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【待望の神機能】Googleドライブ上で「パスワード付きOfficeファイル」が直接編集可能に!ダウンロードの手間がついに消滅

本記事はGoogle Workspace Updatesブログ( https://workspaceupdates.googleblog.com/ )の記事を元に、日本のGoogle WorkspaceユーザーおよびGoogle Workspaceに興味がある方々に向けて、2026年1月14日に公開された情報を分かりやすく解説したものです。

日々の業務において、取引先や社内の他部署から「パスワード付きのExcelファイル」や「暗号化されたWordドキュメント」を受け取る機会はまだまだ多いものです。

Google Workspaceをメインで利用しているユーザーにとって、こうしたパスワード付きファイルの扱いは、長らく「小さなストレス」の源でした。

中身を確認するだけならプレビュー機能でパスワードを入力すれば見られます。

しかし、その数値を修正したり、文言を追記したりしようとすると、途端に話が面倒になります。

「一旦パソコンにダウンロードして」

「ローカルのOfficeソフト(または互換ソフト)で開いて」

「パスワードを入力して編集し」

「上書き保存して」

「またGoogleドライブにアップロードし直す」

この一連の作業、正直に言って非常に非効率的だと感じたことはありませんか。

ファイルのバージョン管理が煩雑になり、「どれが最新版だっけ?」と混乱する原因にもなっていました。

そんな悩みを一挙に解決する、まさに「待望」と言えるアップデートがGoogleから発表されました。

2026年1月14日、Google WorkspaceとMicrosoft Officeの相互運用性が飛躍的に向上する新機能が登場しました。

なんと、Googleドライブ上でパスワード保護されたMicrosoft Officeファイルを直接編集できるようになったのです。

もう、編集のためだけにファイルをダウンロードする必要はありません。

今回は、この画期的な新機能の詳細と使い方はもちろん、利用にあたって絶対に知っておくべき「セキュリティ上の仕様」まで、徹底的に解説していきます。


1. アップデートの概要:何ができるようになったのか?

今回のアップデートの核心は、「暗号化されたOfficeファイル(Word, Excel, PowerPoint)を、Googleドライブのウェブ画面から離れることなく編集できるようになった」という点にあります。

これまでGoogleドライブには、OfficeファイルをGoogle形式(ドキュメントやスプレッドシート)に変換せずに、Office形式(.docx, .xlsx, .pptx)のまま編集できる「Office編集機能(Office Compatibility Mode)」が搭載されていました。

しかし、この機能には弱点がありました。それが「パスワード保護されたファイル」には対応していなかったことです。

パスワードがかかっているファイルを開こうとすると、閲覧(プレビュー)のみが許可され、編集ボタンはグレーアウトしていたり、そもそも編集モードに入れなかったりしました。

今回の変更により、この制限が撤廃されました。

Googleドライブでパスワード付きファイルを開く際、正しいパスワードを入力すれば、そのままGoogleドキュメント、スプレッドシート、スライドのエディタ画面でファイルが開き、編集作業を行えるようになります。

これは、Google WorkspaceユーザーとMicrosoft Officeユーザーが混在する環境や、セキュリティポリシーとしてファイルへのパスワード付与を行っている企業にとって、業務効率を劇的に改善するニュースです。

2. 具体的な操作フロー:どのように使うのか

では、実際にこの機能を使う際の画面遷移や操作手順を見ていきましょう。非常に直感的で、誰でもすぐに使いこなせる設計になっています。

ステップ1:ファイルを開く
Googleドライブ上にある、パスワードが設定されたMicrosoft Officeファイルをダブルクリックします。

ステップ2:パスワードを入力する
これまで通り、ファイルを開くためのパスワード入力プロンプトが表示されます。ここで正しいパスワードを入力します。

ステップ3:「編集」を選択する
ここが新しいポイントです。
パスワード入力後の画面に、以下の2つのオプションが表示されるようになります(または、プレビュー画面から遷移します)。

  • 閲覧(Preview): 従来通り、読み取り専用モードでファイルの中身を表示します。編集はできません。

  • 編集(Edit): 新しく追加されたオプションです。これを選択すると、ファイルの編集モードに入ります。

ステップ4:編集する
「編集」を選択すると、Googleドキュメント(Wordの場合)、スプレッドシート(Excelの場合)、スライド(PowerPointの場合)のエディタが立ち上がり、Office形式のまま編集が可能になります。

まるで最初からパスワードがかかっていなかったかのように、スムーズに編集作業を開始できます。

3. 【超重要】セキュリティ仕様に関する注意点

この機能を利用する上で、一つだけ絶対に理解しておかなければならない重要な仕様があります。

それは、**「編集モードで開くと、ファイルのパスワード保護は解除される」**という点です。

元記事には明確に「remove the password from the file(ファイルからパスワードを削除する)」と記載されています。

どういうことか詳しく解説します。

Googleのエディタ(Docs/Sheets/Slides)がファイルの中身を解析し、編集可能な状態にするためには、暗号化(パスワード保護)を解く必要があります。
そのため、ユーザーがパスワードを入力して「編集」を選択した時点で、システムはそのファイルの保護を解除し、編集可能な「平文のOfficeファイル」として扱います。

