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海外で働くフリーランサー必見!報酬の受け取り方と手数料

海外のクライアントから報酬を受け取る際、「手数料が高すぎる…」と悩んでいませんか?

私も海外で働くフリーランサーとして、報酬の受け取り方法には本当に頭を悩ませました。

銀行送金だと手数料が数千円もかかったり、PayPalだと為替レートが悪かったり…。

この記事では、海外からの報酬受け取りで損をしないための方法を、実体験を交えながら詳しく解説します。

海外からの報酬受け取りで直面する3つの課題

1. 高額な送金手数料

従来の銀行送金(SWIFT送金)を利用すると、送金側と受取側の両方で手数料が発生します。一般的に、以下のような費用がかかります:

  • 送金手数料:3,000〜5,000円
  • 中継銀行手数料:1,000〜3,000円
  • 受取手数料:1,500〜4,000円

合計すると、1回の送金で5,500〜12,000円もの手数料がかかることも珍しくありません。月に複数回送金を受ける場合、年間で見ると相当な金額になってしまいます。

2. 不利な為替レート

銀行や決済サービスが提供する為替レートは、実際の市場レート(ミッドレート)に比べて2〜4%も悪いことがあります。例えば、1,000ドルの報酬を受け取る場合:

  • 市場レート:1ドル = 150円 → 150,000円
  • 銀行レート:1ドル = 147円 → 147,000円

この例では、為替レートの差だけで3,000円も損をしてしまいます。

3. 送金の遅延と手続きの煩雑さ

従来の銀行送金では、着金まで3〜5営業日かかることが一般的です。また、送金のたびに以下のような情報を正確に伝える必要があります:

  • SWIFTコード
  • 銀行名・支店名(英語表記)
  • 口座番号
  • 受取人の住所(英語表記)

これらの情報を一つでも間違えると、送金が戻ってきてしまい、さらに手数料がかかることもあります。

主要な海外送金サービスの比較

海外からの報酬受け取りには、様々な方法があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

1. 銀行送金(SWIFT送金)

メリット:

  • 信頼性が高い
  • 大手銀行なら世界中どこでも対応可能

デメリット:

  • 手数料が高額(5,000〜12,000円)
  • 為替レートが不利
  • 着金まで3〜5営業日かかる

2. PayPal

メリット:

  • 手続きが簡単
  • 即時に受け取り可能
  • 多くの企業が対応

デメリット:

  • 受取手数料が4.1% + 40円
  • 為替レートが市場レートより3〜4%悪い
  • 日本の銀行への出金に手数料250円

3. Payoneer

メリット:

  • 複数通貨の受け取りが可能
  • バーチャル口座番号を取得できる

デメリット:

  • 年会費がかかる場合がある
  • 為替レートが市場レートより2〜3%悪い
  • サポートが英語中心

4. WISE(旧TransferWise)

メリット:

  • 実際の市場レートで両替
  • 手数料が明確で安い(送金額の0.45〜1%程度)
  • マルチカレンシー口座で複数通貨を保有可能
  • 日本語サポート完備

デメリット:

  • 初回登録時に本人確認が必要
  • まだ知名度が低い地域もある

なぜWISEが海外フリーランサーに選ばれるのか

私が様々なサービスを試した結果、最終的にWISEをメインで使うようになった理由は以下の通りです:

1. 圧倒的に安い手数料

例えば、1,000ドル(約15万円)を受け取る場合の手数料比較:

  • 銀行送金:5,000〜12,000円
  • PayPal:約6,150円(4.1%)+ 為替手数料
  • WISE:約675円(0.45%)

WISEなら、他のサービスと比べて90%以上も手数料を節約できます。

2. 実際の市場レートで両替

WISEは隠れた為替手数料を取らず、Googleで検索できる実際の市場レートで両替してくれます。これだけで、報酬の2〜4%を節約できます。

3. マルチカレンシー口座の便利さ

WISEのマルチカレンシー口座では、50以上の通貨を保有でき、10通貨(USD、EUR、GBP、AUD、NZD、CAD、HUF、RON、SGD、TRY)については現地の口座番号を取得できます。

