「あれ、Googleドライブの空き容量がもうない!」
「Gmailに『組織のストレージの上限に近づいています』って警告が…」
Google Workspaceを日々活用していると、このようなストレージ容量の悩みに直面することがありますよね。
特に長年利用していると、知らず知らずのうちにデータが蓄積されていきます。
私のクライアントからも、「気づいたら容量がいっぱいになっていた」「毎月のように容量不足のアラートが出る」といったご相談をいただくことがあります。
クラウドストレージも無限ではありませんから、日々のちょっとした工夫と定期的な整理が、ストレージ逼迫を防ぐ鍵となります。
私も、意識していないとすぐに色々なデータでいっぱいになるので、定期的な見直しと「節約ハック」の実践を心がけています。
この記事では、Google Workspaceのストレージ容量を上手に節約し、快適に利用し続けるための具体的な「節約ハック」を15個、厳選してご紹介します。
なぜ容量節約が重要なのか?
ストレージ容量を節約・管理することは、単に「空きを作る」以上の意味があります。
- サービスの安定利用: 容量上限に達すると、新しいメールを受信できなくなったり、ファイルをアップロードできなくなったりと、業務に支障が出ます。
- コスト最適化: 無駄なデータのために不必要な上位プランへアップグレードするのを防ぎ、コストを最適化できます。
- パフォーマンス維持: 過度なデータ量は、時に検索速度などに影響を与える可能性も(間接的に)。
- 情報整理の促進: 容量を意識することで、自然と不要なデータを整理する習慣がつき、情報管理の質も向上します。
Google Workspace容量節約ハック15選
Gmail、Googleドライブ、Google Chatなど、各アプリで実践できる節約ハックです。
Gmail編
- サイズの大きな添付ファイル付きメールを検索・削除: Gmailの検索窓で
size:10m
(10MB以上のメール)やhas:attachment larger:10m
といった検索演算子を使い、不要な大容量メールを特定して削除します。 - 古いメールの定期的な削除・アーカイブ: 特にサイズの大きな添付ファイルが付いた古いメールや、不要になったプロジェクトのメールなどを定期的に整理します。Gmailのフィルタ機能で、特定の種類のメール(例: ニュースレター)を自動でアーカイブまたは削除する設定も有効です。
- 迷惑メール・ゴミ箱フォルダを空にする: 「迷惑メール」フォルダと「ゴミ箱」フォルダ内のメールも、完全に削除されるまでは容量を消費します。定期的にこれらのフォルダを空にしましょう。
- 添付ファイルをドライブに保存し、リンクで共有する文化へ: 大容量ファイルをメールに直接添付するのではなく、Googleドライブにアップロードし、その共有リンクをメールで送るようにします。これにより、同じファイルが複数のメールで重複して保存されるのを防ぎます。
Googleドライブ編
- 容量の大きいファイル・フォルダを特定して整理: Googleドライブのストレージ使用状況(
drive.google.com/drive/quota
または管理コンソールのレポート)で、容量を圧迫しているファイルやフォルダを特定し、不要なものは削除、アーカイブが必要なものは別の場所(例: 低コストのアーカイブストレージ)へ移動を検討します。 - ドライブのゴミ箱を空にする: マイドライブ、共有ドライブともに、ゴミ箱に入っているアイテムも容量を消費します。定期的に確認し、完全に削除しましょう。
- 重複ファイルの検索と削除(手動またはツール): 意図せず同じファイルを複数箇所に保存していないか確認します。手動での確認が難しい場合は、サードパーティ製の重複ファイル検索ツール(利用は自己責任で)を検討することもありますが、まずは手動での整理を心がけましょう。
- 共有ドライブへのファイル移行で重複を防ぐ (※Standard以上): チームで共有すべきファイルが個人のマイドライブに散在している場合、共有ドライブに移行・集約することで、各々がコピーを持つことによる容量の無駄遣いを防ぎます。
- 「共有アイテム」を「マイドライブ」に追加する際の注意: 「共有アイテム」にあるファイルを自分の「マイドライブ」に「コピー」すると、あなたのストレージ容量を消費します。単にアクセスしやすくしたい場合は、「マイドライブにショートカットを追加」機能を使いましょう。これなら容量は消費しません。
