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【屋上の有効活用事例】ノーコストで毎月数万円の賃貸収益を携帯電話基地局アンテナ設置でゲットする方法

ビル、マンション、自宅の使っていない屋上(木造建物は対象外)を有効活用するだけで、毎月数万円の副収入が得られるかもしれません。(怪しい商材の勧誘ではないのであしからず)

 

その方法とは、建物の使っていない屋上のスペースを携帯電話会社や通信事業者向けに「携帯電話基地局のアンテナ設置」のスペースを貸してあげることで賃貸収入を得ることができる、といった内容です。

 

残念ながら木造の建物は対象外ですが、所有している不動産が、鉄骨造、RC、SRCの構造で平坦な屋上がある場合は、検討の価値はあるかと思います。

【屋上の有効活用事例】携帯電話基地局アンテナを設置して収益をあげる

携帯電話基地局とは?

私たちが使っている携帯電話、スマートフォンは電波を使って通信しています。その電波を中継するのが携帯電話基地局です。

基地局から届く電波の距離や通信できる数が限られています。建物の地下や郊外、山奥などで携帯の電波が届かなかったり、大勢の人が集まるライブ会場などで電話がつながりにくくなるのはそのせいです。

そのため、郊外にも適度な間隔で携帯電話基地局の設置が必要だったり、多くの通信が行われる繁華街には複数の基地局が必要になるというわけです。

携帯電話基地局のアンテナは色々な種類がある

携帯電話基地局のアンテナは郊外で見かける大きな鉄塔から、ビルやマンションの屋上で見かけるアンテナ、中には電柱に設置する小型タイプもあります。

画像引用:http://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/ele/body/1-01.pdf

携帯電話基地局はこれからも増えるの?

携帯電話会社は、日々日本全国にいる利用者の利便性を向上させるために携帯電話基地局のアンテナ設置を増やしています。全国に携帯電話基地局が増えれば、スマートフォンの通信や通話がしやすくなるわけです。

さらには、2020年頃から開始される予定の次世代高速携帯通信サービスである「5G」というイベントが控えているので、5G普及に向けて今後ますます携帯電話基地局を増やす必要がある、という状況にあります。

携帯電話基地局アンテナを設置して収益をあげる

電波は障害物があると通信効率が悪くなるので、基本的にアンテナは高いところに設置する必要があります。

高い鉄塔を新設するなり、ビルやマンションをすべて新築で建てていくなんて方法は難しいので、既存の建物の屋上を間借りさせてもらいアンテナを設置する方法をとっているわけです。

つまり、携帯電話の基地局(アンテナ設備)を屋上に設置させてあげることで、設置スペースの賃貸収益をあげることができるのです。

携帯電話基地局アンテナを設置するメリット

  • ノーコストで賃貸収益が得られる
  • 周囲の携帯電話の電波が良くなる

携帯電話基地局アンテナの設置費用、設置後の保守や稼働にかかる費用、

携帯電話基地局アンテナに関するすべての費用は設置事業者が負担するので、設置スペースを提供する側は費用負担がありません。

そして、設置スペースの賃貸収入として、毎月数万円程度の収益が見込めます。(収益金額は設置場所の立地やアンテナサイズによって変動するとのこと)

 

賃貸収益の他には、設置した携帯電話基地局に該当する携帯電話やスマートフォンの電波が良くなるといったメリットも。

携帯電話基地局アンテナを設置するデメリット

  • 電磁波による健康への影響
  • 景観への影響

携帯電話基地局の電磁波に懸念を抱く人は少なくないでしょう。

総務省がまとめている携帯電話基地局の案内資料(PDF:携帯電話基地局と わたしたちの暮らし – 電波利用ホームページ – 総務省)の中では、携帯電話基地局の電磁波による悪影響はないと説明がありますが、理屈ではわかっていても心理的に不安になる人はたくさんいます。

携帯電話基地局アンテナを設置する建物の住民や利用する人、近隣の人々、など、携帯電話基地局の設置を検討する際は周囲の環境への配慮も同時に考えていく必要がありそうです。

 

神奈川県三浦市では、自治体が携帯電話基地局を設置する際のルールを定めています。

三浦市/携帯電話等基地局の設置について

携帯電話等の普及や通信技術の発展に伴い、今後も設置数の増加が予想される携帯電話等基地局の設置に対しては、電磁波による健康への影響や日照、風害、景観等に関する影響を懸念する声が挙がっています。

市内における携帯電話等基地局の設置に当たり、現地での表示板の設置や住民説明の実施によって事前の周知を図るための手続を制度化することにより、携帯電話等基地局の設置に係る紛争を未然に防止し、市民の生活環境の保全を図ることを目的として、要綱を定めることとしました。

引用元:http://www.city.miura.kanagawa.jp/keikaku/keitaidenwakitikyoku.html

 

自治体でルールを定めるくらいですから、携帯電話基地局を設置する際の周囲への影響を軽く見るのは危ないかもしれません。

携帯電話基地局アンテナの設置に適した建物とは?

冒頭に書きましたが、木造の建物は平坦な屋上があったとしても、携帯電話基地局アンテナの設置に適していません。

ではどのような建物が携帯電話基地局アンテナの設置に適しているのでしょうか?

主に以下の条件をクリアしている必要があります。

  • 出入りできる平坦な屋上に約2m×2m以上のスペースがあること
  • 建物の構造が鉄骨造、RC、SRCのいずれかであること

この条件に加えて、高い建物であったり、人通りが多い施設が近隣にあると、より設置に適しているといえるでしょう。

画像引用:https://sitelocator.jp/

携帯電話基地局アンテナを設置する2つの方法

「所有している不動産の屋上を有効活用したいから携帯電話基地局アンテナを設置したい!」

となった場合に、具体的にどのような方法で携帯電話基地局アンテナを設置できるか2つの方法をご紹介します。

①携帯電話会社、通信事業者からの打診を待つ

従来は、この方法が一般的でした。受け身な方法であるがゆえ、自分の建物が設置場所の候補になるかどうかは、完全に設置事業者次第といった難点があります。

②携帯電話基地局アンテナ誘致の仲介会社を利用する

今回紹介したかった方法がこちら。

「屋上を有効活用したい不動産オーナー」と「携帯電話基地局アンテナが設置できるスペースを探している携帯電話会社、通信事業者」この両者を仲介する事業者がいます。

株式会社JTOWER: 屋上活用プログラム

 

仲介事業者が不動産オーナーから建物の情報を集め、携帯電話会社へ提供するという仕組みで運用されています。

つまり、屋上に携帯電話基地局アンテナを設置したい人は、仲介事業者に自分の建物を登録して(登録、掲載も無料)、連絡を待てばOK。

この方法も必ず携帯電話基地局アンテナの設置場所に選ばれるわけではありませんが、携帯電話会社からの打診を待つ方法よりは、実現する可能性は上がると思われます。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

今回の情報が屋上の有効活用の参考になれば幸いです。

 

以上、「【屋上の有効活用事例】ノーコストで毎月数万円の賃貸収益を携帯電話基地局アンテナ設置でゲットする方法」でした。

それではまた!