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【営業部向け】Google Workspaceを簡易CRMとして活用!顧客管理と案件進捗をスムーズにする方法

営業の成果は、顧客と案件の情報をいかに正確に、そしてタイムリーに管理できるかに大きく左右されます。

しかし、本格的なCRM(顧客関係管理)システムは高機能な一方で、導入コストや月額費用、そして運用の複雑さが中小企業にとっては大きな負担になることも少なくありません。

「もっと手軽に顧客情報をチームで共有したい」「Excelでの属人化した案件管理からは卒業したい…」そんなジレンマを感じていませんか。

私も、多くの中小企業の営業活動を見てきましたが、実は普段使っているGoogle Workspaceのツールを少し工夫して組み合わせるだけで、驚くほど機能的な「簡易CRM」を構築できるんです。

この記事では、営業部門の皆さまに向けて、Google Workspaceを活用して顧客管理と案件進捗をスムーズにするための、具体的な方法と秘訣を解説します。

【ご注意】この記事の情報は2025年7月時点のものです。Google Workspaceの各機能は変更される可能性があります。また、ここで紹介するのは「簡易CRM」の構築方法であり、専用CRMツールの全機能を代替するものではありません。最新情報はGoogle Workspace公式サイト等でご確認ください。

なぜGoogle Workspaceが「簡易CRM」として有効なのか?

専用CRMほどの自動化や高度な分析機能はありませんが、Google Workspaceを簡易CRMとして活用することには、特に中小企業にとって大きなメリットがあります。

  • 低コストで始められる: Google Workspaceのライセンスがあれば、追加費用なしですぐに構築を開始できます。
  • 高い柔軟性とカスタマイズ性: 自社の営業プロセスに合わせて、管理項目(スプレッドシートの列など)を自由に追加・変更できます。
  • 日々のツールとのシームレスな連携: 普段使っているGmail、カレンダー、ドライブと情報が直結するため、データの入力や参照がスムーズで、導入への抵抗感が少ないです。
  • 全社的な情報共有基盤になる: 営業部門だけでなく、他の部門(例: 製造、サポート)ともスプレッドシートや共有ドライブを共有することで、部門横断での顧客情報連携が容易になります。

Excelでの個人管理から脱却し、チームで情報を共有・活用するための、現実的で効果的な第一歩となり得ます。

【実践】Google Workspaceで構築する簡易CRMの4大要素

簡易CRMは、主に以下の4つのGoogle Workspaceツールを連携させて構築します。

1. Googleスプレッドシートで「顧客・案件管理台帳」を作る(CRMの心臓部)

これが簡易CRMのデータベースとなる中心的な要素です。2つのシート(タブ)を作成します。

1) 「顧客管理台帳」シート:
お客様の基本情報を管理します。

  • 項目例: 会社名, 担当者名, 部署・役職, メールアドレス, 電話番号, 住所, 初回接触日, 最終接触日, 担当営業, 顧客ランク, 備考など。

2) 「案件管理表(パイプライン)」シート:
具体的な商談の進捗を管理します。

  • 項目例: 案件名, 顧客名, 担当営業, フェーズ(例: アプローチ, 提案中, 交渉中, 受注, 失注), 受注確度 (%), 見込金額, 受注予定日, 次回アクション, 備考など。
  • ヒント: 「フェーズ」列に条件付き書式を設定し、進捗状況に応じてセルの色が変わるようにすると、視覚的に分かりやすくなります。

このスプレッドシートを営業チームの共有ドライブに置き、全員がリアルタイムで編集・閲覧できるようにします。

2. Googleコンタクトで「顧客連絡先」を一元化

個人のスマホやPCだけでなく、Googleコンタクトに顧客の連絡先情報を集約します。「ラベル」機能を使って、「A社」「B社」や「見込み客」「既存顧客」のようにグループ分けしておくと、特定のグループへの一斉メール送信(Gmailから)などが容易になります。

3. Gmailとカレンダーで「活動履歴」を記録・管理

  • Gmail: お客様との重要なメールのやり取りには、スプレッドシートの顧客名や案件名と連動させたラベル(例: 「顧客_株式会社サンプル」「案件_〇〇システム導入」)を付けるルールにします。これにより、後から関連メールを素早く検索できます。
  • Googleカレンダー: 顧客との打ち合わせや電話でのフォローアップの予定を登録する際、タイトルに顧客名や案件名を入れ、「説明」欄に簡単な議事録や決定事項を記載します。これにより、カレンダーが活動履歴の役割も果たします。

