NordVPNを契約したものの、スマホやPC一台ずつにアプリをインストールして接続するのが少し面倒だと感じていませんか。
実は、VPNに対応したWi-Fiルーターを使えば、その悩みは一気に解決します。
Wi-Fiに接続するだけで、家にあるすべてのデバイスが自動的にNordVPN経由の安全な通信になるのです。
この記事では、2025年12月時点の最新情報として、NordVPNの利用に最適なWi-Fiルーターの選び方から、設定が簡単な人気モデルまで、5つを厳選してご紹介します。
あなたにぴったりの一台を見つけて、より快適で安全なインターネット環境を構築しましょう。
なぜWi-FiルーターでNordVPNを使うべき?3つの大きなメリット
NordVPNをWi-Fiルーターに直接設定すると、単にアプリを起動する手間が省けるだけでなく、多くのメリットがあります。ここでは、その中でも特に重要な3つの利点について詳しく解説します。これらのメリットを理解すれば、あなたのインターネット環境がどれほど向上するかが明確になるでしょう。
メリット1:接続台数の制限なし!家中のデバイスをまるごと保護
NordVPNの通常のプランでは、同時に接続できるデバイスは最大10台までという制限があります。しかし、NordVPNを設定したWi-Fiルーターは、それ自体が「1台のデバイス」としてカウントされます。
これは何を意味するでしょうか?答えは、そのルーターに接続されているスマートフォン、PC、タブレット、スマートTV、ゲーム機、スマート家電など、数十台のデバイスがすべてNordVPNによって保護されるということです。家族全員が複数のデバイスを持っていても、接続台数を気にすることなく、全員がVPNの恩恵を受けられます。これは、特にデバイスの多い現代の家庭にとって、非常に大きなメリットと言えるでしょう。
メリット2:毎回アプリを起動する手間が不要に
デバイスごとにVPNアプリを立ち上げるのは、意外と手間がかかる作業です。特に、急いでいる時や少しだけネットを使いたい時に、接続を待つのはストレスに感じることもあります。VPN対応ルーターを使えば、一度設定してしまえば、あとはそのWi-Fiに接続するだけで自動的にVPN通信が開始されます。
意識することなく、常に暗号化された安全なネットワークを利用できるため、セキュリティ意識を常に高く保つのが難しいという方にも最適です。自宅のWi-Fiは常に安全、という安心感を手軽に得られます。
メリット3:VPN非対応のデバイス(ゲーム機、スマートTVなど)も保護できる
PlayStation 5やNintendo Switchといったゲーム機、Apple TVやAmazon Fire TV StickなどのスマートTV、さらには一部のスマート家電は、VPNアプリを直接インストールすることができません。しかし、海外のサーバーに接続して限定コンテンツを楽しんだり、オンラインゲームでのDDoS攻撃から身を守ったりするために、これらのデバイスでこそVPNを使いたい場面は多いはずです。
NordVPN対応ルーターは、この問題を完璧に解決します。ルーター自体がVPN接続を行うため、Wi-Fiに繋がるすべてのデバイスは、OSやアプリの対応状況に関わらずVPN保護下に置かれます。これにより、大画面のテレビで海外のストリーミングサービスを存分に楽しんだり、安全な環境でオンラインゲームに集中したりすることが可能になります。
NordVPN対応ルーターの選び方!3つの重要ポイント
「NordVPN対応ルーター」といっても、市場には様々な製品があり、どれを選べば良いか迷ってしまいます。ここでは、あなたの利用目的に合った最適な一台を見つけるための、3つの重要なチェックポイントを解説します。
ポイント1:「VPNクライアント機能」の有無をチェック
最も重要なのが、ルーター自体がVPNサーバーに接続するための「VPNクライアント機能」に対応しているかどうかです。特に、NordVPNが採用している「OpenVPN」プロトコルに対応していることが必須条件となります。製品の仕様書や公式サイトで、「VPNクライアント(OpenVPN)」の記載があるか必ず確認しましょう。
