ハイブリッドワークが当たり前になった現代。
「この相談、Aさんに直接したいけど今日は出社してるかな?」。
「BさんとCさん、同じ日にオフィスにいるなら対面で打ち合わせしたいな」。
そんな風に思った経験はありませんか。
多様な働き方が広がる一方で、チームメンバーが「どこで」働いているのかが分かりにくく、円滑なコミュニケーションの障壁となるケースは少なくありません。
実は、多くの企業で導入されているGoogle Workspaceには、この課題をスマートに解決する機能が備わっています。
それが、Googleカレンダーの「勤務場所」設定機能です。
この記事では、Googleカレンダーの「勤務場所」機能の基本的な設定方法から、チームの生産性を劇的に向上させるための具体的な活用術、さらに一歩進んだ応用テクニックまで、2026年1月時点の最新情報に基づいて詳しく解説します。
この機能を使いこなすことで、チーム内の連携はよりスムーズになり、日々の業務効率が大きく向上するはずです。
Googleカレンダー「勤務場所」機能とは?基本を徹底解説
まずはじめに、「勤務場所」機能がどのようなものか、基本的な概念と設定方法から見ていきましょう。この機能を理解することが、効果的な活用の第一歩です。
「勤務場所」機能でできること
Googleカレンダーの「勤務場所」機能は、その名の通り、自分がその日にどこで仕事をするのか(オフィス、自宅、外出先など)をカレンダー上でチームメンバーに共有する機能です。
設定すると、カレンダーの日付の上部、終日の予定が表示されるエリアに「オフィス」や「自宅」といったラベルが表示されます。これにより、他のメンバーはあなたのカレンダーを一目見るだけで、今日のあなたのワークスタイルを把握できます。
従来のように、チャットで「今日、出社してますか?」と個別に確認したり、共有のスプレッドシートに出社予定を記入したりする手間が一切不要になります。すべての情報がGoogleカレンダーに集約されるため、確認の手間が省け、より本質的な業務に集中できるのです。
利用可能なGoogle Workspaceプラン
この便利な「勤務場所」機能ですが、すべてのGoogle Workspaceプランで利用できるわけではありません。2026年1月時点では、以下のプランで利用可能です。
- Google Workspace Business Standard
- Google Workspace Business Plus
- Google Workspace Enterprise (すべてのエディション)
- Google Workspace for Education Plus
- Google Workspace for Nonprofits
最も基本的な「Business Starter」プランでは利用できない点に注意が必要です。もし現在Business Starterを利用していて、この機能を使いたい場合は、プランのアップグレードを検討する必要があります。プランを上げることで、勤務場所機能だけでなく、ビデオ会議の録画機能や大容量のクラウドストレージなど、チームの生産性をさらに向上させる多くの機能が利用可能になります。
基本的な設定方法(PC・スマートフォン)
設定は非常に簡単で、一度覚えてしまえば数秒で完了します。PCとスマートフォンの両方での設定方法をご紹介します。
PC(ブラウザ版)での設定方法
- Googleカレンダーを開きます。
- 勤務場所を設定したい日の、日付の下(時間軸の上)にある空白部分をクリックします。
- ポップアップメニューが表示されるので、「勤務場所」を選択します。
- 「自宅」「オフィス」「未指定」から選択するか、「別の場所」をクリックして「出張先A」のようにカスタムの場所を入力します。
- 設定したい期間(その日のみ、または毎週繰り返すなど)を選択し、「保存」をクリックします。
毎週月・水・金はオフィス出社、というように決まったスケジュールであれば、繰り返し設定をしておくと毎週入力する手間が省けて非常に便利です。
スマートフォン(アプリ版)での設定方法
- Googleカレンダーアプリを開きます。
- 右下の「+」ボタンをタップします。
- メニューの中から「勤務場所」を選択します。
- 場所を選択し、日付や繰り返し設定を行い、右上の「保存」をタップします。
外出先からでも手軽に設定・変更ができるため、急な予定変更にも柔軟に対応できます。「今日は直行でオフィスに向かいます」といった状況も、移動中にスマホから更新できます。
【実践編】勤務場所の可視化がもたらす4つのメリットと具体例
