今回は、入退室を管理してセキュリティ向上、入退室管理コストの削減に貢献する、
主に法人向け・ビジネス向け「入退室管理システム」を安価に導入できるおすすめクラウド型サービスを厳選6選ご紹介します。
これまでの入退室管理システムは、HITACHI、セコム、アルソック、といった大手をはじめ、中小企業からも多数サービスや機器が提供されていましたが、いずれのサービスも導入費用は数十万円から100万円以上かかることがあたりまえでした。
しかし、最近は工事不要、初期費用無料をはじめ、安価に入退室管理システムを導入できるクラウド型サービスが増えてきています。
今回紹介する「入退室管理システム」は、様々なシチュエーションで活用ができます。
大企業や中小企業・スタートアップのオフィス移転、 シェアオフィスやコワーキングスペース、フィットネスジムなどのビジネス施設、民泊やホテルなどの宿泊施設でも役立つでしょう。
「入退室管理システムを導入したいけど、導入費用をなるべく安く抑えたい」
「安価に導入できる入退室管理システムを探している」
「賃貸オフィスだから工事不要で導入できる入退室管理システムを探している」
「入退室管理システムを導入して、セキュリティ向上と入退室管理のコストを削減したい」
今回の情報がそんな方々にとって有益な情報となれば幸いです。
入退室管理までは必要なく、鍵の開け閉めを遠隔で管理したい、 スマホを鍵にできればいい、といった方向けには、おすすめスマートロックを別記事で紹介しています。
「【2019年版】スマートロックおすすめ比較厳選3選!簡単に後付けできてスマホが家の鍵になる」
「入退室管理システム」と「スマートロック」の違いは?
スマホで鍵の開閉ができるスマートロックはたくさんありますが、誰が入室と退室をしたのかを検知できるシステムが付帯しているスマートロックはさほどありません。
スマートロックの中でも入退室の履歴がわかる製品もいくつかありますが(後述で紹介している「セサミ」や「カギカン」で使用されている「Qrio」など)、いずれも入退室管理よりは鍵の開閉に特化しています。
簡単に区別すると、以下のようになります。
「スマートロック」は、鍵の開閉に特化している
「入退室管理システム」は、入退室管理に特化している
つまり、入退室管理をどの程度まで正確に管理したいかによって最適な商品やサービスが変わってきます。
少人数のごく簡単な入退室管理だけでよければ、「セサミ」などの「スマートロック」で十分かもしれませんし、
大人数や不特定多数の入退室管理を正確にしたいのであれば、「スマートロック」では機能的に不十分なことが多いので、「Akerun」や「RemoteLOCK」などの多数の導入実績がある「入退室管理システム」を選んだ方が安心です。
あるいは、鍵の機能は不要で受付で入退室管理だけしたい場合には、鍵の機能がなく入退室管理機能だけ使うことができる「ACALL」のようなサービスがぴったりかもしれません。
お探しの機能が搭載されているか、工事が必要か不要か、初期費用や月額料金など、用途や目的にあわせて「入退室管理システム」を選ぶのがポイントです。
【安価な入退室管理システムおすすめ6選】工事不要・初期費用無料まで様々なクラウド型サービスをまとめました
初期費用は無料〜数万円程度までの安価に導入できる「入退室管理システム」のおすすめを6選まとめました。
工事不要のサービスから、設置工事は必要だけど堅牢さがあるシステムまで、多種多様なサービスを選んでいますので、目的と用途にあわせて最適な「入退室管理システム」を選んで頂けたらと思います。
①初期費用無料・大手含め3,000社以上の導入実績を誇る「Akerun」
「Akerun」のおすすめポイント
「Akerun」は、従来の大手が提供している入退室管理システムが霞むほどの勢いで導入企業数を拡大中のサービスです。
Yahoo!JAPANをはじめ3,000社以上に導入実績のある信頼感と、設置工事は不要、初期費用0円で契約は1ヶ月更新と導入ハードルの低さが魅力です。
初期費用はできるだけ抑えたい(工事不要、端末無料で初期費用0円)、導入実績が多いサービスであること、導入後のサポートも充実、といった点を重視される場合におすすめです。
月額費用については、導入内容や規模によって変動するので、公式サイトから資料ダウンロードで確認が必要です。
「Akerun」の主な特徴
・初期費用0円で導入可能。契約は1ヶ月更新で安心
・月額費用は導入内容や規模によって変動するので、公式サイトから資料ダウンロードで確認が必要
・24時間いつでも安心のサポート体制、故障サポート付き
・圧倒的な導入実績。Yahoo!JAPANをはじめ3,000社以上に導入の安心感
・設置が簡単で工事も工具も一切不要。 既存のドアの鍵に貼り付けるだけ
