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【Google Vids】動画のAI音声(ナレーション)が劇的進化!感情表現や「間」の指定が可能になり、対応言語も全24ヶ国語へ拡大

この記事は https://workspaceupdates.googleblog.com/ の記事をもとに作成しています。
元記事の作成年月日:2026年4月15日

日本のGoogle Workspaceユーザーの皆様、こんにちは。
そして、これからGoogle Workspaceの導入を検討されている皆様も、当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
社内マニュアルや顧客向けのプレゼン動画を作る際、誰でもプロ並みの動画を簡単に作成できる「Google Vids」。
その中でも、自分の声を録音しなくても、入力したテキストをAIが流暢に読み上げてくれる「AI音声ナレーション(ボイスオーバー)」は、動画作成のハードルを大きく下げる大人気機能です。
しかし、これまでのAI音声は「正確に読む」ことはできても、どこか機械的で淡々としており、動画の雰囲気に合わせた「感情(エモーション)」を込めることが難しいという課題がありました。
今回Googleから発表されたのは、このAI音声が「まるで人間のように」自然で豊かな感情表現を持てるようになったという、驚くべきアップデートです。
最新の音声合成モデル「Gemini 3.1 Flash TTS(Text-To-Speech)」が搭載されたことで、Google VidsのAI音声は新次元のリアルさを獲得しました。
さらに、対応する言語が16種類も追加され、合計24種類の言語でこの高品質なナレーションを利用できるようになります。
本記事では、この新しいAI音声に「感情」や「間(ポーズ)」を指示する画期的な方法と、ビジネスにおける具体的な活用メリットを分かりやすく解説いたします。
社内外へ向けてより魅力的な動画コンテンツを発信したい方は、ぜひ最後までお読みいただき、次世代の音声合成テクノロジーを体験してください。

1. AI音声が「人間らしく」なる!Gemini 3.1 Flash TTSの威力

これまでのAI音声(Text-To-Speech)技術は、ニュースの原稿を読み上げるような「平坦さ」が特徴でした。そのため、新製品のワクワクするような発表動画や、社員を鼓舞するキックオフ動画にAI音声を使うと、動画の熱量(トーン)と音声のトーンが噛み合わず、視聴者の関心を削いでしまうことがありました。

今回のアップデートにより、Google Vidsには新たに30種類の「会話調(Conversational)」の音声オプションが追加されました。

これらの新しい音声は、最新のAIモデルである「Gemini 3.1 Flash TTS」によって駆動しており、人間の自然な抑揚、息遣い、そしてリアルな表現力(expression and realism)を見事に捉えています。機械が読んでいるという違和感を極限まで減らし、まるでプロのナレーターや声優がスタジオで収録したかのようなクオリティの高い音声を、動画に簡単に組み込むことができるようになります。

2. 魔法のプロンプト:感情、間、効果音を「テキストで指示」する

今回のアップデートの最も革新的なポイントは、このリアルなAI音声に対して、「どのように読んでほしいか」という演技指導(ディレクション)を、テキストの指示(プロンプト)で行えるようになったことです。

ユーザーは、読み上げてほしい原稿のテキストを入力する際、以下のような「感情的な指示」や「特別な記号」を書き加えることで、音声の出力結果を自在にコントロール(テスト)することができます。

① 感情やトーンの指定(Emotional instructions)

原稿の冒頭などに「これを興奮しているように読んで(Read this like you’re excited)」といった指示(プロンプト)を書き加えます。するとAIはその意図を汲み取り、声をワントーン高くし、早口で嬉しそうに原稿を読み上げます。逆に「悲しそうに読んで」と指示すれば、落ち着いたトーンに変化します。動画のシーンに合わせた完璧な雰囲気作りが可能になります。

② ペースや「間」のコントロール(Pacing)

プレゼンテーションにおいて、重要な言葉の前には「間(ポーズ)」を置くのが鉄則です。AI音声でもこれが可能になりました。原稿の中に角括弧(ブラケット)を使って[pause]と入力するだけで、その部分に自然な空白の時間が生まれます。
例:「This [pause] is amazing!(これは、[間]、素晴らしいですね!)」

③ 効果音や人間の自然な反応の追加(Sound effects)

さらに驚くべきことに、声だけでなく「笑い声」や「ため息」といった効果音までテキストで挿入できます。
例:「[laugh] That was a great point.([笑い声] それは素晴らしい指摘でしたね。)」
こうした細かな人間らしさ(リアリズム)を追加することで、より親しみやすく、視聴者の共感を呼ぶ動画(マーケティング動画や研修資料など)を作成することができます。