- Googleドキュメント形式の活用: Microsoft Office形式(.docx, .xlsx, .pptxなど)のファイルをGoogleドキュメント、スプレッドシート、スライドのネイティブ形式に変換して保存すると、一般的にファイルサイズが小さくなる傾向があります。(ただし、現在はネイティブ形式も容量を消費します。以前のような「容量ノーカウント」ではありません。)
Googleフォト編(Workspaceとの連携状況による)
- 写真・動画のバックアップ設定の見直し: もし個人のGoogleフォトのバックアップ先として、Google Workspaceアカウントのストレージを利用している場合(例: PCの特定フォルダを同期しているなど)、写真や動画のアップロード品質(「元の画質」か「保存容量の節約画質」か)や、バックアップ対象フォルダを見直しましょう。特に動画は大容量になりがちです。
Google Chat編
- Chatスペースの「ファイル」タブを定期的に整理: Google Chatのスペースで共有されたファイルは、実際にはGoogleドライブに保存されています。不要になったファイルは、スペースの「ファイル」タブから、または関連付けられたドライブのフォルダから削除しましょう。
管理者・組織としての取り組み編
- 管理コンソールで全体のストレージ使用状況を把握: 管理者は、組織全体のストレージ使用量や、ユーザーごとの使用量を定期的に確認し、容量逼迫の兆候がないか、特定のユーザーが極端に多く消費していないかなどを把握します。
- 従業員への定期的なデータ整理のアナウンス: 全従業員に対し、定期的に(例: 半年ごとなど)自身のメールやドライブのデータを整理するよう促すアナウンスを行います。整理のポイントなども合わせて周知すると効果的です。
- 適切なプランへのアップグレード検討: これらの節約術を駆使しても恒常的に容量が不足する場合は、現在のプランがビジネスの規模やデータ量に合っていない可能性があります。Business Starter (30GB) から Business Standard (2TB) へアップグレードするだけでも、容量に関する悩みは大幅に解消されます。これは最も直接的で効果的な「節約」(時間とストレスの)と言えるかもしれません。
容量節約は「日々の習慣」と「適切な投資」が9割
Google Workspaceの容量節約について、私なりに重要だと感じるのは以下の3点です。
- 「月末の金曜日はGmailとDriveの整理デー」など、自分ルールを作る: 意識しないとデータはどんどん溜まります。月に一度でも良いので、メールの検索・削除、ドライブの不要ファイル整理といった「お掃除タイム」を設けることをお勧めします。私もカレンダーに定期的な予定として入れています。
- 「これは本当に保存する必要があるか?」を常に自問自答する習慣: 特に大容量のファイルや、一時的な情報共有のためのメールなどは、業務が完了したら本当に残しておく必要があるのか、一度立ち止まって考える癖をつけると、無駄なデータの蓄積を抑えられます。
- 時間を浪費するほどの過度な節約より、適切なプランへの投資を: 容量が常にギリギリで、頻繁にファイル整理に時間を取られているようでは本末転倒です。その整理作業にかかる時間の人件費を考えれば、月額数百円〜千数百円の追加コストで上位プランにアップグレードし、容量の心配から解放される方が、結果的に「お得」になるケースも多いです。特にBusiness Standardの2TBは、多くの中小企業にとって非常に快適な容量です。
節約も大切ですが、それによって本来の業務が妨げられては意味がありません。バランスが重要ですね。
まとめ:賢く使ってストレージを快適に保とう
Google Workspaceのストレージは、日々のちょっとした心がけと定期的なメンテナンスで、快適に使い続けることができます。今回ご紹介した15個の節約ハックを参考に、ぜひあなたのGoogle Workspace環境を見直してみてください。
そして、もし根本的な容量不足に悩んでいるなら、それはプランを見直す良い機会かもしれません。
これらの節約ハックを試しても、根本的に容量が不足している場合は、プランのアップグレードが最も効果的な解決策です。Google Workspaceを新規契約で始めるなら、お得なプロモーションコードの活用をお忘れなく。
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この記事が、あなたのGoogle Workspaceストレージ管理の一助となれば幸いです。