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【Notion × n8n】タスク管理・データベース自動化アイデア7選

「Notionは最高の情報集約ツールだけど、結局、他のアプリからの情報転記は手作業…」
「Slackでの依頼をNotionのタスクリストにコピペするのが、地味に面倒…」

多機能で自由自在なNotionを、あなただけの完璧なダッシュボードやデータベースとして作り込んでいる方は多いでしょう。

しかし、その完璧なシステムも、外部とのデータ連携が手作業のままでは、真のポテンシャルを発揮しきれていません。

もし、その面倒な「手作業」をなくし、あらゆる情報をNotionに自動で集約・整理できるとしたら?

それを実現するのが、業務自動化ツール「n8n」です。n8nは、あなたのNotionと世界中のサービスを繋ぐ「魔法の杖」となります。

この記事では、n8nを使って、あなたのNotionを「ただのドキュメント」から「自動で動く司令塔」へと進化させる、7つの具体的な自動化アイデアを厳選してご紹介します。

n8n自体の基本的な使い方や概念について先に知りたい方は、当サイトの「n8n完全ガイド記事」を先にご覧いただくと、本記事のアイデアを実現しやすくなります。

準備:n8nとNotionを連携させる前に

連携を始める前に、簡単な準備が必要です。

  1. n8nのアカウント: まだお持ちでない方は、すぐに始められるクラウド版がおすすめです。
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  2. Notionでのインテグレーション作成: Notionの「設定」→「インテグレーション」から、新しいインテグレーションを作成し、「内部インテグレーションシークレット」(APIキー)をコピーします。
  3. データベースの共有設定: n8nと連携させたいNotionのデータベースページを開き、右上のメニュー「…」から「コネクトの追加」を選び、先ほど作成したインテグレーションに共有設定をします。
  4. n8nでの認証情報設定: n8nの「Credentials」メニューから「Notion」を選択し、コピーしたAPIキーを設定します。

Notion×n8n 連携自動化アイデア7選

準備が整ったら、早速どんな素晴らしい自動化ができるか見ていきましょう。

アイデア1:Slackの特定メッセージをNotionのタスクに自動登録

課題:Slackで「これお願い」と依頼された内容を、手動でNotionのタスク管理DBに転記している。

自動化ワークフロー:
Slackのメッセージに特定の絵文字(例: ✅)でリアクションすると、n8nがそれを検知。メッセージ本文、投稿者、投稿日時を自動で取得し、Notionの「タスク管理データベース」に新しいタスクとしてページを作成します。

ワークフローの流れ:
Slackトリガー (On Emoji Added) → Notionノード (Create Page)

私の視点:
これは最も効果を実感しやすい自動化の一つです。n8nを使えば、Slackの投稿者とNotionの「担当者」プロパティをマッピングすることも可能。誰からの依頼かを自動で設定でき、タスクの見逃しがなくなります。

アイデア2:Gmailの特定メールをNotionのナレッジベースに保存

課題:重要なクライアントからのメールや、参考になるメルマガが受信ボックスに埋もれてしまう。

自動化ワークフロー:
Gmailで特定のラベル(例: 「Notionへ保存」)を付けたメールを、n8nが検知。メールの件名、送信者、本文を取得し、Notionの「ナレッジベース」や「クリッピング」データベースに新しいページとして保存します。

ワークフローの流れ:
Gmailトリガー (On New Email with Label) → Notionノード (Create Page)

私の視点:
n8nの設定で、Notionページ内に元のGmailへのリンクを自動で記載させることもできます。これにより、Notionで情報を一元管理しつつ、必要なときにはすぐに元のメールに遡れる、完璧な情報アーカイブが完成します。

アイデア3:Googleカレンダーの予定をNotionの予定表DBに同期

課題:GoogleカレンダーとNotionのカレンダー、二重管理になっていて面倒。

自動化ワークフロー:
n8nが15分ごとなどに定期実行され、Googleカレンダーから新しい予定を取得。その予定がNotionの予定表データベースにまだ存在しないかチェックし、存在しなければ新しいページとして追加します。「会議」や「打ち合わせ」といった予定の種類に応じて、Notion側で自動でタグ付けすることも可能です。

