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クラウドだけで大丈夫?Lovableのコードをローカル環境(VS Code)に落として動かす手順

AIでWebアプリを自動生成するサービス「Lovable」、すごい勢いで進化していますね。

チャットで指示するだけで、デザインの良いUIからデータベース、認証機能まで一瞬で出来上がる手軽さは、まさに革命的です。

しかし、本格的な開発を進めようとすると、「クラウド上のエディタだけだと、少し物足りない…」と感じる瞬間はありませんか?

使い慣れたローカルのVS Codeで開発したい。

もっと複雑なデバッグがしたい。

将来的にベンダーロックインされるのは避けたい。

この記事では、そんなあなたのために、Lovableで生成したアプリケーションのコードをローカル環境にダウンロードし、VS Codeで開発・実行するための具体的な手順を徹底的に解説します。

クラウドの手軽さと、ローカル開発の柔軟性・パワーを両立させる「ハイブリッド開発」の第一歩を、この記事から踏み出しましょう。

なぜLovableのコードをローカル環境で開発するのか?4つのメリット

Lovableはクラウド上で完結できる手軽さが魅力ですが、コードをローカル環境に持ってくることで、開発の幅は格段に広がります。まずは、その具体的なメリットを4つの観点から見ていきましょう。

1. 使い慣れたエディタ(VS Code)での高速な開発体験

多くのエンジニアにとって、VS Codeは単なるテキストエディタではなく、無数の拡張機能や独自の設定でカスタマイズされた「最強の開発環境」です。Lovableのコードをローカルに落とす最大のメリットは、この慣れ親しんだ環境をそのまま活用できる点にあります。

例えば、以下のようなことが可能になります。

  • キーボードショートカットの活用: 普段使っているショートカットで、ファイル操作、コード編集、検索・置換などを瞬時に行えます。
  • 強力な拡張機能: ESLintやPrettierによるコードフォーマットの自動化、GitLensによるGit履歴の可視化、Tailwind CSS IntelliSenseによるクラス名の補完など、開発効率を飛躍的に向上させる拡張機能の恩恵を最大限に受けられます。
  • マルチタスク: 複数のターミナルを開き、片方で開発サーバーを動かしながら、もう片方でテストを実行したり、Git操作を行ったりと、自由自在な作業が可能です。

クラウドエディタのシンプルさも魅力ですが、複雑な開発になればなるほど、ローカル環境のカスタマイズ性が生産性に直結します。

2. 複雑なロジックの実装と高度なデバッグ

LovableのAIは非常に優秀ですが、ビジネスロジックが複雑になってくると、どうしても手動でのコード修正やデバッグが必要になります。ローカル環境であれば、ブラウザの開発者ツールやVS Codeのデバッグ機能をフル活用できます。

具体的には、`console.log`をコードに埋め込んで一つひとつ確認するような原始的な方法だけでなく、ブレークポイントを設定して実行を一時停止させ、その時点での変数の値やコールスタックを詳細に調査することが可能です。これにより、バグの原因特定にかかる時間を大幅に短縮し、より品質の高いコードを実装できます。

3. ベンダーロックインからの解放と将来性

特定のプラットフォームに完全に依存してしまう「ベンダーロックイン」は、長期的なサービス運営において大きなリスクとなり得ます。Lovableは、この点において非常に良心的な設計になっています。

生成されるコードは、React、TypeScript、Vite、Tailwind CSSといったモダンで標準的な技術スタックで構成されています。バックエンドもオープンソースのSupabaseがベースです。つまり、いつでもコードを自分の手元に移し、自前で管理・開発を継続できるのです。

万が一Lovableのサービス方針が変わったり、終了したりした場合でも、あなたのアプリケーションのソースコードは資産として残ります。また、Lovable CloudからVercel、Netlify、AWSなど、要件に合った他のホスティングサービスへ自由に移行できる選択肢も確保できます。

4. Gitによる厳密なバージョン管理とチーム開発

LovableにはGitHub連携機能が標準で備わっていますが、ローカル環境で開発することで、より本格的で柔軟なバージョン管理が実現します。例えば、`feature/xxx`のようなブランチを切って新機能開発を行い、プルリクエストベースでのコードレビューを経て`main`ブランチにマージするといった、一般的なチーム開発のワークフローをスムーズに導入できます。

VS CodeのGit統合機能やGitLensのような拡張機能を使えば、誰がいつどのコードを変更したのかを視覚的に追いやすく、チームメンバーとのコラボレーションがより円滑に進みます。

