現在マネックス証券を使っていて大きな不満はないものの、米国株の取引コストをもう一段下げたい、あるいは高機能な分析ツールを無料で使ってみたい——そう感じている方に、近年選択肢として浮上しているのがmoomoo証券です。
この記事では、長年の実績があるマネックス証券から、新興のmoomoo証券へ乗り換えると何が得で、何が失われるのかを、手数料・ツール・取扱商品の3軸で比較します。筆者自身が2025年から両社を併用して気づいた点も交えて、あなたの投資スタイルにmoomoo証券が合うのかを判断できる材料を整理しました(情報は時点。手数料は変更されることがあるため、最終的な数値は各社公式サイトでご確認ください)。
【2026年6月最新】口座開設+入金で“もらえる”特典まとめ
Amazonギフト券 or 米国人気株(NVIDIA株・SpaceX株)が選べる

| 達成条件 | Amazonギフト | 米国人気株(いずれか選択) |
|---|---|---|
| ①5万円以上を入金 | 10,000円分 | 10,000円相当(約70ドル) |
| ②30万円以上を入金 | 10,000円分 | 11,000円相当(約75ドル) |
| ③30万円以上の株式を入庫(移管) ※①②の入金特典とは併用不可 |
20,000円分 | 21,000円相当(約145ドル) |
| ④②③(30万円)達成+米国株を1回買付 | 5,000円分 | 5,000円相当(約35ドル) |
2026年6月1日より、特典の米国株に「SpaceX株」が選べるようになりました。
※2026年6月時点の情報です。特典内容・条件・期間は予告なく変更・終了する場合があるため、お申込み前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。 ※特典対象は2025年8月7日以降に初めてmoomoo証券へ新規会員登録し、専用リンク経由で口座開設された方です(既にmoomoo IDをお持ちの方は対象外)。 ※入金後30日間の日次平均資産残高が「入金額の70%以上」等の資産維持条件があります。特典は各条件の達成から3営業日以内に付与され、Amazonギフトカードの受取期限は送付日から30日です。 ※「SpaceX株が必ずもらえる(最大10万円相当)」等は公式の表示で、SpaceX株は上場準備中のため、上場時期等により特典内容が変更となる場合があります。米国株特典は為替変動の影響を受けます。 ※投資にはリスクがあり、元本を割り込む可能性があります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
この記事のポイント()
- 米国株手数料は moomoo証券が約定代金の0.088%(上限なし)、マネックス証券が0.495%(上限22米ドル)。取引額が大きいほど moomoo証券が有利。
- 機関投資家の売買動向・歩み値・板情報といったプロ向け分析ツールを moomoo証券は無料提供。マネックス証券は「銘柄スカウター」が強み。
- 一方、投資信託・iDeCo・単元未満株・FX・債券はマネックス証券が対応、moomoo証券は非対応。総合的な資産形成はマネックス証券に分がある。
- 結論:米国株・短期取引が中心なら moomoo証券、総合運用ならマネックス証券。多くの人にとっては「両方を目的別に使い分ける」のが最も合理的。
- 筆者は両口座を併用中。米国株の売買は moomoo証券、投信積立とiDeCoはマネックス証券という分担で、年間の取引コストを実際に圧縮できた。
そもそもmoomoo証券とは?マネックス証券との違い
乗り換えを検討する前に、両社の立ち位置の違いを押さえておくと判断がぶれません。moomoo証券とは、米ナスダック上場企業 Futu Holdings Limited のグループが運営する、金融情報アプリ「moomoo」を基盤としたネット証券です。米国株の低コスト取引と高度な情報分析に特化している点が最大の特徴です。
moomoo証券の概要と特徴
moomoo証券は、米国株の取引コストの低さと、無料で使えるプロ仕様の分析ツールを軸にしたネット証券です。基盤となる金融情報アプリ「moomoo」は moomoo公式によると全世界で2,000万人以上に利用されており、日本では2022年に参入後、証券サービスを拡充してきました。米国株手数料は約定代金の0.088%と、後述の比較表の通りマネックス証券の0.495%を下回る水準で、情報収集と分析にこだわるアクティブトレーダーや米国株投資家からの支持が中心です。
マネックス証券の概要と特徴
