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NordVPNの契約時に提示される追加オプション(NordPassやNordLocker)は本当に必要か判断する基準

NordVPNを契約しようと決意し、いざ申し込み画面に進むと、「NordPass」や「NordLocker」といった追加オプションが次々と表示されます。

「せっかくだからセットで入った方がお得なのかな?」と気になりつつも、「本当に必要なものなのか判断がつかない」と手が止まってしまった経験はないでしょうか。

実際、追加オプションにはセット割引が適用されるケースもあり、一見するとお得に見えます。

しかし、自分の使い方に合っていなければ、それは単なる余計な出費です。

読み終えるころには、迷いなく自分に最適なプランを選べるようになっているはずです。

NordVPN契約時に表示される追加オプションとは何か

契約画面で提示される主なオプションの全体像

NordVPNの契約手続きに進むと、VPN機能だけのベーシックなプランに加えて、いくつかの上位プランや追加サービスが提示されます。2026年4月時点で、主に以下のようなオプションが表示されます。

  • NordPass:パスワード管理ツール。ログイン情報の保存・自動入力・安全なパスワード生成が可能
  • NordLocker:クラウド暗号化ストレージ。ファイルを暗号化して安全に保管・共有できるサービス
  • 脅威対策Pro(Threat Protection Pro):広告ブロック、トラッカー防止、マルウェア対策を含む高度なセキュリティ機能
  • サイバー保険やデータ漏洩監視:一部のプランに含まれる付帯サービス

これらは、NordVPNの料金プラン(ベーシック、プラス、コンプリート、プライムなど)によってセットになっている場合と、個別に追加できる場合があります。つまり、VPNだけを使いたい人にとっては、上位プランに含まれるサービスが「本当に必要かどうか」を見極めることが重要になります。

なぜ追加オプションの判断が難しいのか

判断を難しくしている要因はいくつかあります。まず、契約画面では「セットで申し込むと月額○○円お得」といった表示がされるため、心理的に「今申し込まないと損」という気持ちになりやすい点です。これはサブスクリプションサービス全般に共通するマーケティング手法ですが、冷静に考えると、使わないサービスに毎月お金を払うほうがよほど損です。

次に、NordPassやNordLockerがどの程度の機能を持つツールなのか、既存の無料ツールや他の有料ツールと比べてどう違うのかが、契約画面だけでは十分に把握しにくいという問題もあります。特にパスワード管理ツールやクラウドストレージは、すでに何らかの形で利用している人が多く、乗り換えや併用のメリットを正確に評価する必要があります。

さらに、セキュリティ関連のサービスは「念のため入っておいた方が安心」という気持ちが働きやすいジャンルです。しかし、安心感だけを理由に契約すると、結局使いこなせずに放置してしまうケースも少なくありません。NordVPNの基本的な始め方や料金体系について事前に理解しておきたい方は、NordVPN完全ガイドも参考にしてみてください。

各オプションの機能と「必要な人・不要な人」の判断基準

NordPass:パスワード管理ツールの必要性を見極める

NordPassは、Nord Security社が提供するパスワードマネージャーです。主な機能として、パスワードの安全な保管、自動入力、強力なパスワードの自動生成、パスワードの安全性チェック、データ漏洩の通知などがあります。

判断基準として、以下のポイントを確認してみてください。

NordPassが必要な人

  • 現在パスワードを手帳やメモ帳、ブラウザの保存機能だけで管理している人
  • 複数のサービスで同じパスワードを使い回している自覚がある人
  • パスワード管理ツールを使ったことがなく、NordVPNと一元管理したい人
  • 家族でパスワードを共有する仕組みがほしい人

NordPassが不要な人

  • すでに1Password、Bitwarden、Dashlaneなど他のパスワード管理ツールを使いこなしている人
  • Apple製品のiCloudキーチェーンで十分に管理できている人
  • 管理するアカウント数が少なく、現状の管理方法で問題を感じていない人

ここで見落としがちなのが、「ブラウザのパスワード保存機能で十分」と考えているケースです。Google ChromeやSafariに搭載されている保存機能は便利ですが、専用のパスワード管理ツールと比較すると、異なるブラウザ間やアプリでの横断的な利用、家族との安全な共有、漏洩チェック機能といった点で差があります。自分のパスワード管理に少しでも不安がある場合は、NordPassに限らずパスワード管理ツールの導入自体を検討する価値があります。

NordLocker:暗号化クラウドストレージの必要性を見極める

NordLockerは、ファイルを暗号化してクラウド上に保管できるストレージサービスです。保存されたデータはゼロナレッジ暗号化(サービス提供者でも中身を見られない方式)で保護されるため、プライバシーの観点では非常に強力な仕組みです。

NordLockerが必要な人

  • 仕事で機密性の高い書類やファイルをクラウドに保存する必要がある人
  • フリーランスや個人事業主で、顧客データや契約書を安全に保管したい人
  • 通常のクラウドストレージ(Google Drive、Dropboxなど)のセキュリティレベルでは不安を感じる人
  • 万が一のデータ漏洩に備えて、暗号化されたバックアップ先がほしい人

