全世界のコロナウィルス感染の影響でテレワークを取り入れる企業が増えてきている昨今、特に印鑑捺印の代わりにネット決済が可能な電子契約サービスが非常に注目されています。
その中でも今回紹介する「DocuSign」「クラウドサイン」は代表的な電子契約サービスです。
今回は「DocuSign」「クラウドサイン」それぞれの特徴をふまえて、2つのサービスの違いを比較してご紹介します。
【機能比較一覧】「DocuSign」「クラウドサイン」
DocuSignは、米国DocuSign社が提供する電子契約サービスです。
サービス開始時期は2003年(日本では2016年)、利用者数は世界50万社以上です。
対するクラウドサインは弁護士ドットコムが展開する国産の電子契約サービスです。
サービス開始時期は2015年、利用者数は国内5万社以上となっています。
それぞれの機能比較を表にまとめました。
機能 | DocuSign | クラウドサイン |
月額料金 | $10 / 月~ | \10,000 / 月~ |
お試し期間 | なし: ただし文書への署名のみを利用する場合、永久無料で利用可能 | あり: 送信件数:月5件まで、ユーザー数:1名までなら永久無料 |
対応OS | iOS、Android、Windows 無料モバイルアプリ使用 | 送信:iOS,Windows 受信:SafariまたはGoogle Chrome使用可能な端末 |
対応言語 | 43言語で署名、13言語で送信可能 | 署名・送信共に日本語または英語 |
契約締結 | 別APIを組み合わせて利用可能 | トータルで利用可能 |
「DocuSign」と「クラウドサイン」の特徴
「DocuSign」と「クラウドサイン」、それぞれ得意分野があるようです。
ここではサービス別に特徴を記載します。
DocuSign
DocuSignは米国でも株価が上昇しているなど注目されているサービスです。
世界180か国以上、44言語で署名可能・ISO規格を始め、世界中のセキュリティ基準を満たしており安心です。
署名作業のみなら無料で利用できる点も魅力です。
そのため、海外との取引先多くグローバル展開している企業に向いています。
対して、契約締結を一元管理するというよりも署名作業自体を電子化する機能に注目した方が良いでしょう。契約ワークフローまで行いたい場合は、同社の別APIを組み合わせて利用しますが、一部日本語版では未提供の機能があるため、導入前に確認しておきましょう。
「DocuSign」公式サイト:https://www.docusign.jp/
DocuSignにフォーカスした解説記事も合わせてご覧ください。
【基本解説】「DocuSign」日本のハンコ文化も終了間近?!米国で急成長中の電子契約クラウドサービス
「クラウドサイン」
画像出典: https://www.cloudsign.jp/
クラウドサインは弁護士ドットコムが運営しているサービスだけあって、多くの書類を取り扱うことの多い弁護士を中心に利用者が増えています。
契約締結自体を一括管理できるので、過去の契約データの暗号化保存や検索など、署名作業以外での機能も利用できます。
国産の安心感と、サポート体制や利用者同士のコミュニティに期待したい方に向いています。
対して取り扱い言語は日本語と英語のみのため、利用国は限られます。
また操作は基本的にPCでの利用を前提としているため、モバイル端末のみでは利用できない点に留意しましょう。
「クラウドサイン」公式サイト: https://www.cloudsign.jp/
「DocuSign」「クラウドサイン」の口コミ・評判
DocuSignの口コミ・評判
初めてのクラウド上での契約書サイン。超簡単1,2分で完了
STEP1 電子記録および電子署名の使用に同意する
STEP2 契約書内容確認
STEP3 性、名、イニシャル入力
(フォント(4スタイル)か手書きを選択可能)
完了https://t.co/bvCjYIZnr9 #クラウド契約 #Docusign— カチカチ (@CommerceStrate1) May 21, 2020
米国上場SaaSの時価総額チェック ↓
時価総額 / PSR / 成長率YoY
Zoom: 5.3兆円 / 65x / +78%
Shopify: 9.8兆円 / 49x / +47%
Datadog:2.1兆円 / 38x / +87%
Okta: 2.4兆円 / 34x / +45%
Atlassian: 4.9兆円 / 28x / +33%
