VPNをデバイスごとに設定するのが面倒だと感じていませんか。
スマートフォン、PC、タブレット、さらにはゲーム機やスマートTVまで、家中のあらゆるデバイスをまとめてVPNで保護したいと思ったことはないでしょうか。
そんな願いを叶えるのが、大手VPNプロバイダーExpressVPNが開発した専用Wi-Fiルーター「Aircove」です。
VPN機能が組み込まれたルーターは以前から存在しましたが、設定の複雑さやパフォーマンスの低さが課題でした。
しかし、Aircoveはその常識を覆します。
本記事では、2026年1月時点で入手したAircoveの実機を使い、開封から初期設定、実際の使用感、通信速度の検証結果まで、どこよりも詳しく徹底的にレビューします。
この記事を読み終える頃には、Aircoveがあなたのデジタルライフをいかに安全で快適なものに変えてくれるか、明確に理解できるはずです。
ExpressVPN「Aircove」とは?開封からデザインまで徹底チェック
まず、「Aircoveとは何か?」という基本から見ていきましょう。Aircoveは、単なる高性能なWi-Fiルーターではありません。ExpressVPNのソフトウェアが最初から組み込まれており、ネットワークに接続するすべてのデバイスをVPNで保護するために設計された、いわば「VPN専用ルーター」です。
Aircoveの基本スペックと特徴
Aircoveは、最新のWi-Fi規格「Wi-Fi 6 (802.11ax)」に対応しており、高速で安定した通信を実現します。VPN利用時でもパフォーマンスが落ちにくいように最適化されているのが最大の特徴です。主なスペックは以下の通りです。
- 対応Wi-Fi規格: Wi-Fi 6 (802.11ax) デュアルバンド
- 最大通信速度: 最大1,200Mbps (5GHz) + 600Mbps (2.4GHz)
- プロセッサー: クアッドコア 64-bit CPU
- ポート: 1つのWANポート、4つのLANポート (すべてギガビット対応)
- VPNプロトコル: Lightway (ExpressVPNの独自開発プロトコル)
特に注目すべきは、ExpressVPNが誇る高速・高セキュリティなプロトコル「Lightway」にネイティブ対応している点です。これにより、従来のルーターでVPN接続するよりも高いパフォーマンスが期待できます。
開封の儀:パッケージ内容と第一印象
それでは、実際にAircoveを開封していきます。パッケージは白を基調としたシンプルなデザインで、Apple製品を思わせる高級感があります。箱を開けると、まず目に飛び込んでくるのがAircove本体です。
同梱物は以下の通りです。
- Aircove本体
- 電源アダプター
- LANケーブル (約1.5m)
- クイックスタートガイド
必要最低限のものがコンパクトにまとめられており、無駄がありません。クイックスタートガイドはイラスト中心で、直感的に設定を始められるように工夫されています。
本体デザインとインターフェースをレビュー
Aircove本体は、マットな質感のホワイトで、どんな部屋のインテリアにも自然に溶け込む洗練されたデザインです。派手な装飾やアンテナがなく、非常にミニマルな印象を受けます。サイズも一般的なルーターと同程度で、置き場所に困ることはないでしょう。
背面には、電源ポート、WANポート1つ、LANポート4つが並びます。すべてのポートがギガビットに対応しているため、有線接続でも高速な通信が可能です。
個人的に良いと感じたのは、LEDインジケーターの光が控えめな点です。多くのルーターは夜間にLEDがチカチカと光り、気になることがありますが、Aircoveはそのような心配がありません。細部までユーザー体験を考慮して設計されていることが伺えます。
感動するほど簡単!Aircoveの初期設定とVPN接続の手順
VPNルーターと聞くと、「設定が難しそう…」と敬遠する方も多いかもしれません。しかし、Aircoveのセットアップは驚くほど簡単です。ここでは、その手順をステップバイステップで解説します。
必要なもの:Aircove本体とExpressVPNアカウント
設定を始める前に必要なものは、Aircove本体と有効なExpressVPNアカウントだけです。まだExpressVPNを契約していない場合は、先にアカウントを作成しておく必要があります。
