こんにちは、小松由和(@komaty1210)です。
今日は、
読書(主にビジネス書)の生産性を上げたい人におすすめな方法をご紹介したいと思います。
仕事術や自己啓発の書籍を読んで、読んだ後はテンションが上がって、
「明日から本に書いてあったことを実践してみよう!」
「明日から人生が変わる!」
となったけど、
次の日からはいつもの忙しい日常に戻って飲まれて、大して本の内容も実践できずに1ヶ月後には本の内容すら覚えていない。。
ビジネス書あるあるですね。
今回は、
ビジネス書を読んでもなかなか効果が感じられない、
もっと効率よく本から情報を吸収したい、
といった考えの方を対象に、
費用対効果の高い読書をしてもらうために、読書の生産性を上げる方法をご紹介したいと思います。
ビジネス書は費用対効果の高い自己投資だと思います
ビジネス書の内容なんて、よほど記憶力があるか、よほど印象に残る内容でないと、情報量が多い現代ではなかなか頭に残りません。
ビジネス書は、新刊であれば1000円〜、Amazonで中古本でも数百円〜、そして読むのに本の内容やページ数にもよりますが、数時間は必要になります。
読んでもすぐに忘れてしまうビジネス書に、
・ランチが1回食べれてしまうお金
・数時間の時間
を使うのは費用対効果が悪いですよね。
ビジネス書をほとんど読まない人はおそらく似たような捉え方をされているのかと思います。
しかし、
ビジネス書は、必要としている情報を得て、自らの仕事や活動に活用できれば、これほど費用対効果のある自己投資はなかなかありません。
多くの書籍が、著者が経験や知識が詰まっています。
例えば、飲食店を開業したい人が、都内で繁盛している飲食店を10年間経営している著者が書いた「成功する飲食店のノウハウ」の内容の書籍を1500円で買うことは、本の内容が良いことが前提となりますが、非常に費用対効果のある投資となります。
自分で繁盛している飲食店で働いてノウハウを得ようとすると、膨大な時間が必要になりますから。
読書の生産性&費用対効果を上げる3つの方法
ビジネス書の読書の生産性と費用対効果を上げる3つの方法をご紹介します。
それぞれのレベル感が違うことはご了承くださいというかんじですが(1つめの方法が一番重要で、2つめの方法は1つめの方法をサポート、3つめの方法は2つめのサポート、といった位置づけです)、
3つの方法を実践すると、ただ読書して終わりという方法からは何倍、何十倍、何百倍も効果があると思います。
①本に書いてあることを実践する
ビジネス書の真理的なかんじですが、
結局のところ、
これに尽きます。
本を読む人が実際に本に書いてあることを実践するかどうかの説はたくさんの研究者が発表していますが、
明確なのは、
「本を読んでも、ほとんどの人が行動をしない」
ということ。
例えば、
10,000人の人が本の内容に興味を持って「買おうかな?」と思う、
実際に本を買う人は1割の1,000人程度、
本を読んで実際に行動する人はさらに1割の100人程度、
行動を継続する人はさらに1割の10人程度。
本に書いてあることを行動に移して実践するだけで、行動しない人+本すら読まない人9,900人と差をつけることができます。
たいていの物事は継続が難しいものですが、行動が継続できて習慣となれば、行動している人たちとも差をつけることができるのです。
10,000人の話は仮の話ですが、周囲を見渡してもまあそんなかんじですよね。
行動しなくて結果が出ない人が世の中ほとんどだから、永遠と同じような内容のビジネス書やダイエット本、料理レシピ本が毎月毎月新発売されるんですから。
次の2つめの方法は、本に書いてある内容を実践する、行動する、ことをサポートする目的の方法です。
②印象に残った文章をメモに書き出す=読書メモをつくる
最初にも書きましたが、
ビジネス書の読書の大敵は、
「読んでもすぐに内容忘れてしまう」
ということです。
2つめの方法は、
印象に残った文章をメモに書き出すことで、
実践したい内容、行動に移したい内容、を忘れないような仕組みをつくることを目的としています。
いつでも、すぐに、読み返せる読書メモをつくることで、本の内容を忘れにくく、行動に活かせます。
「いつでも、すぐに、読み返せる」
という点が重要です。
私は、
大学卒業したての10年前くらいに、
本田直之さんの『レバレッジリーディング』を読んで、
読書メモをつくる重要性を知り、実践してきました。
その効果は、読書メモをつくる前と比べると格段に違います。
すぐに本の重要な内容を読み返せるわけですから。
読書メモ作成の具体的な方法は以下のとおりです。
1:読書メモに抜き出したい箇所を特定する
本に線を書き込んでもいいですし、ページに折り目(ドッグイヤー)をつけて目印をつけておくでも、都合がよい方法で構いません。
2:本を読み終わった後に、抜き出したい内容をメモにまとめる
この読書メモは、自分が普段の生活ですぐに読み返せるものであれば何でも構いません。
手帳でも、PCのメモ帳でも、スマートフォンのメモアプリでも。
重要なのは、
「いつでも、すぐに、読み返せること」
なので、普段から持ち歩いていて、よく使っているものが望ましいです。
絶対に忘れたくない、毎日見返して実践したい、という内容であれば、紙に書いて、自分の部屋の壁に貼って毎日目に入る方法も良いと思います。
私の場合は、
「Evernote」
というメモアプリに読書メモフォルダを作って、書籍ごとにメモを作って書き込んでいます。
PC、スマートフォンなどの端末間で、ネットにつながっていればシームレスに内容が同期されるので、
PCでEvernoteに読書メモを書き込んで、いつも持ちあるているスマートフォンで読み返す、といった活用をしています。
