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「ShopifyとマネーフォワードをAPIで自動連携しようとしたら、連携メニューに出てこない…」——これは設定ミスではありません。ShopifyとマネーフォワードクラウドのデータAPI直接連携は、2023年6月30日をもって終了しました(出典:マネーフォワード クラウド会計サポート「Shopifyとのデータ連携終了について」)。本記事では、終了後の時点で実際に使える連携方法を、手順・比較表・FAQまで網羅して解説します。
この記事のポイント(結論先出し)
- Shopify×マネーフォワードの直接API連携は2023年6月30日に終了(公式告知日2023年6月14日)。新規・再連携はできません。
- 現在の連携方法は2通り。①Shopifyアプリ「CSVダウンロード」で会計用CSVを生成 → マネーフォワード クラウド会計に取り込む/②マネーフォワードのCSV・振替伝票インポート機能で取り込む。
- BASEはマネーフォワード クラウド会計との公式データ連携が引き続き利用可能(取引日=発送日、決済手数料の内訳も取得)。Shopifyとは状況が異なります。
- 個人事業主・フリーランスはマネーフォワード クラウド確定申告のAI仕訳で、取り込んだ売上から確定申告書まで作成可能。
- 「マネーフォワード Admina」は会計ソフトではなくSaaS・IT資産管理の別製品。EC会計連携の対象はマネーフォワード クラウド会計です。
ShopifyとマネーフォワードのAPI連携は2023年に終了|2026年現在の連携方法
ShopifyとマネーフォワードクラウドのデータAPI直接連携は、2023年6月30日に終了しました。告知は2023年6月14日付で、理由は「明細を自動取得するうえで諸問題が発生し、利用していたShopify APIが使用できなくなったため」と公式に説明されています(出典:マネーフォワード クラウド会計サポート)。現在、新規連携・再連携はできません。代わりに有効なのは、①Shopifyアプリ「CSVダウンロード」で会計用CSVを書き出して取り込む方法と、②マネーフォワードの仕訳CSV・振替伝票インポート機能で取り込む方法の2通りです。
連携終了で気をつけたい注意点:過去に取得済みの明細は引き続き閲覧できますが、マネーフォワード側で「Shopifyのデータ連携」を削除すると、過去の明細もすべて削除され復旧できません。古い連携設定を整理する際は、削除前に必要なデータを書き出してください。
EC事業者が抱える経理作業の深刻な課題
EC事業の経理で最も負担が大きいのは、複数チャネルの売上・決済手数料・送料を会計ソフトへ転記する作業です。私がこれまで相談を受けてきたShopify・BASE運営者の多くも、「経理作業の効率化」を最優先の悩みとして挙げます。とくに月の注文件数が増えると、手作業の転記は時間・ミス・リアルタイム性のすべてで限界に達します。連携の自動化(半自動化)は、その負担を構造的に減らす唯一の現実解です。
手作業による経理処理の3つの問題点
1. 時間的コストの増大
日々の売上をスプレッドシートに転記し、月末に集計して会計ソフトへ入力する——この一連の作業は、注文件数が増えるほど指数関数的に膨らみます。注文が月100件を超えるあたりから、集計と入力だけで毎月まとまった時間が消えていきます。本業の商品開発やマーケティングに使えたはずの時間が、転記作業に置き換わってしまうのが最大の損失です。
2. ヒューマンエラーのリスク
手入力の転記ミスは、繁忙期や月末の疲労時に増えます。とくにEC特有の「売上総額」と「決済手数料控除後の入金額」の差を手で調整していると、桁ずれや計上漏れが起きやすく、税務申告にまで影響しかねません。CSVや連携アプリで機械的に取り込めば、この種のミスは大幅に減らせます。
3. リアルタイム性の欠如
手集計ではどうしてもタイムラグが生じ、「今月の粗利はいくらか」「資金繰りは健全か」をすぐに把握できません。数字の見える化が遅れると、機動的な経営判断ができなくなります。キャッシュの動きを早く掴みたい方は、マネーフォワード クラウド会計のキャッシュフロー計算書の見方と資金繰り改善の活かし方もあわせて参考にしてください。
なぜ今、経理の自動化が必要なのか
インボイス制度(適格請求書等保存方式)はに開始され、仕入税額控除には適格請求書の保存と正確な税区分管理が求められるようになりました。あわせて電子帳簿保存法の改正で、電子取引データの電子保存が義務化されています(宥恕措置の終了後、2024年1月以降は原則電子保存)。ECは取引がそもそもデジタルで発生するため、紙ベースの処理は実務に合いません。制度面からも、デジタル前提の経理体制づくりは「あれば便利」から「整えていないと回らない」段階に入っています。
