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GmailとSlackの連携を5分で設定!通知を自動化し、メールの見逃しをゼロにする方法

「重要な顧客からのGmailを見逃してしまい、対応が遅れてしまった…」
「Webサイトからの問い合わせメールが来たら、すぐにチームのSlackチャンネルに共有したい!」
「いちいちメールの内容をコピーして、Slackに手動でペーストして投稿するのが本当に面倒…」

もしあなたが、日々の業務でGmailとSlackを頻繁に行き来し、このような情報連携の非効率さや連絡漏れのリスクに悩んでいるなら、その問題はたった5分で解決できるかもしれません。

この記事では、プログラミングの知識が一切なくても、特定のGmailをSlackにリアルタイムで自動通知する仕組みを、誰でも簡単に構築できる具体的な方法をステップバイステップで解説します。もう、重要なメールを見逃す心配や、面倒なコピペ作業に時間を奪われることはありません。

この記事を読み終える頃には、あなたは自分自身の手で、驚くほど便利な自動化の第一歩を踏み出しているはずです。

なぜGmailとSlackの連携を「自動化」すべきなのか?

手作業でもできる連絡を、なぜわざわざ自動化する必要があるのでしょうか?その理由は、単なる「楽になる」以上に、ビジネスの生産性を向上させる大きなメリットがあるからです。

  • 対応速度の劇的向上: 重要なメールを受信した瞬間に、関係者が集まるSlackチャンネルへリアルタイムで通知。これにより、顧客対応やトラブルシューティングの初動が格段に速くなります。
  • コミュニケーションロスの撲滅: 「あのメール、担当者に転送したかな?」「チームに共有するのを忘れてた!」といった、手動ならではの連絡漏れやミスがゼロになります。情報は確実に関係者全員へ届きます。
  • 業務への集中力維持: 「メールをチェックして、Slackを開いて、チャンネルを選んで、コピペして投稿して…」という一連の作業は、集中力を細かく中断させます(コンテキストスイッチ)。自動化は、あなたをこのような細切れ作業から解放し、本来集中すべき業務に没頭させてくれます。

GmailとSlackを連携させる方法とは?

この便利な連携を実現するのが、「ノーコード自動化ツール(iPaaS)」です。これは、異なるクラウドサービス同士を繋ぐ「通訳」や「橋渡し役」のようなツールで、プログラミング不要で様々な自動化ルールを作成できます。

もちろん、Slackにも標準で「Emailインテグレーション」という機能があり、特定のメールアドレスにメールを送ることでチャンネルに投稿できます。しかし、この方法では「特定のキーワードを含むメールだけ通知する」といった細かな条件設定や、「メールの件名と送信者だけを抜き出して、整形して通知する」といった柔軟なカスタマイズが難しいのが実情です。

そこで本記事の結論として、最も柔軟かつ強力な連携を実現できるのが「Make」というツールです。

Makeは、フローチャートを描くように視覚的に自動化の仕組みを構築でき、Slackの標準連携ではできない「かゆいところに手が届く」細やかな設定が可能です。今回はこのMakeを使って、あなたの理想の通知システムを構築していきます。

【実践】Makeを使ってGmail→Slack通知を5分で設定する全ステップ

それでは、実際に「特定のキーワード(例: “お問い合わせ”)を含む新しいGmailを受信したら、Slackに自動で通知する」というシナリオを構築していきましょう。一緒に手を動かせば、本当に5分ほどで完成します!

Step 0: 準備するもの(所要時間:1分)

必要なものはたった3つです。

  • あなたのGmailアカウント
  • あなたのSlackアカウント
  • Makeのアカウント(無料)

Makeのアカウントをまだ持っていない方は、以下のリンクから1分で簡単に無料登録できます。クレジットカードの登録も不要です。

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Step 1: Makeで新しいシナリオを作成し、Gmailトリガーを設定(所要時間:1分)

Makeにログインしたら、画面右上の「Create a new scenario」ボタンをクリックします。中央に表示された大きな「+」ボタンを押し、検索窓に「Gmail」と入力して選択します。次に、トリガー(きっかけ)の一覧から「Watch emails」を選びましょう。

Step 2: Gmailアカウントを連携し、監視条件を設定(所要時間:1分)

追加されたGmailモジュールをクリックし、まずは「Connection」であなたのGmailアカウントをMakeに連携させます(初回のみ)。次に、どのようなメールを監視するかの条件を設定します。

