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【Google Chat待望の新機能】「送信日時指定」がついに登場!夜中のチャット送信も気兼ねなく

本記事はGoogle Workspace Updatesブログ( https://workspaceupdates.googleblog.com/ )の記事を元に、日本のGoogle WorkspaceユーザーおよびGoogle Workspaceに興味がある方々に向けて、2025年12月11日に公開された情報を分かりやすく解説したものです。

「この連絡、今送ると夜遅いから迷惑かな…でも明日の朝だと忘れそうだし…」
リモートワークや時差のある海外拠点とのやり取りが増える中、チャットを送るタイミングに悩んだことはありませんか?
相手のプライベートな時間や業務時間外に通知を鳴らしてしまうのは気が引けるものです。

そんな気遣い屋の皆様に朗報です。
Gmailではすでにお馴染みの「送信日時指定(予約送信)」機能が、ついにGoogle Chatにも搭載されることが発表されました!
2025年12月11日より順次展開されるこの新機能を使えば、メッセージを作成した後、実際に相手に届く日時を自由に設定できるようになります。

これで、「思いついた時に書いておいて、翌朝の始業時間に送信する」といったスマートな運用が可能になります。
今回は、この待望の新機能の使い方と、活用シーンについて詳しく解説します。

何が変わるのか?「今すぐ送信」以外の選択肢

これまでのGoogle Chatは、メッセージを書いたら「即時送信」しかできませんでした。
今回のアップデートにより、送信ボタンの横に新しい選択肢が加わります。

使い方はとても簡単:

  1. いつも通りメッセージを作成します。

  2. 送信ボタン(紙飛行機アイコン)のすぐ横にある「下向き矢印(▼)」をクリックします。

  3. 「送信日時を設定(Schedule send)」メニューが表示されるので、希望の日時を選択します。

設定できる日時は、最大で120日先まで指定可能です。
「来週の月曜日の朝9時」といった直近の予定はもちろん、「来月のプロジェクト開始日」に合わせてリマインドメッセージを仕込んでおく、といった使い方もできます。

送信待ちのメッセージはどう管理する?

「予約したメッセージの内容を修正したい」「やっぱり送信をやめたい」という場合も安心です。

メッセージを予約すると、Google Chatの左側パネル(ショートカット一覧)に新しく**「下書き(Drafts)」**という項目が表示されるようになります。
ここをクリックすると、現在予約中のメッセージが一覧で表示され、以下の操作が可能です。

  • 編集(Edit): 文面を書き直す。

  • 再スケジュール(Reschedule): 送信日時を変更する。

  • 今すぐ送信(Send now): 予定を早めて即座に送る。

  • 削除(Delete): 送信自体を取りやめる。

また、予約メッセージがあるチャットルームを開くと、入力欄の上にバナーが表示され、そこからも予約状況を確認・変更することができます。
※「下書き」ショートカットは、予約中のメッセージがある時だけ表示されるスマートな設計です。

どんな時に便利?活用シーン3選

この機能は、単なる便利機能以上に、チームの心理的安全性やワークライフバランスを守るためのツールとして役立ちます。

  1. 深夜・早朝の「思いつき」をメモ代わりに
    夜中にふと良いアイデアや重要な連絡事項を思いついた時。忘れないうちに書いておきたいけれど、今送ると相手のスマホを鳴らしてしまう…。そんな時は、翌朝9時に予約送信。自分はスッキリして眠りにつけ、相手も朝一番にフレッシュな状態で受け取れます。

  2. 時差のある海外チームとの連携
    日本は昼でも、相手の国は真夜中というケース。相手の始業時間に合わせてメッセージが届くように予約しておけば、相手の業務開始と同時にスムーズにタスクに着手してもらえます。「相手の時間を尊重している」というメッセージにもなります。

  3. 未来の自分やチームへのリマインダー
    「来週の会議までにこの資料を用意しておいて」といった依頼を、会議の数日前に届くようにセットしておく。あるいは、自分宛てのDMで「金曜日に週報を出す」と予約送信しておくことで、簡易的なリマインダーとしても活用できます。

展開スケジュールと対象ユーザー

展開スケジュール:

  • 即時リリース(Rapid Release)ドメイン:
    2025年12月11日より展開開始。拡張ロールアウト(Extended rollout)のため、機能が表示されるまで15日以上かかる可能性があります。

  • 計画的リリース(Scheduled Release)ドメイン:
    2026年1月2日より、15日程度かけて段階的に展開されます。

日本の多くの企業ユーザー(計画的リリース)は、年明けからの利用開始となりそうです。

対象ユーザー:

  • すべてのGoogle Workspaceをご利用のお客様

  • Google Workspace Individualをご契約のお客様

  • 個人のGoogleアカウントをご利用のユーザー

まとめ:相手への「思いやり」を機能でサポート

「送信日時指定」は、多くのユーザーから要望の多かった機能の一つです。
チャットはリアルタイム性が魅力ですが、常時接続されているからこそ、相手の時間を奪わない配慮も必要になります。

この新機能を活用することで、自分のペースで仕事を進めつつ、相手のペースも尊重する。そんな「優しさのある効率化」が実現できるはずです。
機能が使えるようになったら、ぜひ「翌朝送信」を試してみてください。きっと、お互いに気持ちの良いコミュニケーションが生まれるはずです。