3. 【多言語対応】新たに16言語が追加され、全24言語をサポート

この高品質で表現力豊かな30種類のAI音声は、なんと24種類の異なる言語(languages)のすべてでサポートされています。

すでに今年の2月に、日本語やスペイン語など8言語への対応が発表されていましたが、今回のアップデートでさらに16の新しい言語(Expanded languages)が追加されました。

  • 今回追加された16言語:英語(米国、インド)、アラビア語、ベンガル語、オランダ語、ヒンディー語、インドネシア語、マラーティー語、ポーランド語、ルーマニア語、ロシア語、タミル語、テルグ語、タイ語、トルコ語、ウクライナ語、ベトナム語
  • すでにサポートされている8言語:英語、スペイン語、ポルトガル語、日本語、韓国語、フランス語、イタリア語、ドイツ語

これにより、日本の本社で作った日本語の研修動画のテキストを翻訳し、Google Vidsに入力して「現地の言葉」で感情豊かなAI音声を生成すれば、あっという間に海外の支社向け(例えばベトナムやタイの工場向け)の現地語マニュアル動画が完成します。多国籍な従業員を抱えるグローバル企業にとって、これは計り知れないコスト削減とコミュニケーションのスピードアップをもたらします。

4. ご利用の準備と管理者向けの設定

この革新的なAI音声機能を利用するために、特別な追加費用はかかりません。

管理者の皆様へ

AIボイスオーバー(音声ナレーション)機能は、組織においてデフォルト(初期状態)で「利用可能(オン)」に設定されています。
もし、組織のポリシー等でこの機能の利用を制限したい場合は、Google Workspaceの管理コンソールからドメインレベルで機能(Google Vids全体の生成AI設定など)を無効化(オフ)にすることが可能です。
設定の詳細については、Google公式ヘルプセンターの「Google Vids の利用を開始する」をご参照ください。

エンドユーザーの皆様へ

エンドユーザー側で行う特別な設定はありません。Google Vidsの動画編集画面を開き、音声の追加メニューからAI生成を選択して、新しい30種類の声(Conversational voice options)からお気に入りのものを見つけてください。そして、感情や[pause]の指示をテキストに混ぜて、その驚異的な表現力を確かめてみてください。
詳細な操作方法は、ヘルプセンターの「Google Vids で AI を使用してボイスオーバーを作成する」でご確認いただけます。

5. 展開スケジュールと対象となるお客様

この機能は、Google Vidsを利用するすべてのユーザーに向けて非常にスピーディーに展開されます。

展開スケジュール

即時リリースドメイン、および計画的リリースドメインの両方において、2026年4月15日よりフルロールアウトが開始されます。
フルロールアウトとは、展開が開始されてから1〜3日という短期間で、すべてのユーザーのGoogle Vids画面に新しい音声オプションが完全に表示されることを意味します。

対象となるお客様

この機能は、特定の上位エディションに限定されることなく、広く提供されます。

  • すべてのGoogle Workspaceをご利用のお客様(Business、Enterprise、Education、Frontlineなど、AI機能を含む全エディション)
  • Google Workspace Individualのサブスクリプションをご利用の個人事業主の皆様
  • 個人のGoogleアカウント(無料版)をご利用のすべてのユーザー様

6. まとめ:言葉の「ニュアンス」まで伝える動画の時代へ

本日は、Google VidsのAI音声ナレーションが、感情表現や「間」の指定に対応し、対応言語も大幅に拡大されたアップデートについて解説いたしました。

ビジネスのコミュニケーションにおいて、「何を言うか(情報)」と同じくらい「どう言うか(感情・トーン)」は重要です。これまでのAI音声は前者を完璧にこなしましたが、後者の「ニュアンス」を伝えることには限界がありました。

Gemini 3.1 Flash TTSの導入は、この限界を突破し、AIに「演技力」を与えました。
私たちはもう、動画にふさわしいナレーターを探して高額な外注費を払う必要はありません。テキストの台本に少しの「演出指示(プロンプト)」を書き加えるだけで、思い通りの熱量を持った、24ヶ国語を操る専属のナレーターを無料で雇うことができるのです。

すでにGoogle Workspaceをご利用で、動画コンテンツの制作に取り組んでいる皆様は、ぜひ4月中旬以降、Google Vidsを開いて、AIの新しい「声の演技」を試してみてください。
そして、これからクラウドツールの導入を検討されている方は、こうした「人間の表現力を拡張する」最先端のAI技術が標準で組み込まれているGoogle Workspaceの圧倒的なポテンシャルを、ぜひご導入の最大の理由としてご検討いただければ幸いです。