マネーフォワード クラウド確定申告を使い始めたけれど、「パーソナルミニ」プランのままで良いのか迷っていませんか。
事業が少しずつ軌道に乗ってくると、より高機能な「パーソナルプラス」プランが気になりますよね。
しかし、どのタイミングでアップグレードすれば良いのか、具体的な機能の違いがよくわからず、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、パーソナルミニとパーソナルプラスの料金や機能の違いを明確にし、あなたの事業フェーズに合わせた最適なプラン変更のタイミングを具体的に解説します。
最後まで読めば、もうプラン選びで迷うことはなくなり、安心して事業に集中できるようになるでしょう。
マネーフォワード クラウドの料金プラン概要(2026年1月時点)
まず、基本となる2つのプラン、「パーソナルミニ」と「パーソナルプラス」の料金と、それぞれどのようなユーザーにおすすめなのかを見ていきましょう。自分がいま、どちらのステージにいるのかを確認する良い機会にもなります。
パーソナルミニプラン:まずはじめる個人事業主向け
料金: 年額プラン 11,760円/年(月額換算 980円)
パーソナルミニプランは、主に副業を始めたばかりの方や、まだ事業規模がそれほど大きくないフリーランス、個人事業主向けのプランです。確定申告に必要な基本的な機能はすべて揃っており、日々の取引入力から確定申告書の作成まで、このプラン一つで完結させることができます。
例えば、以下のような方にはパーソナルミニプランが最適です。
- 初めて確定申告をする副業ワーカー
- 年間の取引件数が比較的少ないフリーランス
- まずはコストを抑えて会計ソフトを試してみたい方
銀行口座やクレジットカードとの連携機能はもちろん、レシートの自動読み取り機能も利用できるため、手作業での入力を大幅に削減できます。会計ソフトに慣れていない方でも、ガイドに沿って進めるだけでスムーズに帳簿付けができるのが大きな魅力です。まずはこのプランからスタートし、事業の成長に合わせて次のステップを検討するのが王道と言えるでしょう。
パーソナルプラスプラン:事業が成長してきた個人事業主向け
料金: 年額プラン 35,760円/年(月額換算 2,980円)
パーソナルプラスプランは、事業が軌道に乗り、より高度な経理業務や手厚いサポートが必要になった方向けの上位プランです。パーソナルミニの全機能に加え、経理業務をさらに効率化し、安心して事業を運営するための機能が多数追加されています。
具体的には、以下のような状況の方におすすめです。
- 年間売上が1,000万円に近づいてきた、または超えた方
- 経理作業を複数人で行いたいと考えている方
- 仕訳や税務に関する相談を専門家にしたい方
- 請求書や経費精算など、会計以外の業務もまとめて効率化したい方
特に、消費税の申告義務が発生する売上1,000万円超えが見えてきたら、このプランへの切り替えを強く推奨します。また、電話サポートが付いているため、操作に迷った時や緊急のトラブルが発生した際に、すぐに専門家の助けを借りられる安心感は、事業に集中したい個人事業主にとって大きな価値があります。
機能で比較!パーソナルミニとパーソナルプラスの決定的な違い
料金プランの違いを把握したところで、次に具体的な機能の違いを深掘りしていきましょう。月額約2,000円の差が、実際の業務にどのような影響を与えるのかを理解することが、最適なプラン選びの鍵となります。
決定的な違い1:充実のサポート体制
最も大きな違いの一つが、サポート体制の充実度です。特に、会計業務に不安がある方にとっては重要な判断基準となるでしょう。
- パーソナルミニ: メール・チャットサポートのみ
- パーソナルプラス: メール・チャットに加え、電話サポートも利用可能
確定申告の時期は、予期せぬエラーや不明点が出てきて焦ってしまうことも少なくありません。そんな時、チャットやメールの返信を待つのではなく、直接電話で担当者と話しながら問題を解決できるのは、パーソナルプラスプランならではの大きなメリットです。時間を無駄にせず、迅速に問題をクリアにしたいプロフェッショナルな方には必須の機能と言えます。
決定的な違い2:メンバー招待機能
事業が拡大し、一人ですべての業務をこなすのが難しくなってきた時に役立つのが、メンバー招待機能です。
- パーソナルミニ: 利用不可(自分一人のみ)
- パーソナルプラス: 従業員2名まで招待可能(税理士は1名まで無料で招待可能)
例えば、経理作業の一部をパートナーやアシスタントに任せたい場合、パーソナルプラスプランであればアカウントを共有することなく、安全に作業を分担できます。権限設定も可能なため、見せたくない情報を守りつつ、必要な作業だけを依頼することが可能です。税理士に日々の帳簿をチェックしてもらう際にも、この機能は非常に重宝します。
決定的な違い3:高度な会計機能とデータバックアップ
日々の業務効率とデータの安全性に関わる高度な機能も、パーソナルプラスプランの強みです。
- 仕訳AIプレビュー: パーソナルプラスでは、AIが提案する仕訳内容を事前に確認・修正できます。これにより、会計知識に自信がなくても、より正確な帳簿を作成できます。
- 複数口座の残高推移: 複数の銀行口座やクレジットカードの残高推移を一つのグラフで確認できるため、キャッシュフローの管理が格段に楽になります。
