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【シェアリングエコノミーまとめ一覧】日本で利用できる「シェアエコ」サービスの代表事例

「所有」から「共有」へ。

近年、インターネットを活用した、使っていないモノやスペース、スキルなどを交換、貸し借りするサービス「シェアリングエコノミー(シェアエコ)」の注目度が増しています。

世界的に有名な「Airbnb」「Uber」をはじめ、日本でも「メルカリ」「ランサーズ」といった、シェアリングエコノミーサービスが多くの人に普及しています。

 

今回は、「シェアリングエコノミー」の代表事例サービスを一覧で紹介します。

・便利なシェアリングエコノミーのサービスを探している人

・シェアリングエコノミーのサービスにはどんな内容のものがあるのか知りたい人

などの参考になれば幸いです。

 

サービス一覧以外にも、

・シェアリングエコノミーとは?

・シェアリングエコノミーのビジネスモデル

・シェアリングエコノミーの市場規模

・シェアリングエコノミーが拡大した(していく)理由と背景

・シェアリングエコノミーのメリット・デメリット

・シェアリングエコノミーの参考ネット資料(無料)

・シェアリングエコノミーに関するwebサイト・webメディア

・シェアリングエコノミーを理解するおすすめ本

についてもあわせて紹介します。

シェアリングエコノミーとは?

シェアリングエコノミーとは、インターネットを活用して、使われていない資産、資源(モノ、スペース、スキル、など)を個人間で交換、貸し借りするサービスで成り立つ経済のことを指します。

 

スマホで誰でも簡単に不要なモノを売買できるフリマアプリ「メルカリ」も、シェアリングエコノミーの代表的なサービスの1つです。

メルカリは「モノ」を共有するシェアリングサービスですが、他にも、使っていない部屋を共有して貸し出す「Airbnb」や、スペースを共有して貸し出す「スペースマーケット」など多数のサービスが存在します。

モノやスペースを交換したり貸し出すサービスだけでなく、中には、空いた時間に仕事ができる(スキルをシェアする)「ランサーズ」、空いた時間にフードデリバリー配達の仕事ができる(空いた時間や労働力をシェアする)「Uber eats」といったシェアリングエコノミーサービスもあります。

 

シェアリングエコノミーのサービスには、次のような特徴があります。

① 買い手と売り手をマッチングさせるプラットフォームの存在

② 使われていない遊休資源、資産の有効活用

③ スムーズなマッチング、信頼性を担保するデジタルテクノロジーの活用

 

①のプラットフォームは2019年時点では、企業が担っています。

②の遊休資源、資産は、モノ、スペース、スキル、時間などのこと。

③のデジタルテクノロジーは、インターネット、GPS、スマートフォン、などを活用してサービスが設計されています。

これらが組み合わさっているのが、シェアリングエコノミーサービスの特徴です。

 

それでは、様々なシェアリングエコノミーサービスをジャンル別に一覧で紹介していきます。

【シェアリングエコノミー代表事例の一覧(83選)】日本で使えるシェアエコサービスまとめ

シェアリングエコノミーカオスマップ2019年

こちらのマップは、一般社団法人シェアリングエコノミー協会が作成している2019年時点のシェアリングエコノミーのカオスマップです。

カオスマップに掲載されているサービスは、シェアエリングエコノミー協会会員の一部抜粋になりますので、日本で提供されているシェアリングエコノミーサービス全体の一部ですが、多数のサービスが存在していることがわかります。

今回は、マップにあるカテゴリー分けにあわせて、「スペース」「お金」「移動」「モノ」「スキル」の5つと「その他」の6つのカテゴリーに分けてサービスを紹介します。

【スペース】シェアリングエコノミーの代表事例サービス(13選)

Airbnb(民泊)

STAY JAPAN (民泊)

お寺ステイ(寺の宿泊体験)

スペースマーケット(スペース)

インスタベース(スペース)

Spacee (スペース)

ADDress (多拠点住み放題)

Carstay(車中泊スペース)

akippa (駐車場)

軒先パーキング(駐車場)

みんちゅう(駐輪場・駐車場)

ecbo cloak(荷物預かり)

モノオク(荷物預かり)

【お金】シェアリングエコノミーの代表事例サービス(10選)

Makuake(クラウドファンディング)

Readyfor(クラウドファンディング)

CAMPFIRE(クラウドファンディング)

JAPANGIVING(寄付ソーシャルファンディング)

Maneo(ソーシャルレンディング)

セキュリテ(ソーシャルレンディング)

FUNDINO(株式投資型クラウドファンディング)

エメラダ・エクイティ(株式投資型クラウドファンディング)

polca(フレンドファンディング)

Crowd Realty(不動産クラウドファンディング)

・関連記事「【資産運用系フィンテックサービス・アプリまとめ】簡単に少額から投資ができる!

