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moomoo証券で外国税額控除を受けるには?配当金の二重課税を取り戻す手順

米国株投資の魅力の一つに、企業からの配当金がありますね。

しかし、その配当金が手元に入るまでに、米国と日本の両方で税金が引かれている「二重課税」の状態になっていることをご存知でしょうか。

せっかくの利益が目減りしてしまうのは、とてももったいないですよね。

ご安心ください。

moomoo証券を利用している方なら、「外国税額控除」という制度を使って、この二重課税分を取り戻せる可能性があります。

この記事では、2025年12月時点の情報に基づき、moomoo証券ユーザーが外国税額控除を申請し、払い過ぎた税金を取り戻すための具体的な手順を、分かりやすく徹底解説します。

少しの手間に感じるかもしれませんが、確実なリターンとなる手続きですので、ぜひ最後まで読んで実践してみてください。

そもそも外国税額控除とは?二重課税の仕組みを理解しよう

「外国税額控除」と聞くと少し難しく感じるかもしれませんが、仕組みはシンプルです。まずは、なぜこの制度が必要なのか、配当金の二重課税の仕組みから見ていきましょう。

なぜ配当金は二重課税されるのか?

米国株の配当金を受け取る際、私たちの手元に届くまでに2段階の課税が行われます。

  1. 米国内での課税: まず、配当金を支払う企業があるアメリカで、原則10%の税金が源泉徴収されます。
  2. 日本国内での課税: 次に、米国で税金が引かれた後の金額に対して、日本国内で20.315%(所得税15.315% + 住民税5%)の税金が課されます。

例えば、100ドルの配当金を受け取る場合、まず米国で10ドルが引かれ、残りの90ドルに対して日本で約18.28ドル(90ドル×20.315%)が課税されます。結果的に、合計で約28.28%もの税金を支払っていることになり、これが「二重課税」の正体です。

外国税額控除で税金が還付される仕組み

この国際的な二重課税を調整するために設けられているのが「外国税額控除」です。これは、外国で納めた税額(この場合は米国での10%)を、日本で納めるべき所得税や住民税の額から直接差し引くことができる制度です。つまり、外国に支払った税金分、日本の税金が安くなるというわけです。この手続きは年末調整では行われず、個人が確定申告を行う必要があります。

対象となるのはどんな人?

外国税額控除の対象となるのは、主に以下のような方です。

  • 米国株や米国ETFなどに投資し、配当金(分配金)を受け取っている方
  • moomoo証券などの証券会社で「源泉徴収ありの特定口座」を利用しているが、二重課税を取り戻したい方
  • 確定申告の義務がある、または、ふるさと納税などで確定申告を行う予定の方

特にmoomoo証券は、業界最安水準の手数料で米国株取引ができるため、多くの米国株投資家に利用されています。その恩恵を最大化するためにも、外国税額控除はぜひ活用したい制度と言えるでしょう。

moomoo証券で外国税額控除の準備!必要な書類と確認事項

外国税額控除を申請するには、確定申告が必要です。申告手続きをスムーズに進めるために、事前にmoomoo証券から必要な書類を準備し、記載内容を確認しておきましょう。

確定申告の前に準備すべき「年間取引報告書」

外国税額控除の申告で最も重要になる書類が「特定口座年間取引報告書」です。この書類には、1年間(1月1日〜12月31日)の取引損益や配当金の情報、そして外国税額控除に必要な「外国所得税」の金額がすべて記載されています。

moomoo証券では、この年間取引報告書を電子交付で受け取ることができます。通常、翌年の1月中旬〜下旬ごろに発行されるので、PCサイトまたはアプリからPDFファイルをダウンロードして準備しておきましょう。

【moomoo証券での確認手順(例)】
PCツールやアプリにログイン後、「口座」や「書類管理」といったメニューから「報告書」を選択すると、電子交付された書類の一覧を確認できます。

「支払通知書」は必要?moomoo証券の場合

証券会社によっては、配当金が支払われるたびに発行される「配当金等支払通知書」が必要な場合があります。しかし、moomoo証券の「特定口座年間取引報告書」には、外国所得税の合計額が明記されています。

そのため、基本的には年間取引報告書さえあれば確定申告が可能であり、配当金の支払いのたびに発行される個別の通知書を一つひとつ保管しておく必要はありません。これは、複数の銘柄から配当を受け取る投資家にとって、管理の手間が省ける大きなメリットです。

年間取引報告書で確認すべき3つの重要項目

ダウンロードした「特定口座年間取引報告書」を開いたら、確定申告で入力する以下の3つの項目をチェックしておきましょう。

  • 配当等の額: 1年間に受け取った配当金の合計額(税引前)です。
  • 源泉徴収税額: 日本国内で源泉徴収された所得税・住民税の合計額です。
  • 外国所得税の額: 米国など、外国で源泉徴収された税金の合計額です。この金額が、外国税額控除の対象となります。

