未経験から飲食店開業して6年経って気づいた大切なことシリーズ。
第5回目です。
第1回目の記事は、未経験で何かはじめるならスモールスタート
第2回目の記事は、フリーランス、自営業はなんでもできますはダメ!コンビニ化しないこと
第3回目の記事は、最初のお客様は自分。まずは自分が納得いく、満足いく商品、サービスを考えること
第4回目の記事は、常にチャレンジ、常に改善して、常に成長を続けること
「優先順位を間違えないこと」
・大きな売上だけど、自分のこだわりからは外れてしまう内容の仕事
・小さな売上だけど、自分のこだわりを100%活かせる内容の仕事
同じタイミングに依頼がきて、どちらかの仕事しか選べないとしたら、あなたはどちらの仕事を選ぶでしょうか?
開業したてのお店、創業したての会社、独立したてのフリーランス、にとって、
この2択は非常に悩ましき選択です。
売上が少ない時期に、やはり大きな売上が欲しいのが本音。
心からやりたくはないけど、売上のためにしょうがないからやってしまう。
短期的な売上、利益に目がくらんでしまうことはよくありがちです。
私もこれまで何度も短期的な売上、利益に目がくらんで、自分でなくてもできる仕事を、自分のこだわりが発揮されない仕事をしてきました。
その度に、結果は散々たるもの。
自分のこだわりが発揮されない仕事=自分でなくてもできる仕事
だから、お客様の満足度もどうしても他と比較して高くないし、次は自分じゃなくてもできるから他者に仕事が行ってしまうし、自分の未来に、次につながっていかないのです。
よって、長期的に考えると、
絶対、小さい売上だとしても、自分のこだわりが100%活かせる仕事を選ぶべきです。
「こだわり=物事の判断基準。心の拠り所。」
小さい事業者にとって、自分のこだわりはお店、会社、商品、サービス、そのものです。
はっきり言って、自分のこだわりがない仕事は、他の誰かができる仕事。
たまたま、自分に相談、依頼があっただけで、また同じ人がお願いしてくれる、他の誰かが依頼してくれる、必然性がまったくありません。
ひたすら大きな売上の仕事が来るという”偶然”を待つだけ。
自分のこだわりを活かした仕事をして、お客様が喜んでくれたら、そのお客様はあなたのこだわりを気に入ってまた仕事をお願いしてくれるし、他の誰かもあなたに仕事を依頼してくれる可能性が高くなります。
自分のこだわりが強ければ強いほど、独自性のあるものになり、他者との差別化になり、魅力になります。
つまり、簡単な話で、
自分のこだわりを貫いて、磨き上げながら仕事を続ければ、自然とファンがついて、あなたしかできない仕事ができあがり、皆あなたに仕事をお願いしたくなる、という好循環ができあがります。
実際は簡単なようで、実践するのは非常に難しいのですが、
短期的な利益を求めず、長期的に自分のためになる、自分のこだわりを貫けることを選んでいくことが大切です。
自分の「こだわり」こそが、自分の価値基準であり、物事を判断するときの心の拠り所になります。
自分のこだわりが何なのか?
それは自分の心が知っています。あなたの心が知っています。
情熱が注げること。
自分の命とも言える自分の時間を惜しみなく注げること。
あなたのこだわりは何ですか?
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