【モノ】シェアリングエコノミーの代表事例サービス(17選)

メルカリ(フリマ)

ミンネ(フリマ)

ラクマ(フリマ)

ジモティ(無料の掲示板)

airCloset (洋服)

ラクサス(ブランドバック)

KANTE(ブランド品)

SUSTINA(洋服・バッグ・アクセサリー)

dressbox(ドレス)

LEEAP(メンズファッション)

RENCA(着物・礼服)

MECHAKARI(洋服)

KARITOKE(ブランド腕時計)

モノシェア(モノシェア)

TABETE(フードシェアリング)

Reduce GO (フードシェアリング)

Jukies(建設機械)

・関連記事「2019年注目のフードシェアリングサービスとは?飲食店のフードロス(食料廃棄)問題を解決するフードシェアリングの課題と未来を考える。

【移動】シェアリングエコノミーの代表事例サービス(19選)

Uber(ライドシェア)※日本ではタクシー配車のみ

ドコモのdカーシェア(BtoCカーシェア)

タイムズカープラス(BtoCカーシェア)

Anyca(個人間カーシェア)

シェアのり (個人間カーシェア)

CaFoRe(個人間カーシェア)

notteco(ライドシェア・マイカー相乗り)

crew (ライドシェア・マイカー相乗り)

nori-na (ライドシェア・マイカー相乗り)

AINORY (ライドシェア・タクシー相乗り)

NearMe (ライドシェア・タクシー相乗り)

ドコモバイクシェア(サイクルシェア)

COGICOGI (サイクルシェア)

HELLO CYCLING (サイクルシェア)

Uber eats(フードデリバリー)

ハコベル(荷物運搬)

Hi!MOVE (引越しトラックシェア)

PickGo (荷物運搬)

DIAq (荷物運搬)

【スキル】シェアリングエコノミーの代表事例サービス(25選)

ランサーズ(クラウドソーシング)

クラウドワークス(クラウドソーシング)

ココナラ(クラウドソーシング)

nutte (縫製クラウドソーシング)

シュフティ(主婦の在宅ワーククラウドソーシング)

Conyac (翻訳クラウドソーシング)

助太刀(建設現場クラウドソーシング)

CraftBank (建設現場クラウドソーシング)

タイムチケット(個人の時間シェア)

Taimee (個人の時間シェア)

ビザスク(個人の専門スキルシェア)

スキルクラウド(個人の専門スキルシェア)

ROXX(旧:SCOUTER)(ソーシャルヘッドハンティング)

AsMama (子育て)

キッズライン(子育て・家事代行)

お迎えシスター(子供のお迎え&英語教育)

タスカジ(家事代行)

キャットハンド(家事代行)

アールメイド(家事代行)

ANYTIMES(家事代行・ご近所助け合い)

クラウドケア(訪問介護)

TABICA (体験)

DogHuggy(ペットの犬の世話シェア)

nyatching(ペットの猫の世話シェア)

Pawone(ペット世話シェア)

【その他】シェアリングエコノミーの代表事例サービス(1選)

シェア畑(農業体験)

シェアリングエコノミーのビジネスモデル

2019年時点におけるシェアリングエコノミーのサービスは、企業が主体となってプラットフォーム型のビジネスモデルとなっています。

サービス提供者は個人の場合と、企業の場合があり、

サービス利用者が対価としてお金を支払うパターンが基本です。

プラットフォームとしてサービスを運営している企業が、サービス提供者、利用者どちらか、または両方から仲介手数料(サービス利用料)を徴収することでサービスを維持するビジネスモデルです。

シェアリングエコノミーの市場規模

日本のシェアリングエコノミーの市場規模は約2兆円

一般社団法人シェアリングエコノミー協会が2019年4月に発表した調査結果によると、

2018年度の日本のシェアリングエコノミーの市場規模は、1兆8,874億円と推計されています。

現状のペースで成長すると、2030年には、5兆7,589億円に市場規模が拡大する見込みです。(海運業、アパレル業と同程度の市場規模)

楽観的な試算では、2030年に11兆1,275億円まで成長する可能性もあるとのこと。(電子部品製造業、製薬業と同程度の市場規模)

 

上記結果の注意点として、調査団体によって市場規模の計算方法が異なり、結果も様々であること。

矢野経済研究所の調査結果によれば、日本のシェアリングエコノミーの市場規模は、売上高ベースで 2016 年度は 503 億円、2020 年度には 967 億円まで拡大するという結果もあります。

世界のシェアリングエコノミーの市場規模は約10兆円

PwC の「The Sharing Economy」(2016 年)の調査結果によると、世界のシェアリングエコノミーの市場規模は、売上高ベースで 2020 年に 10.1 兆円まで拡大、年平均 29.5%で急成長する見通しとなっています。

シェアリングエコノミーが拡大した(していく)理由と背景

シェアリングエコノミーが、急速に拡大している理由と背景は何があるのでしょうか?