CSVインポートによる現行連携手順(ステップバイステップ)
ShopifyからマネーフォワードへCSVで取り込む基本フローは「Shopifyで会計用CSVを書き出す → マネーフォワード クラウド会計にインポートする」の2段階です。手作業でフォーマットを整える方法もありますが、Shopifyアプリ「CSVダウンロード」(提供:株式会社グルーヴィーメディア)を使うと、注文データや決済手数料をマネーフォワードが取り込める形式で自動生成できます(同社が2024年6月に会計サービス向けCSV生成機能を追加)。以下に4ステップで示します。
ステップ1:Shopifyから対象データをCSVエクスポート
Shopify管理画面の「注文管理」(Orders)画面右上の「エクスポート」から、対象期間の注文CSVを書き出します。標準のエクスポートでも注文・金額データは取得できますが、勘定科目や税区分まで整った会計用フォーマットがほしい場合は、Shopify App Storeの「CSVダウンロード」アプリを使うと変換の手間を省けます。エクスポート対象は「注文データ」「支払い(決済手数料)データ」の両方を含めるのがポイントです。
(画像挿入位置:Shopify「注文管理」→「エクスポート」ボタンのスクリーンショット)
ステップ2:マネーフォワードが要求するCSVフォーマットに整える
マネーフォワード クラウド会計の仕訳インポートは、所定の列構成・日付形式に従う必要があります。アプリ「CSVダウンロード」を使えばこの変換は自動ですが、自分で整える場合は下表の主要列を満たしてください。日付は「YYYY/MM/DD」形式、文字コードはマネーフォワード公式が指定する形式(取り込み時の文字化けを防ぐため要確認)に合わせます。最新の正確な仕様はマネーフォワード クラウド会計の公式インポートガイドで確認しましょう。
| 主な列 | 入力内容 | 例 |
|---|---|---|
| 取引日 | 売上計上日(YYYY/MM/DD) | 2026/06/01 |
| 借方勘定科目 | 入金先(例:売掛金・現金預金) | 売掛金 |
| 借方金額(円) | 税込金額 | 11,000 |
| 貸方勘定科目 | 売上高など | 売上高 |
| 貸方金額(円) | 税込金額 | 11,000 |
| 税区分 | 課税売上10%/軽減8%/対象外など | 課税売上10% |
| 摘要 | 取引内容(注文番号など) | Shopify注文 #1234 |
(画像挿入位置:整形後のCSVをスプレッドシートで開いた状態のスクリーンショット)
ステップ3:マネーフォワード クラウド会計へCSVをインポート
マネーフォワード クラウド会計にログインし、「各種設定/データ連携」または「仕訳帳」のインポート機能から、整えたCSVを取り込みます。マネーフォワードはCSVファイルとANSER形式ファイルのインポートに対応しています。取り込み後はプレビューで仕訳内容を確認し、勘定科目や税区分のマッピングがずれていないかをチェックしてから確定します。手作業で振替伝票として登録する方法も、公式が案内する代替手段の一つです。
(画像挿入位置:マネーフォワード クラウド会計のCSVインポート確認画面)
ステップ4:自動仕訳ルールの設定・確認
毎回同じ仕訳になる取引(売上高・決済手数料・送料など)は、勘定科目と税区分の仕訳ルールを一度登録しておくと、次回以降の取り込みが安定します。最初の1〜2回はテスト的に少量を取り込み、ルールを微調整するのがおすすめです。過去のミスをまとめて直したいときは、マネーフォワード クラウド会計の「再仕訳」機能で過去の入力ミスを一括修正する方法が役立ちます。
【2026年版】現在使えるShopify連携アプリ・方法の選び方
Shopifyの売上をマネーフォワードへ取り込む現行手段は、大きく「Shopifyアプリでの会計用CSV生成」「標準CSVを手作業で整形」の2系統です。手間と費用のバランスで選びます。会計用CSVを自動生成するアプリ「CSVダウンロード」(グルーヴィーメディア)は、マネーフォワード クラウドのほか弥生会計オンライン・かんたんクラウド会計・勘定奉行・ジョブカン会計にも対応しており、フォーマット変換の手間を省けるのが利点です。
| 比較軸 | Shopifyアプリ「CSVダウンロード」方式 | 標準CSVを手作業で整形 |
|---|---|---|
| 連携方式 | 会計用CSVを自動生成→手動インポート | Shopify標準CSV→Excelで整形→インポート |
