あなたのオフィス、会社では、次のような話題を耳にしたことはありますでしょうか。
「最近、夜間の盗難、データ流出などの物騒なニュースをよく見ます。自分のオフィスでもセキュリティ対策に何かやった方がいいでしょうか?」
「オフィスの入退室履歴を紙で記入、Excelで管理しています。ただ、記入漏れ、データ改ざんの心配があって、実態が正しいか分からないです。」
「外回りの人、常駐の人が分かれていて、最後に退出する人へ鍵を受け渡すのが、いつも大変です。」
「セキュリティ対策として、暗証番号を年に数回変えていますが、変えるたびに鍵の設定、通知を社員に送るのが面倒です。」
そこで、この記事では、
・オフィスのセキュリティ対策(誰がいつ出入りしたかわかる、オートロック、ITによる鍵の管理、スマホやICカードが鍵になって物理鍵が不要になる、など)
・従業員の入退室管理
これらをまとめて解決してくれるものとして、おすすめのドアロックを兼ねる「入退室管理システム」をご紹介します。
今回紹介する「入退室管理システム(ドアロック)」は、オフィスドアに設置して入退室管理ができるようになり、オフィスセキュリティを高めてくれるサービスです。
いままでのオフィスセキュリティ、入退室管理システムと言えば、HITACHI、セコム、アルソック、といったサービスや機器が一般的で、いずれのサービスも導入費用が数十万円から100万円以上かかることが当たり前でした。
しかし、最近では、今回紹介する「入退室管理システム(ドアロック)」のように、初期費用無料、月額数千円〜数万円と安価に入退室管理システム(ドアロック)を導入できてオフィスセキュリティを向上させることができるクラウド型サービスが増えてきています。
本記事では、
・オフィスセキュリティ対策に「入退室管理システム(ドアロック)」を導入するメリット
・オフィス向け「入退室管理システム(ドアロック)」を選ぶポイント
・「入退室管理システム(ドアロック)」のオススメ(3つに厳選)
を順に解説してきます。
すでに導入メリットや選ぶポイントは知っているから、
すぐに、おすすめの入退室管理システム(ドアロック)を知りたい方は、以下のリンクで記事中部までお進みください。
【一覧で比較】オフィスセキュリティにおすすめな入退室管理システム(ドアロック)3選!
今、オフィスのセキュリティ、入退室管理に悩んでいるのであれば、知っていて損はない情報です。
ぜひ、参考に見てみてください。
オフィスセキュリティに入退室管理システム(ドアロック)を導入するメリット
オフィスのセキュリティ対策に、入退室管理システム(ドアロック)を導入するメリットは以下の通りです。
・鍵を閉め忘れても自動で閉まるので、閉め忘れの心配がない。
・ISMSの取得や第三者のセキュリティチェック対策に便利。
・従業員の入退室がリアルタイムに分かるので、勤怠管理、作業分量の把握がすぐできる。
・鍵の受け渡し、面倒な入退室の管理業務といった作業が無い。
など、多くのメリットがあります。
その詳細をこれから解説していきます。
ドアロックを設置するだけでオフィスセキュリティ対策が強化できる
オフィスのセキュリティ対策で何が心配かというと、
・鍵の紛失
・鍵の閉め忘れ
・部外者の侵入
・24時間入退室の管理
といったことが挙げられます。
どれか一つだけでも怠ると、会社に、
・金銭的損害
・社会的信用
といった損害、マイナス評価が大きくなり、後々、取り返しのつかないことになります。
そこで、この記事で紹介するオフィス向け入退室管理システム(ドアロック)を導入することで、
・鍵の紛失
⇒鍵がスマートフォンアプリ、暗証番号のテンキー式。
⇒スマートフォン、暗証番号が流出したとしても、クラウドで鍵を一元管理し、即対応可能。
・鍵の閉め忘れ
⇒自動でオートロック設定ができる。
・部外者の侵入
⇒鍵を持っていない限り、侵入はできない。
・入退室の管理
⇒クラウド上で、「いつ」「誰が」入退室したのか残っているので、履歴管理しやすい。
といった対策ができます。
オフィスセキュリティ対策にかかる人件費、コストを削減できる
セキュリティ対策で従業員が行う作業というと、
・入退室の管理業務
・最後に帰る人に鍵を受け渡す
・ISMSなどの第三者認証に向けた資料作り
このような作業が発生してきます。
人が行う作業になるので、100%ミスをしない、ということはあり得ません。
特に入退室の記録管理、第三者認証向け資料作成といった作業は、別の人によるダブルチェックを実施しているところもあるでしょう。
そうなるとさらに、作業に掛かる時間はかさんできます。
入退室管理システム(ドアロック)を導入すれば、入退室作業に掛かる時間を大きく削減することができます。
例.