勤務場所を設定するだけでは、宝の持ち腐れです。この機能をチーム全体で活用することで、初めてその真価が発揮されます。ここでは、勤務場所を可視化することによって得られる具体的なメリットを、実践的なシーンと共に4つご紹介します。
メリット1:コミュニケーションの円滑化と迅速化
最大のメリットは、コミュニケーションの質とスピードが向上することです。「誰がどこにいるか」という情報が、あらゆる判断の起点になります。
具体例:
- ちょっとした相談事: デザインの微調整について、デザイナーのAさんに直接画面を見せながら相談したい。カレンダーでAさんが「オフィス」になっているのを確認し、すぐに声をかけに行く。もし「自宅」なら、スクリーンショットを撮ってChatで送る、というように最適な手段を瞬時に選べます。
- 急なトラブル対応: システム障害が発生。インフラ担当のBさんとCさんのカレンダーを見ると、2人とも「オフィス」勤務。すぐさま会議室に集まり、ホワイトボードを使いながら状況を整理し、迅速な対応にあたることができました。
このような小さな判断の積み重ねが、チーム全体の業務スピードを大きく左右します。確認のための待ち時間がなくなるだけで、ストレスも軽減されます。
メリット2:会議・打ち合わせの質の向上と効率化
会議の設定は、ハイブリッドワークにおける悩みの種の一つです。勤務場所の可視化は、この問題を劇的に改善します。
具体例:
- 最適な会議形式の選択: プロジェクトのブレインストーミングを行いたい。参加メンバーの勤務場所を確認すると、大半が特定の日に「オフィス」に集まっていることが判明。その日に対面での会議を設定することで、活発な議論が生まれ、質の高いアイデアが生まれました。逆に、メンバーが各地に分散している場合は、無理に集まろうとせず、初めからオンライン会議(Google Meet)を前提に準備を進められます。
- ハイブリッド会議の準備: 参加者5人のうち、4人が「オフィス」、1人が「自宅」という状況。事前にこれを把握しておくことで、会議室の予約と同時にGoogle Meetのリンクも発行し、ハウリングしないようにマイクスピーカーを準備するなど、ハイブリッド会議特有の準備をスムーズに行えます。
メリット3:チームの一体感醸成と心理的安全性の確保
物理的に離れていると、どうしても孤独感や疎外感を抱きやすくなります。「自分以外のメンバーが何をしているか分からない」という状況は、チームへの帰属意識を低下させる要因になり得ます。
具体例:
- 状況の共有による連帯感: メンバーの勤務場所がカレンダーに表示されているだけで、「Aさんは今日、自宅で集中して作業しているんだな」「Bさんはオフィスで頑張っているんだな」と、お互いの状況を想像できます。この小さな「知っている」という感覚が、チームとしての一体感を育みます。
- 新メンバーのオンボーディング: 新しくチームに加わったメンバーにとって、「誰に、いつ、どうやって話しかければいいか」は大きな悩みです。勤務場所が分かっていれば、「同じオフィスにいる〇〇さんに、まずは声をかけてみよう」と、最初のコミュニケーションのハードルを下げることができます。
メリット4:柔軟な働き方の促進とマネジメントの質の向上
特にマネージャー層にとって、メンバーの働き方を把握することは、適切なサポートと評価を行う上で不可欠です。
具体例:
- フリーアドレスオフィスでの活用: 最近増えているフリーアドレス制のオフィスでは、「誰がどこに座っているか分からない」という問題が起こりがちです。しかし、勤務場所が「オフィス」と分かっていれば、少なくともその人がオフィス内のどこかにはいる、ということが分かります。Chatで「今、どのあたりにいますか?」と連絡すれば、すぐに見つけ出すことができます。
- メンバーへの配慮: 遠方から長時間かけて出社しているメンバーがいる場合、そのメンバーの勤務場所が「自宅」になっている日は、「移動時間がない分、プライベートの時間も確保できているだろう」と配慮することができます。こうした個々の状況を理解することが、エンゲージメントの高いチーム作りにつながります。
一歩進んだ活用術!応用テクニックと導入時の注意点
基本的な使い方とメリットを理解したところで、さらにこの機能を使いこなすための応用テクニックと、チームで導入する際の注意点について解説します。これらのポイントを押さえることで、より効果的に「勤務場所」機能を活用できるでしょう。
応用テクニック1:「勤務時間」との組み合わせ
Googleカレンダーには「勤務場所」だけでなく、コアタイムや稼働時間を設定する「勤務時間」機能もあります。この2つを組み合わせることで、あなたの働き方をより詳細に、かつ正確にチームへ共有できます。