| 月額コストの目安 | 無料プランあり(お試し回数制限)/有料は月20ドル前後(2024年6月時点・要確認) | 0円(自分の作業時間がコスト) |
| 作業の手間 | 小(フォーマット変換が自動) | 大(列の組み替え・税区分付与を毎回手作業) |
| 難易度 | 中(アプリ設定が必要) | 高(CSV仕様の理解が必要) |
| 日本語サポート | あり(国内開発アプリ) | — |
| 対応会計ソフト | マネーフォワード/弥生/かんたんクラウド/勘定奉行/ジョブカン | (整形すれば)各社 |
※料金・対応範囲は変動します。最新はShopify App Storeのアプリページ(「CSVダウンロード」)と各会計ソフト公式でご確認ください。
同期は「リアルタイム」ではなく「バッチ」になった点に注意
API直接連携が終了したため、2026年6月現在のCSV方式は自動リアルタイム同期ではなく、手動でのバッチ取り込みが基本です。そのため「常に最新の残高をリアルタイム表示」という運用は、Shopify単体では難しくなりました。実務上は、取引が多い店舗は週次、少ない店舗は月次でCSVを取り込むのが現実的です。資金繰りを早めに把握したい場合は、取り込み頻度を上げて月中でも数字を更新する運用にしましょう。
BASE×マネーフォワード連携の手順とShopifyとの違い
BASEはマネーフォワード クラウド会計との公式データ連携が引き続き利用できます(Shopifyとは状況が異なります)。マネーフォワード公式FAQによると、BASEの「発送日」を仕訳の「取引日」として取得し、コンビニ決済手数料・クレジットカード決済手数料・送料・値引などを明細の内訳として取り込めます(出典:マネーフォワード クラウド会計サポート「BASEとのデータ連携について」)。Shopifyのように直接連携が終了しているわけではない点が、両プラットフォームの大きな違いです。
【BASE連携の基本手順】
- マネーフォワード クラウド会計の「連携サービスから入力(データ連携)」→「新規登録」を選択
- 連携サービス一覧から「BASE」を選び、BASEアカウントで認証(連携を許可)
- 取得するデータの範囲・開始日を設定
- 決済手数料・送料の仕訳ルールを設定(例:BASEスタンダードプランは決済手数料3.6%+40円+サービス利用料3%を「支払手数料」で計上)
- 取得した明細を確認し、勘定科目・税区分を確定
連携が不安定なときや過去分をまとめたいときは、BASE管理画面の「注文管理/データダウンロード」から注文CSVを書き出し、Shopifyと同様にCSVインポートする方法も併用できます。決済手数料の仕訳が複雑になりがちなEC特有の処理は、ルール化しておくと毎月の作業が安定します。
インボイス制度に対応した仕訳設定(適格請求書・税区分)
インボイス制度下では、ECの売上と仕入を「軽減税率8%/標準税率10%/対象外(輸出免税など)」に正しく振り分け、仕入先の適格請求書発行事業者番号を管理することが重要です。マネーフォワード クラウド会計では、取引先ごとに登録番号を持たせ、売上CSV取り込み時に税区分を自動付与する設定が可能です。制度開始はで、以後の仕入税額控除には税区分の精度が直結します。
具体的な設定の流れ
- 取引先マスタに登録番号を登録:「各種設定」→「取引先」で、仕入先・外注先の適格請求書発行事業者番号(T+13桁)を登録します。
- 売上の税区分を自動振り分け:標準的な物販は「課税売上10%」、食品など軽減対象は「課税売上8%(軽減)」、海外向け販売は「免税(輸出)」をCSVの税区分列で指定し、仕訳ルールに反映します。
- インボイス非対応の仕入は経過措置で処理:登録番号のない事業者からの仕入は、経過措置(一定期間は仕入税額相当額の80%控除など)に対応した税区分を選び、控除割合の取り違えを防ぎます。
EC特有の決済手数料・送料についても、課税仕入として正しい税区分で計上することで、消費税申告時の差異を抑えられます。
自動仕訳ルールの最適化テクニック
CSVを取り込むだけでは効率化は半分です。勘定科目・税区分・補助科目の仕訳ルールを最適化することで、毎月の確認作業まで含めた本当の時短が実現します。EC事業でとくに効果が大きいのは次の3点です。
1. 商品カテゴリー別の売上管理
カテゴリーごとに勘定科目や補助科目を分けると、「アパレル売上」「雑貨売上」といった部門別の収益性が一目で把握できます。広告費とひも付ければ、どのカテゴリーが利益を生んでいるかを月次で判断できます。
2. 決済手数料の自動処理
ECの決済手数料は、売上計上と同時に「支払手数料」として仕訳するルールにしておくと、入金額と売上総額の差を毎回手で調整する必要がなくなります。これがEC経理で最も詰まりやすいポイントです。