これらの活動を行ったら、顧客管理台帳の「最終接触日」や「備考」欄を更新する、という運用を徹底します。

4. Googleドライブで「関連資料」を整理・共有

顧客への提案書、見積書、契約書などの関連資料は、Googleドライブで一元管理します。

  • 「顧客」という共有ドライブを作成し、その中に顧客ごとのフォルダを作成します。
  • さらにその中に「提案資料」「見積書」「契約書」といったサブフォルダを作ると、情報が整理されます。
  • 案件管理表の各行に、この関連資料フォルダへのリンクを貼っておけば、誰でもすぐに必要な資料にアクセスできます。

これにより、「あの時の提案書どこだっけ?」という無駄な時間をなくします。

日々の営業活動を効率化する連携テクニック

これらの要素を組み合わせることで、日々の営業活動がスムーズになります。

例:新規問い合わせからの流れ

  1. Webサイトのフォーム(Googleフォーム)から問い合わせが入る。
  2. 回答が自動でスプレッドシートに記録され、同時にChatやGmailで担当者に通知。(※Make/Zapier等での連携)
  3. 担当者がスプレッドシートの情報を基に、顧客管理台帳と案件管理表にレコードを作成。
  4. Googleカレンダーで初回ヒアリングの日程を設定。Meetのリンクも自動で生成。
  5. 打ち合わせ後、議事録や提案書をGoogleドキュメントで作成し、ドライブの顧客フォルダに保存。
  6. 案件管理表のステータスを更新し、次回アクションをカレンダーに登録。

このように、情報がGoogle Workspace内でシームレスに連携し、手作業での転記や情報探しが大幅に削減されます。

限界と次のステップ

この簡易CRMは非常に強力ですが、限界もあります。

  • 自動化の限界: 活動履歴の自動記録や、高度なレポート・分析機能は専用CRMに劣ります。(Apps Script等で拡張は可能)
  • 拡張性: 顧客数や営業メンバーが非常に多くなると、スプレッドシートでの管理が煩雑になる可能性があります。

チームが拡大し、より高度な分析や自動化が必要になった時が、Salesforceなどの本格的なCRMシステムへの移行を検討するタイミングと言えるでしょう。しかし、その場合でも、この簡易CRMで蓄積したデータや運用ノウハウは、次のシステムへのスムーズな移行の土台となります。

【私の視点】営業チームで「簡易CRM」の活用を成功させる秘訣

ツールを作るのは簡単ですが、チーム全員で正しく「運用」し続けるのが一番難しいところです。私がお客様にご提案する際に、必ずお伝えする成功の秘訣です。

  • 「入力ルール」の徹底が命!運用をシンプルに保つ: この仕組みの成否は、全員がルール通りにスプレッドシートを更新し続けるか、にかかっています。「商談フェーズが変わったら、必ず案件管理表のプルダウンを変更する」「活動後は必ず最終接触日と備考を更新する」といった、シンプルで継続可能なルールを最初に決め、徹底することが何よりも重要です。
  • スプレッドシートは「見える化」を意識して作る: ただの表ではなく、条件付き書式で案件のフェーズごとに色を付けたり、簡単なグラフで今月のパイプライン全体像を見える化したりするだけで、メンバーのモチベーションや状況把握のしやすさが格段に変わります。
  • 週次の「案件レビュー会議」でこのシートをプロジェクターに映す: これが定着の最強のテクニックかもしれません。週に一度の営業会議では、必ずこの「案件管理表」を全員で見ながら進捗を確認します。すると、「会議までに更新しておかないと」という良いプレッシャーが生まれ、自然と情報が最新に保たれるようになります。
  • まずは「顧客リスト」の共同管理から始める: いきなり完璧なパイプライン管理を目指すのではなく、まずはExcelなどでバラバラに管理されている顧客リストを、一つのスプレッドシートに集約してチームで共有・更新するところから始めるだけでも、大きな一歩です。

私がお手伝いしたある営業チームでは、この簡易CRMを導入し、週次会議でのレビューを徹底したことで、各メンバーが他のメンバーの案件状況を把握しやすくなり、チーム内でのアドバイスや協力が活発になった、という嬉しい効果もありました。

まとめ:Google Workspaceで、コストをかけずに営業力を強化しよう

Google Workspaceを活用すれば、高価な専用システムを導入しなくても、中小企業の営業チームにとって十分強力な「簡易CRM」を構築し、運用することが可能です。

重要なのは、情報を一元化し、チーム全員が同じデータを見て、同じルールで活動すること。そのための基盤として、Google Workspaceは非常に優れたコストパフォーマンスを発揮します。

Excelでの属人化した管理から脱却し、チームとしての営業力を高める第一歩を、ぜひ踏み出してみてください。

このように、Google Workspaceは営業活動の強力な基盤となります。これから営業チームのIT環境を整える、あるいは見直すなら、お得なプロモーションコードの活用がおすすめです。

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この記事が、あなたの営業チームの生産性向上と成果最大化の一助となれば幸いです。