グローバルにビジネスを展開する上で、海外への送金は避けて通れない業務です。
しかし、従来の方法では手数料が高額だったり、手続きが煩雑だったり、着金までに時間がかかったりと、多くの課題がありました。
WISE Businessは、こうした海外送金の常識を覆す、画期的なソリューションを提供しています。
「WISE Businessで海外送金すると本当に安いの？」
「具体的な操作手順が知りたい」
「初めて使うから失敗しないか不安…」
この記事では、そんな疑問や不安をお持ちのビジネスオーナーや経理担当者の方に向けて、WISE Businessを使った海外送金の具体的なステップを分かりやすく解説します。
さらに、送金をスムーズかつ安全に行うための重要な注意点や、私が実際に利用して気づいたコツも余すところなくお伝えします。
WISE Businessの口座開設や基本機能の全体像については、まず当サイトの「WISE Business完全ガイド」をご一読いただくことをお勧めします。
この記事を最後まで読めば、あなたも自信を持ってWISE Businessで海外送金を実行できるようになるはずです。
WISE Businessで海外送金を行う前の万全な準備
スムーズな海外送金のためには、事前の準備が非常に重要です。以下の点を確認しておきましょう。
- WISE Businessアカウントの有効化： まず、WISE Businessアカウントが完全に開設され、本人確認（事業確認含む）が完了し、有効な状態であることを確認してください。
- 正確な受取人情報： これが最も重要です。事前に受取人に確認し、以下の情報を正確に準備しましょう。国や通貨によって必要な情報は異なります。
- 受取人のフルネーム（個人の場合）または正式な法人名
- 受取人の住所（国を含む）
- 受取銀行の正式名称とSWIFT/BICコード
- 受取人の口座番号
- （国によって必要）IBANコード、ルーティングナンバー（ABAナンバー、ACHルーティングナンバー）、SORTコード、BSBコードなど
- 送金資金の準備： 送金したい資金（日本円またはアカウント内の保有外貨）をWISE Businessアカウントに入金しておくか、WISEへの入金方法（銀行振込、デビットカードなど）を準備しておきます。
- 送金上限額の確認： アカウントの認証状況や、送金先の国・通貨によっては1回あたりの送金上限額が設定されている場合があります。高額な送金の場合は、事前に確認しておくと安心です。
WISE Business 海外送金 ステップ・バイ・ステップ解説
準備が整ったら、いよいよ送金手続きです。WISE Businessのウェブサイトまたはアプリから行えます。ここでは一般的なウェブサイトでの流れを説明します。
- WISE Businessにログインし、「送金する」を選択：
まず、WISE Businessアカウントにログインします。ダッシュボード（ホーム画面）に表示されている「送金する」または同様のボタンをクリックします。 - 送金額と通貨の指定：
送金画面が表示されたら、まず「あなたが支払う額（送金元通貨）」と「受取人が受け取る額（送金先通貨）」を指定します。どちらか一方の金額を入力すると、もう一方の金額が自動計算されます。
この際、リアルタイムのミッドマーケットレート（市場の実際のレート）と、明確な手数料（固定手数料＋変動手数料）、そして保証レートの有効期限（一定時間そのレートが保証される仕組み）が表示されます。この透明性がWISEの大きな特徴です。 - 受取人の選択または新規登録：
次に、誰に送金するかを選択します。「過去に送金した受取人」のリストから選ぶか、「新しい受取人を追加する」を選びます。初めて送る相手の場合は、受取人の種類（「自分自身」「他の誰か」「法人または慈善団体」）を選択します。 - 受取人の銀行口座情報の入力：
ここで、事前に準備した受取人の銀行口座情報を正確に入力します。WISEのシステムは、送金先の国を選択すると、その国で一般的に必要とされる口座情報の入力フィールドを自動的に表示してくれるので非常に分かりやすいです。例えば、アメリカ宛ならACHルーティングナンバーと口座番号、ヨーロッパの多くの国宛ならIBANとSWIFT/BICコードが求められます。入力ミスは送金の遅延や失敗に直結するため、一文字一文字慎重に確認しましょう。 - 送金目的の選択と本人確認（必要な場合）：
