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ExpressVPNと海外旅行用eSIM(Holafly・Airalo)の相性は?併用メリットと設定方法を解説

海外旅行のネット環境、eSIMだけで本当に安心?

海外旅行の準備で「eSIMを入れておけばネットは大丈夫」と考えている方は多いのではないでしょうか。

たしかにHolaflyやAiraloといった旅行者向けeSIMサービスは、渡航先でスムーズにデータ通信を使える便利な手段です。

しかし、eSIMで確保できるのはあくまで「インターネットへの接続手段」であり、通信の安全性や日本向けサービスへのアクセスまではカバーしてくれません。

空港やカフェのフリーWi-Fiで個人情報が抜き取られるリスク、海外IPアドレスが原因でNetflixやTVerが視聴できないストレス——こうした問題は、eSIMだけでは解決できないのが現実です。

2026年5月時点の情報をもとに、これから海外旅行を控えている方がすぐに実践できる内容をまとめました。

海外旅行のネット環境が抱える3つの課題

課題1:フリーWi-Fiのセキュリティリスク

海外旅行中は、ホテルや空港、カフェなどのフリーWi-Fiを利用する場面が頻繁にあります。eSIMでモバイルデータ通信が使える場合でも、データ容量を節約するためにWi-Fiへ切り替える方は少なくありません。

問題は、これらの公共Wi-Fiが暗号化されていないケースが非常に多い点です。セキュリティ企業NordSecの調査によれば、旅行者の約4人に1人が海外の公共Wi-Fi利用中にセキュリティ被害を経験したと報告されています。具体的には、通信内容の傍受(中間者攻撃)、偽のWi-Fiスポットへの接続誘導、クレジットカード情報やログインパスワードの窃取といったリスクが存在します。

eSIMによるモバイルデータ通信は公共Wi-Fiより安全性が高いものの、通信内容自体が暗号化されるわけではありません。特に、HTTPSに対応していないサイトへのアクセスや、セキュリティが不十分なアプリの利用時には、情報漏洩のリスクが残ります。

課題2:地理的制限(ジオブロック)による不便

海外旅行用eSIMを利用すると、渡航先の国のIPアドレスが割り当てられます。これにより、日本国内向けに提供されているサービスにアクセスできなくなる「ジオブロック」が発生します。

影響を受ける代表的なサービスとしては、日本のNetflixライブラリ、TVer、ABEMA、U-NEXT、DAZNなどの動画配信サービスが挙げられます。また、一部の日本の銀行やクレジットカードのオンラインサービスも、海外IPアドレスからのアクセスを制限している場合があります。

長期の旅行になるほど、日本のコンテンツにアクセスできないストレスは大きくなります。せっかく楽しみにしていたドラマの続きが見られない、リアルタイムのスポーツ中継が視聴できないといった不満は、旅行の満足度にも影響します。

課題3:通信速度の不安定さとデータ容量の制限

旅行用eSIMの多くは、現地の通信事業者の回線をローミングで利用しています。そのため、場所や時間帯によって通信速度が大きく変動することがあります。特にHolaflyの無制限プランは便利ですが、混雑時に速度制限がかかるケースも報告されています。一方、Airaloのプランはデータ容量に上限があるものが多く、動画視聴やビデオ通話を多用すると容量が不足しがちです。

こうした状況では、通信の効率化やデータ使用量の管理も重要な課題となります。

ExpressVPNとeSIMの併用で実現する快適な海外ネット環境

そもそもVPNとは何か

VPN(Virtual Private Network)とは、インターネット上に暗号化された仮想の専用回線を構築する技術です。VPNを使うと、デバイスとVPNサーバーの間の通信がすべて暗号化されるため、第三者による傍受が極めて困難になります。また、VPNサーバーを経由することで、接続元のIPアドレスを変更できるため、地理的制限の回避にも活用されています。