あとご紹介しておきたいのは、紙の書籍から読書メモに書き出す作業に便利なアイテムです。
本を開いて立てかけておけるブックスタンド。
actto BST-02 ブックスタンド(OEM品番:EDH-004)
これがないと、片手で本を開きつつ、メモを書いたり、本を開いて内容を覚えてメモを書いてまた本を開いてを繰り返したり、と、
たぶん一瞬で読書メモをつくる作業が嫌になります。笑
アナログですが、とても使えるアイテムなので、紙の書籍を読むことが多い方は必須かと。
実際にブックスタンドを使ってる様子はこんなかんじです。
この写真のように、抜き出したい文章のページをブックスタンドで開くと自立するので、
対象の箇所を見ながら、私の場合はPCのEvernoteアプリにメモを打ち込んでいます。
次の3つめの方法は、
この読書メモをつくる作業を短時間で簡単にできるように効率化する方法です。
③Kindle+Amazon ハイライトが便利すぎる
2つめの方法で読書メモの重要性、読書メモの作り方をご紹介しました。
でも、この難点は、
読書メモをつくるのってかなり面倒だということ。笑
そこでオススメしたい3つめの方法は、
・電子書籍のKindle(Kindleアプリは無料)
Kindleは言わずもがな、電子書籍を閲覧できるアプリです。
・Amazon ハイライト(無料サービス)
Amazonハイライトは、Kindleでマークをつけた文章を、同じAmazonアカウントでログインしておけば自動でマーク情報が同期されて、PCでマークをつけた文章のみ確認が可能なアプリです。
を活用して、読書メモをつくる作業を格段に簡単にすることができる方法です。
ざっくり流れ説明すると、
・電子書籍をKindleで読む(AmazonでKindle版の書籍を買う必要があります)
・気になった箇所をハイライト機能で特定する
・読み終わった後にAmazon ハイライトでハイライトした箇所がすべてPCで確認ができるので、コピーする
・PCのメモアプリ(Evernoteなど)にコピーしたハイライトの内容を貼り付ける
・こんなかんじで、読書メモが完成。
本の抜き出したい内容を、手帳などにペンで書き出す、メモアプリにPCのキーボードで打ち込む、といった一番大変で時間がかかる作業が、
PCのコピー&ペーストでできてしまいます。
私はこの方法を知ってから、読書メモをつくるスピードが格段に早くなりました。
実際に使っているスクリーンショットはこちら。
まずは、Kindleで印象に残って今後覚えておきたい、見返したい箇所をマーキングします。
私の場合は、iPadminiを電子書籍で読書専用端末としているので、iPadminiで電子書籍を読みながら気になった箇所を指でなぞってマークをつけます。マークをつけると、画像のように色を変えることができます。
この方法で読書を進めていき、Amazonハイライトでマークした箇所をチェックしたいときは、PCでAmazonハイライトのページにアクセスします。
すぐにアクセスできるようにブラウザのブックマークに登録しておくなどすると便利です。
Kindleを管理しているAmazonアカウントで一度ログインしておけば、一定期間は再ログインせずにアクセス可能です。
このように、先ほどiPadminiでマークした箇所がPCで確認できます。
そして、その文章をPCの画面内でコピー!
コピーした後は、いつでも、すぐに見返しやすいメモアプリなどにペースト!
私の場合はEvernoteアプリに。PCのEvernoteアプリにメモしておくと、瞬時にiPhoneのEvernoteアプリにメモが同期されて、いつでも、すぐに見返すことが可能になります。
簡単に読書メモをまとめれるようになった結果、
「この本も読書メモ作りたいな〜」と思いつつも、読書メモをつくる時間がとれずに放ったらかしになって実践せずに寝かせていたのも多数ありましたが、、
Kindle+Amazon ハイライトにしてからはそのような悪いパターンがなくなりました。
ただし、この3つめの方法の難点としては、
Kindleで書籍を買う必要があります。しかしながら、書籍によっては紙の書籍しか販売していない(Kindle版が未発売)書籍もあるので、そういった紙の書籍は従来の2つめの方法で読書メモをつくるしかないことです。
紙の書籍で読むことに強いこだわりがあるわけでなければ、特におすすめの方法です。
読書の生産性&費用対効果を上げるのに参考になる本6選
今回ご紹介した読書の生産性を高める方法、など読書術をもっと知りたい方、さらに読書の生産性、費用対効果を上げたい方は、関連書籍の読書がオススメです。
6つほどオススメの本を選びましたのでぜひチェックしてみてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は、本を読んでもすぐに忘れてしまう点に焦点を当てていますが、読書の生産性を上げるのには他にも方法はあります。
わかりやすい方法だと、「速読」。
単純に本を読むスピードが早くなれば、同じ時間でたくさんの本の内容を頭に入れることができるので生産性は向上します。
でも、そこでもやはり重要なのは、早く読んでも、読んだ内容を忘れずに継続して行動すること。
だから忘れがちな人にとって、読書メモは最重要だと思っています。
繰り返しになりますが、「Kindle+Amazon ハイライト」は便利すぎて超おすすめで、同じように読書メモをアナログな方法で作っている人がいたら、ぜひ実践してほしい内容です。
以上、「読書の生産性を上げる3つの方法!特にKindle+Amazon ハイライトが便利すぎる。」でした!
それではまた!