クラウド請求書ソフト選びで、「Misoca(ミソカ)」と「MFクラウド請求書(マネーフォワード クラウド請求書)」のどちらにしようか迷っていませんか?
どちらも人気の高いサービスですが、機能や料金体系にはそれぞれ特徴があります。
この記事では、MisocaとMFクラウド請求書を「機能」と「料金」の観点から5つの重要ポイントで徹底比較し、それぞれのメリット・デメリットを明らかにします。
あなたのビジネスに最適な請求書ソフトを見つけるお手伝いができれば幸いです。
Misocaの基本的な機能や全体像、料金プランについて先に詳しく知りたい方は、こちらの「【Misoca(ミソカ)完全ガイド】請求書・見積書・納品書作成の悩みを解決し、業務効率を劇的にアップする方法」で詳細に解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
Misoca(ミソカ)とMFクラウド請求書の概要
比較に入る前に、両サービスの特徴を簡単にご紹介します。
Misoca(ミソカ)とは?
Misocaは、会計ソフトで有名な弥生株式会社が提供するクラウド型の見積書・納品書・請求書作成管理サービスです。「シンプルで誰でも使いやすい」ことを重視しており、特に個人事業主や小規模事業者、フリーランスの方に人気があります。弥生会計との連携もスムーズです。
MFクラウド請求書とは?
MFクラウド請求書は、株式会社マネーフォワードが提供するクラウド請求書サービスです。同社の「マネーフォワード クラウドシリーズ(会計、確定申告、経費、給与など)」とのシームレスな連携が最大の強みで、バックオフィス業務全体の効率化を目指す企業に適しています。多機能で、幅広い業種・規模に対応できる柔軟性も持ち合わせています。
徹底比較!Misoca vs MFクラウド請求書 ~機能編~
まずは、日々の業務に直結する「機能面」で両サービスを比較してみましょう。
1. 基本機能(書類作成の柔軟性)
Misoca:
- 見積書、納品書、請求書、領収書、検収書を簡単に作成可能。
- 複数のデザインテンプレートから選択でき、ロゴ挿入も簡単。
- シンプルさを重視した直感的な操作画面。
MFクラウド請求書:
- 見積書、納品書、請求書、領収書、検収書に加え、合算請求書や定期発行予約など、より多様な帳票に対応。
- テンプレートのカスタマイズ性が高く、細かなレイアウト調整も可能。
- プロジェクト単位での請求管理や、外貨建て請求にも対応(プランによる)。
機能比較のポイント: 基本的な書類作成はどちらも問題ありません。MFクラウド請求書の方が、より複雑な請求パターンや細かなカスタマイズに対応できる柔軟性があります。一方、Misocaはシンプルさを追求しているため、多くの機能を必要としないユーザーには扱いやすいでしょう。
2. 送付・共有機能の利便性
Misoca:
- 作成した書類をメールで送付(PDF添付)。
- PDFとしてダウンロード可能。
- 郵送代行サービス(有料)で印刷・封入・投函まで依頼可能。
MFクラウド請求書:
- メール送付(PDF添付、セキュアな共有リンク発行も可能)。
- PDFダウンロード、郵送代行サービス(有料)。
- 請求書の自動リマインド機能(取引先への支払い催促)。
- 請求書の開封状況確認機能(一部プラン)。
機能比較のポイント: 郵送代行は両社ともに提供。MFクラウド請求書は、セキュアな共有方法や開封確認、自動リマインドなど、請求書発行後のフォローアップ機能が充実しています。
3. 入金管理・消込機能
Misoca:
- 請求書ごとに「発行済」「送付済」「入金済」などのステータス管理が可能。
- シンプルな入金管理機能。
MFクラウド請求書:
- MFクラウド会計・確定申告との連携により、銀行口座の明細と照合して自動で消込作業が可能(非常に強力)。
- 未入金の請求書を一目で把握し、効率的な債権管理をサポート。
機能比較のポイント: 入金管理と消込作業の効率化を重視するなら、MFクラウド会計と連携できるMFクラウド請求書が圧倒的に有利です。Misocaは手動でのステータス管理が中心となります。
4. 外部連携(会計ソフト・その他)
Misoca:
- 「弥生会計」「やよいの青色申告 オンライン」との連携がスムーズ。
- CSVエクスポート機能で他社会計ソフトにも対応可能。
MFクラウド請求書:
- マネーフォワード クラウドシリーズ(会計・確定申告・経費・給与・マイナンバーなど)とシームレスに連携。データは自動で同期。
- APIを公開しており、多くの外部サービス(CRM、SFA、決済サービスなど)との連携が可能。
機能比較のポイント: 弥生ユーザーならMisocaが便利。一方、マネーフォワード クラウドのエコシステム内で業務を完結させたい、あるいは多様な外部サービスと連携させたい場合はMFクラウド請求書が適しています。
5. レポート機能
Misoca:
- 月別・取引先別の売上レポートなど、基本的な分析が可能。
- シンプルなグラフ表示で見やすい。
MFクラウド請求書:
- 売上推移、顧客別売上、商品別売上など、より詳細で多角的なレポートを作成可能。
- MFクラウド会計と連携すれば、キャッシュフローレポートなど経営判断に役立つ分析も。
機能比較のポイント: 簡単な売上状況の把握ならMisocaで十分。より詳細な経営分析やデータ活用を求めるならMFクラウド請求書(及びMFクラウド会計)が優れています。
