「毎日のように繰り返しているこの単純作業、誰か代わりにやってくれないかな…」
「複数のアプリ間で情報をコピペするのが面倒で、ミスも起きやすい…」
「業務を自動化したいけど、プログラミングなんて到底無理!」
日々の業務で、このように感じている非エンジニアの方は多いのではないでしょうか?
ビジネスをされている多くの方々からも、「もっと楽に、効率的に仕事を進めたいけれど、専門知識がないと自動化なんて夢のまた夢だよね?」というお声をよく聞きます。
でも、諦めるのはまだ早いかもしれません!
私もプログラマーではありませんが、「Make(メイク、旧Integromat)」のようなノーコード連携ツールを使えば、まるでパズルを組み合わせるように、様々なWebサービスを繋ぎ合わせ、日々の業務を自動化できるんです。
特に、普段お使いのGoogle Workspaceとの相性は抜群ですよ!
この記事では、プログラミング経験がない非エンジニアの方向けに、Google WorkspaceとMakeを連携させて実現できる具体的な業務自動化アイデアと、その第一歩を踏み出すためのヒントをご紹介します。
【ご注意】この記事の情報は2025年5月時点のものです。Make (旧Integromat) および連携対象となる各サービスの機能、料金プラン、API仕様は変更される可能性があります。最新情報は各サービスの公式サイトで必ずご確認ください。
Make (旧 Integromat) とは?ノーコード自動化の仕組み
Makeは、様々なWebアプリケーションやサービス同士を視覚的なインターフェースで連携させ、ワークフローを自動化できるiPaaS(Integration Platform as a Service)の一つです。「ノーコード」または「ローコード」ツールとも呼ばれ、プログラミングコードを書かずに、あらかじめ用意された「モジュール」(機能部品)をドラッグ&ドロップで繋ぎ合わせていくことで、自動化のシナリオ(処理の流れ)を構築できます。
Makeの料金プランや機能を詳細に紹介したガイド記事もありますので合わせてご覧ください。
→Make(メイク)とは?機能・料金・使い方を徹底解説!今日から始めるノーコード自動化生活
基本的な仕組み:
- トリガー: 自動化を開始する「きっかけ」となるイベント。(例: Gmailで新しいメールを受信したら、Googleフォームに新しい回答があったら)
- アクション: トリガーに応じて実行される処理。(例: スプレッドシートに新しい行を追加する、Chatにメッセージを投稿する、カレンダーに予定を作成する)
- シナリオ: トリガーと一つ以上のアクションを繋ぎ合わせて作る、一連の自動化フロー。
MakeにはGoogle Workspaceの各アプリ(Gmail, Sheets, Drive, Calendar, Docsなど)に対応したモジュールが豊富に用意されており、これらと他の多くのWebサービス(SNS、CRM、ECプラットフォームなど)を簡単に連携できます。
なぜGoogle WorkspaceとMakeを連携させるのか?非エンジニアにとってのメリット
- プログラミング不要: 専門知識がなくても、視覚的な操作で自動化を実現できます。
- 時間のかかる定型作業から解放: 日々繰り返していた単純作業を自動化し、より創造的な仕事に時間を使えるようになります。
- 人的ミスの削減: 手作業によるコピペミスや入力漏れを防ぎ、業務の正確性が向上します。
- 複数ツール間の情報分断を解消: バラバラだった情報をスムーズに連携させ、一元的に管理しやすくなります。
- 「自分だけの便利ツール」を作れる: 既成のツールでは解決しきれない、自社特有の細かな業務ニーズに対応した自動化を構築できます。
【自動化アイデア集10選】コピペ作業にサヨナラ!今日からできる効率化
MakeとGoogle Workspaceを連携させることで実現できる、非エンジニアの方でも比較的取り組みやすい自動化アイデアを10個ご紹介します。(※一部、連携する外部サービスの契約や設定が別途必要な場合があります)
- Gmailの特定メールをスプレッドシートに自動記録
- トリガー: Gmailで特定のラベルが付いたメールを受信、または特定のキーワードを含むメールを受信。
- アクション: Googleスプレッドシートに、メールの差出人、件名、受信日時、本文(一部)などを新しい行として追加。
- 活用例: 特定の顧客からの問い合わせメールを一覧化、特定のプロジェクト関連メールをリストアップ。
- Googleフォームの回答をChat/Slackに通知&スプレッドシートに記録
- トリガー: Googleフォームに新しい回答が送信される。
- アクション: (1)回答内容をGoogleスプレッドシートに自動記録(これはフォームの標準機能)、(2)Make経由でGoogle Chatの指定スペースやSlackのチャンネルに「新しい回答がありました!」と通知。
- 活用例: Webサイトからの問い合わせ、イベント申込、社内アンケートなどの受付と即時共有。
- Googleカレンダーの予定をタスク管理ツール(Asana, Trello等)に自動登録
- トリガー: Googleカレンダーで特定のキーワードを含む新しい予定が作成される。
- アクション: AsanaやTrelloなどのタスク管理ツールに、予定名、日時、説明などを基にしたタスクを自動作成。
- 活用例: 顧客とのアポイントメントをタスクとしても管理し、対応漏れを防ぐ。
- Googleドライブの特定フォルダへのファイル追加をChat/Slackに通知
- トリガー: Googleドライブの指定したフォルダに新しいファイルが追加される。
- アクション: Google ChatやSlackに、ファイル名とリンクを付けて「新しいファイルが追加されました」と通知。
- 活用例: デザイナーが成果物をアップロードしたら関係者に通知、顧客から重要ファイルが共有されたら担当チームに通知。
- スプレッドシートの特定条件を満たした行をGmailで担当者に通知
- トリガー: Googleスプレッドシートの新しい行が追加され、かつ特定の列の値が条件(例:「ステータス:要対応」「在庫数:10以下」)を満たす。
