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マネーフォワードのデータをExcelで詳細分析!ピボットテーブル用に仕訳帳をエクスポートする活用術

マネーフォワードを使っているけれど、日々の入力だけで終わっていませんか。

標準のレポート機能も便利ですが、Excel(エクセル)を使えば、さらに深く、自由な切り口で経営状況を分析できます。

この記事では、マネーフォワードから仕訳帳データをエクスポートし、Excelの強力な機能「ピボットテーブル」を使って、事業の現状を丸裸にするための具体的な方法を解説します。

なんとなくの「どんぶり勘定」から卒業し、データに基づいた的確な経営判断を下すための第一歩を踏み出しましょう。

この記事は2026年2月時点の情報に基づいています。

なぜマネーフォワードのデータをExcelで分析する必要があるのか?

マネーフォワードは非常に優れた会計ソフトであり、日々の取引入力から確定申告書類の作成まで、多くの業務を効率化してくれます。しかし、その豊富なデータを「ただの記録」で終わらせてしまうのは非常にもったいないことです。Excelを組み合わせることで、標準機能だけでは見えにくい経営のインサイトを発見できます。

標準レポートの限界とExcel分析の自由度

マネーフォワードには月次推移表や損益計算書など、経営状況を把握するための基本的なレポート機能が備わっています。これらは非常に有用ですが、定型的なフォーマットであるため、「もっと違う角度から見たい」というニーズには応えきれない場合があります。例えば、以下のような分析はExcelの方が得意です。

  • 特定の取引先との年間取引額の推移
  • 複数の事業を運営している場合のセグメント別損益分析
  • 特定の経費科目が、どの月に、どのような理由で増減したかの深掘り
  • 前年同月比だけでなく、前々年との比較

Excelにデータをエクスポートすれば、これらの分析を自由自在に行うことができます。関数やグラフ、そして本記事の主役であるピボットテーブルを駆使することで、データは単なる数字の羅列から、意思決定を支える強力な武器に変わります。

「どんぶり勘定」からデータドリブン経営へ

特に個人事業主や設立間もない法人では、「なんとなく儲かっている気がする」「経費が増えているような気がする」といった感覚的な経営判断に頼りがちです。しかし、事業が成長するにつれて、こうした「どんぶり勘定」はリスクとなります。

Excelで毎月のデータを分析する習慣をつけることで、

  • 収益性の高い商品やサービス、顧客はどれか?
  • 削減すべき不要なコストはどこに潜んでいるか?
  • 資金繰りが厳しくなる時期はいつか?

といった問いに、具体的な数字で答えられるようになります。これは、感覚だけに頼る経営から、データに基づいた論理的な経営(データドリブン経営)へとシフトするための重要なステップです。マネーフォワードで記録した貴重な会計データを、Excelという最高の分析ツールでしゃぶり尽くしましょう。

【実践】マネーフォワードから仕訳帳データをエクスポートする手順

それでは、早速分析の元となるデータをマネーフォワードから取り出してみましょう。ここでは、最も分析に適した「仕訳帳」データをCSV形式でエクスポートする手順を解説します。操作は非常に簡単です。

エクスポート機能の場所と操作方法

まずはマネーフォワード クラウド確定申告にログインし、以下の手順で操作を進めてください。

  1. 左側のメニューから「会計帳簿」をクリックし、その中にある「仕訳帳」を選択します。
  2. 画面上部に表示される期間を選択します。分析したい期間(例えば、会計年度全体や特定の四半期)を指定してください。
  3. 期間の右側にある「エクスポート」ボタンをクリックします。
  4. エクスポート形式の選択肢が表示されます。ここでは「CSV(汎用形式)」を選びましょう。Excelで最も扱いやすい形式です。
  5. クリックすると、CSVファイルのダウンロードが開始されます。

これで、あなたの会計データが手元のPCに保存されました。思ったよりも簡単だったのではないでしょうか。この一手間が、詳細な経営分析への扉を開きます。

エクスポートする際の注意点

スムーズに分析を進めるために、エクスポート時にいくつか注意しておきたいポイントがあります。

  • 期間の指定: 分析の目的に合わせて期間を正しく指定しましょう。月次比較をしたいなら最低でも数ヶ月分、年間の傾向を見たいなら1年分(またはそれ以上)のデータが必要です。
  • ファイル形式: 「MFクラウド形式」と「汎用形式」がありますが、Excelでの汎用性を考えると「汎用形式」がおすすめです。文字コードなども含め、Excelで開いた際に文字化けしにくいのが特徴です。
  • 補助科目や摘要の活用: Excelでの分析をより有意義にするためには、日々の仕訳入力が重要になります。特に「補助科目」や「摘要」をしっかり入力しておくと、後々の分析で絶大な効果を発揮します。例えば、交際費の補助科目に「A社」「B社」と設定したり、摘要に「〇〇プロジェクト打ち合わせ」と具体的に記載したりすることで、取引先別やプロジェクト別の経費分析が可能になります。

データのエクスポートはゴールではなく、あくまでスタートです。分析の質は、元となるデータの質(日々の入力の丁寧さ)に大きく左右されることを覚えておきましょう。

Excelピボットテーブルを使った詳細分析テクニック

エクスポートしたCSVファイルをExcelで開いたら、いよいよ分析の本番です。ここでは、Excelの最強機能とも言われる「ピボットテーブル」を使った具体的な分析手法を、基本から応用まで紹介します。