その結果、編集後にGoogleドライブに保存されるファイルは、**「パスワードがかかっていない状態」**になります。

ここがポイントです:

  • 閲覧(Preview)を選んだ場合: パスワード保護は維持されます。

  • 編集(Edit)を選んだ場合: パスワード保護は解除されます。

つまり、「パスワード付きのまま編集して、パスワード付きのまま保存し直す」機能ではないということです。

もし、編集後も引き続きパスワード保護が必要な場合は、以下のいずれかの対応が必要になるでしょう。

  1. Googleドライブの共有設定(アクセス権限)でセキュリティを担保する(Google推奨)。

  2. 一度ダウンロードし、再度ローカルのOfficeソフトなどでパスワードを設定してからアップロードし直す。

この仕様を理解せずに、「パスワード付きだから安全だ」と思い込んで編集・保存し、共有フォルダに放置してしまうと、意図せず誰でも開ける状態になってしまう可能性があります。
この点は、社内での利用ルールを周知する際に必ず触れるべきポイントです。

4. この機能がもたらす3つの業務改革

仕様上の注意点はありますが、それを補って余りあるメリットがこの機能にはあります。

メリット1:ダウンロード&アップロードの手間ゼロへ
「ちょっと数字を直したいだけ」「誤字を修正したいだけ」という些細な修正のために、ダウンロードしてアプリを立ち上げる時間はもう不要です。ブラウザ上ですべて完結するため、作業時間が大幅に短縮されます。

メリット2:Chromebookやモバイル環境での利便性向上
高価なMicrosoft Officeライセンスが入っていないPCや、Chromebook、タブレットなどで作業しているユーザーにとって、パスワード付きOfficeファイルは「開くことすら困難な壁」でした。
今後はブラウザさえあれば、デバイスやインストールされているソフトに関係なく、安全にファイルの中身を編集できるようになります。

メリット3:ファイルバージョンの先祖返りを防止
ダウンロードして編集する運用で最も怖いのが、「どれが最新版かわからなくなる」問題です。
「Aさんがダウンロードして編集している間に、Bさんもダウンロードして編集し、Bさんが先にアップロードして、その後Aさんがアップロードして上書きしてしまう…」
こうした競合や先祖返りは、クラウド上で直接編集することで防げます。Googleドライブ上で常に「一つのファイル」を編集し続けることができるからです。

5. なぜ今、この機能なのか?

Googleは近年、Microsoft Officeとの相互運用性(Interoperability)の向上に力を入れています。
世界中のビジネス現場において、Google WorkspaceとMicrosoft 365は「どちらか一方だけを使う」ものではなく、「両方が混在する」あるいは「相手に合わせて使い分ける」ものになっているからです。

今回のアップデートは、その「共存」をさらに一歩進めるものです。
「Google Workspaceを使っているから、Officeファイルが不便」という障壁を取り除くことで、ユーザーはツールの違いを意識することなく、目の前の「仕事」に集中できるようになります。

また、サードパーティ製の怪しいツールを使ってパスワードを解除したり、編集したりするリスクを減らすという意味でも、セキュリティ対策の一環として捉えることができます。公式機能として安全に編集できる環境が提供されたことは、企業のITガバナンスにとってもプラスです。

6. 展開スケジュールと対象ユーザー

この便利な機能は、いつから使えるのでしょうか。

展開スケジュール

  • 即時リリース(Rapid Release)ドメイン:
    2026年1月13日から1月16日にかけて、順次機能が有効化されます。

  • 計画的リリース(Scheduled Release)ドメイン:
    2026年1月19日から1月21日にかけて、順次機能が有効化されます。

日本の多くの企業ユーザーは「計画的リリース」に設定されていることが多いため、1月下旬には手元の環境で利用可能になる見込みです。

対象ユーザー

  • Google Workspaceの全エディション

  • Google Workspace Individualをご契約の方

  • 個人のGoogleアカウント(無料版Gmailユーザーなど)

特筆すべきは、無料の個人アカウントユーザーも対象である点です。プライベートでのやり取りや、PTA・サークル活動などでも役立つこと間違いありません。

管理者設定
この機能には、管理者がオン/オフを切り替える設定(Admin control)はありません。
機能がロールアウトされ次第、すべてのユーザーが利用可能になります。
そのため、前述した「編集するとパスワードが解除される」という仕様については、機能が有効になる前に社内でアナウンスしておくことを強くお勧めします。

7. まとめ:ファイルの「壁」を越えていく

今回のアップデートは、一見地味に見えるかもしれませんが、日々の業務フローに与える影響は非常に大きいものです。

「パスワード付きファイルは面倒くさい」
この長年の常識が、過去のものになろうとしています。

Googleドライブ上で、あらゆるファイルがシームレスに繋がり、編集され、共有される。
ツールや形式の壁を越えて、コラボレーションが加速していく未来を象徴するような機能と言えるでしょう。

機能が公開されたら、ぜひお手元のパスワード付きExcelファイルなどを開いて、そのスムーズさを体感してみてください。
ただし、編集後の「パスワード解除」の仕様だけは、くれぐれもお忘れなく。

Google Workspaceは、これからも私たちの働き方をより自由に、より効率的にアップデートし続けてくれそうです。