マネックス証券は1999年創業の、ネット証券の草分け的存在です。SBI証券・楽天証券と並ぶ大手の一角で、長年の運営実績と取扱商品の幅広さが強みです。日本株・米国株・中国株に加え、投資信託・iDeCo・FX・債券・暗号資産まで対応し、独自の銘柄分析ツール「銘柄スカウター」は10期以上の業績をグラフで遡れる点が多くの投資家から評価されています。総合力と安定感で幅広い層に応える証券会社といえます。
両社のポジショニングの違い
両社の違いを端的に整理すると次の通りです。この性格の差が、そのまま乗り換えの損得に直結します。
- moomoo証券:米国株取引と高度な情報分析に強い「特化型・テクノロジー主導」のネット証券。
- マネックス証券:幅広い金融商品と20年以上の実績を持つ「総合型・安定志向」のネット証券。
moomoo証券の評判やメリットを口座開設前に把握しておきたい方は、moomoo証券の評判・メリットを網羅的にまとめた解説記事もあわせて確認しておくと、乗り換え判断がしやすくなります。
moomoo証券とマネックス証券の比較表【手数料・ツール・取扱商品】
「moomoo マネックス 比較」で最も知りたい主要項目を一覧にしました。米国株のコストはmoomoo証券、商品ラインナップはマネックス証券に優位があり、目的によって最適解が分かれるのが結論です(数値は両社公式サイトの手数料ページ・、為替レートは1ドル150円で試算)。
| 比較項目 | moomoo証券 | マネックス証券 |
|---|---|---|
| 米国株取引手数料(税込) | 約定代金の0.088%(上限なし) | 約定代金の0.495%(上限22米ドル) |
| 為替手数料(買付時) | 無料 | 25銭 |
| 取扱商品 | 米国株・日本株・香港株・中国株・ETF | 日本株・米国株・中国株・投資信託・iDeCo・FX・債券・暗号資産 |
| 単元未満株(1株投資) | 非対応 | 「ワン株」で対応 |
| 無料分析ツール | 機関投資家の動向・歩み値・板情報・スクリーナー | 銘柄スカウター |
| NISA口座の米国株手数料 | 無料 | 実質無料(買付手数料キャッシュバック) |
| サポート体制 | オンライン中心(メール・アプリ内チャット) | 電話・チャット・オンライン |
表からわかる通り、moomoo証券は「米国株コスト+分析ツール」、マネックス証券は「商品の幅+サポート」で勝っています。どちらが優れているかではなく、自分が何を重視するかで選ぶのが正解です。
マネックス証券からmoomoo証券へ乗り換える5つのメリット
具体的に、マネックス証券からmoomoo証券へ乗り換えると受けられる主なメリットを5つに絞って解説します。いずれも米国株投資・情報収集を重視する人ほど効いてくる項目です。
【メリット1】米国株の取引手数料が大きく下がる
最大のメリットは米国株の取引手数料です。moomoo証券は約定代金の0.088%(上限なし)、マネックス証券は0.495%(上限22米ドル)で、料率に約5.6倍の差があります。例えば5,000米ドル分を取引した場合、マネックス証券は上限の22米ドル(約3,300円)に達しますが、moomoo証券は4.4米ドル(約660円)で済みます。さらに買付時の為替手数料も moomoo証券は無料(マネックス証券は25銭)で、トータルの取引コストを抑えやすいのが特徴です(出典:両社公式の手数料ページ・)。
【メリット2】機関投資家の動向まで追えるプロ向けツールが無料
moomoo証券は、通常は有料相当の分析ツールを口座開設だけで無料利用できます。代表的な機能は次の通りです。
- 機関投資家の保有動向:著名投資家やファンドがどの銘柄を売買したかを四半期報告ベースで確認できる。
- 高度な銘柄スクリーナー:100種類以上の指標を組み合わせて独自条件で銘柄を絞り込める。
- 業界・テーマ別の資金フロー:関連銘柄の株価や資金の流入・流出をヒートマップで視覚化。
- 豊富なテクニカル指標:多数の描画ツールとテクニカル指標でチャート分析が可能。
マネックス証券の「銘柄スカウター」も業績分析では優秀ですが、需給や機関投資家の動きまで一つのアプリで追える点は moomoo証券ならではです。なお、通知を絞り込めば兼業投資家でもスマホ一瞥で判断できます。具体的な設定はmoomoo証券のスマートアラートを絞り込む通知設定の手順で詳しく解説しています。
【メリット3】リアルタイムの歩み値で情報収集力が上がる
