暗号資産(仮想通貨)を日常の支払いに使える次世代のカード「Tria」。
その画期的な利便性から、利用を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし、便利さと同時に頭をよぎるのが「Triaで支払いをしたら、税金ってどうなるの?」という疑問です。
暗号資産の税金計算は複雑なイメージがあり、不安に感じるのも無理はありません。
特に、日々の決済で頻繁に暗号資産を利用する場合、いつ、どのタイミングで、どれくらいの税金が発生するのかを正確に把握しておくことは、後々のトラブルを防ぐためにも極めて重要です。
この記事では、Triaを利用する上で避けては通れない税務の疑問について、Q&A形式で分かりやすく解説します。
確定申告で知っておきたい3つの注意点を押さえ、税金の不安を解消し、安心してTriaを最大限に活用するための知識を身につけましょう。
※免責事項:
本記事は2025年12月時点の日本の税制および一般的な情報に基づいて作成されています。税制は変更される可能性があり、個人の所得状況によって取り扱いが異なる場合があります。具体的な税務申告にあたっては、必ず税務署または税理士等の専門家にご確認ください。
Tria利用で税金が発生する?課税対象となる3つのタイミング
「Triaカードでコーヒーを買っただけなのに、税金がかかるの?」と驚かれるかもしれません。結論から言うと、暗号資産を利用した決済は、税法上「暗号資産の売却」と見なされます。
そのため、決済時点で利益(所得)が発生している場合には課税対象となります。現在の日本の税制では、暗号資産取引で得た利益は原則として「雑所得」に分類され、給与所得などと合算して税額が決まります(総合課税)。
具体的にどのようなタイミングで課税対象となるのか、Triaユーザーに関係する3つの主要なケースを見ていきましょう。
1. 暗号資産で支払い(決済)した時
これが最も基本的で、Triaユーザーが頻繁に遭遇するケースです。
Triaカードを使ってお店やオンラインで支払いを行う際、保有している暗号資産がその時点の時価で日本円等の法定通貨に換金(売却)され、支払いに充てられます。この「売却」のタイミングで、「購入時の価格」と「売却時(決済時)の価格」との差額が損益として認識されます。
- 1BTCを300万円で購入して保有していた。
- その後、価格が上昇し、1BTCが500万円になった。
- このタイミングで、Triaカードを使い、10万円分の買い物をBTC決済で行った。
<計算の考え方>
支払いに使われたBTCの数量は 0.02BTC です。
(10万円 ÷ 500万円/BTC = 0.02BTC)
この0.02BTCの元々の取得価額(原価)は 6万円 です。
(300万円/BTC × 0.02BTC = 6万円)
【結果】
売却額 10万円 - 取得価額 6万円 = 4万円の利益
このように、買い物をするたびに、裏側では「利益が出たか、損が出たか」の計算が発生しています。利益が出ている場合、その積み重ねが課税対象の所得となります。
2. Triaのキャッシュバックやリワード(Earn)を受け取った時
Triaは、カード利用に応じたキャッシュバックや、保有資産を運用して利回りを得る「Earn」機能など、魅力的なリワードプログラムを提供しています。
これらのキャッシュバックやステーキング報酬などで暗号資産を受け取った場合、「受け取った時点の時価」がそのまま利益(所得)として認識され、課税対象となります。
例えば、1%のキャッシュバックで1,000円相当のUSDCを受け取った場合、その1,000円が雑所得として計上されます。さらに、その受け取ったUSDCを後日値上がりした状態で利用(売却)した場合は、その差益も別途課税対象となるため注意が必要です。
3. 暗号資産同士を交換(スワップ)した時
Triaアプリには「AI-Optimised Swaps & Bridges」機能が搭載されており、最も有利なレートで異なるブロックチェーン上の暗号資産同士を簡単に交換できます。
例えば、保有しているビットコイン(BTC)をイーサリアム(ETH)に交換したとします。この取引は、税法上「BTCを一度売却して日本円にし、そのお金ですぐにETHを購入した」と見なされます。
したがって、BTCの売却時点で含み益があれば、その利益は課税対象として確定します。Triaの便利な機能を使えば使うほど、これら課税イベントが発生する可能性があることを覚えておきましょう。
確定申告は必要?Triaユーザーのための損益計算ガイド
Triaの利用で利益が発生する可能性があることは分かりましたが、次に気になるのが「確定申告は必要なのか?」という点です。
利益が出たからといって、すべての人が確定申告をしなければならないわけではありません。ここでは、申告が必要になるボーダーラインと、計算方法について解説します。
そもそも確定申告が必要になるのはどんな人?