・インターネット上のクラウド環境で、鍵、入退室、すべて管理するので、管理業務が簡単になる。
・鍵がスマートフォンアプリ、暗証番号のテンキー式になるので、鍵の受け渡しの必要がない。
・クラウドにデータがすべて管理されているので、入退室履歴一覧といった資料作りの作業が簡単になる。
・勤怠管理アプリと連携できるドアロックを選べば、入退室履歴から自動で勤怠管理もできる。
このように、入退室管理システム(ドアロック)を導入することで大きなメリットがあります。
しかしながら、良いことだけでなく、もちろんデメリットも存在します。
次に、入退室管理システム(ドアロック)の導入することによるデメリットもここではご紹介していきます。
入退室管理システム(ドアロック)を導入するデメリット
入退室管理システム(ドアロック)によるデメリットとして、
・工事が必要なタイプがある(簡単に取り付けできる工事不要なタイプもありますが、物理的なセキュリティとしては不安が残る)
・電池切れの心配がある
・通信障害、サーバ、ソフトの不具合があると、開け閉めができないかもしれない
・ランニングコストが掛かる
といったことがあります。
デメリットの詳細について、見ていきましょう。
入退室管理システム(ドアロック)取り付けに工事が必要なタイプがある
オフィス向けの入退室管理システム(ドアロック)の中には、
・工事が必要なタイプ
・工事が不要、取り付けるだけのタイプ
があります。
もちろんそれぞれ良い点があります。
・工事が必要なタイプ ⇒ 力技で取り外すことはできない。
・工事が不要、取り付けるだけのタイプ ⇒ 工事が無いため、初期費用が安い
といった点があります。
工事不要なタイプは、誰でも簡単に取り付けできるので場所を選ばない、初期費用や月額費用が安く済むなどのメリットがあります。
当然、取り付けに工事が必要となると、
・ドアの設置工事のため、コストがかかる。
・オフィス移転時、復旧のため、コストがかかる。
といったデメリットがあります。
タイプの違いについて、オフィス向け入退室管理システム(ドアロック)製品の比較も後述していますので、詳しくは記事の後半で見てみてください。
電池切れの心配がある
入退室管理システム(ドアロック)は電池駆動式のものが多いので、どうしても電池切れの心配があります。
「急に電池が切れてドアの出入りができない」という事態にはなりませんので、ご安心ください。
電池の残量も鍵や入退室履歴と同様にクラウド管理しているので、いつまでに、どこのドアの入退室管理システム(ドアロック)が電池切れしそうなのか、通知してくれます。
知らない間に電池が切れる、ということはないでしょう。
通信障害、サーバ、ソフトの不具合があると開け閉めができないかもしれない
インターネット上のクラウドで入退室管理システムを管理していますので、
・インターネット通信
・サーバ、ソフトウェアの使用
これらによって、入退室管理システム(ドアロック)が動作しています。
そのため、何らかの原因により、通信障害、サーバ、ソフトの不具合でうまく動かない、ということがあります。
2019年に、アマゾン・ドット・コムが運営するクラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」で、大規模なシステム障害が発生したことがあります。
この際は、復旧自体は即日実施されましたが、同サービスを使っているところは少なからず影響がありました。
通信障害などの問題が発生した場合のリスク対策として、
・入退室管理システム(ドアロック)不具合時の対処法
・停止時のリカバリー手順
といった準備はしておく必要があるでしょう。
ランニングコストが掛かる
入退室管理システム(ドアロック)を導入するにあたり、初期費用だけでなく、運用していくうえでランニングコストも掛かってきます。
クラウド管理しているため、
・クラウドの維持管理費
・入退室管理システム(ドアロック)との通信
・破損、損傷時の製品補償
などが月額数千円程度で掛かってきます。
これもオフィス向け入退室管理システム(ドアロック)の各製品比較について、後述していますので、そこでいくらくらい掛かるのか見てみてください。
次に、オフィス向けの入退室管理システム(ドアロック)といっても、製品は多く存在しますが、その中で、入退室管理システム(ドアロック)の選ぶポイントについて、簡単に解説していきます。
オフィス向け入退室管理システム(ドアロック)の4つの選ぶポイント
オフィス向けの入退室管理システム(ドアロック)を選ぶポイントとして、
・【費用】初期費用、ランニングコスト(月額費用)が予算内かどうか
・【安全性】セキュリティが安全かどうか
・【利便性】使い勝手がよいかどうか
・【信頼性】導入実績が多く、信頼できるパートナーになり得るかどうか
の4つが挙げられます。
ただし、上で挙げたすべてが満足いく製品というのは、なかなかないです。
もし、そんな製品があったら、どこの会社もその製品しか使用しないです。
オフィス向け入退室管理システム(ドアロック)を扱っている企業は、製品、サービスについて、
・特徴
・独自の料金体系
・他のサービスに無い強み、優れているところ
を持っています。
次から厳選したオフィス向け入退室管理システム(ドアロック)3製品の中で
・比較した結果一覧
・各製品の特徴
について、解説していきます。
【一覧で比較】オフィスセキュリティにおすすめな入退室管理システム(ドアロック)3選!
