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開業届を出した後、税務署から完了通知は来る?e-Taxの「受信通知」確認とメール設定

個人事業主としての第一歩、開業届の提出、本当にお疲れ様でした。

しかし、提出を終えた後、「本当にこれで受理されたのかな?」「税務署から何か完了通知のようなものは届くのだろうか?」と、ふとした不安を感じていませんか。

特に、初めての手続きだと、役所からのリアクションがないと落ち着かない気持ちになりますよね。

結論から言うと、開業届を提出しても、税務署から「手続きが完了しました」といった特別な通知書が郵送されてくることは基本的にありません。

では、どうやって提出が受理されたことを確認すればよいのでしょうか。

この記事では、e-Taxで開業届を提出した場合をメインに、提出が正式に受理されたことを証明する「受信通知」の確認方法から、見逃しを防ぐための便利なメール通知設定、そして「待っても通知が来ない…」という場合の対処法まで、あなたの不安を解消するための情報を網羅的に解説します。

この記事を最後まで読めば、開業後のモヤモヤがすっきりと晴れ、自信を持って次のステップへ進めるようになるはずです。

開業届を提出しても税務署から「完了通知」は来ないのが基本

まず、最も重要な事実として、開業届を提出した後、税務署から「受理完了通知」といった書類が郵送されたり、特別な連絡が来たりすることはありません。これは、窓口に直接持参した場合でも、郵送で提出した場合でも、そしてe-Tax(電子申告)を利用した場合でも同じです。

「え、そうなの?」と驚かれるかもしれませんが、これは行政手続き上の一般的な扱いです。開業届は「許認可」を求めるものではなく、「事業を開始した事実を届け出る」書類です。そのため、提出された書類に形式上の不備がなければ、提出された時点で受理されたものとして扱われます。

税務署側で一件一件「受け付けましたよ」という通知を送付するのは、膨大な事務コストがかかるため、このような運用になっているのです。

提出方法ごとの「控え」の重要性

では、完了通知が来ない代わりに、何が「提出した証明」になるのでしょうか。それが「開業届の控え」です。

この控えは、あなたが事業を営んでいることを公的に証明する重要な書類となり、以下のような様々な場面で必要になります。

  • 屋号付きの銀行口座を開設する時
  • 事業用のクレジットカードを申し込む時
  • 小規模企業共済に加入する時
  • 補助金や助成金、融資を申請する時
  • (過去には)持続化給付金などの支援策を申請する時

提出方法によって、この「控え」の形式が異なります。

・税務署の窓口で提出した場合
持参した開業届の「提出用」と「控え用」の両方に、税務署の収受印(受付印)を押してもらいます。この収受印が押された「控え用」が正式な証明書となります。

・郵送で提出した場合
提出用、控え用に加え、切手を貼った返信用封筒を同封して郵送します。後日、収受印が押された控えが返送されてきます。

・e-Taxで提出した場合
紙の控えは存在しません。その代わりとなるのが、後述する「受信通知」です。この受信通知が、収受印のある控えと同等の効力を持つ公式な証明となります。

このように、完了の連絡を待つのではなく、「提出した証明」である控えを自分で確保することが何よりも重要なポイントです。

e-Tax提出なら「受信通知」が完了の証!確認する3つのステップ

e-Taxで開業届を提出した場合、物理的な控えがないため、本当に受理されたか不安に思うかもしれません。しかし、ご安心ください。e-Taxには「メッセージボックス」という機能があり、そこで手続きの受付結果を確認できます。この「受信通知」こそが、あなたの開業を証明する大切なデータになります。

ここでは、その受信通知を確認し、保存するまでの具体的な3つのステップを解説します。(2026年1月時点のe-Taxソフト(WEB版)を基準に解説します)

