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待望の日本語対応!Google ChatのGemini「メッセージの推敲」機能がグローバル展開でさらに便利に

この記事は、https://workspaceupdates.googleblog.com/ にて2026年5月14日に公開された記事をもとに作成しています。

はじめに

ビジネスコミュニケーションのスピードが加速する中、Google Chatはチームのコラボレーションを支える重要なツールとして多くの企業で利用されています。
しかし、急いでチャットを返信しようとして、言葉足らずになってしまったり、誤字脱字を見落としてしまったりした経験は誰にでもあるはずです。
上司や重要な取引先が含まれるチャットルームでは、送信ボタンを押す前に「この表現で失礼がないか」「伝えたいことが正確にまとまっているか」と、何度も文章を書き直してしまい、意外と時間がかかってしまうこともあります。
Googleは、そんなチャット入力の悩みをAIの力で解決するため、Google Chatに「Geminiを利用したメッセージの推敲(Refine)機能」を提供してきました。
そして今回、これまで英語のみだったこの推敲機能が、ついに「日本語」を含む7つの新しい言語に対応するという、非常に嬉しいアップデートが発表されました。
本記事では、この多言語対応が日本のGoogle Workspaceユーザーの働き方にどのような変化をもたらすのか、そのメリットと具体的な使い方について分かりやすく解説いたします。

1. Google Chatの「推敲(Refine)機能」とは?

今回のアップデートの核となる「推敲(Refine)機能」について、改めておさらいしておきましょう。

Google Chatでメッセージの「下書き」を入力している際、文章の表現に迷ったり、もっとプロフェッショナルな言い回しにしたいと思ったときに、生成AIであるGeminiに文章のブラッシュアップ(磨き上げ)を依頼できる機能です。
入力したテキストの意図をAIが読み取り、文法やスペルの修正はもちろん、言葉の選び方を調整して、より明確で洗練された文章へと数秒で変換してくれます。
「ちょっと丁寧にして」「もっと簡潔にまとめて」といったトーンの調整も可能なため、人間が頭を悩ませて推敲する時間を大幅に削減してくれます。

2. ついに日本語対応!追加された7つの新しい言語

非常に便利なこの推敲機能ですが、これまでは「英語(English)」のテキストのみが対象となっていました。そのため、日本のユーザーが日本語でチャットをしている際には、その恩恵を十分に受けることができませんでした。

しかし今回のアップデートにより、英語に加えて以下の7つの言語が新たにサポートされました。

  • 日本語(Japanese)
  • フランス語(French)
  • ドイツ語(German)
  • イタリア語(Italian)
  • 韓国語(Korean)
  • ポルトガル語(Portuguese)
  • スペイン語(Spanish)

これにより、日本のユーザーもついに、母国語である日本語で下書きしたメッセージを、Geminiを使ってよりクリアでプロフェッショナルなトーンに磨き上げることができるようになりました。

3. グローバルな働き方を強力にサポートするメリット

この多言語対応は、単に「日本語の文章が上手になる」という以上の意味を持っています。特に、多国籍なメンバーが混在するチームや、海外のクライアントとやり取りをするグローバルなビジネス環境において、絶大な威力を発揮します。

① 多言語環境での円滑なコミュニケーション

海外の支社とのやり取りなどで、自分にとって第二言語(英語など)でチャットのメッセージを作成しなければならない場面を想像してください。自分の書いた文章のニュアンスが正しく伝わるか、失礼な表現になっていないかと不安に思うことがあるでしょう。
そんな時、Geminiの推敲機能を活用して語彙(ワーディング)や文法を調整してもらえば、意図した意味が正確かつ自信を持って伝わるようになります。言語の壁によるミスコミュニケーションを防ぎ、異なる言語や地域をまたいだ効果的なコミュニケーションが実現します。

② 日本語特有の「トーン&マナー」の最適化

日本語でのコミュニケーションにおいてもメリットは大きいです。社内向けのカジュアルな連絡と、社外向けのフォーマルな連絡では、求められる日本語のトーン(敬語のレベルや言い回し)が異なります。急いで入力した箇条書きのメモのような文章でも、AIに推敲を依頼するだけで、適切なビジネス日本語のフォーマットに整えてくれるため、タイピングと推敲にかかる時間を劇的に削減できます。

4. 利用開始のための操作方法と設定

この機能は、Google Chatの入力画面に自然に組み込まれているため、直感的に利用を開始できます。

エンドユーザー(一般の皆様)へ

管理者が機能を有効にしている場合、対象となるユーザーはデフォルトで(特別な設定なしに)この機能を利用できます。
サポートされている言語(日本語や英語など)でチャットの入力欄にメッセージを下書きした後、フォーマットツールバー(入力欄の下にあるアイコン群)の中から「推敲(Refine)アイコン」を選択してください。
または、入力したテキストの一部を選択(ハイライト)することでも、推敲のオプションが表示されます。あとはGeminiが提案してくれる複数の文章から、自分の意図に最も合ったものを選ぶだけです。

システム管理者(IT部門)の皆様へ

この機能に関して、新たに追加された管理者コントロールはありません。すでにWorkspace環境でGemini機能(Workspace Intelligenceなど)が適切に構成され、アクセスが許可されている場合、この推敲機能もデフォルトで「オン」の状態が維持されます。
もしユーザーから「機能が表示されない」といった問い合わせがあった場合は、ヘルプセンターを参照し、組織のGemini機能へのアクセス権限設定を今一度ご確認ください。

5. 展開スケジュールと対象エディション

本機能は、以下のスケジュールと対象プランに沿って提供されます。

ロールアウト(展開)のペース

お使いのドメインのリリース設定によって、機能が利用可能になるタイミングが異なります。

  • 即時リリース(Rapid Release)ドメイン: 2026年5月11日より段階的に展開が開始されています。(機能が完全に表示されるまで最大15日程度かかる場合があります)
  • 計画的リリース(Scheduled Release)ドメイン: 2026年5月26日より一斉展開(フルロールアウト)が開始されます。(展開開始から1〜3日程度で皆様の画面に表示される予定です)

利用可能なGoogle Workspaceエディション

この機能は、Google ChatでGeminiを利用できる以下のエディション(および個人向けAIプラン)をご利用の皆様に提供されます。

  • Business プラン: Business Standard, Business Plus
  • Enterprise プラン: Enterprise Standard, Enterprise Plus
  • その他のエディション: Frontline Plus
  • 教育機関向けアドオン: Google AI Pro for Education
  • コンシューマー(個人)向けプラン: Google AI Pro, Google AI Ultra

※Business Starterなどの一部のエディションではご利用いただけませんので、自社の契約プランをご確認ください。

まとめ:チャットコミュニケーションの「質とスピード」を両立

チャットツールの最大の利点は「リアルタイムなスピード感」です。しかし、ビジネスの場においてはスピードと同じくらい「正確さ」や「適切な表現(プロフェッショナリズム)」も求められます。

これまでは、スピードを優先すれば言葉が雑になり、丁寧さを優先すれば返信に時間がかかってしまうというジレンマがありました。
今回、日本語に対応したGoogle Chatの「Geminiによる推敲機能」は、このジレンマを解消してくれます。頭の中にある思いつきや断片的な言葉をサッと入力し、あとはAIに任せて数秒で完璧な文章に仕上げてもらう。

5月下旬に向けて順次機能が展開されますので、新しい推敲アイコンが表示されたら、ぜひ日々のチャット業務でその便利さを実感してみてください。あなたのチャットコミュニケーションが、より速く、より洗練されたものへと進化するはずです。