いざ個人事業主としての一歩を踏み出そうと、マネーフォワード クラウド開業届で書類を作成したけれど、「自宅にプリンターがない!」と気づいて困っていませんか。
実は、プリンターがなくても開業届を提出する方法はあります。
この記事では、マネーフォワード クラウド開業届で作成した書類をコンビニで印刷し、税務署へ郵送するまでの全手順を、誰でもできるように分かりやすく解説します。
PDF化の基本から、各コンビニのネットプリントサービスの使い方、郵送時のチェックリストまで、この記事さえ読めば、あなたはもう迷うことはありません。
さあ、個人事業主としてのスタートをスムーズに切りましょう。
そもそも、なぜ「マネーフォワード クラウド開業届」がおすすめなのか?
本題に入る前に、なぜ多くの方が「マネーフォワード クラウド開業届」を選ぶのか、その理由を簡単におさらいしておきましょう。もしあなたが今まさにこのツールで書類を作成したなら、その選択が最善であったことを再確認できるはずです。
理由1:完全無料で利用できる
最大の魅力は、なんといっても開業届に関する基本機能をすべて無料で利用できる点です。開業時には何かと物入りな時期ですから、コストを抑えられるのは非常に大きなメリットです。煩雑な書類作成をミスなく、かつ無料で行えるのは、これからビジネスを始める方にとって心強い味方となります。
理由2:ガイドに従うだけで、誰でも簡単に書類が完成する
開業手続きと聞くと、専門用語が多くて難しそうだと感じるかもしれません。しかし、マネーフォワード クラウド開業届は、質問に答えていくだけで必要な項目が自動で入力され、開業届が完成する仕組みになっています。まるで、専門家が隣でナビゲートしてくれているような感覚で、わずか5〜10分程度で作成が完了します。
理由3:節税効果の高い「青色申告承認申請書」も同時に作成可能
個人事業主になると直面するのが確定申告です。特に大きな節税メリット(最大65万円の特別控除)がある「青色申告」を選ぶ方がほとんどですが、そのためには「青色申告承認申請書」の提出が別途必要です。マネーフォワード クラウド開業届なら、開業届と同時にこの申請書も作成できるため、提出漏れを防ぎ、確実に節税の恩恵を受ける準備が整います。
個人事業主の開業準備から手続きの全体像について、より詳しく知りたい方は、以下のガイド記事が大変参考になります。ぜひ合わせてご覧ください。
【開業準備ガイド】個人事業主になるには?無料の「マネーフォワード クラウド開業届」で書類作成から提出まで完全サポート!
開業届をコンビニで印刷するまでの具体的な4ステップ
それでは、本題です。マネーフォワードで作成した開業届をコンビニのマルチコピー機で印刷するまでの手順を、4つのステップに分けて具体的に解説します。2026年1月時点の情報です。
ステップ1:マネーフォワードから開業届をPDF形式でダウンロードする
まずは、作成した開業届を印刷できる形式(PDF)で保存しましょう。スマートフォンでもパソコンでも操作はほぼ同じです。
- マネーフォワード クラウド開業届にログインし、ダッシュボード画面を開きます。
- 「提出方法を選択しましょう」のセクションにある「印刷して提出」を選択します。
- ダウンロードページに進むので、「ダウンロードする」ボタンをタップ(クリック)します。
- 「開業・廃業等届出書」と「所得税の青色申告承認申請書」のPDFファイルが、お使いのスマートフォンやパソコンに保存されます。
この際、ファイルの保存場所をしっかり確認しておきましょう。スマートフォンの場合は「ファイル」アプリ内、パソコンの場合は「ダウンロード」フォルダに保存されるのが一般的です。
ステップ2:利用するコンビニのネットプリントサービスを選ぶ
次に、ダウンロードしたPDFを印刷するために、コンビニのネットプリントサービスに登録・アップロードします。主要なサービスは以下の2つです。
- セブン-イレブン:「かんたんnetprint」(専用アプリ)または「netprint」(Webサイト)
- ファミリーマート・ローソン・ポプラグループ:「ネットワークプリントサービス」(Webサイト・専用アプリ)
どちらも非常に便利ですが、ここでは代表的な使い方をそれぞれご紹介します。