歩み値とは、売買が成立した価格と数量を時系列で表示するデータのことで、大口の動きや売買の勢いをリアルタイムで読むのに不可欠です。moomoo証券では米国株のリアルタイム株価・板情報・歩み値を無料で提供しています。多くの証券会社ではこれらが有料オプションだったり機能が制限されたりするため、無料で詳細な需給を把握できることは、デイトレードやスキャルピングなど短期取引を行う投資家にとって実利の大きい差になります。
【メリット4】洗練されたスマホアプリで取引が快適
毎日使うツールだからこそ操作性は重要です。moomoo証券のアプリは黒基調で情報を整理して表示することに長け、表示項目を自分好みにカスタマイズできます。マネックス証券のアプリも機能は豊富ですが「情報量が多く複雑」という声もあり、シンプルかつ高機能なインターフェースで取引に集中したい人にとっては moomoo証券が合いやすいでしょう。バイオテック株のFDAニュースのように更新が早いテーマでも、アプリで一次情報を追える点は実戦的です(参考:moomoo証券でバイオテック株の治験・FDA承認情報を追う方法)。
【メリット5】NISA口座でも米国株手数料が無料
新NISAとは、2024年から始まった非課税投資制度で、金融庁によると年間最大360万円・生涯1,800万円までの投資枠で運用益が非課税になります。moomoo証券ではNISA口座の米国株取引手数料が無料です。マネックス証券もNISA口座の米国株買付手数料を全額キャッシュバックしていますが、いったん支払って後で戻る形のため、最初から手数料がかからない moomoo証券のほうがシンプルといえます。NISAで積極的に米国株へ投資したい人には実質的なメリットです。
マネックス証券からmoomoo証券へ乗り換える3つのデメリット・注意点
メリットが多い一方で、乗り換えてから後悔しないために確認すべき注意点もあります。主に「商品の幅」と「実績・サポート」に関わる3点です。
【デメリット1】単元未満株(1株投資)に対応していない
単元未満株とは、通常100株単位の日本株を1株から売買できる仕組みのことです。moomoo証券は日本株の現物取引には対応していますが、単元未満株には非対応です()。マネックス証券は「ワン株」として単元未満株を扱っているため、少額からコツコツ日本株を積み立てたい人や、値がさ株に分散投資したい人はマネックス証券の継続が向きます。
【デメリット2】投資信託・iDeCo・FXなど取扱商品が限定的
moomoo証券が扱う商品は米国株・日本株・香港株・中国株・ETFが中心で、投資信託・iDeCo・FX・債券・暗号資産には対応していません。一方マネックス証券は幅広い商品をそろえ、老後資金のためのiDeCoや、世界分散のための投資信託積立まで1社で完結できます。資産全体を一つの証券会社で管理したい総合志向の人には、マネックス証券の商品力が依然として大きな魅力です。なお、moomoo証券のアジア株は手数料が低水準で、香港株は約定代金の0.029%(最低18香港ドル)です。詳細はmoomoo証券の香港株・中国株の手数料と取扱銘柄を実体験で比較した解説で確認できます。
【デメリット3】長期実績・サポート体制は発展途上
マネックス証券は20年以上の運営実績があり、電話・チャットを含む手厚いサポートが整っています。投資初心者や、いざというときに直接相談したい人には安心材料です。対して moomoo証券は日本でのサービス開始から日が浅く、サポートはオンライン中心です。外資系である点や比較的新しいサービスである点に不安を感じる人は、長年の実績に裏打ちされたマネックス証券に分があると感じるでしょう。また、米国株の配当には米国で源泉徴収が発生するため、乗り換え後は確定申告での外国税額控除も視野に入ります。手順はmoomoo証券の年間取引報告書と確定申告の対応手順にまとめています。
実体験:マネックスと併用してわかったmoomoo証券の実力
筆者は2025年からマネックス証券を残したまま moomoo証券を併用し、米国株の売買を moomoo証券へ移しました。実際にやってみて最も体感が大きかったのは、米国株の往復コストです。1回あたり数千ドル規模の売買を月に複数回行うスタイルだと、マネックス証券では1取引が上限の22米ドルに張り付くのに対し、moomoo証券は0.088%+為替無料のため1取引数ドル台に収まり、回数を重ねるほど差が積み上がりました。
情報面では、歩み値と板情報を無料で見られることが想像以上に効きました。マネックス証券時代は決算後の急騰・急落で「誰が買っているのか」が読めず後手に回りがちでしたが、moomoo証券では機関投資家の保有変化と歩み値を突き合わせて判断できるようになりました。一方で、iDeCoと投資信託の積立はマネックス証券に置いたままです。乗り換えというより、「米国株は moomoo、長期積立はマネックス」へ役割分担したというのが正直な実感で、これが結果的に最もコストと使い勝手のバランスが良い形でした。