確定申告の要否は、あなたの職業や所得の状況によって異なります。一般的なケースは以下の通りです。
- 会社員などの給与所得者:
給与所得や退職所得以外の所得(Triaでの利益を含む雑所得など)の合計額が、年間で20万円を超える場合。 - 専業主婦(主夫)や学生など、扶養に入っている方:
Triaでの利益を含む合計所得金額が、年間で48万円(基礎控除額)を超える場合。
※住民税の申告は別途必要な場合があります。 - 個人事業主やフリーランス:
事業所得に加えてTriaでの利益がある場合、金額にかかわらず合算して申告が必要です。
重要なのは、Triaでの利益だけでなく、他の暗号資産取引所での利益や、副業(アフィリエイト、Webライターなど)による雑所得も全て合算して判断するという点です。
損益計算の基本とツールの活用
暗号資産の損益計算で最も頭を悩ませるのが「取得価額(平均取得単価)」の計算です。
国税庁は主に「総平均法」と「移動平均法」の2つを認めていますが、Triaのように少額決済が頻繁に行われるカード利用の場合、手計算やExcelでの管理は現実的に不可能に近いと言えます。1日に何度もコーヒーやランチで決済すれば、その都度計算が必要になるからです。
損益計算ツールは「必須」アイテム
Triaのような暗号資産カードを利用する場合、損益計算ツールの導入は必須と考えましょう。
- Gtax(ジータックス)
- Cryptact(クリプタクト)
これらのような主要な計算ツールは、取引履歴データ(CSV等)をアップロードするだけで、複雑な計算を自動で行ってくれます。Triaアプリから履歴を出力し、ツールに取り込むだけで年間の損益が把握できるため、確定申告の準備が劇的に楽になります。
見落としがち!Tria利用者が確定申告で注意すべき3つのポイント
最後に、申告内容を正確なものにし、少しでも税負担を適正にするために知っておくべき3つのポイントを解説します。
注意点1:経費として認められる費用を漏れなく計上する
暗号資産取引で得た利益(雑所得)は、「総収入金額 - 必要経費」で計算されます。つまり、利益を得るために直接かかった費用は経費として差し引くことができ、その分税金を抑えることができます。
【Triaユーザーが経費計上できる可能性のあるもの】
- 損益計算ツールの年間利用料(上記のCryptact等の費用)
- 取引にかかった手数料(ガス代や送金手数料)
- 税理士への相談・依頼費用
- 暗号資産に関する書籍代やセミナー参加費
経費として計上するためには、領収書やレシートの保管が必須です。「暗号資産取引のために必要だった」と説明できるようにしておきましょう。
注意点2:年間取引報告書を必ず保管する
確定申告が終わっても、データは捨てないでください。個人の場合、原則として7年間の保管義務があります。
将来、税務調査が入った場合、申告内容が正しいことを証明するための根拠資料(エビデンス)が必要になります。Triaアプリの取引履歴データや、損益計算ツールの計算結果ファイルは、年度ごとにフォルダ分けしてクラウドストレージなどに大切に保管しておきましょう。
注意点3:不安な場合は税理士に相談する
「取引数が多すぎて自分では計算しきれない」「利益が大きくなり、税金がいくらになるか怖い」といった場合は、迷わず税理士に相談することをおすすめします。
特に暗号資産の税務は専門的な知識が必要です。自己判断で誤った申告をしてしまい、後から延滞税などのペナルティを受けるリスクを避けるためにも、専門家のサポートを受けることは賢い選択です。
まとめ:税務を理解し、Triaを賢く使いこなそう
今回は、暗号資産カード「Tria」の利用に伴う税金について解説しました。
- 決済や交換のたびに損益計算(課税イベント)が発生する。
- 年間の利益が一定額(20万円等)を超えると確定申告が必要。
- 複雑な計算を解決するため、損益計算ツールの導入がおすすめ。
「税金」と聞くと難しく感じますが、ツールを使えば管理はそこまで難しくありません。税務の仕組みを正しく理解することで、Triaが提供する便利な決済体験や、魅力的なキャッシュバックを心置きなく楽しめるようになります。
Triaについてもっと詳しく知りたい方へ
Triaの具体的な登録方法や、さらに詳細な機能、メリット・デメリットについては、以下の完全ガイド記事で徹底解説しています。これから使い始める方も、すでに使っている方も必見の内容です。
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