ステップ1: e-Taxソフト(WEB版)にログインする

まずは、e-Taxソフト(WEB版)にアクセスし、ログインします。ログインには通常、マイナンバーカードと、申告時に使用した利用者識別番号・暗証番号が必要です。

  1. e-Taxの公式サイトへアクセスし、「e-Taxソフト(WEB版)」を選択します。
  2. 「ログイン」ボタンを押し、マイナンバーカードでのログインか、利用者識別番号でのログインかを選択します。
  3. 画面の指示に従い、マイナンバーカードの読み取りや、番号・パスワードの入力を行い、ログインを完了させます。

e-Taxのサイトは頻繁にデザインが更新されるため、ボタンの配置などが変わる可能性がありますが、「ログイン」という項目を探せば問題ありません。

ステップ2: メインメニューから「メッセージボックス」へ進む

ログインに成功すると、メインメニュー(トップページ)が表示されます。ここには様々な項目が並んでいますが、確認するのは「メッセージボックス」です。

  1. メインメニューの中から「メッセージボックス」の項目を探し、クリックします。
  2. 「メッセージボックス一覧」という画面に遷移します。ここには、税務署からの様々なお知らせが時系列で格納されています。

確定申告のお知らせなどもここに届くため、今後も定期的に確認する習慣をつけると良いでしょう。

ステップ3: 「受信通知」の内容を確認・保存する

メッセージボックス一覧の中から、開業届を提出した日時に近いメッセージを探します。件名に「【e-Tax】国税電子申告・納税システム【受付完了】」といった文言が入っているはずです。

  1. 該当するメッセージの「確認」ボタンをクリックして、内容を開きます。
  2. メッセージ本文に、提出した申告書の種類(例:個人事業の開業・廃業等届出書)、提出先税務署、受付日時、受付番号などが記載されていることを確認します。
  3. この内容が確認できれば、あなたの開業届は正式に税務署に受理されています。

最も重要なのは、この受信通知を保存しておくことです。画面下部にある「印刷」や「PDFで保存」といったボタンを使い、必ずデータとしてPCやクラウドストレージに保存しておきましょう。このPDFファイルが、紙の控えと同じ効力を持つ証明書となります。ファイル名は「開業届_控え_受信通知_202601XX」のように、分かりやすくリネームしておくことを強くおすすめします。

見逃し防止!e-Taxの通知をメールで受け取るための設定方法

「e-Taxのメッセージボックスを毎回見に行くのは面倒…」と感じる方も多いでしょう。重要な通知を見逃さないためにも、メッセージボックスに新しいお知らせが届いた際に、指定したメールアドレスに通知を送ってもらう設定をしておくのが非常に便利です。

なぜメール通知設定が必要なのか?

開業届の受信通知だけでなく、e-Taxのメッセージボックスには今後、以下のような重要なお知らせが届く可能性があります。

  • 確定申告の申告期間に関するお知らせ
  • 税金の納付に関する通知
  • 還付金が発生した場合の振込通知
  • 税制改正に関する情報

これらの通知に気づかず、申告漏れや納付遅延が発生してしまうと、延滞税などのペナルティが課されるリスクもあります。メール通知を設定しておけば、e-Taxにログインするきっかけとなり、このような事態を未然に防ぐことができます。

具体的なメールアドレス登録・変更手順

メールアドレスの登録は、e-Taxソフト(WEB版)にログイン後、数分で完了します。

  1. e-Taxソフト(WEB版)にログインし、メインメニューへ進みます。
  2. 利用者情報に関する項目の中から「利用者情報の登録・変更・確認」といったメニューを探してクリックします。(名称は変わることがあります)
  3. 現在の登録情報が表示されるページに移動するので、その中にある「メールアドレス」の欄を探します。
  4. 通知を受け取りたいメールアドレスを入力(または変更)し、登録・更新ボタンを押します。

これで設定は完了です。以降、メッセージボックスに新規メッセージが格納されると、登録したメールアドレス宛に「【e-Tax】国税電子申告・納税システムからのお知らせ」といった件名で通知メールが届くようになります。

なお、このメール自体に申告内容などの詳細は記載されておらず、あくまで「メッセージボックスを確認してください」というお知らせです。セキュリティ上の仕様なので、通知が来たらe-Taxにログインして内容を確認しましょう。

