アメリカでは今、動物由来のお肉を一切使わない「植物肉=代替肉・人工肉」がブームになっています。
NASDAQ上場を果たした「ビヨンド・ミート」や、Googleから買収を提案された「インポッシブル・フーズ」など、様々な代替肉メーカーがひしめき合って、植物肉市場を牽引しています。
マクドナルド、ケンタッキーといった大手ファストフード店でも、植物肉を使ったメニューの試験的販売が行われており、本格的に導入される日も近いと見られます。
一方日本では、植物肉(代替肉・人工肉)の認知度はまだまだ低い状況。
しかしポジティブに考えれば、これからの植物肉(代替肉・人工肉)市場拡大に期待できる状況と捉えることもできます。
例えば、アメリカのビヨンド・ミート社には、日本の三井物産も出資しており、植物肉の日本上陸を計画しているといわれます。
将来的には、三井物産から日本全国のファストフード店へ、植物肉が流通し、新商品が出回るようになるかもしれません。
まだまだ植物肉(代替肉・人工肉)の情報が少ない現状ですので、今回は、現時点において日本国内で購入できる植物肉(代替肉・人工肉)商品を紹介します。
植物肉(代替肉・人工肉)に興味ある方の参考情報となれば幸いです。
日本で購入できる植物肉(代替肉・人工肉)をつかった商品
それほど知名度は高くありませんが、日本でもすでに様々な植物肉(代替肉・人工肉)の商品が販売されています。
【一覧】日本で購入できる植物肉(代替肉・人工肉)をつかった商品
企業名 | 商品名 | 参考販売価格 |
大塚食品 | ゼロミート (公式サイト) | ¥322 (140g) |
三育フーズ | グルテンバーガー (公式サイト) | ¥630 (435g) |
ベジタリアンブッチャージャパン | MC2 NO BEEF BURGER PATTY (公式サイト) | ¥5,200 (80g×30枚) |
Carlota | 有機ベジバーグ (販売ページ) | ¥923 (160g) |
グリーンカルチャー | チキンナゲット (公式サイト / 楽天市場) | ¥1,500 (1kg) |
ケンコーマヨネーズ | やさいと大豆ミート (公式サイト) | ¥664 (500g) |
SEE THE SUN | ZEN MEAT ミンチタイプ (公式サイト) | ¥450 (130g / 湯戻し前) |
丸大食品 | 大豆ライフ キーマカレー | ¥216 |
日本ハム | 「NatuMeat(ナチュミート)」 【開発中】(ニュース記事) | 2020年3月発売予定 |
伊藤ハム米久ホールディングス | まるでお肉! 【開発中】 | 2020年2月発売予定 |
【各商品の詳細解説】日本で購入できる植物肉(代替肉・人工肉)をつかった商品
ゼロミート【大塚食品】
(画像出典:https://zeromeat.jp/)
大塚食品が販売している、お肉を使わないハンバーグです。
大豆で代用されており、タンパク質は豊富でありながら、カロリー・脂質は抑えらています。
レンジでチンする1個入りタイプで、全国のコンビニ・スーパーに展開されています。
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「ゼロミート」公式サイト
グルテンバーガー【三育フーズ】
(画像出典:https://san-ikufood.com/)
三育フーズが販売している、缶入りひき肉タイプの植物肉です。
小麦たんぱく・大豆たんぱくを中心に作られており、コレステロールの心配がありません。菜食主義者のかたはもちろん、美容に関心のある方にもオススメできます。
三育フーズは他にも、ソーセージタイプ・ブロックタイプといった、様々な植物肉を展開しています。
・詳細はこちら
「グルテンバーガー」公式サイト
MC2 NO BEEF BURGER PATTY【ベジタリアンブッチャージャパン】
(画像出典:https://www.thevegetarian-butcher-jap.com/)
オランダ発祥の植物肉メーカ「ベジタリアンブッチャージャパン」が展開する商品です。パティの場合、80g×30枚を5,200円で販売しており、大型発注が基本となっています。
池袋に本店を置いており、Uber Eatsで配達してもらうことが可能です。
2020年1月頃までに、都内に新規8店舗の展開を予定しています。
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「MC2 NO BEEF BURGER PATTY」公式サイト
有機ベジバーグ【Carlota】
(画像出典:https://biople.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?pid=8437015940199)
スペイン原産の有機ハンバーグで、日本でも輸入品を通販で購入することができます。
スーパーフードのキヌアを用いたり、ローズマリー・タイムといった香草で味付けしていたりと、他社製品とは一味違った本格的なハンバーグです。
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プラントベース・チキンナゲット【グリーンカルチャー】
(画像出典:https://greenculture.co.jp/)
東京都のグリーンカルチャー株式会社は、植物肉をつかった冷凍食品を数多く展開しています。
チキンナゲットの場合、1kgで1,500円とお財布にも優しい値段設定で、鶏肉特有の繊維感や舌触りの再現にこだわっています。楽天市場を利用して、通販で購入することができます。
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やさいと大豆ミート【ケンコーマヨネーズ】
(画像出典:https://www.kenkomayo.com/pro/pages/feature1_daizumeat.aspx)
ケンコーマヨネーズ社が販売する、植物肉をつかった商品です。
大豆を使った植物肉と、さまざまな野菜を混ぜ合わせて味付けしたものが、袋詰めで販売されています。「キーマカレー」「ボロネーゼ」「甘辛醤油そぼろ」といったラインナップがあります。
キーマカレーであれば、そのままお皿に盛り付けたり、カレーコロッケにしたり、サラダにかけたりと、さまざまな使い方をすることができます。
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ZEN MEAT【SEE THE SUN】
(画像出典:https://www.morinaga.co.jp/company/newsrelease/detail.php?no=1794)
森永製菓の社内ベンチャー企業である「SEE THE SUN」が展開する商品です。
大豆を中心にした代替肉で、玄米が入っているのが特徴的です。「ミンチタイプ」「ブロックタイプ」「スライスタイプ」といったラインナップがあり、乾燥した代替肉をお湯で戻して調理に使います。
また、「キーマカレー」「ボロネーゼ」「ストロガノフ」といった、すでに味付けがされたレトルト商品もあります。
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開発中【伊藤ハム米久ホールディングス】
(画像出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190812-00010001-shokuhin-bus_all)
「伊藤ハム」と「米久」の統合企業も、2019年秋頃からの植物肉の展開を計画しています。
豆腐をヒントに、豆乳と海水をつかって歯ごたえを生み出したり、複数の植物油を組み合わせてお肉のようなジューシーさを再現したりと、とにかく味の美味しさにこだわって開発が進められています。
・詳細はこちら
Yahoo!ニュース記事
植物肉(代替肉・人工肉)の今後
日本でもすでに、様々な植物肉・代替肉の商品が販売されています。
調理済みタイプ、冷凍タイプ、湯戻しタイプ、缶入りタイプと、様々なニーズに応じた商品が開発されており、今後ますます市場は拡大していきそうです。
外食産業に植物肉が導入される日も、そう遠くないかもしれません。ハンバーガーショップに、植物肉をつかった商品がたくさん並ぶようになるかもしれませんね。
肉食、畜産が地球温暖化に影響があるのかどうか調べてみた記事もアクセス多い記事ですので、ぜひあわせてご覧ください。
本当に肉食、畜産が地球温暖化、温室効果ガスの原因に大きく影響しているのかちょっと調べてみた
以上、「日本で購入できる植物肉(代替肉・人工肉)商品の販売状況を一覧まとめ」でした。それではまた。