ヒルトンアメックスを愛用しているけれど、年会費の更新が近づくと「このまま持ち続けて良いのだろうか…」と少し考えてしまいますよね。
特に気になるのが、「もしカードを解約したら、今まで頑張って貯めたヒルトン・オナーズポイントはどうなってしまうの？」という点ではないでしょうか。
せっかくのポイントが水の泡になるのは、絶対に避けたい事態です。
この記事では、そんなあなたの不安を解消するために、ヒルトンアメックス解約後のオナーズポイントの扱いについて、2025年12月時点の最新情報を基に徹底的に解説します。
ポイントの失効条件から、失効させないための具体的な方法、そして「本当に解約すべきか？」を判断するための重要な視点まで、詳しくご紹介します。
大切な資産であるポイントを守り、賢いカードライフを送るための知識を身につけていきましょう。
【結論】ヒルトンアメックス解約後もオナーズポイントは失効しない！ただし重要な条件あり
早速結論からお伝えします。ヒルトンアメックスのクレジットカードを解約しても、あなたが貯めたヒルトン・オナーズポイントはすぐには失効しません。
「本当？よかった！」と安心された方も多いでしょう。しかし、これには一つだけ重要な注意点が存在します。それは、ヒルトン・オナーズの会員アカウント自体が有効であることが条件となる点です。
少しややこしく感じるかもしれませんが、要は「クレジットカード」と「ポイントプログラム」は別物だと理解することが重要です。ヒルトンアメックスはあくまでポイントを効率的に貯めるための「手段」であり、ポイントの管理はヒルトンのポイントプログラム「ヒルトン・オナーズ」が行っています。したがって、カードを解約しても、あなたがヒルトン・オナーズの会員である限り、ポイントはアカウントに残り続けます。
ヒルトン・オナーズポイントの失効条件とは？
では、どのような場合にポイントが失効してしまうのでしょうか。ヒルトン・オナーズの公式ルールでは、ポイントの失効条件を以下のように定めています。
「継続して24ヶ月間、対象となる利用実績がない場合、会員のアカウントは無効とみなされ、すべてのポイントが失効します。」
つまり、カードを解約したかどうかに関わらず、最後のポイント変動から2年間何もアクションがないと、ポイントはゼロになってしまうのです。逆に言えば、24ヶ月以内に一度でもアカウントに「変動」さえあれば、すべてのポイントの有効期限がそこからさらに24ヶ月延長されます。
この「対象となる利用実績（アカウントの変動）」とは、具体的に以下のような活動を指します。
- ヒルトン・ポートフォリオ内のホテルやリゾートに滞在する（有償・ポイント利用問わず）
- ヒルトン・オナーズポイントを獲得または交換する（カード利用、提携先からの移行など）
- ヒルトン・オナーズポイントを購入する
- ヒルトン・オナーズが実施するプロモーションに参加し、ポイントを獲得する
ヒルトンアメックスを持っている間は、カード利用で毎月のようにポイントが加算されるため、実質的に有効期限を気にする必要はありません。しかし、解約後はこの自動延長の恩恵がなくなるため、意識的にポイントを維持するアクションが必要になるのです。
カード解約とポイント失効の本当の関係
ここまでの話をまとめると、以下のようになります。
- ヒルトンアメックスの解約と、オナーズポイントの失効は直接関係しない。
- ポイントはヒルトン・オナーズのアカウントに紐づいており、カード解約後もアカウントに残る。
- ただし、ヒルトン・オナーズのアカウントが24ヶ月間変動なしだと、アカウントごとポイントが失効する。
この仕組みさえ理解しておけば、もう解約を過度に恐れる必要はありません。次のセクションでは、カード解約後にどうやってポイントを失効させずに維持していくか、具体的な方法を見ていきましょう。
オナーズポイントを失効させないための具体的なアクションプラン
ヒルトンアメックスを解約した後、大切なオナーズポイントを守るためには、24ヶ月に一度、意図的にアカウントを動かす必要があります。ここでは、誰でも実践できる具体的なアクションプランを4つご紹介します。
1. 定期的なヒルトン系列ホテルへの宿泊
