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NordVPNアプリの地図表示が使いにくい?リスト表示への切り替えとUI解説

世界中で人気のVPNサービス、NordVPN。

そのスタイリッシュな地図ベースのUIは、一目でサーバーの場所が分かって直感的ですよね。

しかし、実際に使ってみると「ヨーロッパみたいに国が密集していると、目的の国をタップしづらい…」「特定の都市に接続したいのに、どうすればいいの?」と感じたことはありませんか。

実は、NordVPNのアプリは、地図表示だけでなく、より詳細な操作が可能な「リスト表示」にも簡単に切り替えられます。

この記事では、2025年12月時点の最新情報に基づき、PC・スマホアプリそれぞれで地図表示からリスト表示へ切り替える方法と、リスト表示をさらに便利に使いこなすためのUI活用術を詳しく解説します。

この記事を読めば、あなたのNordVPNの使い勝手が格段に向上するはずです。

なぜNordVPNの地図表示は「使いにくい」と感じることがあるのか?

NordVPNの代名詞ともいえる地図UIですが、一部のユーザーからは「使いにくい」という声も聞かれます。その理由は、地図表示のメリットとデメリットの裏返しにあります。リスト表示の便利さを知る前に、まずはなぜ地図表示が状況によって不便に感じるのかを理解しておきましょう。

地図UIのメリット:視覚的な分かりやすさと楽しさ

地図表示の最大のメリットは、サーバーが世界のどこにあるかを視覚的に把握できる点です。地理的な位置関係が分かるため、「今いる場所から物理的に近いサーバーに接続する」といった使い方が直感的にできます。また、地図をグリグリと動かして接続先を探す操作は、単なるツール操作以上の楽しさがあり、ガジェット好きの心をくすぐるデザインと言えるでしょう。初めてVPNを使う人にとっては、難しい設定を意識することなく、感覚的に接続できる点が魅力です。

地図UIのデメリット:サーバー選択の非効率性

一方で、実用面ではいくつかのデメリットが浮かび上がります。

  • サーバーが密集した地域の選択が困難
    ヨーロッパのように多くの国が隣接している地域では、地図上のピンが密集しすぎてしまい、目的の国を正確にクリック(タップ)するのが難しくなります。特に画面の小さいスマートフォンでは、誤操作の原因にもなりかねません。
  • 特定の都市サーバーを探しにくい
    アメリカやイギリスのように、一つの国の中に複数の都市サーバーが存在する場合、地図上から特定の都市(例:ニューヨーク、ロンドンなど)をピンポイントで探し出すのは非効率です。地図を拡大・縮小しながら探す手間がかかります。
  • 特殊サーバー(Specialty servers)が見つけづらい
    NordVPNには、P2P(ファイル共有)に最適化されたサーバーや、セキュリティを二重化するDouble VPNなど、特定の用途に特化したサーバーがあります。しかし、これらの特殊サーバーは地図上には直接表示されていないため、どこにあるのか一見して分かりません。

こうした「かゆい所に手が届かない」部分が、地図表示を使いにくいと感じさせる原因です。しかし、ご安心ください。これらの問題は「リスト表示」に切り替えることで、すべて解決できます。

【PC/Mac版】NordVPNアプリを地図からリスト表示に切り替える手順

デスクトップ版のNordVPNアプリでは、わずかワンクリックでリスト表示に切り替えられます。慣れてしまえば、地図表示よりもはるかに素早く目的のサーバーに接続できるようになります。

サイドバーから国リストを表示する

PCやMacでNordVPNアプリを開くと、デフォルトでは地図が表示されています。画面の左側を見てください。そこに国名のリストがアルファベット順に並んだサイドバーがあります。これが「リスト表示」の基本です。

  1. NordVPNアプリを起動します。
  2. 画面左側の国名が並んだエリアをスクロールします。
  3. 接続したい国名(例:「Japan」)を見つけてクリックします。

これだけで、その国で最も高速なサーバーに自動で接続されます。地図を操作するよりも、はるかにスピーディかつ確実です。

国名の右にある「…」から特定の都市・サーバーを選ぶ

さらに、特定の都市やサーバー番号を指定したい場合も簡単です。国名の右側にある3つの点(…)のアイコンをクリックしてみてください。

例えば、「United States」の右にある「…」をクリックすると、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴといった都市名のリストが表示されます。そこから希望の都市を選択すれば、その都市にあるサーバーに接続できます。特定のサーバー番号が分かっている場合も、この画面をスクロールして探すことが可能です。この機能を使えば、特定の地域のサービスを利用したい場合や、いつも同じサーバーに接続したい場合に非常に便利です。

検索バーと特殊サーバーの活用

リスト表示の上部には検索バーがあります。ここに国名や都市名を入力すれば、即座に目的のサーバー候補を絞り込めます。「Germany」と入力すればドイツが、「Tokyo」と入力すれば日本の東京サーバーが候補として表示されます。

