円相当)
- ポイント還元率の差(マリオット系列ホテルで2%の差)
- 15泊分の宿泊実績
年間10泊以上宿泊する方なら、ゴールドエリート特典だけで差額以上の価値を得られるでしょう。
年会費を最大限活用するための戦略とコツ
マリオットアメックスプレミアムを最大限活用するには、戦略的な使い方が重要です。私が実践している方法を紹介します。
入会特典を確実に獲得する
マリオットアメックスの入会特典は非常に魅力的です。現在、紹介プログラムを利用すると最大45,000ポイントを獲得できます。この特典を確実に獲得するためには:
- 入会後3ヶ月以内に30万円利用(30,000ポイント)
- 通常利用ポイント(9,000ポイント)
- 紹介限定ボーナス(6,000ポイント)
紹介キャンペーンの詳細情報をご希望の方は、以下のフォームからメールアドレスをご登録ください。紹介用URLを自動返信でお送りします。
ポイントの価値を最大化する使い方
マリオットポイントは、使い方によって価値が大きく変わります。私が実践している高価値な使い方:
- 繁忙期の高級ホテル宿泊:1ポイント=2円以上の価値
- ポイント+キャッシュ:現金を組み合わせて効率的に利用
- 5泊目無料特典の活用:ポイント宿泊で5連泊すると5泊目が無料
逆に、ポイントをマイルに交換する場合は価値が下がる(1ポイント=0.4〜0.5円相当)ため、おすすめしません。
年会費発生月の考え方
年会費は入会月の翌月に請求されます。私は以下の点を意識しています:
- 無料宿泊特典の獲得時期を年会費請求前に設定
- 年間利用額のペース配分を計画的に
- 更新判断は11ヶ月目に行う(解約する場合の猶予期間確保)
まとめ:年会費49,500円は決して高くない
マリオットアメックスプレミアムの年会費49,500円は、一見すると高額に感じます。しかし、実際に1年間使ってみた結果、私は年会費の2倍以上の価値を得ることができました。
具体的には:
- 無料宿泊特典:52,000円相当
- 獲得ポイント:82,800ポイント(66,240円相当)
- ゴールドエリート特典:約63,000円相当
- 合計:約181,240円相当の価値
もちろん、この価値を得るためには、ある程度の利用額とマリオット系列ホテルの宿泊が必要です。年間利用額が150万円未満、またはマリオット系列ホテルをほとんど利用しない方には、通常カード(年会費23,100円)の方が適しているでしょう。
最後に、マリオットアメックスを検討している方へのアドバイスです。まずは自分の年間カード利用額と、マリオット系列ホテルの利用頻度を把握しましょう。そして、紹介プログラムを利用して入会特典を最大化することをおすすめします。
より詳しい情報や最新のキャンペーン情報については、マリオットアメックス完全ガイド記事もぜひご覧ください。きっとあなたの判断の助けになるはずです。