NordLockerが不要な人

  • すでにGoogle DriveやiCloudで十分にファイル管理ができている人
  • クラウドストレージ自体をほとんど使わない人
  • 保管するファイルに特段の機密性がない人(写真や動画の保存が主な用途など)

注意点として、NordLockerの無料プランで利用できる容量には制限があり、本格的に活用するには有料プランが必要です。すでに大容量のクラウドストレージを別途契約している場合、ストレージ容量のためだけにNordLockerを追加するのはコスト面で非効率です。NordLockerの最大の価値は「容量」ではなく「暗号化の強度」にあることを理解した上で判断しましょう。

脅威対策Pro:広告ブロック・マルウェア対策の必要性

脅威対策Pro(Threat Protection Pro)は、NordVPNのプラス以上のプランに含まれるセキュリティ機能です。ウェブ上の広告やトラッキングをブロックし、悪意のあるウェブサイトへのアクセスを防止します。また、ダウンロードファイルのマルウェアスキャンも行います。

この機能は、VPNとは独立して動作する(VPNに接続していなくても使える)点が特徴です。普段からウェブブラウジング中の広告表示に煩わしさを感じている人や、セキュリティソフトを別途導入していない人には実用的な機能です。

一方で、すでにウイルス対策ソフト(ESET、ノートン、カスペルスキーなど)を導入済みで、ブラウザにuBlock Originなどの広告ブロック拡張機能を入れている人にとっては、機能が重複する部分が多くなります。

セットプランと個別契約、どちらが得かを比較する

料金面での比較ポイント

NordVPNの料金プランは、契約期間(1ヶ月、1年、2年)とプランの種類(ベーシック、プラス、コンプリート、プライムなど)の組み合わせで決まります。上位プランほどNordPassやNordLockerが含まれ、月額あたりの追加料金は数百円程度に抑えられています。

一方、NordPassやNordLockerを完全に別のサービスとして個別契約した場合の料金と比較すると、セットプランの方が割安になることが多いです。ただし、ここで重要なのは「割安かどうか」ではなく「使うかどうか」です。月額200〜300円の差額であっても、2年契約なら累計で5,000円〜7,000円になります。使わないサービスにこの金額を払うのは合理的とは言えません。

どんな人にどのプランがおすすめか

ベーシックプランが向いている人

  • VPN機能だけを使いたい人
  • パスワード管理ツールやクラウドストレージは別のサービスで満足している人
  • できるだけ費用を抑えたい人

プラスプランが向いている人

  • 脅威対策Proの広告ブロックやマルウェア対策に魅力を感じる人
  • NordPassを新たに使い始めたいと考えている人
  • セキュリティ全般を一つの会社のサービスでまとめたい人

コンプリート以上のプランが向いている人

  • 暗号化クラウドストレージにも興味がある人
  • 仕事で機密ファイルの保管が必要な人
  • Nord Security社のエコシステムをフル活用したい人

失敗しないための判断チェックリスト

契約前に自分に問いかけるべき5つの質問

追加オプションを検討する際に、以下の質問に答えてみてください。

  • 今、パスワード管理で困っていることはあるか? → 「ない」なら、NordPassの優先度は低い
  • 現在使っているクラウドストレージに不満や不安はあるか? → 「ない」なら、NordLockerの優先度は低い
  • セキュリティソフトや広告ブロッカーをすでに導入済みか? → 「はい」なら、脅威対策Proとの機能重複を確認する
  • 追加オプションを含めた総額を2年分で計算したとき、納得できる金額か? → 月額ではなく総額で判断する
  • 契約後すぐにそのサービスを設定して使い始めるイメージが湧くか? → 湧かないなら使わない可能性が高い

この5つの質問に正直に答えるだけで、自分に必要なオプションはかなり絞り込めます。

よくある失敗パターンと回避策

追加オプションに関して多いのが、「セット割引に引かれて上位プランを契約したが、VPN以外の機能を一度も使わなかった」というケースです。この失敗を避けるには、まずはベーシックプランでNordVPNを使い始め、実際に使っていく中でパスワード管理や暗号化ストレージの必要性を感じたタイミングでプランをアップグレードするという方法が堅実です。

NordVPNでは契約期間中のプラン変更(アップグレード)にも対応しているため、最初から全部入りを選ぶ必要はありません。まずはVPN本来の目的である安全なインターネット接続環境を整えることに集中し、その後に追加サービスの必要性を検討しても遅くはないでしょう。

まとめ:自分の使い方に合った選択が最適解

NordVPN契約時に提示される追加オプションは、それぞれ単体でも価値のあるサービスです。しかし、すべての人にすべてが必要なわけではありません。判断の基準はシンプルで、「今の自分がそのサービスを使う明確な理由があるかどうか」です。

迷った場合は、まずベーシックプランでNordVPNを始めてみましょう。VPNを実際に使いながら、必要に応じて後からオプションを追加する方がムダがありません。NordVPNの導入手順やプランの詳しい比較はNordVPN完全ガイドにまとめていますので、契約前にぜひ目を通してみてください。

NordVPNの契約はNordVPN公式サイトから行えます。自分に合ったプランを選んで、快適で安全なインターネット環境を手に入れましょう。