最もシンプルで確実な方法が、ヒルトン系列のホテルに宿泊することです。前述の通り、有償での宿泊はもちろん、貯まっているポイントを利用した特典宿泊でもアカウントは有効と見なされ、有効期限が延長されます。年に一度、あるいは二年に一度でもヒルトン系列のホテル（コンラッド、LXR、ウォルドーフ・アストリア、ヒルトン、ダブルツリーbyヒルトン、ヒルトン・ガーデン・インなど）を利用する機会があるなら、ポイント失効の心配はまずないでしょう。「旅行の際にはヒルトンを選ぶ」と決めておくだけで、簡単にポイントを維持できます。
2. ポイントの購入または提携プログラムからの交換
「しばらく旅行の予定がない」という場合に有効なのが、ポイントを直接操作する方法です。ヒルトン・オナーズでは、公式サイトからポイントを購入することができます。最低1,000ポイントから購入可能で、これを実行すればその日から24ヶ月間有効期限が延長されます。セール期間中ならお得に購入できることもあります。また、他のポイントプログラム（例えば航空会社のマイルなど）からヒルトン・オナーズポイントへ交換することも、アカウントの有効な変動と見なされます。手持ちのポイント資産を見直してみるのも良いでしょう。
3. ヒルトン・オナーズ提携サービスの利用
あまり知られていませんが、ヒルトン・オナーズは海外のオンラインショッピングモールやレンタカー会社など、多くの企業と提携しています。これらの提携サービスを利用してヒルトン・オナーズポイントを貯めることでも、有効期限は延長されます。例えば、海外の「Hilton Honors Shopping Mall」を経由して買い物をするとポイントが貯まります。日本在住者には少しハードルが高いかもしれませんが、海外旅行や海外通販を利用する際には選択肢の一つとして覚えておくと便利です。
4.【最終手段】ヒルトンのレストラン利用でポイントを貯める
宿泊するほどではないけれど、手軽にポイントを動かしたい、という場合に使えるのがこの方法です。日本国内の一部のヒルトン系列ホテルでは、宿泊せずにレストランやバーのみを利用した場合でも、会計時にヒルトン・オナーズ会員であることを伝えればポイントを獲得できることがあります。友人とのランチや記念日のディナーなどで対象レストランを利用すれば、美味しい食事を楽しみながらポイントの有効期限を延長できる、一石二鳥の方法です。ただし、ホテルやレストランによってポイント付与の条件が異なる場合があるため、利用前に公式サイトやホテルに直接確認することをおすすめします。
解約前に再考！ヒルトンアメックスを持ち続けるメリットと判断基準
ここまでポイントを維持する方法を見てきましたが、そもそも「本当にヒルトンアメックスを解約して良いのか？」を一度立ち止まって考えてみることも重要です。年会費は決して安くありませんが、それを補って余りある強力な特典がこのカードには付帯しています。解約してから「やっぱり持っておけばよかった…」と後悔しないために、カードの価値を再確認してみましょう。
年会費以上の価値を生む「ゴールドステータス」の威力
ヒルトンアメックスを持つ最大のメリットは、カードを保有するだけでヒルトンの上級会員資格「ゴールドステータス」が無条件で手に入ることです（通常は年間40泊または20滞在が必要）。ゴールドステータスの特典は非常に強力です。
- 朝食無料（会員本人＋同伴者1名）
- 客室のアップグレード（空室状況による）
- レイトチェックアウト
- 滞在時の獲得ポイント80%ボーナス
特に朝食無料はインパクトが絶大です。例えば、コンラッド東京の朝食は1名あたり約5,000円。これが2名分無料になれば、1泊で10,000円分の価値が生まれます。年会費16,500円の通常カードでも、年に2回ヒルトンに泊まれば元が取れてしまう計算です。旅行好きなら、この特典を手放すのは非常にもったいない選択と言えるでしょう。
ウィークエンド無料宿泊特典の破壊力
もう一つの強力な特典が「ウィークエンド無料宿泊」です。
- 通常カード：年間150万円以上のカード利用と継続で1泊プレゼント
- プレミアムカード：カード継続で1泊、さらに年間300万円以上の利用でもう1泊（合計2泊）プレゼント
この無料宿泊は、スタンダードルームに空きがあれば、多くのヒルトン系列ホテルで利用可能です。例えば、1泊10万円以上することもある国内最高峰の「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」にも泊まれる可能性があります。年会費66,000円のプレミアムカードでも、この特典を1回使えばお釣りが来るほどの価値があります。年間のカード決済額が多い方にとっては、解約は大きな機会損失に繋がります。
