「WealthNavi(ウェルスナビ)」とは、
世界水準の金融アルゴリズムを提供する、投資経験者に選ばれているロボアドバイザー投資サービスです。
手数料は年間1%のみで、国際分散投資を自動運用する最近話題のフィンテックのwebサービスです。
要は、ものすごく単純に捉えると、
従来プロの証券屋さんがやっていたこと(投資商品の選定、資産配分、運用、リバランスなど)をロボアドバイザー(コンピューター)が自動でやってくれて、
人件費が削減される分、手数料を安価に(1%に)抑えて運用してくれるので、
手軽に、安価に、簡単に、国際分散投資が可能になるwebサービスです。
説明だけ聞くと、ちょっと怪しいですよね。そんなうまい話があるのかと。笑
この記事に辿り着いた方は、
「ウェルスナビのサービスを知って興味が湧いたけど、実際運用したらどんな結果になるのか心配で迷っている…」
「ウェルスナビのサービスを実際に利用した人の運用実績を知りたい」
といった方が多いかもしれません。
単刀直入に、この記事では、
私自身が、ウェルスナビがサービス開始した2016年7月から2018年12月までの2年5ヶ月間、ウェルスナビで100万円をほったらかし投資運用した実績をご紹介します。
100万円ほったらかし投資ですので、利益確定も、追加入金、積立、など一切やっておりません。
ほったらかし投資で実際の実績はどうなるのか?を検証することを目的としています。
実際にウェルスナビで運用していないのに(または、運用開始して短い投資期間なのに)ウェルスナビをオススメ・紹介をしている記事よりも参考になるかと思い、この記事を書きました。
ウェルスナビの詳細な説明はウェルスナビ公式サイトが一番充実していますから、詳しくは公式サイトをご参考に。(投資してもらうために十分な商品説明を公式サイトでするのは当たり前なので)
ウェルスナビの利用を検討されている方はもちろん、ロボアドバイザーサービス(ウェルスナビ以外にもいくつかあります)に興味がある方、国際分散投資に興味がある方、などのご参考になれば幸いです。
記事の前半に、ウェルスナビで100万円をほったらかし投資運用した実績の紹介、
記事の後半に、ウェルスナビについての紹介をしたいと思います。
【WealthNavi運用実績】2016年7月から100万円投資中のウェルスナビの損益公開
2年5ヶ月間WealthNavi投資実績:100万円→最高129万円→109万円に!(9.05%増!)
資産評価額(2018/12/23時点)
・円ベース
¥1,090,549(+¥90,549)(+9.05%)
・ドルベース
$9,810.64(+$400.62)(+4.26%)
2018年1月に129万円を突破したものの、その後の株式市場の低調に伴い、右肩下がり・・・
2018年11月から12月にかけての暴落も直撃で、約1年間で129万円から109万円まで下がってしまいました。
ずっと右肩上がりの市場はないことを痛感させられる結果ですが、ポジティブに捉えれば、
利益を確定することの重要さだったり(このウェルスナビの運用は、100万円ほったらかしでどんな結果になるかを検証する目的なので利益確定も追加入金も当面しない予定ですが)、
追加入金、積立による株式市場下落による影響の緩和を狙う必要性、
なども実感させてくれる結果とも言えます。
1年3ヶ月間投資運用結果:100万円→122万円に!(22.75%増!)
資産評価額(2017/10/18時点)
・円ベース
¥1,227,514(+¥227,514)(+22.75%)
・ドルベース
$10,928.74(+$1,519.14)(+16.14%)
前回の2017年9月の運用結果報告で20万円突破を喜んでいたのも束の間。
前回報告した1年2ヶ月時点から円ベースで、さらに2.7%も上昇!
ドルベースは順調に2%程度上昇!
最近は、アメリカの株式市場、日本の株式市場、ともに好調で、為替が今までの流れに比べると若干円高傾向にありますが、それでも、かなり良い運用結果を維持しています!