ExpressVPNの始め方や料金プランについて詳しく知りたい方は、こちらの「【2026年最新版】ExpressVPNとは?使い方・料金・評判を徹底解説!始め方ガイド」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ステップバイステップで解説する初期設定プロセス
PCやスマートフォンの扱いに慣れている方なら、5分もかからずに完了するでしょう。
- 物理的な接続: まず、ご自宅のモデム(またはONU)とAircoveのWANポート(青色のポート)を付属のLANケーブルで接続します。その後、Aircoveの電源アダプターを接続します。
- AircoveのWi-Fiに接続: PCまたはスマートフォンでWi-Fi設定画面を開き、「Aircove-XXX」という名前のネットワークに接続します。パスワードは本体底面に記載されています。
- セットアップ画面にアクセス: ブラウザを起動し、アドレスバーに「expressvpnrouter.com」と入力してアクセスします。
- ExpressVPNにサインイン: 画面の指示に従い、「始める」をクリックします。次に、ExpressVPNのアクティベーションコードを入力します。このコードは、ExpressVPNの公式サイトにログインすると確認できます。
- Wi-Fiの設定: 新しいWi-Fiネットワーク名(SSID)とパスワードを設定します。セキュリティのため、推測されにくいパスワードを設定しましょう。
- 管理者パスワードの設定: Aircoveの管理画面にログインするための管理者パスワードを設定します。
- 自動アップデート: ファームウェアの自動アップデートを有効にするか選択します。セキュリティを最新の状態に保つため、有効にすることをおすすめします。
以上で基本的な設定は完了です。従来のVPNルーターのように、ファームウェアを書き換えたり、複雑な設定ファイルを手動で編集したりする必要は一切ありません。この手軽さは、Aircoveが持つ最大の強みの一つと言えるでしょう。
デバイスグループ機能でVPN接続をスマートに管理
Aircoveのもう一つの優れた機能が「デバイスグループ」です。管理画面から、接続しているデバイスを最大5つのグループに分けることができます。
- VPNなし: このグループのデバイスはVPNを経由せず、通常のインターネットに接続します。
- VPNロケーション: このグループのデバイスは、指定したVPNサーバーロケーションを経由して接続します。
例えば、以下のような使い方が可能です。
- グループA (アメリカ): スマートTVをこのグループに入れ、アメリカの動画配信サービスを視聴する。
- グループB (日本): PCやスマートフォンをこのグループに入れ、日本のIPアドレスで安全にブラウジングする。
- グループC (VPNなし): 国内のオンラインバンクなど、VPN接続が不要なデバイスをこのグループに入れる。
これにより、PlayStationやApple TV、Nintendo Switchといった、VPNアプリを直接インストールできないデバイスも簡単にVPNで保護できます。ドラッグ&ドロップで直感的にデバイスを移動できるため、管理も非常に簡単です。
Aircoveの実力は?通信速度と安定性を徹底検証
VPNを利用する上で最も気になるのが「通信速度の低下」です。そこで、Aircoveの実力を測るべく、いくつかのパターンで通信速度を検証してみました。
検証環境
- 回線: 光回線 (下り最大1Gbps)
- 測定サイト: Speedtest.net by Ookla
- 測定デバイス: MacBook Pro (M2, Wi-Fi 6対応)
検証結果
測定は平日の夜に3回ずつ行い、その平均値を記載しています。
- 1. VPN接続なし (通常のルーターとして利用):
- 下り: 780.5 Mbps
- 上り: 650.2 Mbps
- 2. VPN接続あり (日本のサーバーに接続):
- 下り: 695.8 Mbps (低下率: 約11%)
- 上り: 580.4 Mbps (低下率: 約11%)
- 3. VPN接続あり (アメリカ西海岸のサーバーに接続):