ドロップダウンメニューから、送金の目的を選択します（例：「商品やサービスの購入」「請求書の支払い」「従業員への給与」など）。選択肢は具体的で分かりやすいものが多いです。
送金額が大きい場合や、送金目的、送金先の国によっては、追加の本人確認や送金の背景を証明する書類の提出を求められることがあります。これはマネーロンダリング防止などのための国際的な規制に基づくものです。 - 送金内容の最終確認：
すべての情報を入力し終えると、送金内容の最終確認画面が表示されます。送金額、適用レート、手数料、受取人名、受取口座情報、そして予定されている着金日などを、もう一度細部までしっかりと確認してください。ここで間違いに気づけば修正できます。 - WISEへの入金方法の選択と実行：
最後に、WISEへ送金資金をどのように入金するかを選択します。日本円から送金する場合、主な方法は以下の通りです。- 銀行振込： WISEが指定する日本国内の銀行口座へ、表示された金額を振り込みます。この際、必ず指定された参照番号（会員番号など）を振込名義人欄またはメッセージ欄に含める必要があります。これがないとWISE側で入金確認が遅れることがあります。
- デビットカード/クレジットカード： 一部のカードが利用可能です。即時に入金できますが、カード会社によっては海外利用手数料や現金前貸し手数料がかかる場合があるので注意が必要です。
選択した方法でWISEへの入金を完了させてください。銀行振込の場合、銀行の営業時間や処理時間によっては、WISE側での着金確認に時間がかかることがあります。
- 送金状況の追跡と完了通知：
WISEがあなたの入金を確認すると、両替と送金処理が開始されます。送金の進捗状況は、WISEのアカウントページやアプリでリアルタイムに追跡できます。「入金確認済み」「両替中」「送金処理中」「受取人の銀行に到着」といったステータスが表示されます。最終的に受取人の口座に着金が完了すると、あなたと（設定していれば）受取人の双方にメールで通知が届きます。
海外送金時の重要な注意点とトラブルシューティング
WISE Businessでの海外送金は非常にスムーズですが、以下の点に注意することで、より確実に、トラブルなく行うことができます。
- 受取人情報の完全性と正確性： 何度も強調しますが、これが最も重要です。銀行名、支店名（必要な場合）、口座番号、受取人名義の一字一句まで正確である必要があります。不明な点は必ず受取人に再確認してください。
- 銀行の営業日と祝祭日の影響： 送金先の国や経由する可能性のある国の銀行が休業日（土日祝祭日など）の場合、着金が遅れることがあります。WISEが表示する着金予定日はこれらを考慮していますが、予期せぬ遅延もあり得ます。
- （稀なケース）中継銀行について： WISEは独自の送金ネットワークを駆使し、中継銀行手数料を極力排除していますが、ごく稀な通貨ペアや特殊な送金ルートの場合、中継銀行が関与し、予期せぬ手数料や遅延が発生する可能性も完全にゼロではありません。ただし、これは従来の銀行送金に比べれば格段に少ないです。
- 送金限度額の遵守： アカウントの認証レベルや送金先の国・通貨によって、1回あたりや1日あたりの送金上限額が設定されています。高額な送金を行う場合は、事前にWISEのヘルプセンターで確認するか、必要であれば上限額の引き上げを申請しましょう。
- 利用規約で禁止されている送金： WISEの利用規約では、特定の国への送金や、特定の目的（例：ギャンブル、規制薬物関連など）での送金が禁止されています。これらに該当しないことを確認してください。
- 送金のキャンセルや変更： 送金ステータスが「入金待ち」や「入金確認中」の段階であれば、キャンセルや受取人情報の修正が可能な場合があります。しかし、一度「両替中」や「送金処理中」に進むと、キャンセルや変更は非常に困難または不可能になります。手続きは慎重に。
- 送金遅延・失敗時の対応： 万が一、送金が大幅に遅れたり、エラーで失敗したりした場合は、慌てずにまずWISEのアカウントページでステータス詳細を確認し、その後WISEのカスタマーサポートに問い合わせましょう。送金参照番号を伝えるとスムーズです。