ここでは、大きく3つの理由を挙げました。

今後の流れとして、高い確率でシェアリングエコノミーの拡大は継続していきそうです。

①デジタルテクノロジーの発展

まず、一番大きな要因として、デジタルテクノロジーの発展があります。

現代では、ほとんどの人がスマートフォンを持っていて、スマートフォンのGPSで位置情報が簡単に手に入り、高速なインターネット通信によって、瞬時にデータのやりとりが実現できます。

これらの技術は発展してきたテクノロジーのほんの一部ですが、10年前20年前では実現が難しかったシェアリングエコノミーのビジネスモデルも、テクノロジーが発展した現代だからこそ実現できているとも言えるでしょう。

②消費者の価値観の変化

高度経済成長期のモノを求める価値観から、2019年の現在では、モノが溢れ物質的には豊かになり、モノを求める価値観から解放された人が多くなってきています。

消費者の価値観がモノを所有する欲が薄まってきていることも、シェアリングエコノミーが受け入れられる環境を作っていると考えられます。

③限りある資源と環境問題

根本的な時代背景として、現代では環境問題が大きく背景に存在しています。

限りある資源を有効活用する、エネルギーなど大きな話までいかずとも、自分がいらないモノを必要とする他人に使ってもらう、という資源や資産の有効活用をベースとするシェアリングエコノミーは受け入れられやすい時代と言えるでしょう。

シェアリングエコノミーのメリット・デメリット

ここでは、シェアリングエコノミーを利用するメリットとデメリットを整理しておきます。

シェアリングエコノミーの主なメリット

①既存のサービスにはなかったニーズに合ったサービスに出会える可能性がある

②遊休資産、資源を有効活用している側面から、「安い」ことが多い

③個人間のやりとりによって、人との出会いや交流がある

シェアリングエコノミーの主なデメリット

①個人間のやりとりに不安がある

②成長中のサービスが多いため、サービスによっては品質やサポートが不安定なことが多い

③都心部にサービス提供者、利用者が集中しがちで、地方在住者は利用しにくい傾向がある

シェアリングエコノミーの参考ネット資料(無料)

今回の記事作成で参考になったインターネット上で閲覧可能なシェアリングエコノミーの参考資料を記載します。

より深くシェアリングエコノミーについて勉強したい人、理解したい人は、後述のおすすめ本を参考にされてください。

・「シェアリングエコノミーが日本産業に与える影響 ~脅威を好機とするために、日本企業が採るべき戦略とは~」2018 年 6 月 21 日 みずほ銀行 産業調査部

・「都市におけるコラボレーション:シェアリングからシェアリングエコノミーへ」2017年 PwC Japan

・「平成30年版情報通信白書 第5節シェアリングエコノミーの持つ可能性」2018年 総務省

シェアリングエコノミーに関するwebサイト・webメディア

シェアリングエコノミーに関する情報を日々取得したい人におすすめなwebサイト、webメディアを紹介します。

・「一般社団法人シェアリングエコノミー協会

・「Share! Share! Share!

・「シェアリングネイバーズ

シェアリングエコノミーを理解するおすすめ本

シェアリングエコノミーの最新の動向は、石山アンジュさんの『シェアライフ』がおすすめ。

より深くシェアリングエコノミーを理解したい人は、『限界費用ゼロ社会』『シェア』『シェアリングエコノミー』『シェアリング・エコノミー--Uber、Airbnbが変えた世界』がおすすめ。

読み物として、シェアリングエコノミーの雄であるAirbnbの『Airbnb Story』もおすすめです。

『限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭』ジェレミー・リフキン

『シェアライフ 新しい社会の新しい生き方』石山 アンジュ

『シェア 〈共有〉からビジネスを生みだす新戦略』レイチェル・ボッツマン

『シェアリングエコノミー』アルン・スンドララジャン

『シェアリング・エコノミー--Uber、Airbnbが変えた世界』宮崎康二

『Airbnb Story』リー・ギャラガー

おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

モバイルバッテリーのシェアリングサービスをまとめた記事もぜひご覧ください。

モバイルバッテリーのシェアリング・レンタルサービス4選まとめ【2019年注目】

 

飲食店の食品ロスを解決するフードシェアリングサービスにまとめた記事もぜひご覧ください。

2019年注目のフードシェアリングサービスとは?飲食店のフードロス(食料廃棄)問題を解決するフードシェアリングの課題と未来を考える。

 

以上、「【シェアリングエコノミー代表事例の一覧】日本で使えるシェアエコサービスまとめ」でした。

それではまた!