- アクション: Gmailで、担当者宛に該当行の情報を含んだアラートメールを自動送信。
- 活用例: 顧客リストで「対応遅延」フラグが立ったら営業担当に通知、在庫管理シートで「発注点以下」になったら購買担当に通知。
- RSSフィードの新着情報をChat/スプレッドシートへ
- トリガー: 購読している業界ニュースなどのRSSフィードが更新される。
- アクション: Google Chatの関連スペースに記事タイトルとリンクを投稿、またはGoogleスプレッドシートに記事情報をリストとして蓄積。
- 活用例: 最新の業界動向や競合情報をチーム内で効率的に共有。
- 外部アンケートツール(Typeform等)の回答をスプレッドシートへ
- トリガー: Typeformなどの外部アンケートツールで新しい回答がある。
- アクション: 回答内容をGoogleスプレッドシートに自動で追加。
- 活用例: よりデザイン性の高いアンケートツールを使いつつ、回答データは使い慣れたスプレッドシートで管理・分析。
- SNS(Twitter/X等)の特定投稿をスプレッドシートに記録
- トリガー: Twitter/Xで特定のキーワードやハッシュタグを含む新しいツイートが投稿される。
- アクション: ツイート内容(本文、投稿者、日時、URLなど)をGoogleスプレッドシートに追加。
- 活用例: 自社製品やサービスに関する顧客の声(エゴサーチ)、特定のキャンペーンに関する投稿などを収集・分析。
- ECサイト(Shopify等)の新規注文をスプレッドシート記録&Chat通知
- トリガー: ShopifyなどのECプラットフォームで新しい注文が入る。
- アクション: (1)注文情報をGoogleスプレッドシートに記録、(2)受注担当チームのGoogle Chatスペースに「新規注文あり」と通知。
- 活用例: 受注処理の迅速化、チームへの情報共有。
- Googleマイビジネスの新規レビューをChat/Gmailへ通知
- トリガー: Googleマイビジネス(Googleビジネスプロフィール)に新しいレビューが投稿される。
- アクション: レビュー内容と評価をGoogle ChatやGmailで担当者に通知。
- 活用例: 顧客からの貴重なフィードバックに素早く気づき、必要に応じて返信するなど、店舗評価の維持・向上に繋げる。
Makeを始めるための基本ステップ(超概要)
- Makeでアカウントを作成(無料プランあり)。
- 「シナリオを作成」画面で、最初のモジュール(トリガーとなるアプリ、例: Gmail)を選択。
- Googleアカウント(または他のアプリのアカウント)をMakeに連携(認証)。
- トリガーとなるイベント(例: 「新しいメールを受信」)と、その条件を設定。
- 次のモジュール(アクションとなるアプリ、例: Google Sheets)を追加し、実行したい処理(例: 「行を追加」)と、どのデータをどこにマッピングするかを設定。
- シナリオをテスト実行し、問題なければ有効化(アクティブ化)。
Makeには豊富なテンプレートも用意されているので、最初はそれを参考にすると良いでしょう。
非エンジニアがMakeのようなノーコードツールを使った自動化で失敗しないための3つのコツ
Makeのようなノーコードツールは非常に強力ですが、非エンジニアの方が最初の一歩でつまずかないために、私がいつもお伝えしているコツがあります。
- 「一番単純で、一番繰り返していて、一番面倒な作業」から自動化する: いきなり複雑なワークフローを作ろうとせず、まずは「毎日必ず手作業でやっている、この単純なコピペ作業」や「毎週同じ内容で送っている通知メール」など、小さくても効果を実感しやすい作業を一つ選んで自動化してみましょう。成功体験が次のモチベーションに繋がります。
- Makeの「テンプレート」や他人の「レシピ」を真似てみる: Makeには、様々な連携パターンのテンプレートが用意されています。また、Web上には他のユーザーが作成した連携レシピもたくさん公開されています。これらを参考に、まずは真似てみて、少しずつ自分の業務に合わせて改造していくのが、効率的な学習方法です。私も最初は、既存のレシピを分解して「なるほど、こう繋げればいいのか!」と理解を深めました。
- エラーが出たら「ログ」を見て、恐れずに試行錯誤する: 自動化シナリオを作っていると、必ずと言っていいほどエラーが出ます。Makeには、シナリオが実行された履歴(ログ)や、どこでエラーが起きたかを確認できる機能があります。エラーメッセージを翻訳したり、ネットで検索したりしながら、何が原因かを探り、修正していくプロセスそのものが学びになります。最初から完璧に動かなくても、諦めずに試行錯誤することが大切です。
「自動化」と聞くと難しそうですが、Makeのようなツールは、非エンジニアの私たちに「自分で業務を改善できる力」を与えてくれます。ぜひ、楽しんでチャレンジしてみてください。
まとめ:MakeとGoogle Workspace連携で、あなたも業務自動化エンジニアに!
Google WorkspaceとMake (旧 Integromat) を連携させることで、これまで手作業で行っていた多くの定型業務を、プログラミングの知識なしに自動化できます。これにより、貴重な時間を節約し、より創造的で付加価値の高い仕事に集中できるようになるでしょう。
今回ご紹介したアイデア集はほんの一例です。あなたの業務の中にも、きっとMakeとGoogle Workspaceで自動化できる作業が隠れているはずです。まずは無料プランから、小さな自動化に挑戦してみてはいかがでしょうか。
Makeのようなツールと連携することで、Google Workspaceはさらに強力な業務自動化プラットフォームになります。この柔軟な環境を、お得なプロモーションコードで手に入れて、あなたも自動化にチャレンジしませんか?
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この記事が、非エンジニアのあなたにとって、業務自動化への第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。