2016年7月に100万円でスタートして、わずか1年3ヶ月で122万円に資産が増えています。
1年3ヶ月で22万円増加、利回りは驚きの22.7%!!
1年2ヶ月間投資運用結果:100万円→120万円に!(20.08%増!)
資産評価額(2017/9/21時点)
・円ベース
¥1,200,805(+¥200,805)(+20.08%)
・ドルベース
$10,770.54(+$1,360.61)(+14.46%)
ついに20万円突破!
前回報告した12ヶ月時点から円ベースで2%上昇!
ドルベースは6%も上昇!
最近の北朝鮮問題の影響で円高が進み円ベースでは伸び悩んでいましたが、北朝鮮問題が少し落ち着いてきて2%上昇となりました。一方ドルベースはアメリカの株式市場が好調なため、6%増と、かなり良い運用結果を維持しています!
2016年7月に100万円でスタートして、わずか1年2ヶ月で120万円に資産が増えています。
1年2ヶ月で20万円増加、利回りは驚きの20%!!
12ヶ月間投資運用結果:100万円→118万円に!(17.96%増!)
資産評価額(2017/7/12時点)
・円ベース
¥1,179,621(+¥179,621)(+17.96%)
・ドルベース
$10,304.18(+$894.91)(+9.51%)
前回報告した10ヶ月時点から2%ほど上昇!
円ベースで17.96%、ドルベースでも9.51%と、かなり良い運用結果を維持しています!
2016年7月に100万円でスタートして、約118万円に資産が増えています。
10ヶ月間投資運用結果:100万円→116万円に!(なんと16%増!)
資産評価額(2017/5/10時点)
・円ベース
¥1,159,973(+¥159,973)(+16.00%)
・ドルベース
$10,166.31(+$756.96)(+8.04%)
10ヶ月の短期間ではありますが、円ベースで16%、ドルベースでも8%と、かなり良い運用結果が出ています。
2016年7月に100万円でスタートして、
アメリカのトランプ大統領就任後の株価上昇をきっかけに2016年11月頃からプラスに転じて、
2017年の年明け頃からは順調に上昇する形となりました。
途中、マイナスの時期もありました・・・
1年3ヶ月運用した結果、好成績となっていますが、途中はマイナスの時期もありました。
運用実績の画像を見てもらうとおり、水色と白の境目が100万なので、最初の4ヶ月はほぼほぼ100万円からマイナスの状態が続いていました。。
損切りラインを「ー5%」と想定していて、一番下がったときで日本円ベースで「ー5.28%」。この時期は、けっこう厳しいな・・と正直感じていました。
ドルベースで最初の4ヶ月間がプラスとマイナスを行き来していたこともあり(下の画像)、損切りしようか迷う時もありましたが、そのまま保有し続け、プラスの局面まで持ちこたえることができました。
ウェルスナビで投資運用した感想
ウェルスナビで100万円をほったらかし投資運用してみて、全自動で手軽に国際分散投資できる点は非常に素晴らしいです。
ただ、あたりまえではありますが、
「いくら投資するのか」「投資を開始するタイミング」「追加投資のタイミング」「ポートフォリオの設定変更」「投資を引き上げるタイミング」などは、最低限の要素は自分で判断しなければいけません。
例えば、私のように利益確定をしないと、2018年1月時点で29万円の含み益があるのに、そのままさらに上がるだろうと放置してしまって、2018年12月時点で109万円まで20万円もの含み益が吹っ飛ぶ結果になりかねません。
あくまで投資先の金融商品を自動で選んだり、リバランスをしてくれて運用してくれるだけなので、細かい部分は全自動で手軽ですが、投資するかしないかなど大きな部分は自分で判断をする必要があります。
ですので、「ただお金を預けてほったらかしで儲かるんだよね」と考えてしまうのはもってのほかです。
世界情勢をはじめ、国際投資に関連する経済情報、政治などにも興味関心を持って情報収集しながら、適宜判断をして運用していかなければ、とてもうまくいくとは思えません。