【実践】LovableからGitHub連携でコードをクローンする手順

それでは、実際にLovableで作成したプロジェクトをローカル環境に持ってくるための手順を解説します。驚くほど簡単なので、ぜひ一緒に試してみてください。

Step 1: Lovableでプロジェクトを作成する

まずはLovableで開発対象のプロジェクトを開きます。まだプロジェクトがない場合は、簡単なもので構わないので新規作成してください。例えば、「A simple todo app with user authentication」のようなプロンプトで基本的なアプリケーションを生成しておくと良いでしょう。

Step 2: LovableとGitHubアカウントを連携する

次に、LovableとあなたのGitHubアカウントを連携させます。これは最初の1回だけ必要な作業です。

  1. Lovableのワークスペース右上のアカウントアイコンをクリックし、「Settings」を選択します。
  2. 左側のメニューから「Integrations」を選びます。
  3. GitHubの項目にある「Connect」ボタンを押し、画面の指示に従ってGitHubアカウントでの認証を許可します。

これで連携は完了です。

Step 3: GitHubリポジトリを作成し、コードをプッシュする

プロジェクトのエディタ画面に戻り、左上のメニューから「Connect to GitHub」を選択します。すると、ダイアログが表示され、新しいリポジトリを作成するか、既存のリポジトリに接続するかを選べます。

ここでは、新しいリポジトリを作成する手順で進めます。

  1. リポジトリ名を入力します。(例: `my-lovable-app`)
  2. Public(公開)かPrivate(非公開)かを選択します。
  3. 「Create and push」ボタンをクリックします。

しばらく待つと、あなたのGitHubアカウントに新しいリポジトリが作成され、Lovableプロジェクトの全コードが自動的にプッシュされます。

Step 4: ローカルにリポジトリをクローンする

GitHubにリポジトリが作成されたら、あとは簡単です。GitHubのリポジトリページに行き、「Code」ボタンからHTTPSまたはSSHのURLをコピーします。

そして、お使いのPCのターミナル(またはVS Codeの統合ターミナル)で、以下のコマンドを実行します。

git clone [コピーしたリポジトリのURL]

これで、あなたのローカルマシンにLovableプロジェクトのコード一式がダウンロードされました。

ローカル開発環境の構築とアプリの起動方法

コードをクローンしただけでは、まだアプリケーションは動きません。次に、ローカルで開発サーバーを起動するための環境設定を行います。Lovableが生成するコードは、React (Vite) + Supabaseベースなので、それに合わせた設定が必要です。

Step 1: Node.jsとパッケージマネージャの準備

ローカル環境にNode.jsがインストールされていることを確認してください。2026年2月時点では、LTS(長期サポート)版であるバージョン20.x以上を推奨します。ターミナルで以下のコマンドを実行してバージョンを確認できます。

node -v
npm -v

Node.jsをインストールすると、パッケージマネージャであるnpmも自動的にインストールされます。

Step 2: 依存パッケージのインストール

VS Codeでクローンしたプロジェクトフォルダを開き、ターミナルで以下のコマンドを実行します。これにより、プロジェクトに必要なライブラリ(ReactやTailwind CSSなど)がすべてインストールされます。

npm install

Step 3: 環境変数(.env)の設定 ※最重要

ここが最も重要なステップです。ローカルのアプリケーションが、クラウド上にあるLovable Cloud(Supabaseベースのバックエンド)のデータベースや認証機能と通信できるように、接続情報を設定する必要があります。

プロジェクトのルートディレクトリに、`.env.local` という名前のファイルを新規作成してください。そして、そのファイルに以下の内容を記述します。

VITE_SUPABASE_URL=[Your Supabase Project URL]
VITE_SUPABASE_ANON_KEY=[Your Supabase Anon Key]

では、このURLとキーはどこで確認できるのでしょうか?

これはLovableのプロジェクト設定から確認できます。Lovableのエディタ画面で、左側のメニューから「Cloud」タブを選択してください。そこに、あなたのプロジェクトのバックエンド情報として「Project URL」と「Anon Public Key」が表示されているはずです。それをコピーして、上記の `[ ]` の部分に貼り付けてください。

このファイルは、パスワードのような機密情報を含むため、絶対にGitで管理しないでください。`.gitignore`ファイルに`.env.local`が記載されていることを確認しましょう。(Lovableが生成する`.gitignore`には通常含まれています)

Step 4: 開発サーバーの起動

すべての設定が完了したら、いよいよ開発サーバーを起動します。ターミナルで以下のコマンドを実行してください。

npm run dev

成功すると、ターミナルに「Local: http://localhost:5173/」のようなURLが表示されます。このURLをブラウザで開くと、Lovableで見ていたものと全く同じアプリケーションがローカル環境で表示されるはずです。おめでとうございます!