  • Folder: 「受信トレイ (Inbox)」を選択します。
  • Criteria: 「件名 (Subject)」を選択します。
  • Search text: 「お問い合わせ」と入力します。

これで、「受信トレイに”お問い合わせ”という件名を含むメールが届いたら」というトリガーが設定できました。「OK」をクリックします。

Step 3: Slackアクションを追加し、通知内容を設定(所要時間:2分)

Gmailモジュールの右側にある「+ Add another module」をクリックし、今度は「Slack」と検索して選択します。アクションの一覧から「Create a Message」を選びます。Slackアカウントも同様に「Connection」で連携させましょう。

次に、通知内容を設定します。ここが最も重要なポイントです!

  • Enter a channel ID or name: 通知を送りたいSlackチャンネル(例: #general, #sales-team)を選択します。
  • Text: 通知するメッセージ内容を入力します。ここに、前のGmailモジュールから取得した情報を自由に埋め込むことができます。例えば、以下のように入力してみましょう。入力欄にカーソルを合わせると、Gmailのアイコンが付いたデータ項目の一覧が表示されるので、そこからドラッグ&ドロップまたはクリックで挿入できます。

    「新規お問い合わせがありました!
    送信者: 1. Sender: Name
    件名: 1. Subject
    ▼メールへのリンク
    1. Gmail Thread URL

独自の視点(ここがスゴイ!): この「データのマッピング」機能により、ただ固定文を通知するだけでなく、受信したメールごとに内容が動的に変わる、非常に実用的な通知が作成できます。これがMakeの強力な点です。

Step 4: テスト実行と有効化(所要時間:確認のみ)

設定が完了したら、画面左下の「Run once」ボタンをクリックしてテスト実行します。あなたの別のメールアドレスから、件名に「お問い合わせ」と入れてテストメールを送ってみてください。数秒~数十秒後、設定したSlackチャンネルに通知が届けば成功です!

問題なく動作することを確認したら、画面左下の「SCHEDULING」スイッチを「ON」にします。最後に、左下の保存ボタンを押せば、設定は完了です。これだけで、あとはMakeがあなたのために24時間働き続けてくれます。

さらに便利に!Gmail・Slack連携の応用カスタマイズ例

基本設定に慣れたら、さらに便利なカスタマイズにも挑戦してみましょう。

  • 応用例1: メンションを付けて確実に通知する: SlackモジュールのText欄に <@担当者ID> や`<!here> を追記することで、特定の担当者やチャンネルにいるアクティブなメンバーにメンションを付けて通知できます。
  • 応用例2: メールの内容に応じて通知先チャンネルを変える: Makeの「Router」というモジュールを使えば、「件名に”見積もり”とあれば営業チャンネルに、”不具合”とあれば開発チャンネルに通知する」といった条件分岐も簡単に追加できます。
  • 応用例3: 添付ファイルをSlackに直接アップロードする: Slackモジュールのアクションを「Upload a File」に変えることで、メールに添付されたファイルを直接Slackに投稿することも可能です。

Make以外の選択肢は?

今回はMakeを紹介しましたが、世の中には他の選択肢もあります。例えば、「n8n.io」はオープンソースで開発されており、自社のサーバーで運用することも可能なため、技術的な知識があり、セキュリティを特に重視する方には強力な選択肢となります。(公式サイト: n8n.io

しかし、使いやすさ、豊富なテンプレート、そして強力な無料プランのバランスを考えると、ほとんどのビジネスパーソンにとって、まずはMakeから始めるのが最適解と言えるでしょう。

まとめ:たった5分の設定が、未来のあなたの時間を生み出す

いかがでしたか? GmailとSlackの連携自動化が、プログラミングの知識がなくても、驚くほど簡単かつ短時間で実現できることをお分かりいただけたかと思います。

今回作成した小さな自動化は、あなたの「働き方改革」の大きな第一歩です。この成功体験をきっかけに、「あの作業も自動化できるかも?」「このアプリとあのアプリを繋げたら便利になりそう!」といった新しいアイデアが次々と生まれてくるはずです。

もし、GmailとSlack連携をマスターしたら、次はNotionやスプレッドシート、ChatGPTなど、他のアプリとの連携にも挑戦してみませんか?Makeの全機能や多様な活用法は、当サイトのMake完全ガイド記事で詳しく解説しています。

→ Make(メイク)とは?機能・料金・使い方を徹底解説!今日から始めるノーコード自動化生活

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