ワークフローの流れ:
Scheduleノード → Google Calendarノード → Notionノード (Search) → IFノード → Notionノード (Create Page)

アイデア4:Webフォームの問い合わせをNotionの顧客管理DB(CRM)に自動追加

課題:自社サイトの問い合わせフォームから来た新規リードを、手作業でNotionの顧客リストに入力している。

自動化ワークフロー:
Webサイトのフォームが送信されると、そのデータがn8nのWebhookに送られます。n8nは受け取った名前、会社名、メールアドレス、問い合わせ内容などを、Notionの「顧客管理(CRM)」データベースに新しい顧客データとして即座に登録します。

ワークフローの流れ:
Webhookトリガー → Notionノード (Create Page)

私の視点:
この仕組みを使えば、柔軟にカスタマイズできるNotionを、高価な専用ツールにも負けないリアルタイム更新のCRMとして活用できます。問い合わせがあった瞬間にデータが蓄積されるため、営業チームの対応スピードが格段に向上します。

アイデア5:Notionタスクの完了をトリガーにSlackへ進捗を自動報告

課題:タスクが完了するたびに、チームに進捗を報告するのが手間。

自動化ワークフロー:
n8nが定期的にNotionのタスクデータベースをチェック。ステータスが「完了」に変更されたタスクを見つけると、「【進捗報告】「(タスク名)」が完了しました!担当:〇〇」といった定型文を作成し、Slackの進捗報告チャンネルに自動で投稿します。

ワークフローの流れ:
Scheduleノード → Notionノード (Get Many) → IFノード → Loopノード → Slackノード

アイデア6:RSSフィードから情報収集し、Notionに自動クリッピング

課題:複数のニュースサイトやブログを毎日巡回して情報収集するのが大変。

自動化ワークフロー:
n8nが複数のRSSフィードを監視。新しい記事が公開されると、タイトルや概要に特定のキーワード(例: 「AI」「業務改善」)が含まれているかチェックします。キーワードに一致した場合、記事のタイトル、リンク、概要をNotionの「情報収集データベース」に自動でクリッピングします。

ワークフローの流れ:
RSS Feedトリガー → IFノード → Notionノード (Create Page)

アイデア7:Notion DBの数値を集計し、週次レポートを作成・通知

課題:毎週、Notionの売上管理DBや工数管理DBを開き、手作業で数値を合計して週報を作成している。

自動化ワークフロー:
毎週月曜の朝、n8nが自動で起動。Notionの「売上管理データベース」から先週一週間分のデータを取得し、「売上金額」プロパティの数値を合計します。その結果を「【週次レポート】先週の総売上は〇〇円でした。」というメッセージにして、経営陣や営業チームのSlackチャンネルに投稿します。

ワークフローの流れ:
Scheduleノード → Notionノード (Get Many) → Aggregateノード → Slackノード

私の視点:
n8nには、データの集計や計算を行うための便利なノードが揃っています。これを活用することで、Notionを単なるデータの「入れ物」ではなく、簡易的なBIツールのように使いこなし、データに基づいたインサイトを自動で得られるようになります。

まとめ:Notionを「司令塔」に進化させよう

いかがでしたか?n8nと連携させることで、あなたが作り上げたNotionのデータベースは、単なる情報の置き場所から、ビジネスプロセスを動かす「アクティブな司令塔」へと進化します。

今回ご紹介したアイデアはほんの始まりに過ぎません。「この面倒な転記作業、自動化できないかな?」と思ったら、それはn8nの出番です。まずは一つの小さな自動化から、あなたのNotionをさらにパワーアップさせてみませんか?

あなたの素晴らしいNotionシステムと世界中のサービスを繋ぐために、まずはn8nの無料トライアルからその第一歩を踏み出しましょう。

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