選び方のポイントをもとに、入退室管理システム(ドアロック)を3つ厳選しました。
いずれのサービスも導入実績が豊富、または運営母体の企業が信頼できるサービスを選びました。
・Akerun( 「Akerun」公式サイト )
・カギカン( 「カギカン」公式サイト )
・RemoteLOCK( 「RemoteLOCK」公式サイト )
製品別に一覧で比較したのが、下の表になります。
項目 | Akerun (公式サイト) | カギカン (公式サイト) | RemoteLOCK (公式サイト) |
初期費用 | 0円 | 0円 | 35,000円~ ※別途工事費30,000円~が加算 |
ランニングコスト(月額費用) | 公式サイトの資料ダウンロードにて確認可能 | 7,980円 ※初月無料、2ロックの場合11,980円 | 2,000円~ ※台数、プランにより変動 |
工事 | 不要 ※取り付け用の両面テープで設置可能 | 不要 ※取り付け用の両面テープで設置可能 | 必要 |
解錠方法 | アプリ/ICカード/遠隔操作 | スマホ/遠隔操作 | テンキー式 |
オートロック | あり ※3~600秒で設定可 | あり ※~60秒まで設定可 | あり ※本体モデルによっては無いものもある |
入退室管理 | あり ※出退勤、他システムへのAPI連携も可 | あり ※解施錠履歴を保管 | あり ※アクセス時間、解施錠履歴を管理、API連携も可 |
サポート時間 | 平日10:00〜18:00 ※営業時間外は鍵を解錠できない場合のみ対応可 | 平日10:00-18:00 | 平日9:00~17:00 |
保証期間 | 契約期間内は保証あり | 契約期間内は保証あり | 1年間 |
特徴 | 入退室管理を他システムへ連携可なので、利便性が高い。 | 初期費用、ランニングコストが抑えられる。 | 工事して取り付けるため、セキュリティ面は高い。 Airbnbの公式パートナー |
主な導入実績 | 大企業多数、3,000社以上の導入実績 | 運営会社はスマートロック業界最大手で、ソニーのグループ企業であるQrio。 | 45,000台の導入実績。Airbnbの公式パートナー |
3つのサービスの大きな違いは、
・取り付け工事の有無、ランニングコスト
・機器の取り付け方法
・入退室管理システム、解施錠履歴の違い
です。
製品ごとの特徴を次から説明していきます。
1.Akerun【後付け・手軽なクラウド型入退室管理】
引用元URL:https://akerun.com/
初期費0円、工事不要、後付けですぐに使うことができるのが、「Akerun」です。
入退室に利用するスマートキーには、スマートフォンアプリで開くことができ、SuicaなどのICカードでも開けることができます。
「Akerun」の特徴について、解説していきます。
【Akerun】取り付け工事無し・後付けカンタン
オフィスで使用しているドアに貼り付けるだけで、簡単に使用できます。
ドアに穴を空けての取り付け工事や、オフィス移転に伴う現状回復なども不要です。工事が不要のため、安価なコストで導入できます。
【Akerun】解錠方法がカード、アプリ、遠隔操作でもできる
鍵を開けるのに、物理的な鍵は不要で、
・スマートフォンにインストールしたアプリ
・SuicaなどのICカード
・クラウド上から遠隔操作
によって、ドアを開けることができます。
最終退出時の鍵の受け渡しなどの作業も不要になるので、物理的な鍵の管理も無くなります。
【Akerun】入退室管理システムにより勤怠管理、他システム連携も可能
入退室管理システム(ドアロック)をクラウド上で一元管理しているので、リアルタイムでいつ、誰が、どこに出入りしたのかが、すぐに把握できます。
また、最初の出社時間、最後の退社時間からタイムカード無しで勤怠管理として使うこともできます。それにより、作業時間の把握、健康管理などにも活用できます。
さらに、他サービス、システムとAPI連携ができるので、既存のシステムの併用、管理も可能です。
「Akerun」導入を検討したい方は公式サイトで資料ダウンロードを
2.カギカン【入退室管理システム(ドアロック)でカギ管理を効率化】
