こんにちは、小松由和(@komaty1210)です。
お金をたくさん持っているはずの世界的な成功者の人が毎日同じ服を着ている理由を知っていますか?
今日は何を着ようかな?
今日は何を食べようかな?
といった毎日の小さな決断にもエネルギーが使われていることを知っていますか?
今日は、世界的な成功者の事例を参考にして、服選びをはじめとした毎日の小さな決断を減らす重要性について書いていきたいと思います。
まずは、成功者の事例から見ていきましょう。
スティーブ・ジョブズは毎日同じ服を着ていた
iPhoneやMacを開発したApple創業者スティーブ・ジョブズ氏が、毎日黒のタートルネックにジーンズを着ていたことはあまりにも有名です。
By Matthew Yohe, CC 表示-継承 3.0, Link
毎日同じ服を選ぶことについて、トレードマークとしてのブランディングの効果もあると思いますが、
余計な選択肢にエネルギーを使わないようにしていたと言われています。
マーク・ザッカーバーグも毎日同じ服を着ている
FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ氏も同じ服を着ています。
グレーのシャツ、グレーのパーカー、ジーンズ。
マーク・ザッカーバーグ氏が彼自身のFacebookのタイムラインに投稿している写真に写っている服装もほとんどグレーのシャツ、グレーのパーカー、ジーンズの組み合わせです。笑
たまにスーツ姿も見かけますが、毎日同じ服を着ていることがわかります。
マーク・ザッカーバーグ氏は、
心理学的な理論をベースに、何を食べるか、何を着るか、といった小さな決断でもエネルギーを消費してしまうから、重要な決断にエネルギーを注げるように優先順位の低い決断はなるべく避けるようにしています。
投資家ウォーレン・バフェットは1年間で重要な決断は数回しかしない
投資家として世界的に有名なウォーレン・バフェット氏は、
1年間で重要な決断は数回しかしない
と言われています。
By Mark Hirschey – Work of Mark Hirschey, CC 表示-継承 2.0, Link
投資家において、投資先の選択や変更はあまりにも重要な決断です。
勝手なイメージだと、毎日毎月、投資について多くの決断をしているイメージがありましたが、
重要な決断を間違えないように、1年間で数回しかしないとは驚きですね。
毎日の決断を減らす重要性
決断疲れを回避する
「決断疲れ」という言葉をご存知でしょうか?
何を食べる、何を着る、といった些細な小さな決断でも人はエネルギーを使っています。
「決断疲れ」とは、小さな決断、意識決定を繰り返した後に、決断の質、決定の質が低下する現象を指します。
意思決定 と 心理学 の分野において 決断疲れ(判断疲れ、決定疲れ)とは、意思決定を長時間繰り返した後に個人の決定の質が低下する現象を指す。 現在では不合理な意思決定の原因の1つとして理解されている。 職務中の裁判官を例に取ると、午後には日中早いうちに比べて好意的な判決が少なくなることが明らかになっている。 決断疲れは消費者に本来必要でないモノを購入させるなどの粗末な選択をさせることにもつながる。 by wikipedia
つまり、
今日はカレーを食べよう。
今日はグレーのシャツを着て行こう。
といった小さな決断が、
経営している会社の経営方針について、などの重大な決断をする際に影響してしまいます。
決断疲れを回避するためには、自分にとって無駄な小さな決断はできる限り減らすことが必要です。
重要な決断にフォーカスする
決断疲れを回避することで、
自分にとっての重要な決断にフォーカスして、決断の質を高めることが可能になります。
成功者は皆「決断の数を減らす」重要性を理解して、日々の生産性、決断のクオリティを下げないように意識しています。
毎日の無駄な決断を減らすためにできること
世界の成功者たちの事例を見てみると、
あらためて、毎日の決断を減らす重要性が見えてきます。
・小さな決断にもエネルギーを必要とする(多くの決断をすると決断疲れを起こす)
