海外への送金、手数料が高すぎて困っていませんか?
「10万円送りたいだけなのに、手数料で1万円以上取られた…」
「為替レートが悪くて、実質的にもっと損している気がする」
「送金に1週間もかかって、相手を待たせてしまった」
こんな経験、一度はあるのではないでしょうか。
私も以前は大手銀行で海外送金していましたが、手数料の高さに愕然としたことがあります。
でも実は、賢く選べば手数料を大幅に節約できる方法があるんです。
この記事では、10万円を海外送金する際の手数料を主要なサービスで徹底比較し、最もお得な方法をご紹介します。
海外送金の手数料、なぜこんなに高いの?
海外送金の手数料が高い理由を知っていますか?実は、表面的な「送金手数料」だけが全てではないんです。
隠れたコストの正体
海外送金には、以下のような様々なコストが含まれています:
- 送金手数料:送金時に支払う基本的な手数料
- 為替手数料:実勢レートに上乗せされる隠れたマージン
- 中継銀行手数料:送金の中継地点で発生する手数料
- 受取手数料:受取側の銀行で引かれる手数料
特に注意したいのが「為替手数料」です。多くの人が見落としがちですが、実はこれが最も大きなコストになることが多いんです。
10万円送金時の手数料比較表【2024年版】
実際に10万円を米ドルで送金する場合の手数料を比較してみました(2024年6月調査)。
サービス名 | 送金手数料 | 為替マージン | 合計コスト(概算) | 着金日数 |
---|---|---|---|---|
メガバンクA | 3,500円 | 約2.5%(2,500円) | 6,000円 | 3-5営業日 |
ネット銀行B | 2,000円 | 約2%(2,000円) | 4,000円 | 2-4営業日 |
国際送金サービスC | 1,500円 | 約1.5%(1,500円) | 3,000円 | 1-3営業日 |
WISE | 約750円 | 約0.6%(600円) | 1,350円 | 即日-2営業日 |
この比較を見ると、サービスによって手数料に大きな差があることがわかります。最も高いメガバンクと最も安いWISEでは、約4,650円もの差があります。
なぜWISEの手数料は安いのか?
表を見て「WISEってなに?」と思われた方も多いかもしれません。WISEは、2011年に創業した国際送金に特化したフィンテック企業です。
WISEが安い3つの理由
- 実勢為替レートを使用
銀行のような為替マージンを上乗せせず、ロイターなどで確認できる実勢レートをそのまま使用します。 - 中継銀行を使わない独自ネットワーク
各国に自社の口座を持ち、国内送金として処理することで中継手数料を削減しています。 - 透明性の高い料金体系
送金前に全ての手数料が明確に表示され、隠れたコストがありません。
実際に10万円送金してみた体験談
私が実際にWISEで10万円相当を米国の友人に送金した時の体験をお話しします。
送金プロセス
まず驚いたのは、送金手続きの簡単さです。オンラインで完結し、必要な情報を入力するだけで送金額と手数料が即座に計算されました。
- 送金額:100,000円
- 適用レート:1ドル = 150.25円(実勢レート)
- 受取額:665.56ドル
- 手数料:751円
銀行窓口に行く必要もなく、スマートフォンから10分程度で手続きが完了しました。
着金スピード
送金手続きを完了してから、なんと約6時間後には相手の口座に着金していました。以前使っていた銀行では1週間かかっていたことを考えると、驚異的なスピードです。
WISEを使う際の注意点
もちろん、WISEにも注意すべき点があります。正直にお伝えしておきますね。
1. 初回登録時の本人確認
マネーロンダリング対策のため、初回利用時には本人確認書類の提出が必要です。運転免許証やマイナンバーカードなどをアップロードする必要があります。
2. 送金限度額
1回の送金限度額は100万円相当までとなっています。それ以上の大口送金には向いていません。
3. 法人送金は別プラン
個人送金と法人送金では料金体系が異なります。ビジネス利用の場合は、別途法人アカウントの開設が必要です。
WISEがおすすめな人・そうでない人
WISEがおすすめな人
- 定期的に海外送金をする人(留学生の仕送り、海外投資など)
- 手数料を少しでも安くしたい人
- 送金を急いでいる人
- スマートフォンやPCでの操作に抵抗がない人
WISEが向かない人
- 1,000万円を超えるような大口送金をする人
- オンラインでの手続きに不安がある人
- 窓口での対面サービスを重視する人
他の選択肢との使い分け
状況によっては、WISE以外のサービスが適している場合もあります。
銀行送金が良い場合
- 会社の経費精算など、銀行の送金証明書が必要な場合
- 1,000万円を超える大口送金
- 相手の受取銀行がWISEに対応していない場合(まれ)
PayPalなどの決済サービスが良い場合
- 少額(1万円以下)の送金
- 即座に相手がお金を使いたい場合
- 送金先が銀行口座を持っていない場合
WISEで送金する前に準備すること
WISEを使って送金する前に、以下の情報を準備しておくとスムーズです:
- 受取人の正確な情報
- 氏名(パスポートと同じ表記)
- 住所
- 銀行口座情報(口座番号、SWIFTコードなど)
- 送金目的
- 家族への仕送り
- 留学費用
- 商品購入代金など
- 本人確認書類
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポートなど
これらの情報が揃っていれば、登録から送金完了まで30分程度で完了できます。
まとめ:賢い海外送金で年間数万円の節約も可能
10万円の海外送金で比較した結果、WISEが最も手数料が安いことがわかりました。従来の銀行送金と比べて、1回あたり約4,650円も節約できます。
もし年に4回送金するなら、年間で約18,600円もの差になります。この差額があれば、家族で美味しい食事に行けますよね。
海外送金は「銀行でするもの」という固定観念を捨てて、新しいサービスを活用することで、大幅にコストを削減できます。
WISEの詳しい登録方法や使い方については、私が実際に使ってみた経験を基に【完全ガイド】WISE個人口座の登録から初めての海外送金まで徹底解説!手数料を抑えるコツも紹介という記事にまとめています。スクリーンショット付きで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
海外送金の手数料に悩んでいる方は、この機会に一度WISEを試してみてはいかがでしょうか。きっと、その手数料の安さと送金スピードに驚くはずです。
💡 ワンポイントアドバイス
初めて海外送金する方は、まず少額(1万円程度)で試してみることをおすすめします。操作に慣れてから、本格的に利用すると安心です。また、為替レートは日々変動するので、レートが良い時を狙って送金するとさらにお得になりますよ。