ステップ3:各コンビニのサービスでファイルをアップロードする
ここでは、代表的なセブン-イレブンとファミリーマート・ローソンのサービスについて、具体的な手順を解説します。
セブン-イレブンの「かんたんnetprint」アプリを利用する方法
会員登録不要で手軽に利用できるため、急いでいる方におすすめです。
- App StoreまたはGoogle Playから「かんたんnetprint」アプリをインストールします。
- アプリを起動し、「+」ボタンをタップして「文書ファイルを選ぶ」を選択します。
- 先ほど保存した開業届のPDFファイルを選択します。
- 用紙サイズ(A4)、カラーモード(白黒でOK)などを設定し、「登録」をタップします。
- アップロードが完了すると、8桁の「プリント予約番号」が発行されます。この番号をスクリーンショット等で保存してください。
ファミリーマート・ローソンの「ネットワークプリントサービス」を利用する方法
こちらは会員登録が必要ですが、一度登録すればファイルを長期間保存できるなどのメリットがあります。
- 「ネットワークプリントサービス」の公式サイトまたは専用アプリから会員登録を行います。
- ログイン後、「文書ファイルを登録する」を選択します。
- ファイルを選択する画面で、保存した開業届のPDFをアップロードします。
- 用紙設定などを確認し、ファイルを登録します。
- 登録が完了すると、10桁の「ユーザー番号」が発行されます。この番号を控えておきましょう。プリント予約番号は不要で、このユーザー番号でログインして印刷します。
ステップ4:コンビニのマルチコピー機で印刷する
いよいよ最後の印刷ステップです。準備した番号を持って、最寄りのコンビニへ向かいましょう。
- マルチコピー機のメニュー画面で「プリント」→「ネットプリント」といった趣旨のボタンを選択します。
- セブン-イレブンの場合:控えておいた「プリント予約番号」を入力します。
- ファミリーマート・ローソンの場合:控えておいた「ユーザー番号」を入力し、ログインします。
- アップロードしたファイルの一覧が表示されるので、印刷したい開業届のファイルを選択します。
- 部数(控えも印刷する場合は2部)や印刷設定を最終確認し、料金を投入して印刷を開始します。
これで、無事に開業届の印刷が完了しました。印刷物は、提出用と控え用の合計2部を必ず印刷するようにしてください。
印刷は完璧!開業届を郵送で提出する完全ガイド
書類の準備ができたら、次は税務署への提出です。ここでは、印刷した開業届をミスなく郵送するための手順と注意点を詳しく解説します。
提出前の最終チェックリスト
封筒に入れる前に、以下の項目を必ず確認しましょう。一つでも漏れがあると、手続きが遅れたり、再提出を求められたりする可能性があります。
- 提出用と控え用の2部ありますか?:税務署に提出する「提出用」と、自分の保管用である「控え用」の2部が必要です。控え用には、税務署の受付印を押してもらうことで、正式な証明書となります。
- マイナンバーは記載しましたか?:開業届にはマイナンバー(個人番号)を記載する欄があります。忘れずに記入しましょう。
- 本人確認書類の写しは準備しましたか?:郵送提出の場合、マイナンバーカードの裏表のコピー、または通知カードのコピーと運転免許証などの身元確認書類のコピーを所定の台紙に貼り付けて同封する必要があります。台紙は国税庁のサイトからダウンロードできます。
- 押印はしましたか?(任意):2021年4月以降、押印は任意となりましたが、慣習として押印する方も多いです。押印する場合は、認印で問題ありません。提出用と控え用の両方に押印しておくと丁寧です。
郵送に必要なものリスト
- 角形2号(A4サイズが折らずに入る)の封筒 2枚:1枚は税務署への送付用、もう1枚は控えを返送してもらうための返信用封筒です。
- 切手:送付用と返信用の2枚分。料金が不安な場合は郵便局の窓口で確認しましょう。
- クリアファイル:書類が雨などで濡れたり、折れたりするのを防ぐため、あると安心です。