マネックス証券からmoomoo証券へ乗り換える手順【4ステップ】
「乗り換え=マネックス証券の解約」ではありません。証券口座は複数保有できるため、まずは moomoo証券の口座を追加で開設し、必要に応じて資金や取引を移すのが安全です。手順は次の4ステップで完了します。
- moomoo証券の口座を開設する:公式アプリまたはサイトから申込み。本人確認書類とマイナンバーを用意すれば、オンラインで完結します。
- NISA口座を使う場合は区分を確認する:NISAは1人1金融機関のため、移管するなら年単位の手続きが必要。当面はマネックス証券のNISAを継続し、課税口座から試すのも手です。
- 入金して少額で取引を試す:まずは少額で米国株を売買し、約定スピードやアプリの操作感を確認します。
- 使い分けを決める:米国株・短期取引は moomoo証券、投信積立・iDeCo・単元未満株はマネックス証券、というように役割を分担します。
【結論】乗り換えはどっちが得?タイプ別の判断
メリット・デメリットを踏まえ、「マネックス moomoo どっち」に対する答えをタイプ別に整理します。
moomoo証券への乗り換えがおすすめな人
- 米国株の取引が投資の中心である人
- 取引手数料・為替コストを1円でも抑えたい人
- 機関投資家の動向や歩み値など、情報戦で優位に立ちたい人
- スマホアプリの操作性・カスタマイズ性を重視する人
マネックス証券の継続利用がおすすめな人
- 単元未満株・投資信託・iDeCoなど幅広い商品に投資したい人
- 一つの証券会社で資産全体をまとめて管理したい人
- 長年の実績と、電話を含む手厚いサポートに安心感を求める人
【最も合理的】両方の口座を使い分けるハイブリッド戦略
どちらか一方に絞る必要はありません。「米国株・短期取引は手数料が安く高機能な moomoo証券」「日本株の積立・投資信託・iDeCoは商品が豊富なマネックス証券」と目的別に使い分けるのが、多くの人にとって最も無駄のない選択です。証券口座は複数持てるため、それぞれの強みだけを取り入れることで、コストと利便性の両立がしやすくなります。
まとめ
moomoo証券とマネックス証券を比較すると、moomoo証券は低コストな米国株取引とプロ仕様の無料分析ツールが武器で、米国株トレーダーに向きます。マネックス証券は商品の幅と実績・サポートが強く、総合的な資産形成に向きます。乗り換えで得をするか損をするかは、あなたの投資スタイル次第です。
まずは moomoo証券の口座を追加で開設し、無料の分析ツールと米国株のコストを自分の取引で確かめてみるのが、後悔しない進め方です。マネックス証券を解約せずに併用すれば、双方の良いところだけを取り入れられます。
よくある質問
- Q. moomoo証券とマネックス証券、結局どっちがおすすめですか?
- A. 米国株・短期取引が中心ならコストと分析ツールで moomoo証券、投資信託・iDeCo・単元未満株を含む総合運用ならマネックス証券がおすすめです。口座は複数持てるため、目的別に使い分けるのが最も合理的です。
- Q. マネックス証券からmoomoo証券へ乗り換えると手数料はどのくらい安くなりますか?
- A. 米国株手数料は moomoo証券が約定代金の0.088%(上限なし)、マネックス証券が0.495%(上限22米ドル)です。5,000米ドルの取引なら約22米ドル→約4.4米ドルと差が出ます。さらに買付時の為替手数料も moomoo証券は無料です(2026年6月時点、各社公式より)。
- Q. moomoo証券で投資信託やiDeCoはできますか?
- A. できません。moomoo証券の取扱は米国株・日本株・香港株・中国株・ETFが中心で、投資信託・iDeCo・FX・債券は非対応です。これらを使いたい場合はマネックス証券の継続・併用が必要です。
- Q. 乗り換えるとマネックス証券は解約しないといけませんか?
- A. いいえ。証券口座は複数保有できるため、マネックス証券を残したまま moomoo証券を追加開設できます。米国株は moomoo、長期積立はマネックスといった併用が一般的です。
- Q. moomoo証券で日本株の単元未満株(1株投資)はできますか?
- A. 2026年6月時点では非対応です。1株から日本株を買いたい場合は、マネックス証券の「ワン株」を利用するのが選択肢になります。