一部のルーターは「VPNサーバー機能」のみに対応している場合があります。これは、外部から自宅のネットワークに安全にアクセスするための機能であり、今回のようにルーターからNordVPNのサーバーに接続する目的とは異なるため、間違えないように注意が必要です。
ポイント2:CPU性能とメモリ容量(通信速度に直結)
VPN通信は、データの暗号化と復号という複雑な処理をリアルタイムで行います。そのため、ルーターの頭脳であるCPUの性能が低いと、それがボトルネックとなり、せっかくの高速な光回線の速度を活かしきれないことがあります。
快適な通信速度を維持するためには、CPUは最低でもデュアルコア1.5GHz以上、メモリは512MB以上を搭載したモデルを選ぶのがおすすめです。特に4K動画のストリーミングやオンラインゲームなど、大容量のデータを扱うことが多い方は、より高性能なCPUを搭載したルーターを選ぶと、VPN利用時でも速度低下を最小限に抑えることができます。
ポイント3:設定のしやすさ(専用アプリやUIの使いやすさ)
VPNルーターの設定は、かつては専門知識が必要で複雑なものでした。しかし、最近のモデルは、グラフィカルで分かりやすい管理画面(UI)や、スマートフォンアプリから簡単に設定できるものが増えています。
特にASUSやSynology、GL.iNetなどのメーカーは、VPN設定のしやすさに定評があります。各社のウェブサイトで管理画面のデモを試せたり、設定方法のガイドが公開されていたりするので、購入前にチェックしておくと安心です。「複雑な設定は苦手…」という方ほど、この「設定のしやすさ」を重視して選ぶと良いでしょう。
【2025年版】NordVPNにおすすめのWi-Fiルーター5選!
それでは、ここまでの選び方を踏まえて、2025年12月時点で自信を持っておすすめできるNordVPN対応のWi-Fiルーターを5つ、特徴別にご紹介します。
1. ASUS RT-AX86U Pro:速度と安定性を求めるならコレ!
特徴:高性能CPUを搭載し、ゲーマーからも絶大な支持を得ている人気モデルです。VPN接続時でも高いスループット(実効速度)を維持できるため、4Kストリーミングやオンラインゲームも快適。ASUS独自の「ASUSWRT」という管理画面は非常に高機能かつ直感的で、OpenVPNの設定も数ステップで完了します。
こんな人におすすめ:とにかく速度を重視する方、オンラインゲームをプレイする方、設定の分かりやすさも妥協したくない方。
- CPU: 2.0GHz クアッドコア
- メモリ: 1GB DDR4 RAM
- VPN対応: OpenVPNクライアント
2. TP-Link Archer AX55/A:高いコストパフォーマンスが魅力
特徴:手頃な価格ながら、最新規格のWi-Fi 6とVPNクライアント機能に対応した、コストパフォーマンスに優れた一台。初めてVPNルーターを導入する方でも、手が出しやすい価格帯が魅力です。基本的な性能は十分に備えており、日常的なブラウジングや動画視聴であれば、ストレスなく利用できます。
こんな人におすすめ:VPNルーターを試してみたい初心者の方、コストを抑えたい方。
- CPU: デュアルコアCPU
- メモリ: 512MB RAM
- VPN対応: OpenVPNクライアント
3. Synology RT6600ax:セキュリティと機能性を両立
特徴:NAS(ネットワーク接続ストレージ)で有名なSynology社が作る、非常に高機能でパワフルなルーター。独自のOS「SRM(Synology Router Manager)」は、詳細な設定が可能で、セキュリティ機能も非常に強力です。VPN Plusというアドオンパッケージを使えば、NordVPNとの接続も簡単に行えます。
こんな人におすすめ:セキュリティを最優先したい方、ネットワークを細かくカスタマイズしたい上級者。
- CPU: 1.8GHz クアッドコア
- メモリ: 1GB DDR3 RAM
- VPN対応: OpenVPNクライアント (VPN Plus)
4. GL.iNet MT3000 (Beryl AX):旅行や出張に最適なポータブルモデル
