「VPNを使いたいけど、MillenVPNとTunnelBearのどっちがいいんだろう?」
VPNサービスを初めて選ぶとき、こんな疑問を持つ方は少なくありません。
MillenVPNは日本企業が運営する国産VPN、TunnelBearはカナダ発のサービスで、どちらも「初心者に使いやすい」と評判です。
ただ、両者は料金体系やサーバー構成、日本語対応の充実度など、実際に使ってみると違いがはっきり見えてきます。
「結局どちらが自分に合うのか」を読み終わる頃にはしっかり判断できるようになるはずです。
そもそもVPN選びで初心者がつまずくポイントとは
VPN(Virtual Private Network)とは、インターネット上に仮想的な専用回線を作り、通信を暗号化する技術のことです。フリーWi-Fiでの盗聴防止や、海外から日本の動画サービスを視聴する目的で利用する方が増えています。
しかし、VPNサービスは世界中に数百以上あり、初心者にとっては選ぶだけでも一苦労です。特に以下のようなポイントで迷いやすい傾向があります。
料金プランが複雑でわかりにくい
VPNサービスの多くは月額プラン・年間プラン・複数年プランなど、契約期間によって単価が大きく変わります。さらに無料プランがあるサービスでは、無料と有料の機能差がわかりにくく、「無料で十分なのか、有料にすべきなのか」を判断しづらいのが実情です。
海外サービスは日本語サポートが手薄
海外製VPNは英語のインターフェースが基本で、トラブル時のサポートも英語でのやり取りになるケースがほとんどです。VPNの設定でつまずいたとき、英語で問い合わせるのはハードルが高いと感じる方も多いでしょう。
セキュリティの安全性を見極められない
VPNを使う最大の目的はセキュリティの強化ですが、運営企業がどの国の法律に準拠しているか、ログ(通信記録)を保存しているかどうかなど、安全性の判断基準がわかりにくい問題があります。特に無料VPNの中にはユーザーデータを第三者に販売しているケースも報告されており、慎重な選択が求められます。
実際の通信速度が使ってみないとわからない
公式サイトでは「高速通信」を謳っていても、実際に接続してみると動画が途切れたり、Webページの読み込みが遅くなったりすることがあります。特に日本国内のサーバーが少ないサービスでは、日常使いでストレスを感じるケースも珍しくありません。
こうした課題を踏まえて、MillenVPNとTunnelBearがそれぞれどのように対応しているのかを見ていきましょう。
MillenVPNとTunnelBearを7つの項目で徹底比較
ここからは、VPN選びで重要な7つの項目に沿って、両サービスを具体的に比較していきます。
1. 料金プランとコストパフォーマンス
MillenVPNは、2年プランで月額396円(税込)から利用できます。月額プランでも1,738円(税込)と、国産VPNとしてはリーズナブルな価格設定です。また、短期利用向けの「MillenVPN ワンタイム」プランも用意されており、7日間で638円、15日間で1,078円、30日間で1,738円と、旅行や出張などの一時的な利用にも対応しています。
一方、TunnelBearには無料プランがあり、毎月2GBまでの通信量であればコストをかけずに使えます。有料プランは月額9.99ドル(約1,500円前後)、年間プランで月額4.99ドル(約750円前後)、3年プランで月額3.33ドル(約500円前後)が目安です。ただし、為替レートの変動により実際の負担額は変わります。
コスパの面では、長期利用ならMillenVPNの2年プランが圧倒的に有利です。一方、「まず無料で試したい」という方にはTunnelBearの無料プランが魅力的に映るかもしれませんが、月2GBは動画視聴にはほぼ使えない容量である点は理解しておく必要があります。
2. サーバー数と設置国
MillenVPNは世界72か所以上にサーバーを展開しており、日本国内のサーバーも複数拠点に設置されています。日本のサービスへのアクセスを重視する方にとって、国内サーバーの充実は大きなメリットです。
TunnelBearは48か国以上にサーバーを設置しています。サーバー設置国の数ではMillenVPNが上回っており、接続先の選択肢という点でMillenVPNに分があります。
3. 通信速度と安定性
VPNを通すとどうしても通信速度は低下しますが、その程度はサービスによって大きく異なります。
MillenVPNは日本国内サーバーへの接続時に比較的速度低下が少なく、動画視聴やオンライン会議でも安定して使えるという評価が多く見られます。日本のサーバーが充実しているため、国内での利用においては快適さを感じやすいサービスです。
TunnelBearは「GhostBear」と呼ばれるステルス機能(VPN通信を通常の通信に偽装する技術)を搭載しており、VPN規制のある国でも接続しやすいという特徴があります。ただし、日本国内での通信速度に関しては、MillenVPNと比べるとやや劣る印象を受ける場面もあります。
4. セキュリティとプライバシー
MillenVPNは日本企業のアズポケット株式会社が運営しており、日本の法律のもとで個人情報が保護されます。ノーログポリシー(通信記録を一切保存しない方針)を掲げており、総務省に届出済みの電気通信事業者である点も信頼性を高めています。暗号化方式はAES-256bit(現時点で最高レベルの暗号化規格)を採用しています。
TunnelBearはカナダのMcAfee社の傘下で運営されています。独立した第三者機関によるセキュリティ監査を定期的に受けており、その結果を公開している透明性の高さが特徴です。ノーログポリシーも採用しています。ただし、カナダは「ファイブアイズ」(英語圏5か国による通信傍受同盟)の加盟国であるため、プライバシーの観点から懸念を持つ方もいます。
セキュリティ面ではどちらも高い水準を保っていますが、日本の法律で保護される安心感を重視するなら、国産のMillenVPNが優位といえるでしょう。
5. 対応デバイスと同時接続数
MillenVPNは、Windows・Mac・iOS・Android・Fire TVに対応しており、1つのアカウントで最大10台まで同時接続が可能です。家族で共有する場合でも十分な台数です。