100万円をほったらかし投資するこの記事を反面教師として、あなたなりの投資方針でウェルスナビを活用してもらえればと思います。
裏を返せば、投資先の金融商品を選ぶ、リバランス、することを年間1%の手数料でウェルスナビに任せて、
自らは、「いくら投資するのか」「投資を開始するタイミング」「追加投資のタイミング」「ポートフォリオの設定変更」「投資を引き上げるタイミング」に集中することができるという点では、うまく活用することができればウェルスナビは投資の良きパートナーとなるでしょう。
10万円から開始できるので、投資入門者にも最適な投資サービスです。ぜひ詳細をチェックしてみてください。
ウェルスナビ(WealthNavi) とは
ウェルスナビの概要、ポイント
ロボアドバイザーの自動運用で、時間も手間もかからない
投資の学習、投資商品の選定、資産配分、運用、リバランス、全てロボアドバイザーにおまかせできます。
国際分散投資を自動運用
約50カ国11,000銘柄以上に国際分散投資を行うことで、世界経済の成長を資産に取り入れます。
海外ETFは、ネット証券などで取引可能ですが、投資信託に比べると、投資初心者にはハードル高めです。
その点、ウェルスナビでは各個人のリスク許容度や収益希望などを基にカスタマイズされたポートフォリオに基づいて自動的に取引するので初心者でも問題なく取引が可能です。(要は設定に従って自動で取引してくれるので難しい、面倒な取引は一切なし)
手数料は預かり資産の1%のみで、完全に中立な資産運用
手数料は預かり資産の1%のみ。お客様の資産が増えることでのみWealthNaviの収益も増え、投資家とウェルスナビの利害が一致するフェアな運用の仕組みをとっている点も安心なポイント。
世界水準の金融アルゴリズムでポートフォリオを構築
ノーベル賞受賞の理論をベースとした世界水準のアルゴリズムで資産運用します。
自動運用だけにとどまらない、高機能なサービス
リバランス機能付き自動積立(日本初)、アルゴリズムによる節税機能(日本初)、リアルタイム入金(ロボアド初)
フィンテック業界で大いに期待されているロボアドバイザー
SBIグループとの業務提携発表、メガ三行のVCによる出資、ベンチャーコンテストでグランプリ受賞(RISING SUN EXPO 2016)。
ウェルスナビのメリット
①最先端のテクノロジーで高度な資産運用を自動化し、投資の手間を「0」に
資産運用を自動化するWealthNaviを利用することで、時間も手間もほぼゼロに。世界水準の金融アルゴリズムに基づく、合理的な投資をすることが可能になります。
②無料診断で最適な運用プランを提案してくれる
いくつかの質問に回答すると、あなたのリスク許容度を診断してくれます。
診断結果に応じて、最適なポートフォリオ(金融資産の組み合わせ)を提案してくれるので、自分で投資先を選んだり、難しい設定などは不要で国際分散投資をスタートできます。
③フェアな手数料体系
お客様の資産が増えることでのみWealthNaviの収入も増える、フェアな手数料体系。客観的な基準で、完全に中立的な立場から銘柄を選定します。
手数料体系は明快です。預かり資産の年率1%(税別)、3,000万円を超える部分は年率0.5%(税別)のみ。取引ごとの手数料は一切ありません。手数料収入のために回転売買を行うといったインセンティブはなく、お客様の利益とWealthNaviの利益の方向性を一致させる仕組みを採用しています。
また、WealthNaviは独立性を保つために、資産運用会社からの手数料や広告料を一切受け取っておりません。全ての運用会社の商品を平等に扱い、資産規模や流動性、コストなどの客観的な基準に基づいて銘柄を選定しています。
④国際分散投資により、世界経済の成長の果実を取り込むとともに、円資産への集中リスクを是正
バブル崩壊後、「失われた25年」と呼ばれる日本経済の低迷期においても、世界経済は成長を続けてきました。WealthNaviでは、厳選された6~7銘柄の海外ETF(上場投資信託)からなるポートフォリオを通じて、実質的に約50か国の11,000社以上に国際分散投資を行うことで、世界経済の成長率を上回るリターンを目指します。