Misocaのシンプルで分かりやすい機能をまずは試してみたい方はこちら。
Misocaを無料プランで体験する
徹底比較!Misoca vs MFクラウド請求書 ~料金編~
次に、導入コストやランニングコストに関わる「料金面」を比較します。
Misocaの料金プラン
- 無料プラン: 月5通まで請求書発行可能。見積書・納品書は無制限。
- プラン15: 月額880円(税込・年契約時)。月15通まで請求書発行。郵送代行、電話サポートあり。
- その他、請求書発行枚数に応じたプラン(プラン100、プラン1000)あり。
- 特徴: 請求書発行枚数に基づいた分かりやすい料金体系。
MFクラウド請求書の料金プラン
- 無料プラン(スタータープラン): 月5件まで請求書作成。機能制限あり。MFクラウド会計・確定申告の機能も一部利用可能。
- 有料プラン:
- パーソナルミニ: 月額800円(税抜・年額プラン)。MFクラウド確定申告の基本機能+請求書作成。
- パーソナル: 月額980円(税抜・年額プラン)。MFクラウド確定申告の全機能+請求書作成。
- スモールビジネス: 月額2,980円(税抜・年額プラン)。MFクラウド会計の基本機能+請求書作成、ユーザー2名まで。
- ビジネス: 月額4,980円(税抜・年額プラン)。MFクラウド会計の全機能+請求書作成、ユーザー3名まで、電話サポート充実。
- 特徴: 請求書機能は主にMFクラウド会計や確定申告の各プランに含まれる形で提供。機能やユーザー数、サポート体制によって多段階のプランがある。
※2025年5月現在の情報です。プラン内容や料金は変更される可能性があるため、必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。
コストパフォーマンスの考察
「請求書発行機能だけをシンプルに、低コストで使いたい」というニーズであれば、Misocaの無料プランやプラン15は非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。特に個人事業主やフリーランスの方にとっては始めやすいでしょう。
一方、「請求書発行だけでなく、会計処理、経費精算、給与計算なども含めてバックオフィス業務全体を効率化したい」という場合は、マネーフォワード クラウドシリーズをまとめて導入することを検討する価値があります。その場合、MFクラウド請求書はシリーズの一機能としてコストメリットが出てくる可能性があります。
請求書発行に特化した手軽さを求めるなら、Misocaがおすすめです。
Misocaの料金プラン詳細を確認する
【独自視点】どちらを選ぶべき?重視するポイント別おすすめ
これまでの比較を踏まえ、あなたが何を重視するかによって、おすすめのサービスは変わってきます。
「とにかく簡単・シンプル・低コスト」を最優先するなら → Misoca
- パソコン操作にあまり自信がない、マニュアルを読み込むのは苦手。
- 個人事業主やフリーランスで、まずは手軽に請求書作成を始めたい。
- 会計ソフトは弥生シリーズを使っている、または別途税理士に依頼している。
- 複雑な機能は不要で、請求書発行に特化したシンプルなツールが良い。
「会計連携・多機能性・拡張性」を重視するなら → MFクラウド請求書
- マネーフォワード クラウド会計や確定申告を既に利用している、または導入を検討している。
- 請求書発行から入金管理、会計処理までを一元化し、バックオフィス業務全体を効率化したい。
- 複数人で利用したり、詳細な経営分析を行ったり、外部サービスとのAPI連携を活用したい。
- ある程度のITリテラシーがあり、多機能なツールを使いこなしたい。
Misocaの具体的な使い方や、他のユーザーのリアルな評判についてもっと深く知りたい場合は、こちらの総合ガイド記事が大変役立ちます。
→ 【Misoca(ミソカ)完全ガイド】で使い方や評判を詳しくチェック
【独自視点】無料プランで徹底比較!試してわかること
機能や料金を比較しても、最終的にどちらが自分に合うかは、実際に使ってみないと分からない部分が大きいものです。特に操作画面の使いやすさ(UI/UX)は、個人の感覚によるところが大きいです。
Misocaには、月5通まで請求書が作成できる無料プランがあります。まずはこれでMisocaのシンプルさや直感的な操作性を体験してみることを強くおすすめします。
MFクラウド請求書(マネーフォワード クラウド)にも無料プランや有料プランの無料お試し期間が用意されています。こちらも実際に触れてみて、機能の豊富さや操作感、ご自身の業務フローに合うかどうかを確認しましょう。
日々の業務でどのように使うかをシミュレーションしながら両者を比較することで、より納得のいく選択ができるはずです。
まとめ: あなたのビジネスに最適なパートナーを選ぼう
MisocaとMFクラウド請求書は、それぞれ異なる強みを持つ優れたクラウド請求書サービスです。
- Misoca: シンプルさ、使いやすさ、低コストを重視する個人事業主や小規模事業者に最適。弥生ユーザーにもおすすめ。
- MFクラウド請求書: 会計連携、多機能性、拡張性を重視し、バックオフィス業務全体の効率化を目指す企業や個人事業者に適している。MFクラウドシリーズユーザーには特に便利。
この記事が、あなたの請求書ソフト選びの一助となれば幸いです。ぜひ無料プランなどを活用して、ご自身にとって最適なパートナーを見つけてください。