例えば、
- 「勤務場所:自宅」+「勤務時間:9:00〜17:00(12:00〜13:00は離席)」
- 「勤務場所:オフィス」+「勤務時間:10:00〜18:00」
このように設定しておけば、他のメンバーはあなたが「何時から何時まで」「どこで」連絡可能かを正確に把握できます。これにより、「朝早く連絡したのに返信がない」といったすれ違いや、「お昼休憩中に会議を入れられてしまった」といったトラブルを防ぐことができます。
応用テクニック2:「予約スケジュール」機能との連携
「Business Standard」以上のプランで利用できる「予約スケジュール」機能との連携は非常に強力です。これは、あなたが空いている時間枠を提示し、他の人に自由に予約を入れてもらう機能です。
この予約スケジュールを作成する際に、場所として「Google Meet(オンライン)」、「対面(オフィス)」、またはその両方を設定できます。勤務場所機能と組み合わせることで、相手はあなたの状況に応じた最適な方法で面談を予約できます。
例えば、あなたが「オフィス」勤務の日には対面での予約枠が、「自宅」勤務の日にはGoogle Meetでの予約枠が自動的に表示されるように設定すれば、予約する側もされる側も、場所の調整にかかる手間を大幅に削減できます。
導入時の注意点:プライバシーへの配慮とルール作り
非常に便利な機能ですが、導入方法を間違えると、メンバーに「監視されている」という印象を与えかねません。そうならないために、以下の点に注意しましょう。
- 目的の共有: なぜこの機能を導入するのか(コミュニケーションの円滑化、連携強化のためであり、監視が目的ではないこと)を、チーム全体で明確に共有することが最も重要です。
- ルールを強制しすぎない: 「必ず毎日入力しろ」「急な変更は許さない」といった厳格すぎるルールは、かえってメンバーの負担になります。あくまで協力をお願いするスタンスで、入力し忘れた場合でも過度に責めない文化を醸成しましょう。
- プライベートとの境界線: 勤務時間外や休暇中にまで、場所の入力を求めるのはNGです。あくまで業務上の連携を目的としたツールであることを全員が理解する必要があります。
勤務場所機能は、あくまでチームの生産性を向上させるための「手段」です。目的と手段を履き違えないよう、丁寧なコミュニケーションを心がけながら導入を進めることが成功の鍵となります。
前述の通り、この便利な勤務場所機能や予約スケジュール機能は「Business Starter」プランでは利用できません。もし現在Starterプランをご利用で、チームの連携強化に課題を感じているのであれば、「Business Standard」へのアップグレードを強くお勧めします。当サイトでは、Google Workspaceの各プランをお得に契約できるプロモーションコードもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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まとめ:小さな設定が、チームの生産性を大きく変える
この記事では、Googleカレンダーの「勤務場所」機能に焦点を当て、その設定方法からチームの生産性を向上させる具体的な活用術までを解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- Googleカレンダーの「勤務場所」機能を使えば、チームメンバーの働く場所が一目で可視化できる。
- 場所の可視化は、コミュニケーションの迅速化、会議の効率化、チームの一体感醸成など、多くのメリットをもたらす。
- 「勤務時間」や「予約スケジュール」と組み合わせることで、さらに高度なスケジュール管理が可能になる。
- 導入時は監視目的ではないことを明確にし、チームでのルール作りが重要。
ハイブリッドワークという働き方が定着した今、こうしたデジタルツールをいかに賢く使いこなすかが、チームや個人の生産性を大きく左右します。「勤務場所」の設定は、ほんの数秒で完了する小さなアクションですが、その積み重ねがチーム全体の働き方をよりスムーズで、より連携の取れたものへと変えていくポテンシャルを秘めています。
もしあなたがまだこの機能を使ったことがないのなら、まずはご自身のカレンダーから設定を始めてみてはいかがでしょうか。そして、ぜひチームメンバーにもその便利さを共有してみてください。
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