・正確な入退室を管理。「いつ」「誰が」「どこに」出入りしたかを記録・管理が可能
・クラウド勤怠管理システムとAPI連携可能で、入退室記録から自動で勤怠管理も可能
・スマートフォンアプリで履歴・鍵権限の管理、遠隔で鍵の操作や管理が可能
・スマホ、NFC対応ICカードで解錠可能。SuicaやPasmo、ICカード対応の社員証も利用が可能
・いつでもどこでもリアルタイムで時間帯・曜日を指定した合鍵を発行することが可能
「Akerun」導入に必要な費用
・初期費用0円
・既存の鍵に貼り付けタイプのため、工事不要
・月額料金は使用方法や導入数によって異なるので、公式サイトから資料ダウンロードで確認が必要です
・契約は1ヶ月更新
「Akerun」導入を検討したい方は公式サイトで資料ダウンロードを
②月額2,000円から利用可能!安心のAirbnbグローバルパートナー「RemoteLOCK」
「RemoteLOCK」のおすすめポイント
「RemoteLOCK」は、スマホさえいらない暗証番号のテンキー式を採用しています。
工事不要さをアピールする他のサービスと違って、工事が必要で逆に堅牢さをアピール。
初期費用は数万円かかるものの、月額費用は1台2,000円、2台目以降は追加500円で利用が可能な料金プランが魅力です。
また、Airbnbのグローバルパートナーであり、宿泊予約サイトやスペース予約サイトとの連携に優れているので、宿泊施設やレンタルスペース、シェアオフィスなどへの導入は検討の価値ありです。
「RemoteLOCK」の主な特徴
・初期費用は本体価格と取り付け工事費含めて5〜10万円程度から導入可能。
・取付に設置工事が必要で、簡単には取り外せないので、スマートロックの物理的な耐久性を求めている場合におすすめ
・アプリ不要のテンキー式のため、物理的な鍵はもちろん、スマホすら不要な設計
・Airbnbのグローバルパートナーであることをはじめとして、インスタベース、といった外部の宿泊予約サイト、スペース予約サイトとシステム連携に優れている
・正確な入退室を管理。「いつ」「誰が」「どこに」出入りしたかを記録・管理が可能
・解錠したらリアルタイムにメール通知も可能
・遠隔で解錠履歴・鍵権限の管理、遠隔で鍵の操作や管理が可能
・いつでもどこでもリアルタイムで時間帯・曜日を指定した合鍵を発行することが可能
「RemoteLOCK」導入に必要な費用
・初期費用は、本体価格(35,000円〜)、取付工事費(参考価格:1カ所1個取付の場合、概算費用で3万円~)
・月額料金は、基本料1,500円 + 500円 × 本体台数(1台の場合は2,000円。2台の場合は2,500円)
「RemoteLOCK」導入を検討したい方は公式サイトで資料請求を
③初期費用0円&月額4,980円と明瞭な料金プランが魅力の「カギカン」
「カギカン」のおすすめポイント
「カギカン」は、スマートロック「Qrio」を使った入退室管理システムです。
「Akerun」同様、工事不要な貼り付けタイプ、月額料金の中に機器のレンタル費用が含まれていますので、初期費用0円で導入が可能です。
月額料金は4,980円、2セット目以降は月額2,980円と明瞭な料金プランですので、他のサービスと比較候補としては最適なサービスと言えるでしょう。
「カギカン」の主な特徴
・初期費用0円、月額4,980円。2セット目以降は月額2,980円。初月無料で契約期間の縛りもなし
・故障時の無償交換、電池交換や運用サポートも無料対応
・設置が簡単で工事も工具も一切不要。 既存のドアの鍵に貼り付けるだけ
・正確な入退室を管理。「いつ」「誰が」出入りしたかを記録・管理が可能
・スマートフォンアプリで履歴・鍵権限の管理、遠隔で鍵の操作や管理が可能
・スマホで解錠可能。暗証番号が使えるキーパッドの解錠も可能でスマホを持たない人への対応もバッチリ
・いつでもどこでもリアルタイムに合鍵を発行することが可能
「カギカン」導入に必要な費用
・初期費用0円
・既存の鍵に貼り付けタイプのため、工事不要
・月額4,980円(2セット目以降は月額2,980円)
・初月無料、契約期間の縛りなし
「カギカン」導入を検討したい方は公式サイトで資料請求を
④鍵不要で入退室管理だけ必要なら「ACALL」
「ACALL」のおすすめポイント
この記事で紹介している「ACALL」以外のサービスは、すべて鍵の開閉機能がついていますが、
「ACALL」は、鍵の機能なし、入退室管理に特化したサービスです。
鍵の機能は不要で、入退室管理だけ利用できるサービスを探している場合には最適な選択肢となるかもしれません。
オフィス受付での導入が多いサービスで、タブレットなどの端末で簡単に入退室管理が可能になります。
初月無料、月額990円から料金プランも設定されているので、導入へのハードルも低めです。