特徴:手のひらサイズのコンパクトなボディに、強力なVPN機能を詰め込んだポータブルルーター。ホテルの有線LANやWi-Fiに接続するだけで、自分だけの安全なWi-Fi環境を瞬時に構築できます。管理画面は非常にシンプルで、NordVPNのOpenVPN設定もファイルを選ぶだけで完了する手軽さが魅力です。
こんな人におすすめ:出張や旅行が多い方、複数の拠点で手軽にVPN環境を構築したい方。
- CPU: 2.0GHz デュアルコア
- メモリ: 512MB DDR4 RAM
- VPN対応: OpenVPN / WireGuardクライアント
5. NETGEAR Nighthawk AX8 (RAX80):デザインも性能も妥協しない
特徴:ステルス戦闘機のようなユニークなデザインが目を引く、NETGEARの高性能モデル。見た目だけでなく、パワフルなCPUとWi-Fi 6対応による広いカバー範囲と高速通信が魅力です。管理画面からOpenVPNクライアントの設定が可能で、安定したVPN接続を提供します。
こんな人におすすめ:部屋のインテリアにこだわりたい方、デザインと性能の両方を求める方。
- CPU: 1.8GHz クアッドコア
- メモリ: 512MB RAM
- VPN対応: OpenVPNクライアント
NordVPNルーターの簡単な設定方法(ASUSを例に)
ここでは、特に人気が高く設定も分かりやすいASUSのルーターを例に、NordVPNの具体的な設定手順を解説します。他のメーカーのルーターでも基本的な流れは同じなので、ぜひ参考にしてください。
ステップ1:事前準備
まず、NordVPNの公式サイトから、サーバー設定用の「OpenVPN設定ファイル」をダウンロードする必要があります。おすすめのサーバー(例:日本)のUDPまたはTCP用のファイルをダウンロードしておきましょう。また、ルーターの管理画面にアクセスするための情報(IPアドレス、ユーザー名、パスワード)も確認しておきます。
ステップ2:ルーターのVPNクライアント設定
ブラウザでルーターの管理画面を開き、「VPN」セクションに移動します。次に「VPNクライアント」タブを選び、「プロファイルの追加」をクリックします。「OpenVPN」タブを選択し、説明(例: NordVPN Japan)、ユーザー名(NordVPNのサービス認証情報)、パスワード(同)を入力します。
ステップ3:設定ファイルのアップロードと有効化
ステップ1でダウンロードした「.ovpn」ファイルをアップロードし、「OK」をクリックします。作成されたプロファイルが表示されたら、「接続」ボタンをクリックしてステータスが「接続中」に変われば設定は完了です。
より詳しいNordVPNの基本的な使い方や、サービス認証情報をどこで確認するかについては、当サイトの「【2025年最新版】NordVPN完全ガイド:始め方から料金、メリット・デメリットまで徹底解説!」で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。この記事を読めば、NordVPNの全体像がより深く理解できます。
まとめ:最適なルーターでNordVPNを最大限に活用しよう
この記事では、NordVPNをWi-Fiルーターで利用するメリット、最適なルーターの選び方、そして2025年におすすめの具体的なモデル5選をご紹介しました。
VPN対応ルーターを導入することで、以下の大きなメリットが得られます。
- 家中のデバイス(ゲーム機やスマートTVも含む)を台数無制限で保護できる
- Wi-Fiに繋ぐだけで自動的にVPN接続され、手間いらず
- 常に安全なネットワーク環境を維持できるという安心感
あなたの予算や利用目的に合った一台を選び、設定することで、NordVPNの持つ強力なセキュリティとプライバシー保護機能を、これまで以上に手軽かつ広範囲に活用できるようになります。ぜひ、この記事を参考にして、ご自宅のインターネット環境をアップグレードしてみてください。
まだNordVPNを体験したことがない方は、以下の公式リンクからお得なプランをチェックして、世界最高峰のVPNサービスを始めてみてはいかがでしょうか。