数あるVPNサービスの中でも、ExpressVPNは105カ国以上にサーバーを展開し、業界最高水準の通信速度と安定性を誇るサービスです。ExpressVPNの詳しい機能や料金については、ExpressVPNの使い方・料金・評判を徹底解説した記事で包括的にまとめていますので、あわせて参考にしてください。

併用メリット1:通信のセキュリティを根本から強化

ExpressVPNは、AES-256という軍事レベルの暗号化技術を採用しています。eSIMのモバイルデータ通信中はもちろん、フリーWi-Fiに接続する場面でも、すべての通信が強力に暗号化されます。

具体的な活用シーンを挙げると、空港のラウンジで航空券の予約変更をする場合、ホテルのWi-Fiで銀行アプリにログインする場合、カフェでクレジットカード決済を行う場合など、個人情報や金融情報を扱う場面で特に効果を発揮します。

ExpressVPNにはキルスイッチ機能(Network Lock)も搭載されており、VPN接続が不意に切断された場合でも、自動的にインターネット接続を遮断して情報漏洩を防ぎます。これは特に、eSIMとWi-Fiを切り替える際のわずかな接続の隙間を守る上で重要な機能です。

併用メリット2:日本のコンテンツにストレスなくアクセス

ExpressVPNの日本サーバーに接続すれば、海外にいても日本のIPアドレスでインターネットを利用できます。これにより、ジオブロックの問題が解消され、日本にいるときと同じ感覚で各種サービスを利用できるようになります。

筆者の経験では、東南アジアでHolaflyのeSIMを利用しながらExpressVPNの東京サーバーに接続したところ、TVerの番組やNetflixの日本ライブラリを問題なく視聴できました。動画の読み込みも速く、ストリーミング中にバッファリング(読み込み待ち)が発生することはほとんどありませんでした。

逆に、日本からは通常アクセスできない渡航先の限定コンテンツを楽しみたい場合は、その国のサーバーに切り替えることも可能です。この柔軟性は、ExpressVPNのサーバー数の多さならではの利点です。

併用メリット3:通信の最適化とプライバシー保護

一部のeSIMプロバイダーや現地の通信事業者は、特定の種類の通信(動画ストリーミングやP2P通信など)に対して意図的に速度を制限する「スロットリング」を行うことがあります。VPNを使うと通信内容が暗号化されるため、通信事業者はどのような種類のデータが流れているかを判別できなくなり、結果としてスロットリングを回避できる可能性があります。

また、渡航先によってはインターネットの検閲が行われている国もあります。ExpressVPNは中国やUAE、トルコなど、検閲が厳しい国でも安定して動作する実績があり、旅行先を問わず自由なインターネットアクセスを確保できる点は大きな安心材料です。

eSIM×ExpressVPNの具体的な設定手順

実際の併用設定は非常にシンプルです。以下の手順で、出発前に準備を整えておきましょう。

ステップ1として、ExpressVPNの公式サイトでアカウントを作成し、スマートフォンにアプリをインストールします。日本にいる間に設定を済ませておくのがポイントです。

ステップ2として、HolaflyやAiraloなどのeSIMアプリから、渡航先のeSIMプランを購入・インストールします。この段階ではまだeSIMを有効化しなくても構いません。

ステップ3として、渡航先に到着したら、スマートフォンの設定でeSIMの回線を有効化し、データ通信に使用する回線としてeSIMを選択します。

ステップ4として、ExpressVPNアプリを起動し、利用目的に応じたサーバーに接続します。日本のコンテンツを利用したい場合は東京サーバー、セキュリティ確保だけが目的なら最寄りの高速サーバーを選ぶと通信速度が安定します。

注意点として、VPNの利用はわずかながらデータ通信量を増加させます(暗号化のオーバーヘッドにより、おおよそ5〜15%程度)。Airaloのようにデータ容量制限があるプランを利用している場合は、VPN接続中のデータ使用量を意識しておくとよいでしょう。Holaflyの無制限プランであれば、この点をあまり気にする必要はありません。

