「プロジェクトのタスク管理はAsana (またはTrello) が手放せないけど、日々のメールや資料作成、スケジュール管理はGoogle Workspaceなんだよな…」
「タスクに関するやり取りがメールやチャットに散らばって、Asana/Trelloのタスクと情報が紐付かない…」
「わざわざツールを切り替えてコピペするのが面倒!」
もしあなたがAsanaやTrelloを愛用しつつ、Google Workspaceも日常的に使っているなら、このような「ツールの分断」による非効率を感じたことがあるのではないでしょうか?
スタートアップやWeb制作会社のお客様を見ていても、タスク管理ツールと日々のコミュニケーションツールが分断されていると、情報があちこちに散らばって確認の手間が増えたり、重要な連携漏れが発生したりするケースをよく目にします。
でも、ご安心ください。これらのツールを上手に「連携」させれば、まるで一つのシステムのようにスムーズに情報を繋ぎ、日々の業務効率を大幅に向上させることができるんです。私も、特にチームでプロジェクトを進める際には、ツール連携による時間短縮効果と情報集約のメリットを強く実感しています。
この記事では、AsanaユーザーおよびTrelloユーザーの皆さまに向けて、Google Workspace(Gmail, カレンダー, ドライブ, Chatなど)との連携で、タスクとコミュニケーションをシームレスに繋ぎ、業務を効率化するための具体的な方法と活用例をご紹介します。
【ご注意】この記事の情報は2025年5月時点のものです。Asana, Trello, Google Workspaceの各機能や連携オプション、アドオンの仕様は変更される可能性があります。最新情報は各サービスの公式サイトやヘルプドキュメントで必ずご確認ください。
なぜAsana/TrelloとGoogle Workspaceを連携させるべきか?
連携によって、以下のような大きなメリットが生まれます。
- コンテキストスイッチの削減: アプリケーションを頻繁に切り替える手間が減り、作業に集中できます。
- 情報の一元化と可視性向上: タスクに関連するメール、ファイル、予定などが紐付き、プロジェクトの全体像や進捗状況を把握しやすくなります。
- 作業の自動化と効率化: メールから直接タスクを作成したり、カレンダーにタスクの締め切りを同期したりといった自動化で、手作業を削減できます。
- コミュニケーションの円滑化: タスクに関する議論やフィードバックが、適切なツール上でスムーズに行えるようになります。
- チームの生産性向上: 情報が整理され、連携がスムーズになることで、チーム全体の生産性が向上します。
主な連携方法:公式アドオンとiPaaS (Zapier/Makeなど) の活用
連携を実現する主な方法は、以下の2つです。
- 公式連携・アドオンの利用:
- Asana: Gmail用アドオン、Googleドライブ連携、Googleカレンダー同期(双方向も可能)などが提供されています。
- Trello: Gmail用アドオン(例: 「Trello for Gmail」)、Googleドライブ Power-Up、カレンダー Power-Up(iCalendar形式での連携)などがあります。
これらは比較的簡単に導入でき、基本的な連携ニーズを満たしてくれます。
- iPaaS (連携プラットフォーム) の利用:
- Zapier や Make (旧 Integromat) といったiPaaSを利用すると、より柔軟でカスタマイズされた自動化ワークフローをプログラミング不要で構築できます。「〇〇というトリガーがあったら、△△というアクションを実行する」というルール(レシピやシナリオ)を設定します。
公式アドオンではカバーしきれない、より複雑な連携や自動化を実現したい場合に強力です。
(※Google Apps Scriptを使ってAPI経由で高度なカスタム連携を構築することも可能ですが、この記事ではより手軽な上記2つの方法に焦点を当てます。)
【連携レシピ集】Gmail・カレンダー・ドライブ・ChatをAsana/Trelloと繋ぐ
具体的な連携レシピのアイデアをご紹介します。
1. Gmail連携:メールからタスクを瞬時に作成・関連付け
- 実現方法: Asana/Trelloの公式Gmailアドオン(Google Workspace Marketplaceからインストール)。
- できること:
- 受信したメールを、Gmailの画面から直接AsanaのタスクやTrelloのカードとして新規作成。メール本文や件名をタスクの詳細に自動で取り込めます。
- 既存のタスクやカードにメールを関連付けてコメントとして追加。
- タスクの担当者、期日、プロジェクトなどをGmail上で設定。
- メリット: メールでの依頼事項や重要情報を、タスク管理ツールへ転記する手間と時間を大幅に削減。対応漏れを防ぎます。
2. Googleカレンダー連携:タスクの締め切りをカレンダーに同期
- 実現方法: Asanaのネイティブカレンダー同期機能、TrelloのカレンダーPower-Up(iCalendarフィード)、またはiPaaS。
