VPNサービスを選ぶとき、「この会社は本当に信頼できるの?」という不安を感じたことはありませんか。
特に個人情報やインターネット通信を預けるVPNサービスでは、運営会社の信頼性が何より重要です。
価格や機能だけで選んでしまうと、後から「実は怪しい会社だった」「データが流出していた」なんてことになりかねません。
この記事では、世界的に人気の高いExpressVPNの運営会社について、その実態と信頼性を徹底的に検証します。
運営歴、所在地、セキュリティ体制、プライバシーポリシーなど、利用前に確認すべきポイントを詳しく解説していきます。
VPNサービスで運営会社の信頼性が重要な理由
VPNサービスは、あなたのインターネット通信をすべて暗号化して保護する仕組みです。つまり、VPN運営会社はあなたのオンライン活動のすべてを技術的に見ることができる立場にあります。
実際、過去には無料VPNサービスの中で、ユーザーのデータを第三者に販売していた事例や、マルウェアを仕込んでいた悪質なケースも報告されています。2020年には、7つの無料VPNサービスから2,000万人分のユーザーデータが流出する事件も発生しました。
また、VPNサービスの運営会社が設立されている国の法律も重要です。例えば、14アイズ同盟(アメリカ、イギリス、カナダなど14か国の情報共有同盟)に加盟している国では、政府機関がVPN会社にユーザーデータの提供を要求できる場合があります。
さらに、運営会社の技術力や資金力も見逃せません。セキュリティ対策には継続的な投資が必要で、小規模な会社では十分なセキュリティ体制を維持できない可能性があります。
このように、VPNサービスを選ぶ際は、単に「つながれば良い」「安ければ良い」という基準だけでなく、運営会社の信頼性を慎重に評価する必要があるのです。
ExpressVPNの運営会社情報を詳しく解説
運営会社の基本情報
ExpressVPNは、Express Technologies Ltd.という会社によって運営されています。2009年に設立され、15年以上の運営実績を持つ老舗VPNサービスです。
本社は英領ヴァージン諸島(British Virgin Islands)に登録されています。この地域を選んだ理由は、データ保持法がなく、プライバシー保護に有利な法制度があるためです。
2021年9月には、サイバーセキュリティ大手のKape Technologies社がExpressVPNを9億3600万ドル(約1,400億円)で買収しました。Kape Technologies社は、CyberGhost VPNやPrivate Internet Accessなど、複数のVPNブランドを運営する上場企業です。
運営実績と規模
ExpressVPNは現在、世界105か国に3,000以上のサーバーを展開し、数百万人のユーザーに利用されています。従業員数は約300名で、24時間365日のカスタマーサポートを提供しています。
これまでの主な実績として、2019年にはトルコ政府がExpressVPNのサーバーを押収した際、ノーログポリシーが実証されました。サーバーには一切のユーザーデータが保存されておらず、政府機関も情報を得ることができませんでした。
セキュリティ体制と技術力
ExpressVPNは、業界最高水準のセキュリティ技術を採用しています。AES-256ビット暗号化、OpenVPNとIKEv2プロトコル、そして独自開発のLightwayプロトコルを提供しています。
特筆すべきは、TrustedServerテクノロジーの採用です。これは、すべてのサーバーがRAMのみで動作し、電源を切るとすべてのデータが消去される仕組みです。物理的にもデータを保存できない設計になっています。
また、第三者機関による定期的なセキュリティ監査を受けており、PwC(プライスウォーターハウスクーパース)やCure53などの著名な監査機関から、セキュリティとプライバシー保護の実効性が確認されています。
プライバシーポリシーの内容
ExpressVPNのプライバシーポリシーは、業界でも最も厳格なものの一つです。主なポイントは以下の通りです:
- 接続ログを一切保存しない(接続時刻、接続先、使用データ量など)
- アクティビティログを保存しない(閲覧履歴、ダウンロード内容など)
- 最小限の情報のみ収集(メールアドレス、支払い情報、サポート問い合わせ内容)
- 匿名での支払いオプション(ビットコイン決済対応)
これらのポリシーは、前述のトルコでの事例で実際に証明されており、単なる宣伝文句ではないことが分かります。
ExpressVPNの信頼性を他社と比較検証
ExpressVPNの信頼性をより客観的に評価するため、他の主要VPNサービスと比較してみましょう。
NordVPNとの比較
NordVPNはパナマに本社を置き、2012年から運営されています。ExpressVPNと同様に、14アイズ同盟の管轄外に本社があり、ノーログポリシーを採用しています。ただし、2019年にはサーバーへの不正アクセス事件が発生し、一部で信頼性に疑問を持つ声もありました。
無料VPNサービスとの比較
無料VPNサービスの多くは、広告収入やユーザーデータの販売で収益を得ています。例えば、人気の無料VPNアプリの中には、ユーザーの閲覧履歴を収集し、広告会社に販売していることが判明したケースもあります。
一方、ExpressVPNは有料サービスのため、ユーザーからの料金収入で運営されており、データを販売する必要がありません。これは信頼性の観点から大きなメリットです。
ExpressVPNが適している人
以下のような方には、ExpressVPNが特におすすめです:
- プライバシー保護を最優先に考える方
- 海外のストリーミングサービスを安全に利用したい方
- ビジネスで機密情報を扱う方
- 検閲の厳しい国で自由なインターネットアクセスが必要な方
一方で、価格重視で基本的な保護機能だけで十分という方には、より安価な選択肢もあるかもしれません。
まとめ:ExpressVPNは信頼できるVPNサービス
ExpressVPNの運営会社について詳しく調査した結果、以下の点から高い信頼性が確認できました:
- 15年以上の運営実績と大手企業による買収
- プライバシー保護に有利な英領ヴァージン諸島での法人登録
- 実際の事例で証明されたノーログポリシー
- 第三者機関による定期的なセキュリティ監査
- 最新のセキュリティ技術への継続的な投資
もちろん、完璧なサービスは存在しませんが、ExpressVPNは現在利用可能なVPNサービスの中で、最も信頼性の高いものの一つと言えるでしょう。
ExpressVPNの具体的な使い方や料金プランについては、【2025年最新版】ExpressVPNとは?使い方・料金・評判を徹底解説!始め方ガイドで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
信頼できるVPNサービスで、安全なインターネット環境を手に入れたい方は、ExpressVPNの公式サイトから詳細を確認してみてください。30日間の返金保証もあるので、まずは実際に試してみることをおすすめします。