ダウングレードやアップグレードも賢い選択肢
「プレミアムカードの年会費は高いけど、通常カードなら…」あるいは「利用額が増えたから、プレミアムに挑戦したい」と考えているなら、解約ではなくカードのランクを変更するのも一つの手です。
- 利用額が年間150万円未満の方：特典を最大限活かしきれていない可能性が。それでもゴールドステータスの恩恵は大きいですが、本当に必要か検討の余地あり。
- 利用額が年間150万円～200万円の方：通常カードで無料宿泊特典を狙うのが最もコストパフォーマンスが高いかもしれません。
- 利用額が年間200万円以上の方：プレミアムカードに切り替え、ダイヤモンドステータス（年間200万円利用で達成）を目指すことで、エグゼクティブラウンジへのアクセスなど、さらに上のレベルの体験が可能になります。
ご自身のライフスタイルや年間のカード決済額に合わせて、最適な一枚を選ぶことが重要です。どのカードが自分に合っているか、特典の違いなどをさらに詳しく比較検討したい方は、ぜひ当サイトのヒルトンアメックス完全ガイド記事も参考にしてください。あなたに最適なカード選びのヒントがきっと見つかります。
【私の視点】それでも私がヒルトンアメックスを解約しない理由
ここまで様々な情報をお伝えしてきましたが、最後にカード愛用者としての私の個人的な視点をお話しさせてください。私がヒルトンアメックス（プレミアムカード）を解約しない理由は、単なる損得勘定だけではありません。
旅の「体験価値」が劇的に向上する
このカードがもたらすのは、数字で測れる価値だけではない「体験価値」の向上です。到着時に「いつもありがとうございます」と迎えられ、予約した部屋より広いコーナーキングやスイートルームにアップグレードしていただく。最上階のエグゼクティブラウンジでカクテルを片手に夜景を眺め、翌朝は美味しい朝食をゆっくりと楽しむ。こうした一連の体験は、旅そのものの満足度を劇的に引き上げてくれます。この「特別な時間」のためなら、年会費は決して高くない、というのが私の考えです。
家族カードや決済集中で特典を最大化
ヒルトンアメックスプレミアムカードは家族カードが2枚目まで無料なので、家族の支出も合算して効率的に年間決済額（300万円）の達成を目指しています。公共料金や税金、普段の買い物など、支払いを可能な限りこのカードに集中させることで、2泊の無料宿泊特典を毎年確実に獲得しています。このように使い方を工夫すれば、特典を最大限に引き出すことが可能です。
結論として、年に数回でも旅行に行く習慣があり、非日常の体験に価値を感じる方であれば、ヒルトンアメックスはあなたの旅を何倍にも豊かにしてくれる最高のパートナーになるはずです。解約を考える前に、ぜひ一度、このカードがもたらす「体験価値」にも目を向けてみてください。
まとめ：ポイントを守り、賢いカード選択を
今回は、ヒルトンアメックス解約後のオナーズポイントの行方について詳しく解説しました。
【本記事の要点】
- ヒルトンアメックスを解約しても、オナーズポイントはすぐには失効しない。
- ポイントの有効期限は「最後の変動から24ヶ月」。カード解約後は意識的にポイントを動かす必要がある。
- ポイント維持には「ヒルトンへの宿泊」「ポイント購入」などが有効。
- 解約前には、年会費以上の価値を持つ「ゴールドステータス」や「無料宿泊特典」のメリットを再確認することが非常に重要。
ヒルトンアメックスは、単なる決済手段ではなく、あなたの旅行スタイルを一段上に引き上げてくれる強力なツールです。解約を最終決定する前に、ご自身の利用状況とカードが提供する価値を天秤にかけ、後悔のない選択をしてください。
そして、もしこれからヒルトンアメックスの利用を始めたい、あるいは最もお得な方法で申し込みたいと考えているなら、公式サイトから申し込むより多くのポイントが獲得できる特別な紹介プログラムを利用するのが最もおすすめです。以下のフォームにメールアドレスを入力して送信いただくと、紹介キャンペーン専用のお申し込みURLを記載したメールをシステムが自動で返信いたします。この機会に、ワンランク上の旅の世界を体験してみてはいかがでしょうか。
カード選びで後悔したくない方は、ぜひ当サイトのヒルトンアメックス完全ガイド記事も併せてご覧ください。より詳細な比較と、あなたにぴったりの一枚を見つけるための情報が満載です。