- できること: AsanaのタスクやTrelloカードに設定された期日を、Googleカレンダーの予定として自動で表示・同期。
- メリット: 個人のスケジュールとタスクの締め切りを一元的にGoogleカレンダーで把握でき、計画的な作業進行をサポートします。
3. Googleドライブ連携:タスクに関連ファイルを簡単添付・アクセス
- 実現方法: Asana/TrelloのGoogleドライブ連携機能(ファイルピッカー)。
- できること:
- AsanaのタスクやTrelloのカードに、Googleドライブ内のファイルを直接添付(リンク)。
- 常に最新版のファイルがタスクに紐付きます(ドライブ上でファイルを更新すれば、Asana/Trello側のリンク先も最新版に)。
- Asana/Trelloから直接Googleドキュメント、スプレッドシート、スライドを新規作成し、タスクに添付することも可能。
- メリット: プロジェクト関連資料がタスクと紐付き、探す手間が省けます。バージョン管理の混乱も防げます。
4. Google Chat連携:プロジェクトの更新通知をChatで受信(iPaaS活用)
- 実現方法: ZapierやMakeなどのiPaaS。
- できること(例):
- Asanaで新しいタスクが作成されたら、またはTrelloでカードが特定のリストに移動したら、関連するGoogle Chatスペースに自動で通知を投稿。
- タスクの期日が近づいたら、担当者にChatでリマインダーを送信。
- メリット: チームメンバーがプロジェクトの最新状況をChatでリアルタイムに把握でき、コミュニケーションが活性化します。(ただし、通知の頻度や内容は適切に設定しないと、かえって「通知疲れ」を招くので注意が必要です。)
5. Googleフォーム連携(応用):依頼や報告を直接タスク化(iPaaS活用)
- 実現方法: GoogleフォームとiPaaS (Zapier/Make)。
- できること(例):
- 社内からの修正依頼フォームや、外部からのバグ報告フォーム(Googleフォーム)が送信されたら、その内容を基に自動でAsanaにタスクを作成し、担当者を割り当てる。
- 週報提出フォームの内容を、Trelloの特定のボードのカードとして自動作成する。
- メリット: 定型的な依頼や報告の受付とタスク化を自動化し、担当者の手間を大幅に削減。抜け漏れも防ぎます。
連携を成功させるための「はじめの一歩」と運用ヒント
ツール連携は非常に強力ですが、最初から複雑なことをやろうとすると挫折しがちです。私がお客様にお勧めする「はじめの一歩」と、運用上のヒントです。
- まずは「Gmailアドオン」から試すのが最も手軽で効果を実感しやすい: AsanaもTrelloも公式のGmailアドオンは非常によくできています。「メールで来た依頼をタスク化する」という、日常で頻繁に発生する作業を自動化できるため、すぐに効果を実感でき、連携へのモチベーションも上がります。私自身、このGmailアドオンは手放せません。
- 「通知」系の連携は慎重に、情報過多にならないよう調整する: Chatへの更新通知などは便利ですが、あまりに多くの通知が飛ぶようになると、かえって重要な情報が埋もれてしまいます。本当に必要な通知だけを、適切なチャンネル・スペースに送るように、iPaaSの設定を細かく調整することが重要です。
- iPaaSは「定型的な繰り返し作業」の自動化に絶大な威力を発揮する: 「毎日必ずやっているコピペ作業」「毎週作成している集計レポートの元データ作成」など、ルール化できる定型的な繰り返し作業は、iPaaSによる自動化の格好のターゲットです。まずは一つ、そうした作業を見つけて自動化してみましょう。
- チームで「どの情報をどこで見るか」の共通認識を持つ: 連携させても、結局「タスクの公式なステータスはAsana/Trelloで確認する」「ファイルは必ずタスクに紐付いたドライブのリンクから開く」といったチーム内での共通認識(ルール)がないと、混乱が生じます。連携はあくまで補助であり、各ツールの「正」となる情報をどこに置くかを決めておくことが大切です。
私がお手伝いしたあるチームでは、最初はGmailとAsanaの連携だけを導入し、メールからのタスク作成がスムーズになったことでメンバーのタスク登録漏れが減り、その後、カレンダー連携やChat通知連携へと段階的にステップアップしていきました。
まとめ:ツール連携で、タスクとコミュニケーションの壁を取り払おう
AsanaやTrelloといった優れたタスク管理ツールと、Google Workspaceの強力なコミュニケーション・コラボレーション基盤を連携させることで、日々の業務における「ツールの壁」を取り払い、よりシームレスで効率的なワークフローを実現できます。
公式アドオンからiPaaSを活用した高度な自動化まで、連携の可能性は無限に広がっています。まずはこの記事で紹介した簡単な連携から試してみて、あなたのチームの生産性を飛躍的に向上させてみてはいかがでしょうか。
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この記事が、あなたのAsana/TrelloとGoogle Workspaceの連携による業務効率化の一助となれば幸いです。