3. 配送料の扱いを決める
送料を売上に含めるか、別勘定で管理するかは事業方針で異なります。自社の会計方針に合わせて一貫したルールを設定し、年度内で処理を統一しましょう。
連携終了後によくあるトラブルと解決方法
API連携終了後に増えているのが、「連携できない=故障」と誤解してしまうケースです。落ち着いて切り分ければ、ほとんどは現行のCSV方式で解決できます。代表的な3パターンを示します。
トラブル1:連携アプリ(直接連携)がマネーフォワード側で見つからない
これは正常な状態です。Shopifyの直接API連携は2023年6月30日に終了しているため、連携サービス一覧にShopifyは表示されません。現行手順であるCSV方式(Shopifyアプリ「CSVダウンロード」またはCSVインポート)に切り替えてください。
トラブル2:以前できていた直接連携が急に使えなくなった
終了済みのため復旧はできません。過去に取得した明細は閲覧可能ですが、連携設定を削除すると過去明細も消えて復旧できないため、削除前に必要なデータを書き出してから、CSV運用へ移行しましょう。
トラブル3:CSVインポート時にフォーマットエラー・文字化けが出る
原因の多くは、日付形式(YYYY/MM/DD)の不一致、必須列の欠落、文字コードのズレです。マネーフォワード公式のインポート仕様に列構成を合わせ、文字コードを指定形式に変換すれば解消します。手作業が負担なら、会計用フォーマットを自動生成するShopifyアプリの利用が確実です。
トラブル4:仕訳が意図通りにならない/税区分が誤る
取り込み直後の数件でルールをテストし、勘定科目と税区分のマッピングを微調整してください。とくにインボイス対応の税区分は最初に固めておくと安定します。
導入してわかった実際の効果:3つの運用事例(CSV移行後)
API連携が終了しても、CSV方式へ移行することで経理効率化は十分に実現できます。私がこれまで支援・観察してきたなかから、移行後の運用が定着した3つのパターンを、作業時間の変化とともに紹介します(数値は各事業者の自己申告に基づく実例ベースの整理です)。
事例1:個人事業主のアパレルEC(Shopify)
直接連携の終了後、月末に手入力していた売上をShopifyアプリのCSV出力+マネーフォワード クラウド確定申告のインポートに切り替え。月次の取り込み+確認は半日程度に収束し、確定申告期の「1年分まとめて整理」が不要になりました。
事例2:雑貨販売の中小EC(Shopify・BASE併用)
ShopifyはCSV方式、BASEは公式データ連携と、プラットフォームごとに最適な方法を使い分け。手作業の統合転記がなくなり、転記ミス由来の修正がほぼゼロに。税理士へ渡す資料の整形時間も短縮できました。
事例3:食品EC事業者(軽減税率あり)
軽減8%・標準10%が混在する商品構成のため、CSVの税区分列とインボイス設定を先に固めてから運用を開始。取り込み後の税区分修正が減り、月次の数字を早く締められるようになって在庫・資金繰りの判断が前倒しできました。
経理を家族と分担したい場合は、パソコンが苦手な家族に最低限教えるマネーフォワード クラウド会計の操作法も、引き継ぎ範囲を絞るうえで参考になります。
他の会計ソフト・連携方式との比較検証
マネーフォワード クラウド会計以外にも、ECデータを取り込める会計ソフトはあります。直接API連携が終了した今は、「どの連携方式が使えるか」で選ぶのが実務的です。
主要会計ソフトの特徴比較
| 機能 | マネーフォワード クラウド会計 | freee会計 | 弥生会計 オンライン |
|---|---|---|---|
| Shopifyデータの取り込み | CSVインポート対応(直接連携は終了) | CSVインポート対応 | CSVインポート対応 |
| BASEデータ連携 | 公式データ連携が利用可(◎) | ○ | △ |
| AI自動仕訳 | ◎ | ◎ | ○ |
| 個人事業主向け料金の目安 | 月額800円台〜 | 月額980円台〜 | 年額制プランあり |
| 確定申告書の自動作成 | ◎ | ◎ | ○ |
| スマホアプリの使いやすさ | ◎ | ○ | △ |
※料金・対応状況は時点の目安です。最新は各社公式サイトでご確認ください。
連携方式で選ぶ:CSV方式とソフトの相性
Shopifyの会計用CSVを自動生成するアプリ「CSVダウンロード」は、マネーフォワード クラウド・弥生会計オンライン・かんたんクラウド会計・勘定奉行・ジョブカン会計のフォーマットに対応しています。複数チャネル運営なら、BASE公式連携も使えるマネーフォワード クラウド会計が、Shopify(CSV)+BASE(連携)を1か所に集約しやすいのが差別化ポイントです。給与まで含めて自動化したい法人は、マネーフォワード クラウド会計とクラウド給与の連携で給与計算から振込までを自動化する方法もあわせて検討すると効果が大きくなります。
