WISEで海外送金しようとしたら「受取人情報に誤りがあります」というエラーが表示されて、送金手続きが先に進まない。
何度入力し直しても同じエラーが出て、どこが間違っているのか分からない。
この状況に心当たりがある方は、決してあなただけではありません。
筆者自身も海外在住の家族への送金時にこのエラーに何度も遭遇し、原因の特定に苦労した経験があります。
2026年4月時点の情報をもとに、このエラーの主な原因と、送金先の国別に正しい入力例を具体的にまとめました。
この記事を読めば、エラーを解消して最短でWISE送金を完了できるはずです。
なお、WISEの口座開設がまだの方や送金の基本手順を確認したい方は、WISE個人口座の登録から初めての海外送金まで徹底解説した完全ガイドもあわせてご覧ください。
「受取人情報に誤りがあります」エラーが出る主な原因
WISEの送金画面でこのエラーが表示される原因は、大きく分けて5つあります。一つひとつ見ていくと、意外と単純なミスが原因であることがほとんどです。
原因1:受取人の氏名の入力順序が間違っている
最も多いのが、名前(First Name)と姓(Last Name)を逆に入力しているケースです。日本語の感覚で「姓→名」の順番で入力すると、WISEのシステム上はエラーになることがあります。WISEでは原則として「First Name(名前)」「Last Name(姓)」の順で入力する必要があり、送金先の銀行口座に登録されている名義と完全に一致させる必要があります。
たとえば「山田太郎」さんに送金する場合、First Nameに「Taro」、Last Nameに「Yamada」と入力します。ここで「Yamada Taro」と一つの欄にまとめて入力したり、順番を逆にしたりするとエラーの原因になります。
原因2:口座番号やIBAN・ルーティングナンバーの形式ミス
送金先の国によって、必要な口座情報の形式が異なります。ヨーロッパ圏ではIBAN(国際銀行口座番号)、アメリカではルーティングナンバー(ABA Routing Number)とアカウントナンバーの組み合わせが求められます。桁数が足りない、余分なスペースが含まれている、あるいはアルファベットと数字を混同しているといったケースでエラーが発生します。
原因3:受取人の住所情報の不備
一部の送金先では受取人の住所入力が必須です。このとき、番地や郵便番号の形式が送金先の国の書式に合っていないとエラーになります。特に日本からアメリカやイギリスへ送金する場合、州コード(State)やZIPコードの入力漏れが見落とされがちです。
原因4:送金先の国と通貨の不一致
たとえば送金先をアメリカに設定しているのに、通貨をユーロ(EUR)で指定しているような場合です。WISEでは送金先の国と通貨の組み合わせに整合性が求められるため、ここが一致していないとエラーが出ます。
原因5:特殊文字やスペースの混入
コピー&ペーストで口座情報を入力した際に、全角スペースや不可視の特殊文字が混入していることがあります。見た目では判別できないため、原因の特定が非常に難しいのがこのパターンです。手入力で改めて打ち直すことで解決するケースが多くあります。
送金先の国別・正しい入力例
ここからは、日本からの送金先として多い国を中心に、具体的な正しい入力例を紹介します。筆者の実体験やWISE利用者からよく聞く失敗談をもとにまとめています。
アメリカ(USD)への送金
アメリカへの送金では、以下の情報が必要です。
- 受取人名:First Name「John」 Last Name「Smith」(口座名義と完全一致)
- ルーティングナンバー(9桁の数字):例「021000021」
- アカウントナンバー:例「123456789012」
- 口座種別:Checking(当座)またはSavings(普通)
- 受取人住所:番地、都市名、州コード(例:CA)、ZIPコード(例:90001)
よくある失敗として、ルーティングナンバーを「SWIFT/BICコード」と混同して入力するケースがあります。WISEのアメリカ国内送金ではSWIFTコードではなく、9桁のルーティングナンバーを使います。銀行のウェブサイトや小切手の左下に記載されている番号を確認してください。
イギリス(GBP)への送金
- 受取人名:First Name「Emma」 Last Name「Wilson」
- ソートコード(6桁、ハイフンあり):例「12-34-56」
- アカウントナンバー(8桁):例「12345678」
イギリス宛ての場合、ソートコードは「12-34-56」のようにハイフン区切りで入力する形式と、「123456」のように数字だけで入力する形式があります。WISEの入力画面に従って正しい形式で入力しましょう。
ヨーロッパ圏(EUR)への送金
- 受取人名:口座名義と一致させる
- IBAN:例「DE89370400440532013000」(ドイツの場合、DEで始まる22桁)
IBAN入力時の注意点として、スペースを入れないことが重要です。銀行の明細書にはスペース区切りで表記されていることがありますが、WISE入力時にはスペースなしの連続した文字列で入力してください。また、IBANの先頭2文字は国コードで、これが送金先の国と一致しているか必ず確認しましょう。
