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ソニー銀行とWISEはどっちがお得?海外旅行と外貨預金での使い分け術

海外旅行やネットでの海外通販がすっかり日常の一部になりましたね。

それに伴い、「海外でのお金のやり取り」でいかに手数料を抑えるかが、賢い消費者にとって重要なテーマとなっています。

そんな中、海外利用に強い金融サービスとしてよく名前が挙がるのが「ソニー銀行」と「WISE(ワイズ)」です。

しかし、どちらも魅力的なサービスなだけに、「結局、自分の場合はどっちがお得なの?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんなあなたの疑問を解消します。

海外送金、海外でのカード決済、そして外貨預金という3つの視点からソニー銀行とWISEを徹底的に比較し、あなたの目的やライフスタイルに合わせた「賢い使い分け術」を具体的に提案します。

この記事を読み終える頃には、もうサービス選びで迷うことはなくなり、手数料を最小限に抑えるための一歩を踏み出せるはずです。

基本スペックと手数料を徹底比較!ソニー銀行 vs WISE

まずは、両者の基本的な特徴と、最も気になる「手数料」の構造について比較していきましょう。お金に関わるサービスだからこそ、コストの透明性は非常に重要です(※2025年12月時点の情報)。

口座開設と維持費用

ソニー銀行:
ソニー銀行の口座開設は無料で、口座維持手数料もかかりません。日本の一般的なネット銀行と同じ感覚で手軽に始められるのが魅力です。外貨預金口座も、円の普通預金口座があれば追加費用なしで開設できます。

WISE:
WISEも同様に、アカウントの作成は無料で、口座維持手数料は一切かかりません。以前はデビットカード発行に手数料が必要でしたが、現在は無料で発行できます。初期費用やランニングコストを気にせず利用できるのは嬉しいポイントです。

結論として、口座の開設しやすさや維持コストの面では、両者に大きな差はありません。どちらも無料で始められる手軽さが魅力です。

海外送金手数料と為替レートの「本当のコスト」

海外送金で最も注意すべきなのは、送金手数料だけでなく「為替レート」に含まれる隠れたコストです。ここでソニー銀行とWISEの大きな違いが現れます。

ソニー銀行の為替コスト:
ソニー銀行では、海外送金や外貨両替の際に「為替コスト」と呼ばれる手数料が為替レートに含まれています。例えば、米ドルの場合、1ドルあたり15銭が上乗せされます(TTSレート)。1,000ドルを送金する場合、150円の為替コストがかかる計算です。これは他の多くの銀行と比較すると非常に安い水準ですが、手数料がゼロではない点は認識しておく必要があります。

WISEのミッドマーケットレート:
一方、WISEの最大の特徴は、手数料が上乗せされていない「ミッドマーケットレート(実際の為替レート)」で送金できることです。手数料は「両替手数料」として明確に分離されており、送金前にいくらかかるかが正確にわかります。例えば、日本円から米ドルへ10万円を送金する場合、約0.6%程度の非常に安い手数料で済みます。この透明性の高さと低コストが、WISEが世界中のユーザーから支持される理由です。

海外送金を頻繁に行う、あるいは少しでもコストを抑えたいという方には、ミッドマーケットレートを採用しているWISEが圧倒的におすすめです。

【シーン別】海外旅行・買い物でのデビットカード活用術

海外旅行や海外のECサイトでのショッピングで活躍するのがデビットカードです。ソニー銀行の「Sony Bank WALLET」とWISEの「WISEデビットカード」、それぞれの強みと弱みをシーン別に見ていきましょう。

デビットカードの基本性能比較

まずは両者の基本スペックを表で比較してみましょう。

項目ソニー銀行 (Sony Bank WALLET)WISE (WISEデビットカード)
対応通貨(外貨預金)10通貨約50通貨
海外決済手数料外貨預金残高からの支払いは無料外貨預金残高からの支払いは無料
円からの支払い海外事務手数料 1.79%スマート両替機能により格安の両替手数料
海外ATM引き出し海外事務手数料 1.79% + ATM利用料220円/回月2回、合計3万円まで無料(以降は1.75% + 70円/回)

ソニー銀行が有利なケース:主要通貨圏での利用

Sony Bank WALLETが最も輝くのは、米ドルやユーロなど、対応する10通貨の外貨預金残高が十分にある場合です。

例えば、事前に円安のタイミングで米ドルを大量に購入しておき、アメリカ旅行中にそのドル残高から直接支払えば、決済手数料は一切かかりません。これは非常に大きなメリットです。普段から外貨預金で資産運用をしていて、その通貨の国へ旅行する、という方にとっては最適なカードと言えるでしょう。