「ACALL」の主な特徴
・ACALLは鍵ではなく、タブレットやスマートフォンアプリ、IoTゲートモジュールを組み合わせることで様々な「場のデジタル化」が可能
・例えば、タブレットを使った自動受付、入退室管理が可能
・月額料金990円から料金プランあり。初月無料
・正確な入退室を管理。「いつ」「誰が」出入りしたかを記録・管理が可能
「ACALL」導入に必要な費用
・初期費用0円(ACALLアプリをインストールするタブレットやスマホの端末は用意が必要)
・月額990円〜
・初月無料
「ACALL」導入を検討したい方は公式サイトから無料お試しを
⑤初期費用2万円・月額1,500円で利用できる「keyvox」
「keyvox」のおすすめポイント
「keyvox」は、ブロックチェーン技術を使ったスマートロックです。
本体だけでスマートロックの利用ができ、月額利用料金を支払うことで、入退室管理などのサービスを利用することができます。
2019年春からサービス開始する新サービスのため、今後の動向が注目されます。
「keyvox」の主な特徴
・2019年5月以降順次サービス提供開始予定
・設置が簡単で工事も工具も一切不要。 既存のドアの鍵に貼り付けるだけ。貼り付けタイプ以外に、工事が必要な堅牢性の高いタイプも用意
・ブロックチェーン技術を利用したカギとして高い安全性を保証
・正確な入退室を管理。「いつ」「誰が」出入りしたかを記録・管理することができます。
・スマートフォンアプリで履歴・鍵権限の管理、遠隔で鍵の操作や管理が可能
・スマホ、NFC対応ICカードで解錠可能。SuicaやPasmo、ICカード対応の社員証も利用できます。
・PINパッドを使えば暗証番号での解錠も可能
・いつでもどこでもリアルタイムで時間帯・曜日を指定した合鍵を発行することが可能
「keyvox」導入に必要な費用
・初期費用は、本体19,500円(工事不要の貼り付けタイプ)、または、54,800円(取り付け工事必要タイプ)、既存の鍵に貼り付けタイプを選べば工事不要、取り付け工事必要タイプは設置工事が必要
・月額1,500円〜
「keyvox」導入を検討したい方は公式サイトで資料請求がおすすめ
⑥スモールオフィスや小規模施設なら14,800円だけで導入可能な「セサミ」
「セサミ」のおすすめポイント
「誰が」「いつ」鍵を開閉したかがわかればOK、といった最低限の入退室管理でよければ、スマートロックの筆頭である「セサミ」も候補にあげてもよいと思います。
「セサミ」は、工事不要、本体価格14,800円だけで導入可能、アプリは無料ですので月額費用もありません。
ただし、注意点として、入退室管理の機能は最低限の内容のため、大人数や不特定多数の入退室管理には適していませんので、ごく少数のオフィスやスタートアップでの利用にとどめておく必要があると思います。
自宅利用になりますが、筆者が実際に「セサミ」を使用した体験レビューもぜひあわせてご覧ください。
「【セサミminiスマートロックレビュー】スマホが家の鍵になるコスパ最強でおすすめな選択肢」
「セサミ」の主な特徴
・初期費用は、本体価格14,800円だけで導入可能
・アプリは無料だから、月額利用料金なし
・設置が簡単で工事も工具も一切不要。 既存のドアの鍵に貼り付けるだけ
・入退室を管理は「いつ」「誰が」出入りしたかを記録・管理が可能
・スマートフォンアプリで履歴・鍵権限の管理、遠隔で鍵の操作や管理が可能
・いつでもどこでもリアルタイムで合鍵を発行することが可能
「セサミ」導入に必要な費用
・初期費用は、本体価格14,800円
・既存の鍵に貼り付けタイプのため、工事不要
・アプリは無料だから、月額利用料金なし
「セサミ」導入を検討したい方はAmazon販売ページで詳細確認を
おわりに
いかがでしたでしょうか。
最後に紹介した「セサミ」と同等のスマートロックをまとめた記事もあります。
【2019年版】スマートロックおすすめ比較厳選3選!簡単に後付けできてスマホが家の鍵になる
自転車通勤の方には自転車専用のスマートロックもチェックしてみてください。
【自転車専用スマートロック】日本で買えるおすすめ比較4選!スマホが自転車の鍵になります
開き戸ではなく、引き戸に入退室管理システムを設置しようとしている場合は注意が必要です。
引き戸対応の後付けスマートロックはあるのか調べました【結論: サムターンがあればスマートロック取付可能】
オフィス向けに入退室管理システムを導入するメリットをまとめた記事もあります。
オフィスセキュリティ向上におすすめ厳選ドアロックを比較して紹介します!
以上、「【安価な入退室管理システムおすすめ厳選6選】工事不要・初期費用無料まで様々なクラウド型サービスをまとめました」でした!
それではまた