よくある失敗と回避方法

併用時に陥りやすいトラブルとその対処法をまとめます。

まず、VPN接続後にインターネットが使えなくなるケースがあります。これはeSIMのAPN設定(アクセスポイント設定)とVPNの接続が競合している場合に起こることがあります。対処法としては、一度VPNを切断し、eSIMの通信が正常に行えることを確認してから再度VPNに接続してください。ExpressVPNのプロトコル設定を「自動」にしておくと、最適な接続方式が自動選択されるため、トラブルが起きにくくなります。

次に、動画視聴時にVPNが検出されてブロックされるケースです。一部のストリーミングサービスはVPN接続を検知してアクセスを制限することがあります。ExpressVPNはこうした検知に対する対策を継続的にアップデートしていますが、もしブロックされた場合は、同じ国の別のサーバーに切り替えることで解決できる場合がほとんどです。

最後に、バッテリー消費が早くなる点です。eSIMとVPNの同時利用は、通常よりもバッテリーを消費します。モバイルバッテリーの携帯を推奨するとともに、セキュリティが確保された環境(信頼できるホテルのWi-Fiなど)ではVPNを一時的にオフにすることも、バッテリー管理の選択肢として検討してください。

Holafly vs Airalo:ExpressVPNとの相性を比較

旅行用eSIMの二大サービスであるHolaflyとAiraloについて、ExpressVPNとの併用という視点から比較します。

Holaflyは、多くの国で無制限データプランを提供しており、VPN利用によるデータ消費の増加を気にせず使える点が最大の強みです。VPNを常時接続したまま動画を長時間視聴するような使い方でも、データ容量を心配する必要がありません。料金は5日間で約2,400円〜と、やや高めの価格設定です。

Airaloは、200以上の国と地域に対応し、1GBからの少量プランを低価格で提供しています。必要な分だけデータを購入できる柔軟性が魅力ですが、VPNのオーバーヘッド分を考慮してやや余裕のあるプランを選ぶ必要があります。料金は1GB/7日間で約4.5ドル〜と手頃です。

ExpressVPNとの相性という観点では、VPNを常時接続して安心感を重視したい方にはHolaflyが、短期旅行でコストを抑えたい方にはAiraloが適しています。いずれのeSIMでもExpressVPNは問題なく動作しますので、旅行のスタイルや予算に合わせて選んでください。

なお、従来のレンタルWi-Fiルーターと比較した場合、eSIM+VPNの組み合わせには、荷物が増えない、受取・返却の手間がない、複数デバイスはスマートフォンのテザリングで対応できるといった利点があります。レンタルWi-Fiの1日あたりの料金は渡航先によって800〜1,500円程度が相場であり、eSIM+ExpressVPNの組み合わせのほうが多くのケースでコストパフォーマンスに優れています。

まとめ:eSIM×ExpressVPNで海外旅行のネット不安をゼロに

海外旅行のネット環境は、eSIMで「つながる」ことだけでなく、VPNで「安全につながる」ことまで含めて初めて万全といえます。

この記事のポイントを整理すると、eSIMは海外でのインターネット接続手段として優秀だがセキュリティとジオブロックの課題が残ること、ExpressVPNを併用することで通信の暗号化と地理的制限の回避を同時に実現できること、設定は出発前にアプリをインストールしておくだけで非常に簡単であること、の3点です。

具体的な次のステップとしては、まずExpressVPNの始め方ガイドで基本的な使い方を確認し、次にExpressVPN公式サイトでアカウントを作成、そして渡航先に合わせてHolaflyまたはAiraloのeSIMプランを選ぶ、という流れがおすすめです。ExpressVPNには30日間の返金保証がありますので、旅行前に試してみて合わなければ全額返金を受けることも可能です。

eSIMとExpressVPNを組み合わせて、安全で快適な海外旅行のネット環境を手に入れてください。