毎年確定申告の時期になると、医療費控除の申告で頭を抱えていませんか?
病院の領収書が山積みになっていて、どこから手をつけていいかわからない。
医療費控除の計算方法が複雑で、自分が対象になるのかも不明。
そんな悩みを抱えている方に朗報です。
この記事では、マネーフォワード クラウド確定申告を使って、医療費控除を簡単に申告する方法を詳しく解説します。
実際に私自身も2023年に家族の入院費用で約15万円の医療費控除を受けることができました。
その経験をもとに、つまずきやすいポイントと解決策を含めて、誰でも実践できる具体的な手順をお伝えします。
医療費控除の申告が難しいと感じる3つの理由
医療費控除は、多くの人にとって確定申告の中でも特に難しいと感じる項目の一つです。国税庁の統計によると、2022年度の確定申告で医療費控除を申告した人は約744万人。しかし、実際には控除を受けられるにも関わらず、申告していない人も相当数いると推測されています。
1. 対象となる医療費の判断が難しい
医療費控除の対象となるものとならないものの区別は、実は非常に複雑です。たとえば、病院での治療費は対象になりますが、健康診断の費用は原則対象外。ただし、健康診断で重大な疾病が発見され、引き続き治療を行った場合は対象になるという例外もあります。
さらに、通院のための交通費は対象になりますが、自家用車のガソリン代は対象外。市販薬は治療目的なら対象ですが、予防目的の場合は対象外という具合に、細かな条件が存在します。
2. 領収書の管理と計算の煩雑さ
年間を通じて発生する医療費の領収書を保管し、それを整理して集計する作業は想像以上に大変です。家族全員分となると、その量は膨大になることも。私の場合、2023年は家族4人分で合計87枚の領収書がありました。
これらを病院ごと、日付順に整理し、一つ一つ金額を入力していく作業は、多くの時間と労力を要します。
3. 計算方法と必要書類の複雑さ
医療費控除額の計算は「支払った医療費-保険金等で補填される金額-10万円(または総所得金額等の5%のいずれか少ない方)」という公式で行いますが、この「保険金等で補填される金額」の範囲も判断が難しいポイントです。
また、従来は医療費控除の明細書と領収書の提出が必要でしたが、現在は明細書の提出のみで済むようになりました。ただし、領収書は5年間保管する義務があり、税務署から提示を求められる可能性があります。
マネーフォワード クラウド確定申告で医療費控除を申告する具体的な手順
ここからは、マネーフォワード クラウド確定申告を使って医療費控除を申告する具体的な手順を解説します。このツールを使えば、複雑な計算や書類作成が大幅に簡略化されます。
ステップ1:事前準備(所要時間:約30分)
必要な書類を揃える
- 医療費の領収書(レシートも可)
- 交通費の記録(メモや交通系ICカードの履歴)
- 保険金の給付明細書
- 源泉徴収票(会社員の場合)
領収書は病院別、日付順に整理しておくと入力がスムーズです。私は100円ショップで購入したクリアファイルに月ごとに分けて保管していました。
ステップ2:マネーフォワード クラウド確定申告への登録(所要時間:約5分)
まだアカウントをお持ちでない方は、マネーフォワード クラウド確定申告の公式サイトから新規登録を行います。メールアドレスとパスワードを設定するだけで、すぐに利用開始できます。
初回登録時は30日間の無料トライアル期間があるため、確定申告が初めての方でも安心して試すことができます。
ステップ3:基本情報の入力(所要時間:約10分)
ログイン後、まず基本情報を入力します。
- 氏名、住所、生年月日
- マイナンバー
- 職業、勤務先情報(会社員の場合)
- 家族情報(配偶者、扶養家族)
これらの情報は一度入力すれば翌年以降も引き継がれるため、2年目からはさらに時間短縮できます。
ステップ4:医療費の入力(所要時間:約30-60分)
医療費入力画面への移動
メニューから「所得控除」→「医療費控除」を選択します。
医療費の詳細入力
領収書1枚ごとに以下の情報を入力します:
- 医療を受けた人(本人・家族から選択)
- 病院・薬局名
- 治療内容・医薬品名
- 支払った医療費
- 保険金等で補填される金額
マネーフォワードの便利な機能として、病院名を入力すると過去の入力履歴から候補が表示されるため、2回目以降の入力が格段に楽になります。
交通費の入力
通院にかかった交通費も忘れずに入力しましょう。電車・バスの運賃は領収書がなくても、日付と区間、金額をメモしておけば申告可能です。
ステップ5:自動計算と確認(所要時間:約5分)
すべての医療費を入力すると、マネーフォワードが自動的に医療費控除額を計算してくれます。画面上部に「医療費控除額:〇〇円」と表示されるので、金額を確認しましょう。
私の2023年の例では、総医療費45万円から保険金20万円を差し引き、さらに10万円を控除した結果、医療費控除額は15万円となりました。これにより、所得税率20%の場合、3万円の税金が戻ってくる計算になります。
ステップ6:申告書の作成と提出(所要時間:約10分)
入力が完了したら、「確定申告書作成」ボタンをクリックします。マネーフォワードが自動的に確定申告書と医療費控除の明細書を作成してくれます。
提出方法は3つから選択可能:
- e-Tax(電子申告):マイナンバーカードとカードリーダーが必要
- 印刷して郵送:作成した申告書を印刷し、管轄の税務署へ郵送
- 印刷して持参:作成した申告書を印刷し、税務署の窓口へ持参
e-Taxを利用すれば、24時間いつでも申告でき、還付金の振込も早いためおすすめです。
他の方法との比較:なぜマネーフォワードがおすすめなのか
医療費控除の申告方法には、マネーフォワード以外にもいくつかの選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
国税庁の確定申告書等作成コーナー
メリット:無料で利用可能、公式サービスのため安心感がある
デメリット:操作が複雑、入力項目が多い、保存機能に制限がある
税理士への依頼
メリット:専門家による正確な申告、相談が可能
デメリット:費用が高額(3-5万円程度)、資料の準備は自分で行う必要がある
手書きでの申告
メリット:費用がかからない
デメリット:計算ミスのリスク、時間がかかる、字が読みにくいと差し戻される可能性
マネーフォワード クラウド確定申告は、これらの方法と比較して以下の点で優れています:
- 直感的な操作で初心者でも使いやすい
- 自動計算機能でミスを防げる
- データの保存・引き継ぎが可能
- 料金が手頃(年額11,760円〜)
- 他の会計業務にも活用できる
特に個人事業主の方は、医療費控除だけでなく、日々の経理業務にも活用できるため、コストパフォーマンスが高いといえます。
まとめ:今すぐ始められる医療費控除申告への第一歩
医療費控除の申告は、マネーフォワード クラウド確定申告を使えば想像以上に簡単です。この記事で紹介した6つのステップに沿って進めれば、初心者でも1-2時間程度で申告書の作成が完了します。
まずは今年の医療費の領収書を集めることから始めましょう。そして、来年の確定申告に向けて、今から準備を始めることをおすすめします。月ごとにファイリングする習慣をつけるだけでも、申告時の負担は大幅に軽減されます。
医療費控除を受けることで、数万円の税金が戻ってくる可能性があります。その還付金で、家族との食事や旅行を楽しむこともできるでしょう。難しそうだからと諦めずに、ぜひチャレンジしてみてください。
マネーフォワード クラウド確定申告の詳しい使い方や料金プランについては、こちらの完全ガイドもあわせてご覧ください。より詳細な機能説明や活用方法を知ることができます。
今なら30日間の無料トライアルも利用できるので、まずは実際に触ってみることから始めてみませんか。