・重要な決断にフォーカスするために、小さな決断をなるべく避ける
それでは、実際に私たちの生活において、毎日の決断を減らすためにはどうすればよいでしょうか。
自分にとって重要ではないけど毎日やっていることを洗い出してみる
ジョブズ氏、ザッカーバーグ氏は、毎日の服選びの決断を減らしていました。
服を選ぶことにあまり関心がないけど毎日服選びに時間をかけてしまっている人は、毎日服を選ぶ時間を減らして、自分にとってより重要な決断、時間にエネルギーを使うことは非常に有効だと思います。
しかし、もしあなたが服やファッションが好きで、毎日時間がかかっていたとしても、毎日の服選びの時間が楽しい時間だとしたら、毎日同じ服を着て服選びの時間がなくなることは大変なストレスになってしまうでしょう。
あたりまえですが、あなたの人生、日々の生活において、服を選ぶ時間が重要であれば減らすべきではありません。
「自分にとって重要ではないけど、毎日やっていることは?」
毎日やっていることだとけっこう限られてきますよね。
服を選ぶことにあまり興味がなければ、同じ種類の服を買って、同じ組み合わせの服を着る。
食べることにあまり興味がなければ、朝ごはん、昼ごはん、夜ごはん、ずっと毎日同じである必要はないと思いますが、ある程度、朝ごはんは果物を食べる、卵かけご飯を食べる、など決めてしまえば、今日は何を食べよう?といった小さな決断を減らすことができます。
習慣にする
毎日の小さな決断を減らすことは、月に1回実践してみたところで大きな変化や効果は期待できません。
しかし、それが毎日の習慣になったらどうか?
わかりやすいメリットだと、
細切れの時間でも、塵も積もれば時間の節約になります。
毎朝、服選びに5分かけていたとしたら、単純計算で365日×5分=1825分(約30時間)。
1年間で約30時間の時間を何か別の大切なことに使うことができます。
そして、はっきりとわかるものではないのでわかりづらいですが、
「小さな決断に使っていたエネルギーを節約して、より重要な決断にエネルギーを使うことができる」
これが、習慣化する最大のメリットです。
起きてからなるべく早い時間に重要な決断をする
人間は、毎日、意識的だけでなく、ほぼ無意識にも小さな決断を繰り返しています。
何を着ようかな。
何を食べようかな。
どの経路で会社まで行こうかな。
どっちのジュースにしようかな。
等々。
あらゆる小さな決断にもエネルギーが使われているので、朝と夜の体や脳の状態を比べると、
「エネルギーを消費していない朝の方が重要な決断に向いている」
ということが言えます。
朝は考え事やクリエイティブな作業に向いているとよく言われていますが、決断疲れと関係があるように思えますね。
おわりに
私もジョブズ氏やザッカーバーグ氏を真似してではないですが、デザインや着心地が気に入った服は同じものを数枚買って、着回すことが多いです。
そういった習慣もあり、私は毎日の服選びにほとんど時間をかけないのですが、これが精神的にも体力的にもストレスがかからなくて、快適なんですよね。
もちろん、些細な変化や効果ではあるので非常に感覚的なことではあるのですが。
あとは、
集中して作業や考え事ができる午前中になるべく優先順位の高い仕事やクリエイティブな仕事をするようにして、
打ち合わせ、などクリエイティブな作業というよりは情報交換や情報共有が主な目的となる人と会う予定はなるべく午後、夕方などに設定するように、
夜間はなるべく人と会う時間、リラックスする時間、読書の時間などにあてるようにしています。
サラリーマンの方など、なかなか自分の自由に時間をコントロールできない方も多いと思いますが、
午前中は、企画や提案などの資料作成などの時間に、
打ち合わせやメールの返信はできるだけ夕方に、
夜までダラダラと仕事せずに飲みに行ったり勉強したり自己投資の時間に、
といった具合に、意識するだけでも効果的だと思うのでぜひ自分にあった時間術を見つけてもらえたらと思います。
以上、「成功者は毎日の無駄な決断を少なくして、重要な決断の質を高めている」でした!
それではまた!