ネット上に情報が溢れている現代において、書籍・本を読んで学ぶ意味とは何か。

最近は、インターネット、スマートフォンなどのモバイル端末の進化によって、ネットで検索すれば、どこにいてもすぐにたくさんの情報を手に入れることができます。

また、10年前、20年前に比べて、情報の移り変わり、アップデートが非常に早い。

新聞や雑誌が読まれなくなり、ネットニュースやネットメディア、ブログなどが読まれるようになった背景には、情報の移り変わり、アップデートのスピードに、紙媒体よりもインターネット上の方が適していたということでしょう。

 

今は、スマートフォンさえあれば、どこにいても情報をキャッチでき、様々な情報に触れることができます。

私自身もスマートフォンでニュースをチェックしますし、定期的にチェックするwebメディアもいくつかあります。情報がたくさんありすぎて、すべてに目を通している時間は当然ないので、取捨選択しながら自分にとって有益な情報を常に探しています。

ネット上にいくらでも情報があるにも関わらず、私はたくさんの知恵や知識が学べる書籍(紙、電子書籍問わず)が好きで、ほぼ毎日何かしらの書籍を読んでいます。

 

そこでふと気になった疑問が、

「インターネット上にあらゆる情報が溢れている現代に、書籍の持つ意味ってなんだろうか?」

ということ。

 

今回は、書籍の持つ意味、メリットについて、少し考えてみました。

書籍の文章とネット上の文章では質が違う

ネットニュース、ネットメディア、ブログ記事、などweb上の文章は、例外はあるにせよ、たいていの文章は速度性を重視していると思います。

ネットメディアなど情報の正確性が求められる分野では、文章の意味や言い回しなどの校正のステップはきちんと踏んでいると思いますが、個人のブログ記事なんかは特に何度も校正してチェックしてから公開といったケースは珍しく、考えていること、思っていることを、バーっとまとめて書いて、ざっとチェックして公開、といった流れがほとんどかと思います。

 

ネット上の文章がすべてあてはまるわけではありませんが、多くは軽い気持ちで書かれた文章です。軽いと表現すると誤解を招きそうですが、時間をかけて何度もなんどもチェックしてから情報公開というプロセスよりも、情報の鮮度を重視して最低限のチェックで情報公開を優先する類といった意味です。

閲覧者にとっても、速度性のある情報を求めていることが多いという関係性では、web上の情報は相性がよく、軽い気持ちでたくさんの文章、情報を読み流すことができます。

 

しかし、何かについて理解しようとする時に、ネット上の文章だけでは力不足であることが多いと常々感じています。

 

それに比べて、書籍というものは、構想、書き出しから出版まで半年、1年、数年かかることは当たり前で、1日1週間で構想から出版まで至るケースはほぼありません。(内容の薄い電子書籍ではありえそう)

書籍の文章は、構成から言葉の言い回しまで、著者と編集者の間で何度も読み返し、検討を繰り返し、最適化された文章が生まれます。

深く考えれた文章は、何かを理解する時には、強い味方になります。(名著、良著と呼ばれる書籍に限りますが)

ネット上の情報と書籍の関係性

最近、「ネット上で発信した情報をまとめて整理して書籍として出版する」といったケースをよく見かけます。

例えば、ブログ、Twitter、などで発信している断片的な情報をまとめて整理して、書籍として出版するといった形です。

 

著者にとっては、日々感じていること、考えていることを断片的にブログやSNSで情報発信をして、ある程度元ネタになる情報が溜まったら、まとめて整理して精査をして、質の高い文章として書籍という形にアーカイブする。

インターネット以前では、ブログやSNSの代わりがノートや日記だったと思いますが、断片的な情報でも有益な情報と思ってくれる人もいるし、非常に効率的で合理的な情報発信の流れなのだと思います。

 

ちなみに、ほんとにTwitterのツイートと補足説明を並べただけの書籍をたまに見かけますが、そういったものはかなり微妙だと思っています。

元ネタとして、ブログやTwitterのツイートであることは問題なく、それらの断片的な情報をしっかりと精査して構成から言葉の使い回しまで再考された書籍まで編集することが重要だと考えています。

ネットの情報閲覧と書籍を読むことをうまく使い分けしよう

まとめになりますが、ネットの情報、書籍、それぞれの特徴は以下のとおり。

・ネットの情報
速度性、情報の鮮度が高い、隙間時間に情報に触れれるなど軽い気持ちで情報取得できる、などたくさんのメリットがあるが、深く考えられた文章は少ないため、何かを理解するには力不足。

・書籍
ネットの情報のメリットはないものの(すぐに情報が古くなってしまったり)、深く考えらた文章であるため、何かを理解するには最適。

 

どちらかに極端に偏ってしまうのは、たいていの場合によくなさそうだなと強く感じます。

書籍はまったく読まずに、ネットの情報だけを取得する人は、(書籍をよく読む人に比べると)深い考察や洞察ができない場合が多いだろうし、

ネットはまったく見ないで、書籍しか読まない人は、最新の情報についていけなくて取り残されるリスクが高いでしょう。

 

要は、バランスよく、ネットで最新の情報に触れつつ、何かについてちゃんと理解したいときは書籍から学ぶ。

 

バランスよくは当たり前っちゃ当たり前のことなんですが、おそらく現代の多くの人は書籍を読む時間がとれていない人が多いのではないかと思っています。

それなりの画面サイズがあるスマートフォンなら、電子書籍も読めるし、ぜひ書籍を読む習慣も日々の生活に取り入れていってもらえたらと思います。

 

今日はここまで。