また、サイドバーを少し下にスクロールすると、「Specialty servers(特殊サーバー)」という項目があります。ここには以下のサーバーがリストアップされています。

  • Double VPN: 通信を2つのVPNサーバーを経由させることで、セキュリティをさらに強化します。
  • Onion Over VPN: Torネットワークを経由して匿名性を高めます。
  • P2P: ファイル共有(トレントなど)に最適化されたサーバーです。
  • Obfuscated Servers: VPNの利用を検知されないように通信を偽装します。

これらのサーバーも、リストから国を選ぶだけで簡単に接続できます。地図表示では見つけられなかった特殊サーバーも、リスト表示なら一目瞭然です。

【スマホ(iOS/Android)版】アプリのUIとリスト表示へのアクセス方法

スマートフォンのアプリは、PC版とは少しUIが異なります。しかし、基本的な考え方は同じで、簡単な操作でリスト表示に切り替えることができます。

下にスワイプでサーバーリストを呼び出す

スマホアプリでは、画面下部から上にスワイプアップするのが基本操作です。

  1. NordVPNアプリを起動し、地図が表示されていることを確認します。
  2. 画面下部の「QUICK CONNECT」と書かれた白いエリアを、指で上にスワイプします。
  3. すると、国名のリストがアルファベット順に表示されます。

あとはPC版と同様に、接続したい国名をタップすれば接続が開始されます。特定の都市を選びたい場合は、国名の右側にある3つの点(…)をタップすれば、都市のリストが表示されます。

検索機能と特殊サーバーへのアクセス

スマホアプリでも、もちろん検索機能と特殊サーバーが利用できます。リスト表示を一番上までスクロールすると、検索バー(Search)が表示されます。ここに国名や都市名を入力して、素早くサーバーを検索しましょう。

特殊サーバーは、検索バーの下にある「Specialty Servers」という項目をタップすると一覧が表示されます。PC版と同じく、Double VPNやP2Pなどのサーバーをここから選択できます。外出先で安全なWi-Fi通信を確保したい時など、スマホだからこそ特殊サーバーの使いこなしが重要になります。

リスト表示を使いこなす!さらに便利なNordVPN活用術

単にリスト表示に切り替えるだけでなく、NordVPNには作業をさらに効率化する便利な機能が備わっています。これらを使いこなせば、あなたもNordVPN上級者の仲間入りです。

「最近の接続(Recents)」を賢く使う

一度接続したサーバーは、「Recents」タブ(スマホ)やサイドバーの「Recent Connections」欄(PC)に履歴として保存されます。よく利用する国のサーバーがあれば、毎回リストから探す必要はなく、この履歴からワンタップで再接続できます。日常的に同じ国のサーバーを使うことが多い方には、非常に便利な機能です。

「プリセット機能」でお気に入りの接続を保存

NordVPNの「プリセット機能(Presets)」は、特定の設定を保存しておける強力な機能です。(※2025年12月時点、一部のOSで利用可能)

例えば、「日本のP2Pサーバーに接続する」という設定や、「アメリカのDouble VPNに接続する」といった設定を「プリセット」として保存できます。保存したプリセットはワンクリックで呼び出せるため、用途に応じたサーバー切り替えが劇的に速くなります。ゲーム用、動画視聴用、セキュリティ重視用など、自分だけの接続パターンを作成しておくと良いでしょう。

NordVPNの基本的な使い方や、こうした応用機能についてさらに詳しく知りたい方は、「【2025年最新版】NordVPN完全ガイド:始め方から料金、メリット・デメリットまで徹底解説!」で網羅的に解説していますので、ぜひ参考にしてください。

まとめ:地図とリストを使い分けてNordVPNを快適に

今回は、NordVPNアプリの地図表示が使いにくいと感じる方向けに、リスト表示への切り替え方法と、より便利に使うためのUI解説を行いました。

要点をまとめると以下の通りです。

  • NordVPNの地図表示は直感的だが、サーバーが密集している地域や特定の都市を選ぶのには不向き。
  • PC版では左サイドバー、スマホ版では画面下からのスワイプアップで簡単に「リスト表示」に切り替えられる。
  • リスト表示を使えば、国、都市、特殊サーバー(P2P, Double VPNなど)を素早く正確に選択できる。
  • 「最近の接続」や「プリセット機能」を活用すれば、さらに効率的なサーバー接続が可能になる。

地図表示の楽しさと、リスト表示の実用性。この2つを状況に応じて使い分けることで、NordVPNのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。普段、何気なく地図表示だけで済ませていた方も、ぜひ今日からリスト表示を活用してみてください。あなたのデジタルライフが、より安全で快適なものになるはずです。

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