このように、開業手続きやその後の各種設定を効率的に進めたいと考えている方には、会計ソフトの活用がおすすめです。特に開業届の作成段階で迷っているなら、必要な情報を入力するだけで簡単に書類が作れるツールが便利です。
開業準備の全体像や、便利なツールの具体的な使い方については、【開業準備ガイド】個人事業主になるには?無料の「マネーフォワード クラウド開業届」で書類作成から提出まで完全サポート!の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

もし不備だったら?受信通知が来ない・遅い場合のチェックリスト

「e-Taxで提出したのに、数日待っても受信通知がメッセージボックスに届かない…」そんな時は、少し焦ってしまいますよね。しかし、慌てる前にいくつか確認すべき点があります。多くの場合、単純な確認漏れや勘違いが原因です。

チェック1: 提出から時間は経っていますか?

e-Taxでの提出は即時に処理されるイメージがありますが、システムが混雑している場合など、受信通知が届くまでには多少のタイムラグが発生することがあります。特に確定申告の時期などは、数時間から半日程度かかるケースも珍しくありません。まずは、提出してから少なくとも24時間は待ってみましょう。

チェック2: メール通知を設定している場合、迷惑メールフォルダは確認しましたか?

前述のメール通知設定をしている場合、e-Taxからのお知らせメールが、お使いのメールソフトの機能によって自動的に迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうことがあります。「e-Tax」や「国税」といったキーワードで、一度迷惑メールフォルダ内を検索してみてください。

チェック3: そもそも送信は正常に完了していますか?

e-Taxの送信手続きの最終段階で、エラーが発生したり、通信が途切れたりして、正常にデータが送信されていない可能性もゼロではありません。e-Taxソフトの「送信結果・お知らせ」などのメニューから、送信履歴を確認し、提出した開業届のステータスが「受付完了」になっているかを確認してみましょう。もし「送信中」や「エラー」になっていれば、再度送信操作が必要です。

どうしても確認できない場合の問い合わせ先

上記のすべてを確認しても受信通知が見つからず、提出から数日経っても状況が変わらない場合は、公的な機関に問い合わせてみましょう。

  • e-Tax・作成コーナーヘルプデスク: e-Taxの操作方法やシステムに関する質問に対応してくれます。まずはここに電話して、システム上の状況を確認してもらうのが良いでしょう。
  • 所轄の税務署: 最終手段として、あなたの事業所の住所地を管轄する税務署に直接電話で問い合わせます。「〇月〇日にe-Taxで開業届を提出したのですが、受理状況を確認させていただけますでしょうか」と伝えれば、担当部署につないで状況を調べてもらえます。

不安なまま放置せず、一つずつ確認していくことが大切です。

まとめ:開業届の完了通知は来ない!e-Taxの受信通知を控えとして大切に保管しよう

今回は、開業届を提出した後の完了通知の有無と、e-Taxでの確認方法について詳しく解説しました。最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。

  • 開業届を提出しても、税務署から完了を知らせる特別な通知書は届かないのが基本。
  • 提出が受理された証明になるのは「控え」。e-Taxの場合は「受信通知」がその役割を果たす。
  • e-Taxの「受信通知」はメッセージボックスで確認でき、必ずPDFで保存して大切に保管しておくこと。
  • 今後の重要なお知らせを見逃さないために、e-Taxのメール通知設定をしておくのがおすすめ。

開業届の提出は、個人事業主としての長い道のりのほんの始まりに過ぎません。これからは、日々の経理処理や年に一度の確定申告など、事業者としての義務を果たしていくことになります。

開業手続きやその後の会計処理をできるだけスムーズに進めるためには、便利なクラウド会計ソフトの活用が欠かせません。特に「マネーフォワード クラウド開業届」は、開業手続きだけでなく、その後の会計や確定申告まで一気通貫でサポートしてくれる心強い味方です。
まずは無料登録から始めて、その圧倒的な便利さを体験してみてください。

この記事が、あなたの開業後の不安を解消し、事業活動に集中するための一助となれば幸いです。