つまり、アメリカのクライアントにはアメリカの口座番号を、イギリスのクライアントにはイギリスの口座番号を伝えるだけで、まるで現地に銀行口座を持っているかのように報酬を受け取れるのです。

WISEを使った報酬受け取りの実例

実際に私がWISEを使って報酬を受け取った際の流れをご紹介します:

ケース1:アメリカのクライアントから月額3,000ドルの報酬

  1. WISEで取得したアメリカの口座番号(ルーティングナンバーとアカウントナンバー)をクライアントに伝える
  2. クライアントが通常の国内送金として送金(手数料0〜25ドル)
  3. 1〜2営業日でWISEアカウントに着金
  4. 好きなタイミングで日本円に両替(手数料0.45%)
  5. 日本の銀行口座に出金(手数料75円)

合計手数料:約1,425円(0.45% + 75円)

銀行送金なら8,000円以上かかっていた手数料が、WISEなら1,425円で済みました。年間で考えると、約80,000円の節約になります。

ケース2:複数通貨での報酬管理

私は複数の国のクライアントと仕事をしているため、以下のように報酬を管理しています:

  • アメリカのクライアント → USD口座で受け取り
  • イギリスのクライアント → GBP口座で受け取り
  • オーストラリアのクライアント → AUD口座で受け取り

円安の時はそのまま外貨で保有し、円高になったタイミングで日本円に両替することで、為替リスクも管理できています。

WISEの登録から利用開始までの流れ

WISEの利用を始めるには、まず個人口座の登録が必要です。登録自体は無料で、以下の手順で進められます:

  1. オンラインで基本情報を入力(5分程度)
  2. 本人確認書類をアップロード
  3. 住所確認(アクティベーションコードの受け取り)
  4. 口座開設完了

詳しい登録方法や初めての送金手順については、私が作成した【完全ガイド】WISE個人口座の登録から初めての海外送金まで徹底解説!手数料を抑えるコツも紹介で、スクリーンショット付きで分かりやすく解説しています。

WISEを使う際の注意点

1. 本人確認に時間がかかる場合がある

初回登録時の本人確認は、通常2〜3営業日で完了しますが、混雑時は1週間程度かかることもあります。急ぎで使いたい場合は、余裕を持って登録しておくことをおすすめします。

2. 送金限度額がある

個人口座の場合、1回の送金限度額は100万円相当です。それ以上の金額を送金する場合は、複数回に分けるか、ビジネスアカウントの開設を検討する必要があります。

3. 一部の国からの送金に対応していない

WISEは80カ国以上に対応していますが、一部の国(北朝鮮、イランなど)からの送金には対応していません。事前に対応国を確認しておきましょう。

よくある質問

Q1. WISEは安全なサービスですか?

A. はい、WISEは各国の金融規制当局から認可を受けており、日本では関東財務局から資金移動業者として登録されています(登録番号:関東財務局長第00040号)。顧客資金は分別管理されており、万が一の場合でも保護されます。

Q2. 法人でも使えますか?

A. はい、WISEにはビジネスアカウントもあります。法人の場合は、追加の書類提出が必要になりますが、基本的な機能は個人口座と同じです。

Q3. 税務上の扱いはどうなりますか?

A. WISEで受け取った報酬も、通常の銀行送金と同じく所得として申告する必要があります。取引履歴はCSVでダウンロードできるので、確定申告の際に便利です。

まとめ:賢く報酬を受け取るために

海外で働くフリーランサーにとって、報酬の受け取り方法は収入に直結する重要な問題です。従来の銀行送金やPayPalでは、手数料と為替レートで報酬の5〜10%も失ってしまうことがあります。

WISEなら、実際の市場レートと低い手数料で、報酬をほぼそのまま受け取ることができます。特に、定期的に海外から報酬を受け取る方にとっては、年間で数十万円の節約になることも珍しくありません。

まずはWISEの公式サイトで、実際にどれくらい節約できるか計算してみてはいかがでしょうか。シミュレーターを使えば、現在お使いのサービスとの差額が一目で分かります。

また、WISEの詳しい使い方については、WISE完全ガイド記事で初心者の方にも分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

海外フリーランサーとして成功するためには、スキルアップだけでなく、こうした「お金の流れ」を最適化することも大切です。賢い選択で、より多くの報酬を手元に残しましょう。