【独自視点】ローカル開発をさらに効率化する応用Tips

ローカルでアプリを動かせたら、次はその開発体験をさらに向上させるためのTipsをご紹介します。これらを活用することで、生産性はさらに高まります。

1. おすすめVS Code拡張機能の導入

Lovableプロジェクトの開発を快適にするために、以下のVS Code拡張機能はぜひインストールしておきましょう。

  • ESLint & Prettier – Code formatter: コードの品質を保ち、チーム内でのコーディングスタイルを統一します。保存時に自動でフォーマットするように設定すると非常に快適です。
  • Tailwind CSS IntelliSense: Tailwind CSSのクラス名を打つ際に、強力な自動補完、シンタックスハイライト、リンティングを提供してくれます。
  • GitLens: コードの各行がいつ、誰によって変更されたのかをエディタ上で直接確認できます。コードレビューやバグ追跡に絶大な効果を発揮します。

2. Supabase CLIの導入で本格的なDB管理

もう一歩進んだ開発をしたいなら、「Supabase CLI」の導入を強くおすすめします。これにより、クラウド上のデータベーススキーマの変更をマイグレーションファイルとして管理したり、データベースの型定義をTypeScriptのコードとして自動生成したりできます。

例えば、以下のコマンドを実行すると、DBのテーブル定義からTypeScriptの型ファイルを生成できます。

npx supabase gen types typescript --project-id [Your-Project-ID] > src/types/supabase.ts

これにより、`supabase.from(‘profiles’).select()`のようなコードを書く際に、カラム名の補完が効いたり、型チェックが行われたりするため、バグを未然に防ぎ、開発体験が劇的に向上します。

3. ローカルでの変更をLovableプレビューに同期する

この開発フローの素晴らしい点は、双方向性にあることです。ローカルのVS Codeでコードを編集し、変更内容を`git push`すると、その変更はGitHubリポジトリを経由してLovableのプレビュー環境にも自動的に反映されます。

これにより、以下のようなハイブリッドな開発スタイルが可能になります。

  • 複雑なロジックや機能追加: ローカルのVS Codeで集中して実装し、デバッグを行う。
  • UIの微調整やテキスト修正: LovableのVisual Editsモードを使って、非エンジニアのメンバーでも手軽に変更する。

両者の良いところを組み合わせることで、チーム全体での開発スピードを最大化できるのです。

まとめ:クラウドとローカルの「いいとこ取り」で開発を加速しよう

この記事では、Lovableで生成したコードをローカル環境に落とし、VS Codeで開発・実行するまでの一連の手順を解説しました。

重要なポイントをまとめます。

  • Lovableのコードは標準的な技術スタックで作られており、ローカル開発への移行が非常にスムーズ
  • GitHub連携を使えば、数クリックでコードをローカルにクローンできる。
  • 最も重要な設定は、バックエンドと通信するための環境変数(.env.local)
  • ローカル開発により、使い慣れたエディタでの高速開発、高度なデバッグ、厳密なバージョン管理が実現する。
  • ローカルでの変更もGit経由でLovableに反映され、クラウドとローカルのハイブリッド開発が可能になる。

AIによる爆速のプロトタイピングが魅力のLovableですが、その真価は「AIが作った土台を、人間が引き継いで本格的な開発に繋げられる」というロックインの少ない設計思想にあります。

まずはアイデアの核となる部分をLovableで高速に形にし、必要に応じてローカルでじっくりと育てていく。この新しい開発スタイルを、ぜひ体験してみてください。Lovableはクレジットカード不要の無料プランから始められますので、リスクなく試すことができます。

>> Lovableの公式サイトで無料アカウントを作成する

また、Lovableの料金プランや基本的な使い方、AIクレジットの仕組みなど、より網羅的な情報については、以下の完全ガイド記事で詳しく解説しています。こちらも合わせてご覧ください。

>> 【2026年完全版】Lovable(ラバブル)とは?AIでWebアプリを自動生成する使い方・料金・特徴を徹底解説