ただし、外貨預金残高がない通貨で決済したり、円口座から直接支払ったりすると1.79%の海外事務手数料がかかるため、注意が必要です。

WISEが有利なケース:多通貨圏での利用と利便性

WISEデビットカードの強みは、なんといってもその圧倒的な対応通貨の多さ「スマート両替」機能にあります。

  • 50以上の通貨に対応: マイナーな通貨圏へ旅行する場合でも、WISEなら対応している可能性が高いです。
  • スマート両替: 決済したい通貨の残高がなくても、WISEが自動的に保有している通貨の中で最も両替手数料が安くなる通貨を選んで両替してくれます。これにより、常に有利なレートで決済が可能です。
  • 海外ATM引き出し手数料の優遇: 月2回・合計3万円までなら無料で現地通貨を引き出せるのも、急に現金が必要になった際に非常に助かります。

特定の国の外貨預金を大量に持っているわけではなく、様々な国へ旅行する方や、都度両替の手間を省きたい方にとっては、WISEデビットカードが非常に便利で強力な味方になります。

【目的別】外貨預金と資産運用での選び方

海外利用だけでなく、資産形成の一環として外貨を保有したいと考える方もいるでしょう。この「外貨預金・資産運用」という観点では、両者の性格は大きく異なります。

資産運用としての「ソニー銀行」

ソニー銀行は「銀行」であるため、外貨預金の金利が比較的高く設定されているのが特徴です。特に金利が高い通貨で長期的に保有すれば、利息によるリターンも期待できます。

また、「外貨積み立て」のサービスも充実しており、毎月コツコツと外貨を買い増していくことで、時間分散によるリスク軽減も可能です。円安リスクへのヘッジとして、または資産ポートフォリオの一部として外貨を長期的に運用したいと考えているのであれば、ソニー銀行は非常に有力な選択肢です。

円高のタイミングでソニー銀行で仕込んでおき、円安になったら円に換金して為替差益を狙う、といった積極的な資産運用も考えられます。

決済・送金ハブとしての「WISE」

一方、WISEは電子マネー決済事業者であり、銀行ではありません。そのため、WISEのマルチカレンシー口座に預けているお金には、基本的に利息はつきません(※一部の国では金利サービスが提供されていますが、2025年12月時点で日本では対象外です)。

WISEの口座は、あくまで「送金や決済のための一時的な資金置き場(ハブ)」と考えるのが適切です。海外のクライアントからの報酬受け取りや、海外の友人との送金、多通貨での決済準備など、アクティブにお金を動かすシーンでその真価を発揮します。

複数の通貨を、為替手数料なしでそのままの金額で保持できるため、「米ドルで受け取った給料を、必要な分だけ日本円に両替し、残りはドルのまま保持しておく」といった柔軟な使い方が可能です。

結論:二刀流で実現する最強の海外金融戦略

ここまで読んで、賢いあなたならもうお気付きかもしれません。ソニー銀行とWISEは、競合するライバルというより、互いの弱点を補い合う最高のパートナーになり得るのです。

例えば、以下のような「二刀流」戦略はいかがでしょうか。

  1. 為替レートが良い(円高の)タイミングで、ソニー銀行で米ドルやユーロをまとめて購入しておく。(資産運用)
  2. 海外旅行や海外送金の必要が生じたら、その外貨をWISEに手数料安く送金する。
  3. WISEデビットカードを使って、世界中で低コストな決済や現金引き出しを行う。(決済)

この方法なら、ソニー銀行の「有利な為替コストでの外貨購入と金利」というメリットと、WISEの「圧倒的な低コストでの送金・決済と多通貨対応」というメリットを両取りできます。これこそが、手数料を極限まで抑えるための最強の組み合わせと言えるでしょう。

まとめ:ソニー銀行とWISE、あなたに合うのはどっち?

今回は、ソニー銀行とWISEのサービスを様々な角度から比較しました。最後に、あなたの目的に合わせた最適な選択をまとめます。

  • 海外送金や多通貨での決済がメインの方 → WISE手数料の透明性と安さ、対応通貨の多さでWISEに軍配が上がります。世界中を旅する方や、海外とのお金のやり取りが多い方には必須のサービスです。
  • 外貨預金での資産運用や、主要通貨での利用がメインの方 → ソニー銀行高い金利と充実した金融商品で、長期的な資産形成を目指すならソニー銀行が最適です。保有する外貨での海外決済は手数料無料で非常にお得です。
  • 手数料を極限まで抑えたい賢いあなた → ソニー銀行とWISEの二刀流両方の口座を開設し、それぞれの長所を活かして使い分けることで、あらゆるシーンで手数料を最小限に抑えることが可能です。

もしあなたが、これから海外とのやり取りを始めようとしているなら、まずは口座開設が簡単で、送金や決済のコストを劇的に下げられるWISEから試してみてはいかがでしょうか。その使いやすさと手数料の安さに、きっと驚くはずです。

WISEの詳しい口座開設方法や、さらに手数料を抑えるためのテクニックについては、以下の記事で徹底的に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

【完全ガイド】WISE個人口座の登録から初めての海外送金まで徹底解説!手数料を抑えるコツも紹介

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