CrowdStrike: 1.8兆円 / 27x / +89%
DocuSign:2.5兆円 / 21x / +40% pic.twitter.com/ehZ53G4p8g— グリーディー (@techwatcher_) May 16, 2020
https://twitter.com/sweeepAI/status/1260331428233064449
■コロナ恩恵銘柄の日米比較
✅Eコマース
楽天 vs Amazon✅電子決済
ZHD(PayPay)vs PayPal✅クラウド
サイボウズ vs Microsoft✅電子契約書
弁護士ドットコム vs Docusign米国株優位に思える。
PayPal時価総額はトヨタと同水準。
勿論、日本株にもごろごろチャンスはあります。— シベリアン (@siberian_hus) May 17, 2020
承認や決済の記録を残す#ハンコ文化が根付いている企業も多いのではないでしょうか。
SAP社内でも利用しているSAP Signature Management by DocuSignは時間や場所を問わず電子署名によって承認、決済ができます。#リモートワーク が進む今、ぜひご活用ください。https://t.co/EeI7LXErif pic.twitter.com/lFn1idtUWp— SAPジャパン (@SAPJapan) May 11, 2020
クラウドサインの口コミ・評判
クラウドサインが要望と開発状況をGoogleスプレッドシートで公開しているのすごい。公開は勇気がいることだけれど、ユーザーとしてはすごい助かる。#クラウドサインhttps://t.co/cuvN1S00vO
— こまい|新規事業を仕込み中 (@ryokomai) July 31, 2018
これ、超面白そう…!
前に契約書のセミナー行ったときにゲームになりそうだとは思ったけど、弁護士の方々の主導でそれがe-sports化してるのすごい。
リーガルバトルゲーム「契約書タイムバトル」5/10(木)開催決定! #クラウドサイン|橘大地 @d_ta2bana|note(ノート)https://t.co/DmivGbufgH
— ミヤザキユウ | ボードゲームデザイナー (@zakimiyayu) April 10, 2018
#クラウドサイン
すでに15000社導入!いやほんとに弁護士になって一番
「これムダ過ぎてやばい!」
と思ったのは、ワード→印刷→製本→郵送→押印→郵送→押印→PDF
の間の工程。
ここを変えにいってくれてる弁コムさんはほんとに応援!
まだのひとはぜひ!@d_ta2bana https://t.co/CvtCD6WeTE— 山田 邦明|エッセイVC (@kun1aki) July 21, 2018
【中小企業にオススメのSaaSの組み合わせ】#会計freee ベーシック#人事労務freee ミニマム#SmartHR 無料#board ベーシック#クラウドサイン 無料#ジョブカン勤怠 出勤&休暇
経費精算、採用管理、法務は要件によってケースバイケース。
月1〜2万でものすごく効率化できる。
— 武内俊介@BYARD:業務設計プラットフォーム (@Libero_shunsuke) October 4, 2019
契約の締結は基本的にはクラウドサインを利用しているが、ほぼ間違いなく「これいいですね、今度使ってみます」となる。契約書印刷して、製本して、捺印して、郵送して、っていう1円の売上にも繋がらない無駄な作業がなくなるというのは精神的にも非常にいい。#クラウドサイン
— 武内俊介@BYARD:業務設計プラットフォーム (@Libero_shunsuke) October 27, 2018
電子契約「DocuSign」「クラウドサイン」の比較まとめ
ハンコ・印鑑文化が減って電子契約サービスが普及していく可能性が高くなっている現在、電子契約サービスの「DocuSign」「クラウドサイン」は注目されている電子契約サービスです。
「DocuSign」は全世界共通で利用できる点、「クラウドサイン」は国産ならではのきめ細かい使い勝手が魅力です。
この機会に、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
「DocuSign」「クラウドサイン」以外の電子契約サービスをまとめて比較した記事もあります。
リモートワークにおすすめな「電子契約・電子署名クラウドサービス」8選比較
以上、「電子契約の2大注目サービス「DocuSign」「クラウドサイン」を比較しました」でした。それではまた。