- 送付状(添え状):必須ではありませんが、同封すると丁寧な印象になります。「開業届一式を送付いたしますので、ご査収のほどよろしくお願い申し上げます。また、お手数ですが控えに受付印を押印の上、同封の返信用封筒にてご返送ください。」といった簡単な内容で構いません。
封筒の書き方と郵送方法
- 送付用封筒の準備:
- 宛先:納税地を管轄する税務署の住所と名称を記載します。管轄の税務署がわからない場合は、国税庁の公式サイトで確認できます。「〇〇税務署 御中」と書きましょう。
- 表面の左下:赤字で「所得税関係書類在中」または「開業届在中」と記載します。
- 裏面:ご自身の住所・氏名を記載します。
- 返信用封筒の準備:
- 宛先:ご自身の郵便番号、住所、氏名を記載し、氏名の後には「行」または「宛」と書きます。
- 切手:忘れずに規定料金の切手を貼付します。
- 封入と郵送:
- 送付用封筒に、「提出用の開業届・青色申告承認申請書」「本人確認書類の台紙」「返信用封筒(折りたたんでOK)」「送付状(任意)」をすべて入れます。
- 封をして、切手を貼り、郵便ポストに投函するか、郵便局の窓口から発送します。
郵送方法は普通郵便で問題ありませんが、記録が残る「特定記録」や「簡易書留」を利用するとより安心です。数週間すると、受付印が押された控えが返送されてきますので、大切に保管してください。
もっと簡単な方法も?e-Taxによる電子申請という選択肢
ここまでコンビニ印刷と郵送の方法を解説してきましたが、「もっと手軽な方法はないの?」と感じた方もいるかもしれません。そんな方には、e-Tax(電子申告)がおすすめです。
マイナンバーカードと、ICカードリーダーライタまたはマイナンバーカード読み取り対応のスマートフォンがあれば、自宅から一歩も出ずに開業手続きを完結させることができます。
e-Taxで提出するメリット
- 印刷・郵送の手間がゼロ:書類を印刷したり、封筒を用意したり、郵便局へ行ったりする必要が一切ありません。
- 24時間いつでも提出可能:税務署の開庁時間を気にする必要がなく、ご自身の好きなタイミングで手続きができます。
- 控えがすぐに手に入る:郵送のように返送を待つ必要がなく、送信後に受付結果(控え)をすぐにダウンロードして保管できます。
今回ご紹介している「マネーフォワード クラウド開業届」は、もちろんe-Taxにも完全対応しています。作成したデータを元に、簡単な操作で電子申請まで進めることが可能です。
「まずは手軽に郵送で済ませたい」という方も、将来的に確定申告でe-Taxを利用することになる可能性は非常に高いです。その際も、マネーフォワードのサービスを使っていれば、スムーズに移行できるでしょう。この機会に、ぜひその便利さを体験してみてください。
まとめ:プリンターがなくても、開業準備はスムーズに進められる!
今回は、自宅にプリンターがないという状況で、マネーフォワードで作成した開業届をコンビニで印刷し、郵送で提出する方法を詳しく解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- マネーフォワード クラウド開業届を使えば、無料で簡単に開業書類が作成できる。
- 作成した書類はPDFで保存し、コンビニのネットプリントサービスを使えば手軽に印刷可能。
- 郵送する際は、「提出用」「控え用」「本人確認書類のコピー」「返信用封筒」を忘れずに同封する。
- より簡単な方法として、e-Taxによる電子申請という選択肢もある。
「プリンターがない」という一点だけで、開業準備を先延ばしにする必要は全くありません。この記事で紹介した手順に沿って一つずつ進めれば、誰でも簡単かつ確実に手続きを完了できます。
個人事業主としての第一歩は、この開業届の提出から始まります。この記事が、あなたの新たなスタートを後押しできれば幸いです。
もし、開業準備全体の流れや、やるべきことをもう一度整理したいと感じたら、以下の完全ガイドがあなたの疑問をすべて解決してくれるでしょう。
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そして、まだ「マネーフォワード クラウド開業届」を試していない方は、この機会にぜひ無料登録からその便利さを体験してみてください。あなたの開業準備が、もっとシンプルで快適になるはずです。