また、日本では円資産に集中するリスクを背負っている方が非常に多いという特徴があります。金融資産や不動産に加え、将来得られる給与、退職金、年金などの収入の全てが円資産に集中している方がほとんどなのです。海外資産を保有することは、万が一の場合に備えた保険となるでしょう。(円資産に集中しているリスクを是正する観点から、為替ヘッジは行っていません。)
⑤世界の富裕層・機関投資家向けの確かな金融アルゴリズム
世界の富裕層や機関投資家は一般的に、高度な金融アルゴリズムによって最適化されたポートフォリオによる長期運用を行っています。
WealthNaviでは1990年にノーベル賞を受賞したハリー・マーコビッツ氏の「ポートフォリオ理論」などに基づき、世界の富裕層や機関投資家など一部の人間だけが享受してきた高度な金融アルゴリズムによる資産運用の恩恵を、すべての人にご提供します。
ウェルスナビのデメリット
①最低投資金額が30万円から
ウェルスナビの最低投資金額は30万円からです。
まとまった投資予算がない場合は、30万円からというのはなかなか厳しい金額設定。
私の場合は、サービス開始直後で実績がないサービスに対して、100万円の投資はかなり慎重になりました。(サービス開始直後は30万円ではなく100万円が最低投資金額でした)
2017年8月時点の最低投資金額設定は以下のとおりです。
「WealthNavi」をご利用のお客様:30万円
「WealthNavi for SBI証券」をご利用のお客様:30万円
「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」をご利用のお客様:30万円
②NISAは非対応
残念ながら、運用益が非課税になるNISAは非対応です。
理由は、最低投資額を設定していること、年2回のリバランスが実施されることの2点から、年間累計の買い付け金額がNISAで上限となっている120万円を超えることが多いと想定されるため、とされています。
③手数料1%が高いという見方もあります
投資において、手数料は非常に重要なポイントです。手数料が高ければ高いほど、確実にリターンが減ってしまうので、手数料は安ければ安いほどよいとされています。もちろん運用結果が悪ければ手数料がどんなに安くても損してしまうので、運用結果の方が大事ですが。
人気や実績のある投資信託だと手数料は1%を切る商品がほとんどですので、自分で金融商品を選んで手数料を安く抑えるか、自動で運用してもらう手数料と割り切るか。
個人的には、1年以上運用している現在、10%前後の運用実績が出ているので1%はまったく問題ない手数料設定だと思っています。
④投資先のETFを細かく指定するなどはできない
投資上級者で細かく投資先を選びたい人にとってはデメリットになると思いますが、投資初心者にとっては、むしろロボアドバイザーに任せた方が安心(というかそれがメリット)です。
ウェルスナビの手数料は1%
手数料体系は明快です。
預かり資産の年率1%(税別)、3,000万円を超える部分は年率0.5%(税別)のみ。
取引ごとの手数料は一切ありません。
顧客の資産が増えることでのみウェルスナビの収入も増えるフェアな手数料体系をこだわりとしています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
機会とタイミングがあえば、ぜひウェルスナビで国際分散投資をスタートしてみてください。
ウェルスナビ以外のロボアドバイザーサービス「THEO」も1年ほど投資運用しているので、別記事で運用実績を紹介しています。
【運用実績公開中】2016年7月から投資中のTHEO(テオ)運用成績・口コミを紹介します
今回ご紹介した、ウェルスナビの投資運用実績も今後投資を継続していた場合には随時更新していきたいと思います。
以上、「【WealthNavi運用実績】2016年7月から100万円をウェルスナビでほったらかし投資中の損益公開します」でした!
それではまた!