これらの数値がどこに記載されているか事前に把握しておけば、確定申告の入力作業が非常にスムーズになります。

【実践】確定申告で外国税額控除を申請する具体的な手順

書類の準備ができたら、いよいよ確定申告です。ここでは、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用したe-Taxでのオンライン申請を例に、具体的な手順を解説します。初めての方でも、画面の指示に従えば問題なく進められます。

e-Taxを使ったオンライン申請がおすすめ

e-Taxを利用すれば、税務署に行かなくても自宅のPCやスマートフォンから24時間いつでも申告が可能です。マイナンバーカードと対応するスマホ(またはICカードリーダライタ)があれば、数十分程度で手続きが完了します。年間取引報告書を手元に置いて作業を始めましょう。

ステップ1:収入・所得情報の入力

まずは、給与所得や事業所得など、ご自身の収入情報を入力します。会社員の方であれば、勤務先から発行される「源泉徴収票」の内容を転記します。上場株式等の配当所得については、「株式等の配当所得等」の項目で、年間取引報告書を見ながら入力します。

ステップ2:「税額控除・その他の項目の入力」へ

収入情報の入力が終わると、次に所得控除(社会保険料控除や生命保険料控除など)の入力画面に移ります。その画面をさらに進むと「税額控除・その他の項目の入力」というボタンが表示されるので、それをクリックします。この中に、目的の「外国税額控除」の入力欄があります。

ステップ3:年間取引報告書を見ながら数値を転記

「外国税額控除」の入力画面を開いたら、「特定口座年間取引報告書」の出番です。報告書に記載されている以下の数値を、対応する欄に正確に入力していきます。

  • 外国所得税の額: 年間取引報告書の「外国所得税の額」を転記します。
  • 所得総額: 給与所得など、その年のあなたの所得全体の合計額を入力します。
  • 国外所得総額: 年間取引報告書の「配当等の額」を転記します。これが外国で得た所得にあたります。

これらの情報を入力すると、控除額が自動で計算されます。非常に簡単ですね。

ステップ4:住民税に関する事項の入力も忘れずに

最後に、住民税に関する入力項目も確認しましょう。所得税から控除しきれなかった外国税額控除額は、住民税から控除することができます。確定申告書の第二表にある「住民税・事業税に関する事項」の欄で、「外国税額控除」に関する項目にチェックを入れるのを忘れないようにしてください。これにより、所得税と住民税の両方で、最大限の控除が受けられます。

外国税額控除の注意点と知っておきたい豆知識

外国税額控除は非常に有効な制度ですが、いくつか知っておくべき注意点もあります。制度を最大限に活用するためのポイントを押さえておきましょう。

控除には上限額がある

外国税額控除で控除できる金額には上限があります。その上限額は、その年の所得税額や、総所得に占める国外所得の割合によって決まります。そのため、外国で支払った税額の全額が必ずしも控除されるわけではない点に注意が必要です。とはいえ、多くの場合、支払った外国税のかなりの部分を取り戻すことが可能です。

繰越控除も活用しよう

その年の所得税・住民税から控除しきれなかった外国税額がある場合、その控除しきれなかった分を翌年以降3年間にわたって繰り越すことができます。これを「繰越控除」といいます。毎年きちんと確定申告を続けることで、控除の権利を無駄にすることなく活用できます。

確定申告が不要な人でも控除を受けるには申告が必要

「源泉徴収ありの特定口座」を利用していて、年間の給与以外の所得が20万円以下の場合、通常は確定申告が不要です。しかし、外国税額控除を受けて二重課税分を取り戻したい場合は、確定申告が必須となります。手間を惜しまずに申告することで、手元に残るお金を増やすことができます。

moomoo証券は、業界でもトップクラスの格安手数料で米国株取引ができるのが大きな魅力です。取引コストを抑えつつ、さらに外国税額控除で税金を取り戻せば、あなたの資産形成はより一層加速するでしょう。

まとめ:面倒がらずに確定申告で二重課税を取り戻そう

今回は、moomoo証券を利用した米国株投資における「外国税額控除」の申請方法について詳しく解説しました。

一見すると複雑に思えるかもしれませんが、要点は以下の通りです。

  • 米国株の配当金は、日米で二重に課税されている。
  • 確定申告で「外国税額控除」を申請すれば、払い過ぎた税金を取り戻せる。
  • moomoo証券なら「年間取引報告書」1枚で、必要な情報がすべて揃う。
  • e-Taxを使えば、自宅から簡単に申告手続きが完了する。

少しの手間で、数千円から数万円の税金が戻ってくる可能性のある、非常にメリットの大きい制度です。moomoo証券で米国株投資をしている方は、ぜひこの記事を参考に、次回の確定申告で外国税額控除に挑戦してみてください。

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