日本国内(JPY)への送金
- 受取人名:カタカナ表記(例:ヤマダ タロウ)
- 銀行名:プルダウンから選択
- 支店コード(3桁):例「001」
- 口座番号(7桁):例「1234567」
- 口座種別:普通または当座
日本への送金で最も多いエラー原因は、受取人名のカタカナ表記です。銀行口座に登録されているカタカナ名義と一文字でも異なるとエラーになります。「ヅ」と「ズ」、「ヂ」と「ジ」、小さい「ッ」の有無など、細かい違いに注意が必要です。
フィリピン(PHP)やタイ(THB)などアジア圏への送金
アジア圏への送金では、国によって銀行コードやブランチコードの要否が異なります。フィリピンの場合はBank Nameの選択が必須で、口座番号の桁数も銀行ごとに違います。タイの場合はBank Nameと口座番号の組み合わせで、口座番号は10桁が一般的です。
筆者の経験上、アジア圏への送金でエラーが出る場合、受取人名がパスポートの英語表記と銀行口座の登録名で微妙に異なっているケースが目立ちます。受取人に口座の登録名義を正確に確認してもらうことが解決の近道です。
エラーが解消しない場合の対処法
上記のポイントをすべて確認してもエラーが解消しない場合は、以下の方法を試してみてください。
ブラウザのキャッシュをクリアする
WISEのウェブ版を使用している場合、ブラウザのキャッシュや古いCookieが原因でエラーが出ることがあります。キャッシュをクリアするか、シークレットウィンドウ(プライベートブラウジング)で再度試してみてください。
アプリとウェブ版を切り替える
スマートフォンアプリでエラーが出る場合はPC版のブラウザで、逆にPC版でエラーが出る場合はアプリで試すと解決することがあります。
WISEサポートに問い合わせる
それでも解決しない場合は、WISEのカスタマーサポートに問い合わせましょう。チャットサポートは比較的レスポンスが早く、エラーの具体的な原因を教えてもらえることがあります。問い合わせ時には、エラー画面のスクリーンショットを添付すると対応がスムーズです。
海外からWISEにアクセスしている場合の注意点
海外に滞在中で現地のインターネット環境からWISEにアクセスしている場合、地域によってはアクセス制限やセキュリティ上の問題でエラーが発生することがあります。このような場合、VPN(仮想プライベートネットワーク)を利用して日本のサーバー経由で接続することで解決する場合があります。日本のVPNサービスとしてはMillenVPNが安定した接続品質で定評があります。詳しい使い方や料金はMillenVPN完全ガイドで解説しています。
WISEと銀行送金のエラー対応を比較
海外送金時のエラー対応という観点で、WISEと従来の銀行送金を比較してみましょう。
WISEのメリット
- エラーの原因が画面上にリアルタイムで表示されるため、修正しやすい
- 送金手数料が銀行の3分の1から5分の1程度で済むケースが多い
- 入力ミスがあっても送金が実行される前にブロックされるため、誤送金のリスクが低い
- チャットサポートで迅速に問い合わせできる
WISEのデメリット
- 送金先の国によって必要な情報が異なり、初めての利用者には分かりにくい
- 受取人の銀行口座情報を正確に把握している必要がある
- 高額送金(100万円以上)の場合、追加の本人確認書類が求められることがある
従来の銀行送金との違い
銀行窓口での海外送金は、行員が入力内容を確認してくれるため入力エラーは起きにくい反面、手数料が3,000円から7,000円程度かかり、為替レートにも隠れコストが上乗せされています。WISEは自分で正確に情報を入力する必要がありますが、その分コストを大幅に抑えられるのが最大の強みです。
海外送金に不慣れな方でも、この記事で紹介した入力例を参考にすれば問題なく使いこなせるでしょう。WISEの公式サイトから口座を開設すれば、初回送金時の手数料が割引になる特典もあります。
まとめ:エラー解消のチェックリスト
WISE送金時の「受取人情報に誤りがあります」エラーを解消するために、以下のポイントを順番に確認してください。
- 受取人名のFirst NameとLast Nameが正しい順番で入力されているか
- 口座番号、IBAN、ルーティングナンバーの桁数と形式が正しいか
- コピー&ペースト時に余分なスペースや特殊文字が混入していないか
- 送金先の国と通貨が一致しているか
- 受取人の住所情報が送金先の国の書式に従っているか
- 受取人名が銀行口座の登録名義と完全に一致しているか
これらをすべて確認すれば、ほとんどのケースでエラーは解消できます。WISEの口座開設手順や初回送金の詳しい流れについては、WISE個人口座の登録から海外送金までの完全ガイドで詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
海外送金は正しい情報さえ入力すれば、WISEを使うことで手数料を大幅に節約できます。エラーに悩まされている方は、この記事のチェックリストを活用して、スムーズな送金を実現してください。