TunnelBearも主要なOS(Windows・Mac・iOS・Android)に対応しており、同時接続は最大5台です。ブラウザ拡張機能(Chrome・Firefox)も用意されており、手軽にVPNを利用できます。
同時接続数ではMillenVPNが10台と倍の差をつけています。家族での利用や、PC・スマホ・タブレットなど複数デバイスを使う方にはMillenVPNの方が使い勝手が良いでしょう。
6. 日本語対応とサポート体制
初心者にとって最も重要といっても過言ではないのが、日本語でのサポート体制です。
MillenVPNは公式サイト・アプリ・マニュアル・サポートのすべてが日本語に完全対応しています。問い合わせも日本語で行えるため、VPNの設定でわからないことがあってもスムーズに解決できます。MillenVPNの始め方や詳しい使い方については、MillenVPN完全ガイドでも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
TunnelBearは公式サイトやアプリが英語ベースです。直感的に操作できるUIデザインではあるものの、詳細な設定変更やトラブル時の問い合わせは英語になります。英語に抵抗がない方であれば問題ありませんが、日本語で完結したい方にとってはハードルになり得ます。
7. 動画配信サービスへの対応
海外から日本の動画配信サービス(Netflix、Amazon Prime Video、U-NEXT、TVerなど)を視聴したい方にとって、VPNの動画対応力は重要な選択基準です。
MillenVPNは日本の動画配信サービスへのアクセスに力を入れており、主要なサービスに対応しています。海外赴任中や旅行中に日本のコンテンツを楽しみたい方には心強い選択肢です。
TunnelBearは動画配信サービスのブロック解除を主な用途として公式に推奨しておらず、日本の動画サービスへのアクセスがうまくいかないケースが報告されています。動画視聴が主目的の場合は注意が必要です。
比較結果を一覧で整理
ここまでの比較内容を表にまとめます。
| 比較項目 | MillenVPN | TunnelBear |
|---|---|---|
| 月額料金(最安) | 396円(2年プラン) | 約500円(3年プラン) |
| 無料プラン | なし(30日間返金保証あり) | あり(月2GBまで) |
| サーバー設置国 | 72か所以上 | 48か国以上 |
| 同時接続数 | 最大10台 | 最大5台 |
| 日本語対応 | 完全対応 | 非対応(英語のみ) |
| 運営国 | 日本 | カナダ(McAfee傘下) |
| 日本の動画サービス対応 | 対応 | 不安定 |
| ノーログポリシー | あり | あり |
| 第三者監査 | 非公開 | 公開済み |
結局どちらを選ぶべき?タイプ別おすすめ
比較結果を踏まえて、それぞれのサービスがどんな方に向いているかを整理します。
MillenVPNがおすすめな人
- VPNを初めて使うので、日本語で安心して始めたい方
- 海外から日本の動画配信サービスを視聴したい方
- 家族やパートナーとアカウントを共有したい方(最大10台接続)
- 日本企業が運営するサービスに安心感を覚える方
- 長期間の利用を見据えてコストを抑えたい方
TunnelBearがおすすめな人
- まず無料で試してからVPNの導入を検討したい方
- 英語のインターフェースに抵抗がない方
- VPN規制のある国から接続する必要がある方(GhostBear機能)
- 第三者監査の公開に透明性を感じる方
総合的に見ると、日本語環境での使いやすさ、日本の動画サービスとの相性、コストパフォーマンスの3点で、VPN初心者にはMillenVPNの方が扱いやすいサービスといえます。特に「海外から日本のサービスにアクセスしたい」というニーズがある方にとっては、MillenVPNが第一候補になるでしょう。
初心者がVPN選びで失敗しないための3つの注意点
無料プランだけで判断しない
TunnelBearの無料プランは月2GBの制限があり、動画を少し視聴するだけでもすぐに上限に達してしまいます。無料プランはあくまで「操作感を確認するお試し」と考え、本格的に使うなら有料プランを前提に検討することをおすすめします。MillenVPNには無料プランはありませんが、サブスクプランには30日間の返金保証があるため、実質的にリスクなく試すことが可能です。
利用目的を明確にしてから選ぶ
「フリーWi-Fiのセキュリティ対策」「海外から日本の動画を視聴」「海外サイトへのアクセス」など、VPNの利用目的は人それぞれです。目的が曖昧なまま選ぶと、自分に必要のない機能にお金を払ったり、逆に必要な機能が不足していたりすることがあります。まず「何のためにVPNを使うのか」を整理してから比較検討に入りましょう。
契約期間による料金差をよく確認する
VPNサービスは長期契約ほど月額料金が大幅に安くなる傾向があります。MillenVPNの場合、月額プランと2年プランでは1か月あたりの料金に4倍以上の差があります。ただし、長期契約は途中解約時の返金条件がサービスごとに異なるため、契約前に返金ポリシーを必ず確認してください。
まとめ:日本語で安心して使いたいならMillenVPNが最適
MillenVPNとTunnelBearは、どちらも信頼できるVPNサービスです。しかし、日本語対応・日本の動画サービスへの対応・コストパフォーマンス・同時接続数の多さといった実用面を総合すると、日本のユーザー、とりわけVPN初心者にはMillenVPNの方が使いやすいサービスです。
TunnelBearの強みは無料プランの存在と第三者監査の透明性にありますが、日本語非対応という点が初心者にとっては大きな壁になります。英語でのサポートに不安がない方や、まずは無料で試したい方以外は、MillenVPNを選んでおけば後悔する場面は少ないでしょう。
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