WISE Business海外送金をよりスムーズ＆お得にするためのヒント
これまでの私の海外送金経験から、WISE Businessをさらに賢く使うためのヒントをいくつか共有します。
- 受取人情報、二重三重の確認を： メールで口座情報を受け取ったとしても、可能であれば電話や別のメッセージングアプリなど、異なる手段でも確認することをお勧めします。特に初めての取引先や高額な送金の場合は、この一手間が大きな安心に繋がります。私は重要な取引先への初回送金時は、必ずこのダブルチェックを行っています。
- WISEアプリの「レートアラート」を活用： 特定の通貨ペアの為替レートが目標値に達したら通知してくれる機能があります。少しでも有利なレートで送金したい場合に便利です。急な円安・円高のトレンドを掴むのにも役立ちます。
- 複数通貨口座を使いこなす： WISE Businessの大きなメリットの一つが、複数の外貨を有利なレートで保有・管理できる点です。例えば、海外のクライアントから米ドルで支払いを受け取った場合、その米ドルを日本円に両替せず、そのまま米ドルで海外のサプライヤーへの支払いに充てることができます。これにより、二重の為替両替手数料を完全に回避できます。私の会社では、この方法で実質的なコスト削減を実現しています。
- 送金目的は「正直かつ具体的に」記述： 審査を円滑に進めるためには、送金目的を曖昧にせず、具体的かつ正直に記述することが大切です。「コンサルティング料」「商品サンプル代金」「ソフトウェアライセンス費用」など、取引の実態がわかるようにしましょう。
- 銀行振込での入金は「時間的余裕」をもって： WISEへの入金を銀行振込で行う場合、特に銀行の営業時間外や休日に手続きをすると、WISE側での着金確認が翌営業日以降になることがあります。急ぎの送金の場合は、このタイムラグを考慮して早めに手続きを行いましょう。
- WISEのヘルプセンターとユーザーコミュニティは情報の宝庫： WISEのウェブサイトには非常に充実したヘルプセンター（FAQ）があります。ほとんどの疑問はここで解決できます。また、ユーザーコミュニティ（フォーラムなどがあれば）で他のユーザーの質問や体験談を参考にするのも有効です。私も最初はこれらの情報を大いに活用しました。
- 初回高額送金時のテスト： 初めて高額な送金をする場合や、初めての取引先に送金する際は、やはり少し不安が伴うものです。可能であれば、まずは少額（WISEが許容する最低送金額）でテスト送金を行い、無事に着金することを確認してから本送金を行うのも一つの安心策です。もちろん手数料はかかりますが、それ以上に安心感が得られるなら検討の価値はあると思います。
WISEの送金スピードは、従来の銀行送金と比較すると驚くほど速いことが多いです。しかし、これは受取国の銀行システムや送金を行う時間帯（週末や祝祭日など）にも左右されるため、常に「即時着金」を期待するのではなく、WISEが提示する「着金予定日」を目安に考えるのが現実的です。それでも、多くのケースで銀行経由よりも大幅に迅速に着金します。
まとめ：WISE Businessで、海外送金の常識を塗り替えよう！
WISE Businessを利用すれば、これまで多くのビジネスを悩ませてきた海外送金の「高い手数料」「複雑な手続き」「遅い着金」といった課題から解放されます。この記事で解説した正しい手順を守り、注意点を理解しておけば、誰でも簡単、安全、そして驚くほど低コストで海外へ資金を送ることが可能です。
国際的な取引がますます重要になる現代において、WISE Businessはあなたのビジネスを力強くサポートする、まさに「武器」となり得ます。まだ利用したことがない方は、ぜひこの機会に、その利便性とコストメリットを体験してみてください。
WISE Businessアカウントの開設や、その他の便利な機能についてさらに詳しく知りたい方は、私たちの「WISE Business完全ガイド：海外送金手数料を劇的に削減！登録から送金完了までの全手順」をぜひご参照ください。そして、準備ができたらWISE Business公式サイトから、新しい海外送金の世界を体験してみましょう！