引用元URL:https://kagican.jp/
「Akerun」同様、初期費0円、オフィスでお使いの鍵の上から取り付けるだけで使うことができるのが、「カギカン」です。
クラウドからリアルタイムで利用する人への鍵発行ができ、鍵の開け閉めの履歴管理、鍵の遠隔操作、機器の稼働状況を管理することができます。
「カギカン」の特徴について、解説していきます。
【カギカン】初期費用が0円、月額費用が初月無料なので、低コストで導入可
取り付け工事無し、初期費用0円、月額料金も初月に関しては0円、という内容なので、より低コストで導入することができます。
「初月の月額料金が0円」というのは、カギカンだけですので、なるべくコストを抑えたい、というところでは利用しやすいです。
【カギカン】合鍵の生成がカンタン・有効期限も設定可
カギカンはタブレットやスマートフォンなどのデバイスで解施錠ができる入退室管理システム(ドアロック)システムです。なので、合鍵の発行、削除がすぐにできます。
また、合鍵の有効期限設定もできるので、期間限定の入場者などの管理も楽にできます。
【カギカン】解施錠履歴の管理
鍵の解施錠履歴は一覧で残るので、記録、参照、またダウンロードもできます。さらに、セキュリティルームなどで合鍵を発行したくない場合、遠隔操作で解施錠もできます。
「カギカン」導入を検討したい方は公式サイトで資料請求を
3.RemoteLOCK【Wi-Fi型入退室管理システム(ドアロック)】
引用元URL:https://remotelock.kke.co.jp/
鍵の受け渡しは暗証番号のみなので、スマートフォン向けのアプリをインストールする必要がなく、テンキー式で解錠を行うのが、「RemoteLOCK」です。
すべてのドアをクラウドで一元管理しており、暗証番号のみで解錠するため、利用者を選ばない入退室管理システム(ドアロック)になります。
「RemoteLOCK」の特徴について、解説していきます。
【RemoteLOCK】解錠は暗証番号のみのテンキー式
「RemoteLOCK」は、他と違い、テンキーで解錠する入退室管理システム(ドアロック)です。この利点は、利用者に暗証番号を伝えるだけでOKなので、「スマホがない」「インストールできない」など利用者に依存せず、ご利用することができます。
【RemoteLOCK】ドアの取り付け工事を行うので、無理やり外せない
他の入退室管理システム(ドアロック)は、貼り付けるだけで工事不要でしたが、「RemoteLOCK」は工事をして取り付けるタイプになります。
そのため、物理的な力で無理やり外すことができないので、安全性が高いです。
【RemoteLOCK】入退室管理をクラウド上からでいつでも管理・運用可能
クラウド上で管理しているので、いつでも遠隔操作で、
・指定の鍵のアクセス時間を設定可能
・複数の鍵をグループ単位で設定、管理可能
・すべての施設の解施錠を履歴管理
・APIにより、他システムでも管理機能を使用可能
このようなことが可能です。
また、民泊で知られている「Airbnb」は、宿泊予約システムと「RemoteLOCK」を連携して稼働していますので、大手の稼働実績もあります。
「RemoteLOCK」導入を検討したい方は公式サイトで資料請求を
まとめ
オフィス向けセキュリティ対策として、入退室管理システム(ドアロック)3製品についてご紹介してきました。
各製品の詳細について知りたい場合は、公式サイトで資料のダウンロードができます。
ダウンロード、問い合わせは無料ですので、インターネットからすぐできます。
もし、ご興味のある製品があれば、参考に見てみてください。
あなたのオフィスで
・セキュリティ対策の導入
・入退室の管理
これらについて、ご検討しているなら、この記事が参考になれば幸いです。
とにかく安く入退室管理システムを導入したい、鍵は不要だから入退室管理だけできるサービスを探している方は、ぜひ以下の記事もあわせてご覧ください。
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以上、「オフィスセキュリティ向上におすすめ厳選ドアロックを比較して紹介します!」でした。それではまた。