- 仕訳帳・総勘定元帳のCSVエクスポート: パーソナルミニでは閲覧のみですが、パーソナルプラスではCSV形式で出力できます。これにより、オフラインでのデータ分析や、他のソフトへのデータ移行が容易になります。
- データのバックアップ・復元: 万が一の操作ミスに備えて、過去30日分のデータを復元できる機能です。大切な会計データを失うリスクを大幅に軽減できるため、安心して利用できます。
これらの機能は、日々の経理業務を「ただこなす」だけでなく、「より正確に、より効率的に」行うための強力な武器となります。
プラン変更を検討すべき具体的なタイミング
機能の違いは分かったけれど、結局「いつ」プランをアップグレードすれば良いのか。ここでは、具体的な事業の状況に合わせて、プラン変更を検討すべき4つのタイミングをご紹介します。ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
タイミング1:年間売上が1,000万円を超えそうなとき
個人事業主にとって最も大きな節目の一つが、課税売上高1,000万円の壁です。これを超えると、2年後から消費税の課税事業者となり、消費税の申告・納税義務が発生します。
マネーフォワード クラウド確定申告は、消費税申告にも対応していますが、この機能はパーソナルプラスプラン以上で利用可能です。売上が順調に伸びており、1,000万円を超えるのが目前に迫ってきたら、慌てないためにも早めにパーソナルプラスへ移行し、消費税申告の準備を始めることを強くおすすめします。簡易課税や本則課税の選択など、専門的な判断が必要になるため、電話サポートが使えるとさらに安心です。
タイミング2:経理作業を外注・分担したいとき
「請求書の発行だけアシスタントにお願いしたい」「税理士に毎月の帳簿をチェックしてほしい」など、自分以外の誰かと経理データを共有する必要が出てきたら、それはプラン変更のサインです。
前述の通り、パーソナルプラスプランでは従業員2名までを招待できます。IDとパスワードを教えるといった危険な方法を取らずに、安全に作業を分担できる環境は、事業の成長フェーズにおいて不可欠です。属人化しがちな経理業務をチームで管理する体制を整える第一歩として、プランのアップグレードを検討しましょう。
タイミング3:確定申告や日々の仕訳に不安を感じたとき
事業が多様化してくると、取引内容も複雑になり、「この経費はどの勘定科目にすればいいのだろう?」「この売上の計上方法は正しいのか?」といった疑問が増えてきます。チャットやメールで質問することもできますが、込み入った内容を文章だけで伝えるのは難しいものです。
そんな時、電話サポートがあれば、実際の画面を見ながらオペレーターに相談できます。微妙なニュアンスも口頭で伝えられるため、問題解決のスピードが格段に上がります。経理の不安に時間を取られることなく、本業に集中したいと感じ始めたら、それは月額2,000円以上の価値がある投資と言えるでしょう。
タイミング4:会計以外のバックオフィス業務も効率化したいとき
パーソナルプラスプランは、「マネーフォワード クラウド請求書」や「マネーフォワード クラウド経費」といった、他のクラウドサービスとの連携機能も強化されています。
例えば、クラウド請求書で発行した請求書の内容は、自動で会計帳簿に売掛金として登録されます。また、クラウド経費で精算した経費も同様に自動で仕訳が作成されます。これにより、データ入力の手間が大幅に削減され、バックオフィス業務全体の効率が飛躍的に向上します。会計だけでなく、請求、経費精算、給与計算といった一連の業務をまとめてDX(デジタルトランスフォーメーション)したいと考え始めたら、パーソナルプラスへの移行が最適な選択肢となります。
まとめ:事業の成長に合わせて最適なプランを選ぼう
今回は、マネーフォワード クラウド確定申告の「パーソナルミニ」と「パーソナルプラス」の違い、そしてプラン変更の最適なタイミングについて解説しました。
要点をまとめると以下のようになります。
- パーソナルミニは、事業を始めたばかりで、まずはコストを抑えたい方向け。
- パーソナルプラスは、売上1,000万円が見えてきたり、複数人での作業や手厚いサポートが必要になった方向け。
- プラン変更の主なタイミングは「売上1,000万円超え」「作業分担の必要性」「経理への不安」「業務全体の効率化」の4つ。
自分に合わないプランを使い続けることは、時間的にも金銭的にも非効率です。事業のステージは常に変化していくものですから、定期的にプランの見直しを行い、その時々の状況に最適なツールを選択することが、結果として事業の成長を加速させます。
マネーフォワード クラウド確定申告の全体像や、さらに詳しい使い方については、下のガイド記事で網羅的に解説していますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
【完全ガイド】マネーフォワード クラウド確定申告とは?使い方・評判・料金まで個人事業主向けに徹底解説
あなたの事業フェーズに合ったプランを選び、確定申告をスムーズに乗り切りましょう。まずはパーソナルミニから試してみたい方も、パーソナルプラスの便利な機能をすぐに使いたい方も、以下の公式サイトから登録手続きを進めることができます。