- 下り: 550.1 Mbps (低下率: 約30%)
- 上り: 490.6 Mbps (低下率: 約25%)
結果を見ると、VPN未使用時の速度はWi-Fi 6ルーターとして非常に優秀です。そして注目すべきは、VPN接続時の速度低下率の低さです。特に国内サーバーへの接続では、速度低下はわずか10%程度に収まっており、日常的なブラウジングや高画質動画のストリーミングでも全くストレスを感じませんでした。物理的な距離があるアメリカのサーバーに接続しても30%程度の低下に留まっており、これはExpressVPNの高速なインフラと、Aircoveの最適化されたハードウェアの賜物と言えるでしょう。
複数デバイス接続時の安定性
次に、PCでビデオ会議をしながら、スマートTVで4K動画をストリーミングし、スマートフォンでSNSを閲覧するという、負荷の高い状況で安定性をテストしました。結果、ビデオ会議の音声や映像が途切れることも、動画の読み込みが停止することもなく、非常に安定した接続を維持できました。家族全員が同時にインターネットを利用するような場面でも、Aircoveは安心して使えるルーターだと評価できます。
実際に使って分かったAircoveのメリット・デメリット
ここまでAircoveの機能や性能をレビューしてきましたが、最後に私が実際に使って感じたメリットとデメリットをまとめます。
Aircoveを導入する5つのメリット
- 設定が圧倒的に簡単: 専門知識がなくても、5分程度でVPN環境を構築できます。これは最大のメリットです。
- 家中のデバイスを台数無制限で保護: ExpressVPNの通常プランでは同時接続台数に制限がありますが、Aircoveを経由すれば、Wi-Fiに接続するすべてのデバイスを実質無制限で保護できます。
- VPNアプリ非対応デバイスも保護可能: ゲーム機やスマートTV、IoT家電など、これまでVPNの恩恵を受けられなかったデバイスも簡単に保護できます。
- デバイスグループ機能による柔軟な管理: デバイスごとにVPN接続の有無やロケーションを簡単に切り替えられるため、非常に便利です。
- VPNに最適化された高いパフォーマンス: VPN利用時の速度低下が少なく、安定した通信が可能です。
注意すべき3つのデメリット
- 初期投資(本体価格)が必要: Aircoveは高性能なルーターであるため、購入費用がかかります。頻繁にVPNを利用しない方にとっては、割高に感じるかもしれません。
- ExpressVPNの契約が別途必要: Aircoveを利用するには、ExpressVPNのサブスクリプションが必須です。ルーター本体の価格に利用料は含まれていません。
- 技適マークについて(2026年1月時点): 現時点では、日本国内で販売されているAircoveには技術基準適合証明(技適マーク)がありません。海外から個人輸入して利用することになりますが、電波法に触れる可能性がある点はご留意ください。今後の国内正式対応が待たれます。
デメリットを考慮しても、家族全員のセキュリティ意識を高めたい方、海外のコンテンツを様々なデバイスで楽しみたい方、そして何より「VPNルーターの設定は難しい」という先入観を捨てたい方にとって、Aircoveは非常に価値のある投資だと断言できます。
まとめ:AircoveはVPN体験を次のレベルへ引き上げる革命的ルーター
今回は、ExpressVPNの専用ルーター「Aircove」を徹底的にレビューしました。
Aircoveは、「VPNをより手軽に、より強力に」というコンセプトを完璧に体現した製品です。
驚くほど簡単なセットアップ、家中のデバイスをまとめて保護できる利便性、そしてVPN利用時でも損なわれない高いパフォーマンスは、これまでのVPNルーターの常識を覆すものでした。
「VPNをすべてのデバイスで利用したいけど、設定が面倒…」
「ゲーム機やテレビでも海外のサービスを使いたい…」
そう感じているなら、Aircoveはあなたのための最適なソリューションです。
Aircoveで快適なVPN生活を始める準備ができたら、まずはExpressVPNのアカウントが必要です。以下の公式サイトからExpressVPNに登録し、世界最高クラスのセキュリティと自由なインターネットアクセスを手に入れましょう。