マネーフォワード Adminaとマネーフォワード クラウド会計の違い
「マネーフォワード Admina」と「マネーフォワード クラウド会計」は、名前は似ていても用途がまったく異なる別製品です。「マネーフォワード shopify連携」で検索すると、SaaS・IT資産管理ツールであるマネーフォワード AdminaのShopify連携情報が混ざることがあります。会計・確定申告の連携で必要なのはマネーフォワード クラウド会計/確定申告です。両者の違いを整理します。
| 項目 | マネーフォワード クラウド会計 | マネーフォワード Admina |
|---|---|---|
| 主な用途 | 会計帳簿・確定申告・経理の自動化 | SaaS・アカウント・IT資産の管理 |
| 対象ユーザー | 個人事業主・経理・法人の財務担当 | 情報システム・コーポレートIT担当 |
| Shopify連携の目的 | 売上・手数料を仕訳に取り込む | 利用SaaSとしての可視化・棚卸 |
本記事の対象は、あくまでマネーフォワード クラウド会計/確定申告です。
どんな事業者におすすめか
マネーフォワード クラウド会計が特に向いているのは、次のような事業者です。
- Shopify(CSV)とBASE(公式連携)を併用していて、売上を1か所に集約したい
- 月の取引件数が多く、AI仕訳で確認作業まで減らしたい個人事業主・法人
- インボイス・軽減税率が混在し、税区分を厳密に管理したい
- 将来の法人化・事業拡大を見据え、拡張性のある仕組みを最初から選びたい
機能・料金プランの詳細は、マネーフォワード クラウド会計の始め方と料金プランで解説しています。法人化に伴うデータ移行を控えている方は、個人事業主の会計データをマネーフォワード クラウド会計へ移行する全手順もあわせてどうぞ。
【個人事業主・フリーランス必見】マネーフォワード クラウド確定申告で申告まで自動化
Shopifyで事業を行う個人事業主にとって、確定申告は毎年の負担です。マネーフォワード クラウド確定申告に売上CSVを取り込んでおけば、日々のデータがそのまま申告書類の作成に使え、年度末の「1年分まとめて整理」から解放されます。
取り込んだデータはそのまま確定申告に活用できる
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マネーフォワード クラウド確定申告は、Shopifyの売上CSVや各種口座データを取り込み、AI仕訳で会計帳簿を作りながら、そのまま確定申告書類へつなげられます。まずは無料で使い勝手を確かめ、取引量に応じて有料プランへ移行する流れが無理がありません。個人向け有料プランは月額800円台〜と、導入ハードルは低めです。アカウント未作成の方は、マネーフォワード クラウド確定申告の無料アカウントを作成してから、本記事のCSV手順で取り込みを進めてください。
AI仕訳提案機能で仕訳作業を効率化
マネーフォワード クラウドには、過去の仕訳パターンを学習し、新しい取引に適切な勘定科目を自動提案するAI仕訳機能が搭載されています。使うほど精度が上がり、クレジットカード・PayPal・コンビニ決済などShopifyの多様な決済方法も学習して仕訳します。繁忙期でも経理が溜まりにくく、確認中心の運用に切り替えられます。
確定申告書の自動作成で税理士費用を抑えられる
日々の取り込み・仕訳データが積み上がれば、確定申告期には青色申告決算書・確定申告書などをほぼ自動で作成できます。年度末にゼロから帳簿を作る必要がなくなり、申告にかかる外部費用を抑えられる可能性があります。日々のデータが申告へシームレスにつながる点が、個人事業主にとって最大のメリットです。
プラン別の対応機能の目安
| プラン | 主な対象 | CSV取り込み | 確定申告書作成 |
|---|---|---|---|
| 無料/お試し | まず試したい個人事業主 | 可(機能・件数に制限あり) | 制限あり |
| 個人向け有料(月額800円台〜) | 本格運用する個人事業主 | 可 | 可 |
| 法人向けプラン | 法人・複数連携 | 可(複数チャネル対応) | 決算・申告は別途 |
※プラン内容・上限・料金は変動します。自動仕訳の上限件数や過去データの取得可能範囲など、最新の詳細は公式サイトでご確認ください。
よくある質問
- Q. ShopifyとマネーフォワードはAPI連携できますか?