準備編:データをピボットテーブル用に整形する

ダウンロードしたCSVをそのまま使うこともできますが、少しだけ下準備をすると、後の分析が格段に楽になります。

  1. 不要な列の削除: 分析に使わない列(例えば「仕訳番号」や「作成日時」など)は非表示または削除しておくと、表がスッキリして見やすくなります。
  2. テーブル機能の適用: データ範囲内のどこかを選択した状態で、[挿入]タブ → [テーブル] をクリックします。これにより、データが「テーブル」として認識され、範囲の自動拡張や書式設定が容易になります。
  3. 日付データの確認: 「日付」列がExcelに正しく日付として認識されているか確認しましょう。もし文字列になっている場合は、データ形式を「日付」に変更してください。

基本編:費目別の支出を可視化する

まずは、どの経費にどれくらいお金を使っているのかを把握してみましょう。

  1. テーブル内のセルを選択した状態で、[挿入]タブ → [ピボットテーブル] をクリックします。
  2. 「ピボットテーブルの作成」ダイアログが表示されたら、そのまま「OK」を押します。(データ範囲はテーブル機能で自動認識されています)
  3. 新しいシートにピボットテーブルのフィールドリストが表示されます。右側のフィールドリストから、「勘定科目」「行」エリアにドラッグ&ドロップします。
  4. 次に、「借方金額」「値」エリアにドラッグ&ドロップします。

これだけの操作で、勘定科目ごとの合計支出額一覧が自動で作成されます。この表を見れば、どの経費が大きな割合を占めているかが一目瞭然です。さらに、値エリアの合計金額を右クリックし、「値の集計方法」を「個数」に変えれば、取引回数の多い費目を調べることもできます。

応用編:月次推移と前年比較で傾向を掴む

次に、時間の流れと共にデータがどう変化しているかを見てみましょう。

  1. 基本編で作成したピボットテーブルに、フィールドリストから「日付」「列」エリアにドラッグ&ドロップします。
  2. Excelが自動で日付を「年」「四半期」「月」にグループ化してくれます。(もしグループ化されない場合は、日付の列見出しを右クリックし「グループ化」を選択)
  3. これにより、各経費が月ごとにどのように推移しているかのクロス集計表が完成します。特定の月に突出して増えている経費があれば、その原因を元の仕訳帳データで確認する、といった深掘り分析に繋がります。

さらに、ピボットテーブルを選択した状態で[ピボットテーブル分析]タブから「スライサーの挿入」「タイムラインの挿入」を行うと、特定の勘定科目や期間だけをインタラクティブに抽出・表示できるようになり、分析がより直感的になります。

分析結果を経営改善に活かすための視点

分析は、それ自体が目的ではありません。分析から得られた気づきを、具体的な行動に移してこそ価値が生まれます。ここでは、ピボットテーブルによる分析結果をどのように経営改善に繋げていくか、いくつかの視点を提供します。

コストカットのヒントを発見する

費目別の支出分析や月次推移分析は、コスト削減の宝庫です。例えば、「通信費」が毎月想定よりも高い場合、契約プランの見直しを検討するきっかけになります。「広告宣伝費」の費用対効果が低いと感じるなら、出稿先の見直しや新しいマーケティング手法を試す判断材料になるでしょう。感覚ではなく、数字の裏付けがあるからこそ、自信を持ってコスト削減のメスを入れることができます。

収益構造を理解し、売上アップに繋げる

経費だけでなく、売上についても同様の分析が可能です。ピボットテーブルの行に「取引先名」(補助科目を活用)や「商品名」(摘要を活用)を、値に「売上高」を設定すれば、どの顧客が・どの商品が収益の柱になっているかが明確になります。これにより、

  • 優良顧客へのアプローチを強化する
  • 収益性の高い商品の販売を促進する
  • 不採算事業から撤退する

といった戦略的な意思決定が可能になります。日々の取引データが、未来の売上を作るための羅針盤となるのです。

確定申告の準備を効率化する

Excelでの定期的な分析は、年に一度の確定申告を楽にする効果もあります。毎月数字をチェックする習慣があれば、期末に慌てて一年分の帳簿を見直す必要がなくなります。勘定科目の間違いや入力漏れにも早期に気づくことができ、修正の手間を最小限に抑えられます。また、分析を通じて自社の会計数字に詳しくなることで、税理士とのコミュニケーションもスムーズになるでしょう。

マネーフォワード クラウド確定申告は、こうした日々の仕訳から申告までをシームレスに行える強力なツールです。もし、マネーフォワードの機能や使い方について、より全体像を掴みたい方は、以下のガイド記事が非常に参考になります。基本的な使い方から料金プランの比較、実際の利用者の評判まで網羅的に解説しています。

【完全ガイド】マネーフォワード クラウド確定申告とは?使い方・評判・料金まで個人事業主向けに徹底解説

まとめ:マネーフォワードとExcelで、一歩先の経営分析へ

今回は、マネーフォワードの仕訳帳データをExcelにエクスポートし、ピボットテーブルを使って詳細に分析する活用術をご紹介しました。

重要なポイントをまとめます。

  • マネーフォワードの標準機能に加え、Excelを使うことで分析の自由度が格段に向上する
  • まずは仕訳帳データをCSV形式でエクスポートすることから始める。
  • Excelのピボットテーブル機能を使えば、専門家でなくても簡単にデータを集計・分析できる。
  • 費目別分析や月次推移分析を通じて、コスト削減や売上アップのヒントが見つかる。
  • 分析を習慣化することが、どんぶり勘定からの脱却と、データに基づいた経営判断への第一歩となる。

最初は少し難しく感じるかもしれませんが、一度操作を覚えてしまえば、これほど強力な武器はありません。ぜひ本記事を参考に、あなたのビジネスの会計データを深く掘り下げ、隠れた宝の山を見つけ出してください。

これからマネーフォワード クラウドの利用を検討している方、またはさらに機能を活用していきたい方は、以下の公式サイトから詳細を確認し、まずは無料トライアルでその便利さを体験してみてはいかがでしょうか。

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