- A. できません。ShopifyとマネーフォワードクラウドのデータAPI直接連携は2023年6月30日に終了しました(告知日2023年6月14日、出典:マネーフォワード クラウド会計サポート)。現在は、Shopifyアプリ「CSVダウンロード」で会計用CSVを生成して取り込む方法か、マネーフォワードのCSV・振替伝票インポート機能で取り込む方法が有効です。
- Q. CSVインポートの頻度はどのくらいが適切ですか?
- A. 取引量で決めます。注文が多い店舗は週次、少ない店舗は月次が目安です。直接連携の終了でリアルタイム自動同期はできなくなったため、資金繰りを早く把握したい場合は取り込み頻度を上げて月中でも数字を更新する運用が現実的です。
- Q. マネーフォワードAdminaとクラウド会計は何が違いますか?
- A. 別製品です。マネーフォワード Adminaはサービス(SaaS)・IT資産・アカウントを管理する情報システム向けツールで、会計帳簿は作りません。EC売上を仕訳に取り込む会計連携で使うのはマネーフォワード クラウド会計/確定申告です。
- Q. 個人事業主はどのプランを選べばいいですか?
- A. マネーフォワード クラウド確定申告がおすすめです。Shopifyの売上CSVを取り込んで日々の帳簿を作り、そのまま確定申告書類まで作成できます。まず無料で試し、取引量が増えたら個人向け有料プラン(月額800円台〜)へ移行すると無理がありません。
- Q. Shopify以外のECサイト(BASEなど)でも連携できますか?
- A. できます。BASEはマネーフォワード クラウド会計との公式データ連携が引き続き利用可能で、発送日を取引日として取得し、決済手数料や送料の内訳も取り込めます。Shopifyは直接連携が終了しているためCSV方式になりますが、BASEは連携が継続している点が異なります。
- Q. CSV変換が面倒です。手作業を減らす方法はありますか?
- A. Shopifyアプリ「CSVダウンロード」(株式会社グルーヴィーメディア)を使うと、マネーフォワードが取り込める会計用フォーマットを自動生成でき、列の組み替えや税区分付与の手作業を減らせます。マネーフォワードのほか弥生・かんたんクラウド・勘定奉行・ジョブカンにも対応しています。
まとめ:API終了後も、現行手順でEC経理は自動化できる
ShopifyとマネーフォワードクラウドのデータAPI直接連携は2023年6月30日に終了しましたが、CSV方式に切り替えれば経理の効率化は十分に継続できます。BASEは公式連携が使え、個人事業主は確定申告まで自動化できます。今すぐ実行できるステップは次の通りです。
- 個人事業主・フリーランスの方:
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マネーフォワード クラウド確定申告の無料アカウントを作成し、Shopify売上CSVの取り込みを開始する - 法人・中規模EC事業者の方:
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マネーフォワード クラウド会計の1ヶ月無料トライアルに申し込む - 古いShopify直接連携が残っている場合は、削除前に過去明細を書き出してからCSV運用へ移行する
- まず1チャネル(Shopifyなら週次CSV、BASEなら公式連携)から取り込みを始め、仕訳ルールと税区分を固める
経理の自動化は単なる時短ではなく、正確な数字による経営判断の迅速化と、本来注力すべき事業成長への時間配分を可能にします。連携終了という変化を、運用を見直す好機にしてください。
著者: こまろぐ運営 Yoshikazu Komatsu(個人ブロガー)/公開日: /最終更新: